配管化粧カバー・・・4つの段差
壁に段差のあるところへ配管化粧カバーの取り付けです。
壁はこのようになっています。
上に室内機からのパイプがすでに出てますが、そこから真下へ配管します。
上から下まで4つの段差(出っ張り)をクリアしなければなりません。
一か所くらいはよくありますが4か所とは・・・
ジャバラの自由に曲がる部材を使用する方法もありますがカッコ悪くなるのでできれば避けたい。
材質は樹脂。これだけ刻むと失敗して割りそうなので慎重に行いました。
まっすぐ垂直に固定できるように事前にチョークライン(チョークの粉の墨つぼ)で直線を引いています。
これで一安心。
パイプを加工して接続、配管します。
うまく収まるの?と心配されそうですが、当店で使用している因幡電工のSD77シリーズであればこの程度は大丈夫。
SD66ではムリ。LD70でもきびしいと思います。
銅管2本とドレンホースの計3本を横並びにして、電線はでっぱりで傷つかないよう手前に配置。
あとはカバーのフタをして室外機を接続して完了
縦長の窓にも邪魔にならずうまくいきました。
今回の工事では壁に穴を開けて配管していますが、穴の高さが丁度でっぱり部分と重なったためちょっと苦労しました。
室内壁から外壁へ45度位の下り勾配で穴あけしています。しかもエアコン用コンセントのボックスが穴の真下にあってギリギリでした。
ここのお宅の周囲は何件も同じような新築があってエアコン工事はみなさん苦労されているようです。
中には変な付け方になっているところも。
お客さんが"このでっぱり要らない"と仰られていましたが、設計の方がもう少し設備や住む人のことを考えてデザインしてくれると・・・おそらくそこまで気づいてないのかな。
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