ブレーカーにも寿命あります。
エアコンには専用回路といってブレーカーから単独で配線された電源が必要です。
ブレーカーは何のために付いているのかというと、電線や機器に流れる電流を制限して保護するのが主な目的です。
中には漏電遮断器を兼ねているタイプもありますが通常は主幹(幹線側)に漏電遮断器がひとつ付いて各回路のブレーカーは過電流のみ検知します。
たとえば電線がショートすると瞬時にブレーカーが落ちて被害を最小限にしたり、過大な負荷で電線が過熱し危険な場合にも作動します。
普段はほとんど操作することがないため、その存在すら忘れ去られているのが現実でしょう。
(頻繁にブレーカーが落ちて操作するお宅は何か問題があるかも)
お客さんに「ブレーカーはどこですか?」と聞くと「えーと、どこだっけ?」なんてこともあります。
ちなみにあのブレーカーがたくさん集まっているものを分電盤(ぶんでんばん)といいます。
そのブレーカーにも寿命があるって知ってました?
およそ13年だそうです。
しかし交換時に外したものを見ると昭和時代製造なんてのもよくあります。
製造年月が側面に印字されて付いたままだと見えないんですよねー。
エアコン回路のようにブレーカー容量いっぱいまで使うことが多い場合はその分劣化も早くなるので、できればこの13年を目安に取り替えたほうがいいかもしれません。
一般のものには動作テスト用のボタンなどもなく、いざというとき本当に作動するかなんてわかりませんからね。
13年というとエアコン本体もだいたいその程度で寿命を迎えて取り替えるので、その時いっしょにブレーカーも交換するというのもひとつの方法です。
http://kato-aircon.com/
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