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2019年4月13日 (土)

配管穴 斜め開け!

エアコンのパイプを通す穴はいつもすんなり開けられるわけではありません。

今回は外壁に障害物があって斜めに開けました。
(川崎市高津区)

まず室内機を取り付けるところは
室内機設置予定位置と穴あけ位置
このようになっています。

こちらはアパートの一室で内装をすべてきれいに一新して新品のエアコンを取り付けます。

しかし室内機の背面はお隣の部屋なので真後ろではなく右側の外壁面(ベランダ側)へ穴を開けます。

でもそのまま開けてしまうと外壁に障害が・・・
外壁にアンテナのボックスがあって穴を開けられない
アンテナのボックスが取り付けてありぶつかってしまいます。

寸法を念入りに測って斜めに開ければクリアできると判断。

室内側から穴あけ準備にかかります。
室内側から配管用の穴あけ準備
養生をして粉が落ちないようにします。

一旦室内の石膏ボードだけ開けたところで穴の芯出しをします。
19041133
外壁まで貫通できるドリルを使って外部のボックスを避けるように斜めに開けます。

このドリルは木工用です。本当はコンクリートドリルでよかったのですが長いのが入手できずこれを使用。
外壁がALC(気泡コンクリート)なので問題ありません。

コンクリートと言っても軟らかいので簡単に穴が開きます。

もちろん内部を探ってアンテナ線などを切らないように注意しながら貫通。
外壁まで貫通
ドリルが立つ範囲でできるだけ斜めに開けました。

でもこの壁・・・
壁の中にもう一枚壁がある
中にもう一枚壁(石膏ボード)が入っています。

障害がないか見るためにその石膏ボードも先に穴あけしました。
もう一枚の壁も開けて
ようやくALCが見えました。

電線などもないのでそのまま開けられますね。

でもこの先はコアドリルで斜めに開けようとしても、電動ドリル本体が壁にぶつかってできません。

先ほど外壁まで穴の芯出しをした理由はここにあります。

こんどは外壁からコアドリルで斜めに開ければ周囲にドリル本体があたらず簡単です。

開けました。
室内から開けた芯に合わせて外部からコア抜き
アンテナのボックスもうまく避けられました。

抜いたALCは
斜めに抜いたALC
はい斜めですね。

ALC板は10cm程度の厚みがあります。

もちろん排水勾配も忘れずに。というかもう体にしみついていて、なにも考えなくても勾配がつきます。

室内から見るとこんな感じ
斜めに開けた穴を室内から見たところ
ここには養生管を入れます。

ここからいきなりすっ飛んで室内機取り付けほぼ完了😅
室内機設置状態
パイプの見える部分は化粧カバーに入れてます。

壁の厚みがあったので冷媒管の接続は穴の中。パイプをつないでから室内機を引っかけてます。

外壁側も配管化粧カバー
外壁側の配管化粧カバー
アンテナボックスとの間隔もあるのでなにも問題ありません。

試運転チェックして無事完了しました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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