日立の付属断熱材
日立のルームエアコンには他社とは異なる断熱材が付属してきます。
室内機から出ている銅管(冷媒管)にはすでに他社同様の断熱材が巻かれているのですが、さらにその周囲に付属のもので補強するようになっています。
他のメーカーでは断熱材ではなく防湿テープを付属していたり、中には何もついてこない強気なメーカーもあります。
とくに銅管を本体背面に通す施工の場合は周囲に結露が起きやすいのですが、防湿テープでもある程度は防ぐことができます。
でも防湿テープは屋内専用でパイプが屋外に出る貫通部には使用できません。テープが不織布のようなもので出来ているので雨水がしみ込んでしまいます。
その点、この手の断熱材は屋外への貫通部でも問題なく使用でき、断熱効果も大きく結露の心配がありません。
13年前に当店で取り付けた日立のエアコン
入替工事で撤去しているところ。
本体の断熱材の周囲に付属の断熱材が巻いてあります。
日立さんはこの断熱材を昔(30年以上前)から同梱していますが、時間と労力を惜しむ工事人は使わず持ち帰って捨ててしまいます。
他業者が付けたエアコンを取り外しに行って巻いてあるのはほとんどありません。
お客さんに余った部材を見られると困るため、工事説明書と一緒に隠して処分してしまうのです。
中には持ち帰った断熱材を別のお宅で不足したところに使ったり・・・
他の業界と同様、手抜きはなくなりません。
ヘタするとこの断熱材の使用目的を知らないエアコン屋がいるのも事実です。
http://kato-aircon.com/
« これまた雑な工事ですね。 | トップページ | エアコン移設不能(その1) »
「エアコン工事作業」カテゴリの記事
- エアコン入れ替えと電源工事(2)(2024.09.07)
- エアコン入れ替えと電源工事(1)(2024.09.02)
- エアコンと室外機風向板の取り付け(2024.08.15)
- ガス漏れでエアコン入れ替え(2024.08.09)
- 穴開け位置が問題・・・(2024.08.06)