防火区画貫通部は・・・
マンションによくあるこの部分
メーターボックスとかパイプシャフトなどと呼ばれるところ。
ここは横葉市都筑区にあるマンション
今回はご覧の通り、この部分にエアコンのパイプが横切ります。
(まだ施工途中でパイプや電線をテープ巻きしていません)
ユニークな設計ですね。
画像の左上の穴が部屋へとつながっているのですが、この壁は防火区画になっています。
火事の際に延焼防止のため火炎が出ないように塞ぐ必要があるんです。
ここをエアコンのパテや耐火パテで塞いでも、パイプ類が燃えてしまえば穴が開いて延焼は防げません。
いざ火事になればこういう穴からは火炎放射器のように火が吹き出します。
このパテは熱で膨張するようになっていて断熱材やドレン管などが燃えてなくなってしまっても穴が塞がるようになっています。
実際は穴の周りに付いているスリーブと共に認定品である必要があります。
他のマンションなどでは防火区画貫通処理材を自費で用意して取り付けるように注意書きがあるだけですが、こちらではなんと穴の中に処理材が準備されていました。スリーブも認定品と思います。
なんと親切な・・・
これも買うと結構なお値段しますからね。
付属の説明書に従ってパテ埋めしました。
いまはこういう処理材も施工が簡単です。昔はめんどうなのが多かったですから。
でも爆発的に燃えたらパテがすっ飛んでしまうような気がしますがどうなんでしょうね。
マンションでは通路側の壁なども防火区画の場合があるので建物の説明書に従って貫通部処理材が必要になることがあります。

http://kato-aircon.com/
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