エアコン移設不能(その2)
前回につづき、もう一台のエアコンを見てみます。
どうしてこうなったのか不思議に思いましたが、建物の塗装などを直す修繕工事のときになってしまったそうです。
少し画像を大きくしてみましょう
黄色の直線と見比べるとかなりのものです。
熱交換器と室外機のシャーシとなる底板がともに変形。
この先考えられる故障として、ガス漏れ、異音、電線噛み込みによるショートや漏電などが挙げられます。
使用年数も考慮し再使用はやめたほうがよいと判断しました。
お客さんにはその旨説明して納得していただきました。
ちなみに修理をするとかなりの高額になるでしょう。
かなり大きな外力が加わったことが想像できます。
マンションなどの大規模修繕工事でエアコンを壊されるのは珍しいことではありません。
ガスが抜けた、壊された、パイプがグニャグニャになった・・・などしょっちゅうです。
「じゃまだなぁ、エイッ!」とぞんざいに扱ったり、「オッ、ちょうどいい踏み台」と乗っかって作業したり、新しいエアコンだったらたまったもんじゃありません。
修繕をおこなったところに修理を求めたようですが返答はなかったそうです。
修繕工事の時はできることなら室外機を取り外したほうが安全です。
ということで残念ながら二台とも処分となりました。
雑な工事というのは物だけではなく、いろんなところへ損害を与えます。
http://kato-aircon.com/
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