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2018年12月29日 (土)

エアコン移設不能(その2)

前回につづき、もう一台のエアコンを見てみます。

こちらは室外機
室外機の背面が歪んでいる
背面が歪んでいます。

どうしてこうなったのか不思議に思いましたが、建物の塗装などを直す修繕工事のときになってしまったそうです。

これはだいぶ曲がってますね。
室外機の熱交換器と外板の曲がり

少し画像を大きくしてみましょう
室外機の曲がり具合
黄色の直線と見比べるとかなりのものです。

熱交換器と室外機のシャーシとなる底板がともに変形。
この先考えられる故障として、ガス漏れ、異音、電線噛み込みによるショートや漏電などが挙げられます。

使用年数も考慮し再使用はやめたほうがよいと判断しました。
お客さんにはその旨説明して納得していただきました。

ちなみに修理をするとかなりの高額になるでしょう。

前面側は
室外機前面側の損傷個所
黄色の丸部分が変形しています。

近くでみると
室外機の足が変形
反対側に折れ曲がってます。

かなり大きな外力が加わったことが想像できます。

マンションなどの大規模修繕工事でエアコンを壊されるのは珍しいことではありません。
ガスが抜けた、壊された、パイプがグニャグニャになった・・・などしょっちゅうです。

「じゃまだなぁ、エイッ!」とぞんざいに扱ったり、「オッ、ちょうどいい踏み台」と乗っかって作業したり、新しいエアコンだったらたまったもんじゃありません。

修繕をおこなったところに修理を求めたようですが返答はなかったそうです。

修繕工事の時はできることなら室外機を取り外したほうが安全です。

ということで残念ながら二台とも処分となりました。

雑な工事というのは物だけではなく、いろんなところへ損害を与えます。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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