エアコン移設不能(その1)
横浜市青葉区にて引っ越しに伴うエアコン移設の依頼をいただきました。(有り難うございます)
一台移設の依頼でまずは取り外し工事に伺ったのですが・・・
訪問してみると二台エアコンがあり、どちらか一台を再使用するとのことでどちらを持って行くか迷っているようです。
結果は二台とも移設はやめたほうがいいという判断になりましたがその理由は・・・
― 1台目 ―
全体の見た目も素人っぽい工事
お客さん曰く、エアコンクリーニングを頼んだら落ちそうになっているから断られたとのこと。
室内機の据え付け板が壁から取れかかって落ちそうになっているのかと思いきや、そうではなくて本体側が割れているようです。
室内機(据付板)を固定する公団ボルトが見えてますね。じつはこれが原因のようです。
ポンプダウン(ガス回収)を終えて室内機が落ちないようにパイプ類を慎重に取り外して室内機を降ろします。
いままでこの室内機はカーテンレールとパイプで支えられていた状態で、質量の軽いタイプだから持っていたようなものの、重いタイプだったらとっくに落下事故になっていたと思います。
据付板は
窓枠にのってしまっているのでこれではまともに付きません。
公団ボルトが低い位置にあったため、そのまま工夫せずに取り付けてしまったのでしょう。
機種により長く出ていても干渉しないものもありますが、このエアコンは
背面のボルト位置が浅めのためボルトがおもいっきりあたります。
本体はプラスチックで柔軟性があれば本体裏が凹んだりするのですが当機種は硬めのプラ。
本体の重量が力となりボルト先端が支点となってテコの原理で上部引掛け部に作用し耐えられず割れたようです。
ボルトを短いものに交換するなり、それなりに対処すればこのようなことにならなかったはずです。
これではもう取り付け工事はできません。
次回(その2)でもう一台も移設とりやめになった事例をUPします。
http://kato-aircon.com/
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