安全帯(腰ベルト)交換。
ここのところ、この時期にしては依頼が多くなっていてなかなかブログが書けません。
先日、20年ほど使用してきた安全帯を交換しました。
ベルトにはタグが付いていて消えかかった文字を見ると「労働省」と印刷されています。
厚生労働省になる前の製品ということがわかります。
ベルトはすでにカチカチのゴワゴワ状態でいまいち腰にフィットしません。
がっちり締めこまないとずり落ちてしまう状態です。
さすがにそろそろ替えないとダメと判断しました。
パッケージには電気工事用ベルトのシールが貼られています。
新しいベルトに道具をセットしてみました。
寸法などは同じなので問題なく付きます。
しかしこの新しいベルトは柔らかいこと。昔の物とは材質が明らかに異なります。
装着しても以前の物とはまったく異なる感覚で腰にフィットしてムリに締めこまなくてもずり落ちることはありません。
時代による進化を感じました。
「柱上」・・・そう、これは電柱に登って両手を放して作業できるベルトです。
もう○○省の文字はありません。
パッケージにより異なりますが、一番初めはこのロープのようなものとセットで購入します。
ランヤードというんですね。一般には胴綱(どうづな)と呼んでいます。
胴綱は古いものがまだ使用できるので購入しませんでした。
胴綱を付けると
このように両サイドの金具にU字に付けて使用します。
高所での梯子作業にも威力を発揮します。ただしバランスも考慮しないと梯子ごとひっくり返る危険性があるので自己責任で
はじめて高所でこれを使用して両手を放すとおっかなびっくりで綱に身を任すことができません。
またフックを左右や上下、裏表逆に付けてしまうと大変危険です。
胴綱のフックを掛ける金具を古いものと見くらべると、
これってDIY用?そんなわけないですよね。DIYで電柱に登るわけないし。
金具に命を預けるわけなんでなんか心配になりますね。強度は十分なんでしょうけど。
細くなっても材質で強度は同じということもありますから信じて使ってみます。
そうそう、腰道具を腹巻みたいな位置で装着している人は初心者の工事人です。
あれカッコ悪いですよ。腰に付けるから腰道具なんです。
あと道具を見ないで抜き差しできるようにならないとダメです。
http://kato-aircon.com/
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