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2018年11月23日 (金)

困ったボードアンカー

エアコンの設置工事で・・・(横浜市旭区にて)


 


こちらのお宅にはいままで使用していたエアコンが設置されていました。
いままで使用していた古いエアコン
これを撤去して新しいエアコンに入れ替えます。


 


とはいっても今回撤去はお客さんご自身でされたので当方は取り付け工事を担当します。


 


設置前の状況は
エアコン設置前の状況
こんな感じです。


 


配管用の穴を覗くと
壁の配管用穴の中
左に斜めに見えるのはブレース(鋼棒)です。


 


鉄骨構造のこの建物には木造の筋交いのようにブレースが張られています。


 


いままで穴にスリーブ(養生管)は入っていないようでした。入れようにもブレースが当たりますからね。


 


でもなんとか入れました。
養生管をなんとか挿入
ブレースの形に膨らんでますが問題ありません。


 


それより問題なのはこれ
既設のボードアンカー
外したエアコンを支えていたボードアンカーですが・・・


 


この厚みが
ボードアンカーの厚み
1mm程度壁から出っ張っています。


 


これでは室内機の据付板が安定せず、壁内の木下地にネジを打つと板が歪んでしまいます。


 


こんなボードアンカーどこで売ってたんでしょうかねぇ。見たところアルミ製みたいですけど。
変な材料を使用すると後が面倒になります。


 


配管の穴から壁の裏側を鏡で見るとアンカーは開き切って傘がペッタンコ。石膏ボードに食い込み再使用は危険です。
ボードアンカーの開き方や加減がわかってないとこうなります。


 


ヘタをすると板厚9.5mm用のアンカーを12.5mmのボードに使用していることも多々あります。
(壁の石膏ボードは通常12.5mm厚)


 


またこの手のボードアンカーは無理して抜き取ると石膏ボードの壁は周囲数センチにわたり破壊して大穴になってしまいます。


 


車に行ってガサゴソとネジ箱の中を探して
ワッシャーの厚みで調整
丁度いいワッシャーがありました。


 


据付板と壁の間に、新たに打ち込んだボードアンカーと木下地に打つネジへワッシャーを入れて調整しました。


 


室内機をセットします。
室内機取り付け
やっと付きました。


 


こういうこまかい部材も適材適所で使い分ける必要があります。単に値段が安いからという安直な考えで使用してはいけません。


 


Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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