ヘンテコな工事・・・
エアコン撤去作業でのひとコマ。
他店施工のエアコンを撤去していたところ室外機のカバーを開けると、
なんじゃこりゃ
またずいぶんと雑な仕事してますね。
室内機と室外機を結ぶ連絡線(電源線と信号線)の他にアース線を含んだ4心のケーブルを使用しています。(普通は3心で配線します)
そしてそのアース線はアース端子ではなく外板を固定しているネジに止められていました。これでは電気的接触がよくありません。
ケーブルシースの皮むきが長過ぎてしかも本来線を通す部分ではないところにあるので鉄板に挟まれて少し潰れています。
これもひどい。漏電やショートの可能性が高まります。
しかもケーブルはメーカー指定の2.0mmではなく1.6mmを使用。
で、室内を見ると
アース線(一番肝心なところ)がつながってませんよー
室外機につながっていたアース線は室内機のアース端子と接続していたようです。
これはまったく無意味やり方で、室内機と室外機はもとより銅管で電気的にこんな細い線よりも低抵抗で接続されているのです。つなぐ必要はありません。
肝心なのはコンセントにあるアース端子とエアコン(室内機、室外機のどちらか)をつないで、大地と接続されなければアースにならないのです。
これを施工した人は電気の資格はもとより知識などなく、間違ったことを師匠から教わったか我流にアレンジしてこうなってしまったのだと思います。
当人は間違っているとは思ってないでしょう。
外見ではわからないところでヘンテコな工事をされても気づきませんからね。
他にもいろいろありましたが今回は電気の部分をピックアップしてみました。
http://kato-aircon.com/
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