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2018年10月17日 (水)

長期間電源プラグを抜いていた場合は・・・

エアコンコンセントとプラグ

 皆さんはエアコンを長期間使用しない場合にコンセントから電源プラグを抜いていますか?

 ご存知と思いますがプラグを差したままだと待機電力を消費します。
 常時、内部のマイコンなどが働いてリモコンからの操作などを待っているのです。

 春や秋のエアコンを使用しない期間などはコンセントからプラグを抜いたほうが余計な電気を消費せずに済みます。
 ご家庭によっては夏しかエアコンを使用しないところもありますので、その場合はなおさらです。

 また待機中、基板上には熱を発しているところがあり、暖かいのでゴキブリが好んで住処にしたり卵を産み付けたりします。
 そのためエアコンを取り外すとフンや卵がぱらぱらと降ってくることがよくあります。

 これらの虫によって基板が壊れる場合も・・・

 やはり長期間使用しないときはコンセントからプラグを抜くべきですが、その場合再度使用するときに注意することがあります。

― そのままプラグを差して使用すると ―

 長期間プラグを抜いていたエアコンは、そのまま差し込んで使用するとコンセントとプラグが発熱しやすくなります。

 なぜ熱が発生するかといえば電気抵抗が大きくなっているためです。電気が流れるとそこに熱を発することは当然ですが特に抵抗の大きい部分は発熱量も多くなります。

 エアコンはコンプレッサーやファン、その他補器類で電気を消費し冷暖房する機械なので、それ以外で発熱量の多い部分は無駄な電力消費となります。

 とくにエアコンは長時間、比較的大きな電流が流れるので他の家電製品と比べて発熱量(電力消費)も増します。

 条件によってはエアコンに加わる電圧が不足して停止する場合があります。

 抵抗を増大させる原因はコンセントからプラグを抜いていたことにより、電気接続する金属部分に空気が触れて酸化被膜のようなものが付くためです。

― 長期間プラグを抜いて再使用するときは ―

 久しぶりにエアコンを使用する場合はプラグを差し込む前にエアコン専用コンセントのブレーカーを切って電気を止め、電源プラグをコンセントに数回抜き差しを繰り返します。
 ブレーカーが入ったまま行うとアーク(火花)が出て逆効果です。

 これである程度被膜が削り取られて接触がよくなります。

 コンセントやプラグに以前使用していたときの熱による変色、変形がないかよく見て問題なければ差し込んで、ブレーカーを入れて使用します。

 抜き差ししたときにゆるい(軽く抜き差しできる)と感じた時はコンセントがヘタっていますので交換したほうが安全です。

 冷暖房が効き始めたらプラグが異常に熱くないか確認しましょう。

 なお、年中差しっぱなしも安全ではありません。ときどき点検しましょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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