室内機から水が垂れる症状、ところが・・・
今年8月頃より室内機から水が漏れるので点検をと依頼をいただきました。(東京都大田区、他店施工)
ところが修理には至らず、エアコンを買い替えていただくことになりました。その理由は・・・
室内機がこちら
前面のグリルを開いてありますが、自動フィルター掃除機能の付いたエアコンです。
フィルターは外して掃除されているそうできれいですね。
ドレンが詰まったりして漏れるような感じではなく、お客さんの話では数分に一滴落ちるとのこと。
これはやっかいな漏れ方。
ガスでも水でも漏れるときはどんどん出たほうがわかりやすい。
まずは裏にあるドレンプラグを鏡でみます。
ここは左からドレンホースをつなぐための口で、使用しないためゴム栓がはめられています。
ここの漏れはなし。
周囲を見てもどこから水が出ているのかわかりません。
室内機のパネルを外してしばらく見ていると、ポタッと一滴落ちました。
吹き出し口の内側、ファンの付け根あたりから水がしみ出してきます。
周囲を見回すと熱交換器やその周辺にホコリがかなり詰まっています。
自動フィルター掃除機能が付いていても内部は汚れます。
かなりの効率低下になっているので本来の省エネ性能、能力は出ません。
製造から9年経過していることもあり、そろそろ買い替えも視野に・・・などと話をしながら点検していたのですが、以前熱交換器のガス漏れで交換修理したことがあるとのこと。
なんとなく到着したときに冷風がいまいち弱い感じもしていたので熱交換器をよく見てみると
油っぽいところがあります。
周囲のホコリは乾いているのにここだけ湿ったようになっています。これはあやしい。
さっそくリークディテクタ(ガス漏れ検知器)でチェックしてみました。
誤反応もあり得るのでもう一度・・・ ピピピピピ・・・・・。
お客さんも立ち合いで見ていたので同じところで反応が出たことに気付かれていました。
この先だんだんとガスが減って冷暖房とも効かなくなっていきます。
この修理は費用が高額になるので水漏れ点検もここで中止、エアコン買い替えとなりました。
代替フロンになってからエアコンの寿命は短くなったと思います。
http://kato-aircon.com/
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