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2018年9月17日 (月)

アパートへエアコン設置(室内機)

いつもご依頼いただいているお客さんから世田谷区のアパートオーナーさんへご紹介いただき工事に伺いました。
(有り難うございます。)

居住者がいる場合は対応が難しいことも多いのですが今回は空室です。

近年は賃貸住宅にエアコンが標準装備されていて引っ越しのエアコン移設は減りました。

取り付けるエアコンは三菱電機の新品です。

さっそく据付板を取り付けます。
室内機据付板の取り付け

据付板の設置は慎重に落下などの事故がないように本体質量と形状、壁の強度をみてネジやボードアンカーの本数を決め取り付けます。

配管用の穴は以前にエアコンが設置されていたので開いています。
壁紙(クロス)はきれいに張り替えられていました。

配管穴に養生管(スリーブ)をいれます。
配管穴に養生管を入れたところ

ここは穴が左にあるので配管施工にちょっと手間がかかります。

室内外の渡り電線を接続したら本体のパイプ(補助配管)にコーテープと防湿テープを巻いて補強。
室内機据付前の準備

室内機を引っかける前に下でパイプをつないでから取り付ける(このほうが速くて楽)工事人もいますが施工が雑になる、パイプが折れる、ドレンが逆勾配になる、本体に無理な力が加わる、メンテナンス性の低下、等の理由で当店では極力しません。

施工は速さより質です。

引っかけたら銅管をつないで
冷媒管をつないで

保温材をかぶせてビニルテープで巻き
保温材をビニルテープ巻きして
保温材に隙間ができないように巻きます。

上からコーテープを巻きます。
コーテープ巻き
キャンバステープともいいますがこのテープは粘着性のないタイプです。

更にその上に防湿テープ。
防湿テープで仕上げ
これで巻きおわりです。

穴が左にある場合、室内機の裏の冷媒管は冷えて結露が起きやすいため付属の防湿テープを巻きます。

この一連の作業はいつも手が痛くなります。

メーカーによって防湿テープの付属していないところもあり、日立だけは他と異なる断熱補強材が付いています。これを付けずに持ち帰って捨ててしまう業者の多いこと。

本体付属のドレン管を穴に通して
穴にドレン管を通して
排水管なので外に向かって下り勾配。

この辺は三菱電機の施工性の良さです。機種によって勾配が見られないものもあります。

最近は三菱電機のエアコンの人気が高いみたいですが、施工者としてはこのようなスタンダートタイプでも筐体がしっかりした造りでたわみがほとんどないところが好印象。

ということで室内機設置完了。
室内機設置完了
穴は左後ろ位置なのでパイプは見えずすっきりしています。

若い工事人は知らないかもしれませんが、昔は本体のドレン管が右端左端で差し替えできず右のみだったので左配管するのは経験とコツが必要でした。
特に穴が左後ろとなるとそれはもう逆勾配(数年後に水漏れ)覚悟で設置するしかなく、工事を断ることもありました。

現在のように左後ろ出し配管が容易なのはドレン管の差し替えができるようになったからです。

差し替えできる仕様になってしばらくはそうとは知らずに本体裏にドレン管を収めようと懸命に施工している工事人がいたのが懐かしい。

リモコンもお客さんのご希望で固定しました。

といっても近頃のエアコンにはリモコンホルダーは付属していないのがほとんど。
壁掛け時計のようにネジで引っかけるだけです。

次回は屋外の作業です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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