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2018年9月13日 (木)

天井カセット型エアコン水位異常

毎年何件か依頼のある天井カセット型エアコンの水位異常。

今回は川崎市中原区での作業です。

これが天井カセット型エアコン(通称 天カセ)です。
天井カセット型エアコン室内機
本体は天井の中に収まっているのですっきりした形状です。

では水位異常とは何か・・・

普通の壁掛け型エアコンは除湿した水を受け皿(ドレンパン)からホースで重力を利用して自然排水しています。

しかし天カセタイプでは自然排水だと天井内の排水管下り勾配が難しくなってしまうためドレンパンから一旦ポンプを使ってある程度の高さまで汲み上げる仕組みになっています。
(旧型のエアコンに一部ドレンポンプのない機種もあります。)

このポンプが故障したり、排水管が詰まったりした場合に水がドレンパンから溢れ出るのを防止するためオーバーフローセンサーが付いていて、それが反応するとエアコンは停止して水位異常のエラーを出すようになっています。

確認のため冷房運転をすると微かにドレンポンプの作動音が聞こえています。

ポンプ自体は動いています。

パネルを外します。
天井カセットエアコンのパネルを外したところ
本体が見えました。

ドレンパンに水抜き栓があったのですがなかなか取れないのでそのままドレンパンを外すことにします。

水をこぼさないようにそっと降ろすと
外したドレンパンの内側
白いゴミなのか、何か繁殖してできたものなのか・・・

ちょうどドレンポンプの吸い込み口付近にあってこれが詰まっていたようです。

ドレンポンプは水を吸い上げていることを確認しました。

屋外でドレンパンとドレンポンプのケースを洗います。
ドレンパンとポンプのケースを洗います。
きれいになりました。

よく見えませんがアップで
ドレンパン内
ぬめりもなくなりさっぱりしました。

ポンプの羽根の汚れも拭き取って
ドレンポンプ周辺
ドレンポンプの右隣りにある円柱状のものがオーバーフローセンサーのフロート。

水かさが上がると浮き上がってマグネットスイッチが働き水位異常を出します。

ポンプのケースを付けて排水管をつなぎます。
ポンプを元通りに戻して

途中、気になったのがこれ
雑な施工
“雑”

語りだすときりがないのでやめます。

ではドレンパンを戻して
ドレンパンを取り付けて

パネルも戻します。
パネルの取り付け

冷房運転を入れてドレンパンへ注水してテストします。
注水して排水確認
排水されて問題ありません。

水位異常は出なくなりました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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