天井カセット型エアコン水位異常
毎年何件か依頼のある天井カセット型エアコンの水位異常。
今回は川崎市中原区での作業です。
これが天井カセット型エアコン(通称 天カセ)です。
本体は天井の中に収まっているのですっきりした形状です。
では水位異常とは何か・・・
普通の壁掛け型エアコンは除湿した水を受け皿(ドレンパン)からホースで重力を利用して自然排水しています。
しかし天カセタイプでは自然排水だと天井内の排水管下り勾配が難しくなってしまうためドレンパンから一旦ポンプを使ってある程度の高さまで汲み上げる仕組みになっています。
(旧型のエアコンに一部ドレンポンプのない機種もあります。)
このポンプが故障したり、排水管が詰まったりした場合に水がドレンパンから溢れ出るのを防止するためオーバーフローセンサーが付いていて、それが反応するとエアコンは停止して水位異常のエラーを出すようになっています。
確認のため冷房運転をすると微かにドレンポンプの作動音が聞こえています。
ポンプ自体は動いています。
ドレンパンに水抜き栓があったのですがなかなか取れないのでそのままドレンパンを外すことにします。
水をこぼさないようにそっと降ろすと
白いゴミなのか、何か繁殖してできたものなのか・・・
ちょうどドレンポンプの吸い込み口付近にあってこれが詰まっていたようです。
ドレンポンプは水を吸い上げていることを確認しました。
屋外でドレンパンとドレンポンプのケースを洗います。
きれいになりました。
ポンプの羽根の汚れも拭き取って
ドレンポンプの右隣りにある円柱状のものがオーバーフローセンサーのフロート。
水かさが上がると浮き上がってマグネットスイッチが働き水位異常を出します。
語りだすときりがないのでやめます。
冷房運転を入れてドレンパンへ注水してテストします。
排水されて問題ありません。
水位異常は出なくなりました。
http://kato-aircon.com/
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