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2018年9月 3日 (月)

家を買ったら図面をもらいましょう。

新築の戸建てを購入したらエアコンを設置してから引っ越すという方が増えています。

しかしほとんどの場合、マンションとは異なり壁にパイプを通す穴がありません。

エアコンを工事する者がドリルで穴を開けます。

当店では穴を開ける前に図面があれば見せてもらっています。
建物の図面
これを見るとどこに筋交いが入っているのかわかります。

これは2階だなとわかれば図面が読めて建物の構造がわかる人です。

木造軸組工法の筋交いは大切な構造物なので穴を開けることができません。

壁掛け型ルームエアコンの穴あけ位置は筋交いのあたるところにくることが多く、またそこへ黙って開けてエアコンを付けていってしまう工事人もいます。
(エアコンを取り外したときに判明します)

本来、エアコンは室内機の背面右下に穴を開ける構造になっていますが、先ほどの図面ではそこに丁度筋交いが入っていて左側に開けることになりました。
筋交いをよけて左側に穴あけ
左でも配管できますが冷媒管が本体裏を通り結露が起きやすくなるため可能であれば右が基本。

穴を開けたらスリーブ(養生管)を入れます。
穴に養生管を入れたところ
穴はエアコンから出る排水を流れやすくするため外に向かって下り勾配にします。

このように図面があると安心です。

筋交いは柱のように壁を叩いたり針を刺したりしても簡単にはわかりません。もしそれで発見できたとするとタスキ(右左両方、ダブル)に入っている可能性が高く、エアコンの設置位置をずらすことになります。

近頃の建売住宅などではお客さんの持っている図面が間取り図のような簡素なもので、とても図面とは言えないようなものであったり、そもそも図面を1枚も渡されていないというお宅もあります。

いまは図面も手書きではなくCADなどで作成するので紙に印刷するのも手間であったり経費節減でしないのかもしれません。

青焼き(青色)の図面などは古いお宅でしか見なくなりました。

今回のお宅も図面をもらっていないとのことでエアコン設置前に住宅販売業者から入手していただきました。

それでも平面図のコピー2、3枚だけです。

エアコン設置にはこの程度でも十分なので構いませんが、将来建物の内装、間取りをいじったりする場合は本来の詳細な図面があったほうがよいのでは。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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