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2018年8月22日 (水)

天カセ・ドレン水位異常

横浜市都筑区にて天井カセット型エアコン(通称、天カセ)の点検を行いました。

 

(ここのところブログのアップが遅れていて少し前の作業です。)

 

エアコンはこちら
天井カセット型エアコン室内機
ちょっと角度的に見にくいと思いますが天井に埋め込まれているタイプです。

 

ドレン水位異常で冷房運転が停止してしまうとのことで依頼をいただきました。

 

伺ったときはなんとか動いているようでだましだまし使っていたみたいです。

 

― では点検します。 ―

 

吸い込みグリルを外して
吸い込みグリルを外したところ

 

パネルも外してしまいます。
パネルを外したところ
これでドレンパンが見えました。

 

おっと、ドレンプラグ(水抜き栓)が見当たらない。
この機種はドレンパンに水抜き用の口が付いていません。

 

ドレンパンに指を入れると水がたっぷり溜まっています。

 

固定しているネジを外し、中で水が右へ左へ行ったり来たりしているのを感じながらこぼさないようにそっと降ろします。

 

ドレンパンの内側は
ドレンパン内側の汚れ
やっぱりヌメヌメしたものが溜まりますね。

 

雑菌などでどうしてもこうなります。

 

でも排水用のポンプの吸い込み口をふさぐような汚れではありません。

 

ということはポンプがあやしい・・・
排水用ドレンポンプ
吸い込み口に滴が付いていたのでそのままポンプを作動させました。

 

しかしこの滴はまったく動きません。

 

ペットボトルを切ってカップを作り、水を吸い込むか試しても一向に減りません。

 

ポンプをばらしてみました。
ポンプの内側
けっこう汚れいています。

 

ポンプの吐出側は
ポンプ吐出側
汚れで穴が狭くなっています。

 

回転部は
ポンプ回転部
吸入部分のところに汚れが付いています。

 

お客さんがドレンパンやポンプのケーシング部品を洗ってくださいました。

 

回転部の汚れも落として元通り組付けます。
ポンプの吸入部分
黒い十字の回転部分が見えるようになりました。

 

この時点で再度カップの水をあてがってポンプを作動させるとちゃんと吸い込むようになりました。

 

パネルも戻して正常に排水するかドレンパンに水を注いで確認します。
ドレン排水出口
入れた水がしっかり排水されています。

 

たくさん出ていますが通常の冷房運転ではポタポタと落ちる程度が正常です。

 

これで思いっきり冷房運転が可能になりました。

 

ルームエアコンの天カセはオフィスなどに使用する業務用よりも設置された環境やポンプ能力的に詰まりやすいのかもしれませんね。

 

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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