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2018年8月30日 (木)

パイプカッター新調。

冷媒管(銅管)を切るために使用しているパイプカッターがそろそろくたびれてきたので新しく購入。

まだ切断面は問題なく使用できるのですが、10年以上使ってガタが大きくなってきました。

使い慣れているので同じものにしました。が・・・
使い込んだものと新品のパイプカッター

新品をさっそくテストしてみたところどうもおかしい。

パイプの周囲を回転させて切断するのですが、グッと重くなる(刃が管に強く食い込む)ことが周期的におこります。

切断したところをフレア加工(パイプを接続できるように開く加工)すると強く食い込んだ部分に“返り”(段差)ができます。

これは全周に返りができている参考画像です。
フレアの返り

ここまで酷くありませんが慎重に切っても一部に返りが必ずできてしまう状態。

はじめは自分の手首の動きに硬さがあるのかと思いましたがそうでもない。

刃を交換したりいろいろ試しても結果は同じ。

どうもローラーが芯ずれしているようです。
パイプカッターのローラー芯ずれ?
パイプカッターを動かさず銅管を回転させると刃が強く当たったり離れたりしています。

ローラーの径に近い3分管(φ9.52mm)は特に同じところで刃が食い込むので切断面が歪になります。

また、離れた時に刃の送りが多くなり、次に食い込むということを繰り返すので切断所要時間がへんに短くなります。

メーカーさんにみてもらって良品と交換してもらえることになりましたがあきらめて、日本メーカー製を使用することにしました。

ということでこちら
スーパーツールのパイプカッター
スーパーツールのパイプカッター。

このメーカー30年近く前に会社員時代の一時期使った記憶があります。他の者が使っていたのかもしれません。

なぜこのメーカーにしたかというとサイトを閲覧し国内に工場があり、海外の営業所や工場はなくおそらく日本製ではないかと思ったから。

銅管に適した青いマークを選定
青色マークのパイプカッター
調べると赤色はステンレス用途でした。

気になる切断面は
切断面がきれい
思いのほかきれいに切断できています。

カッターを回転させても滑らかで荷重の変化もありません。

これはいけるかも・・・

バリ取りをしてフレアを開くと
返りのないきれいなフレア
OK!問題なし。

やっぱり安定の日本メーカー製。

おまけのような使えない邪魔なリーマー(バリ取り)が付いていないところも気に入りました。
付属のリーマーは作業に邪魔でいつも取り外して捨ててましたので。

回転グリップの仕上げが丁度いい滑りで、刃の送り加減を程よく微調整できます。(これ非常に大切なこと)
滑らないグリップは送りが早く管を変形させます。

ものを設計し造る人はこういうことがわかってないといけませんね。

しかし替刃が付属していないのですぐに発注。

これから主力カッターとして使用します。

古いほうは捨てずに荒切り用に使います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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