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2018年8月26日 (日)

2台とも室内機(熱交)ガス漏れ。

横浜市港北区にてエアコンが冷えないと2台の点検依頼をいただきました。

 

― 1台目 ―

 

1台目はまったく冷えず、去年メーカーさんでガスを入れてもらったそうです。(また漏れるので無駄になりますけど・・・)

 

冷房運転で室外機のバルブを見ると
凍っている室外機のバルブ
凍っています。

 

これはガス不足か膨張弁関連の不良が疑われます。

 

停止時の圧力は
停止時圧力1.6MPa
1.6MPaです。

 

気温に対して低いのでガス漏れです。

 

低圧圧力は
低圧圧力0.3MPa
0.3MPaしかありません。

 

ガスはほとんどカラに違い状態です。

 

漏れる場所で一番疑わしい室内機をリークディテクタ(ガス漏れ検知器)で調べると、
室内機熱交換器よりガス漏れ
漏れ反応あり。

 

やはり漏れてました。熱交換器からのガス漏れ。

 

高額修理になるケースでエアコンの保証期間が過ぎているので使用年数も考慮し買い替えをお勧めしました。

 

― 2台目 ―

 

点検2台目
こちらは暑い日になると冷房があまり効かなくなるとのこと。

 

去年までは普通に冷えていたそうです。

 

温度測定をするとそこそこ冷えています。

 

このケースで一番あやしいのは汚れ。

 

吹き出す風の音で送風経路が詰まっているのがわかります。

 

開けてみます。
室内機吸気フィルターが詰まっている
フィルターが詰まっていますね。

 

近くで見ると
フィルターの汚れで熱交換器が見えない
奥にある熱交換器が見えません。

 

これでもフィルター自動掃除機能のついたエアコンです。

 

しかし勘違いされてはいけません。フィルターの自動掃除機能はどこのメーカーでもオマケ程度のものです。

 

人の手で掃除したほうがきれいになります。

 

このことはメーカーさんもわかっていると思いますがイメージ先行で人気があるのでやめられない。

 

販売店は「自動掃除機能で手間なくいつもキレイ、節電にもなります。」と売り込んでいることでしょう。

 

 

 

それはさておき、フィルターを取り外して様子をみました。

 

すると気流が多くなることで室内機の吸い込みと吹き出しの温度差が少なくなり、どうやらこちらも調子が良くないようです。

 

室内機にリークディテクタをあてるとまたもや“ピピピピ・・・・”と反応がでました。

 

室内機熱交換器よりガス漏れ

 

またか・・・ 念のためもう一度やっても同じところで反応が出ます。

 

まだガスは抜けきっていませんがそのうち冷えなくなるでしょう。

 

結局2台とも買い替えをお勧めして点検終了となりました。

 

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http://kato-aircon.com/

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