室外機を動かしたらガス抜けた。
川崎市高津区にて「室外機の向きをかえたらガスが出てしまった」との依頼をいただきました。
これと同じ案件で修理をおこなうことはたまにあります。
この暑いさなかにいきなりエアコンが効かなくなるので大変です。
パイプがすっぽ抜けています。
これはさぞ驚かれたことでしょう。
銅管が抜けると一気にガスが放出されるので大きな音がします。
モロに液冷媒を浴びてしまうと凍傷やケガをします。
接続のナットには
フレア部分が残っているのでこれは取り除きます。
もう一つのほうは
銅管は切れてませんが根元付近でつぶれています。
やっかいなところでつぶれてフレアナットが取れません。
できるだけ修理費用を抑えるためにしばらく格闘してなんとかフレアナットを救出。
銅管はひねりが入っていたものの他につぶれはなくそのまま使用できます。
パイプを整形しフレア加工をして
かなり銅管は硬くなっています。
銅管も金属なので曲げ伸ばしをすると硬くなって最後は折れてしまうので注意が必要。
ガスの充てんが終わってさっそく試運転。
このバルブの結露の具合でもエアコンの調子がわかります。
温度測定も問題なし。冷房復活
でもこれで終わりではありません。
アース線が寂しげに出ています。
室外機を移動したため長さが足りなくなりました。
倉庫が近かったので真空引きをしている間に合成樹脂の電線管(VE管)を取りに行ってきました。
これで安心。
VE管を段差に合わせてバーナーであぶって曲げました。
これにて完了。
室外機を大きく移動するとパイプに無理がかかって銅管が折れてしまったり、ガスが抜けてしまうことがあります。
外壁の塗装工事や、マンションでの大規模修繕工事でも同じようなことが起きやすいので要注意です。
http://kato-aircon.com/
« ガス漏れ修理。 | トップページ | 空調服 買っちゃいました! »
「エアコン修理作業」カテゴリの記事
- 外壁の配管カバーから水漏れ(2024.08.26)
- エアコンが冷えすぎる(2024.08.20)
- 配管カバーから水が出る(2024.08.02)
- ドレンパン交換修理(2024.06.04)
- 運転ランプが点かない(2024.01.15)