マルチの一室が冷えない。(その2)
前回のつづきです。(川崎市高津区)
古いコイルに付いていたスポンジ(クッション)をはがして新しいコイルに耐熱性両面テープで貼り付けました。
配線用の保護チューブ
これはメーカーさんで部品に間違いないか調べてもらったときに技術に詳しい方からどうぞといただきました。
ありがたく使わせていただきます。もっと長くもらったのですが機器に合わせて切ってあります。
ここで登場、絶縁閉端子。
材料も適材適所使い分けなければなりません。
リード線には太さが印字されていないので素線の抱合断面積を計算してCE1というサイズを選定。
圧着工具も専用です。
修理をしているとたまにこの圧着が必要になります。
コイルの交換作業を終えて室外機のカバー類を元に戻し、電源投入前に絶縁抵抗計で漏電がないか確認します。
問題なし。
試運転では温度測定といろいろな運転状態にして電磁弁の動作を確認します。
電磁弁の動作はまったく問題なし。
冷房での温度測定も古いエアコンとは思えないほど調子がよく、修理前に冷えが弱いと言われていたのですが一室しか電磁弁が開かなかったため室外機の運転(コンプレッサー等の回転)が低速だったことによると思われます。
接触しているコンプレッサーの吸音材が少し焦げていたのですがこれの所為ですね。
このエアコンには更なる長寿を目指してがんばってもらいましょう。
http://kato-aircon.com/
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