フォト
無料ブログはココログ

リンク

« 賃貸住宅のエアコン入れ替え。 | トップページ | 劣化したパイプの補修作業 »

2018年5月 5日 (土)

こういうときは電線管

横浜市都筑区でエアコンの取り付けを行いました。

URの建物ですが配管用穴の室内側のフタをとると、
配管用穴の内部
奥の下のほうに何かついてます。

アップにしてみると
水切り板がついている
水切り板と私は勝手に呼んでいますが、おそらく雨水や外側のフタに結露した水が内側へ流れてこないようにするために付けられているものだと思います。

これはUR系の建物の特徴で私が知るかぎり30年以上昔から付けられています。

また外側のフタの枠にはリベットのようなものが打たれていて内側に飛び出し不親切な造りです。

まず水切り板は取り去ります。
取り外した水切り板
これは取り外さなければなりません。お客さまに穴のフタと一緒に渡します。

めんどくさがってそのまま配管すると穴の中でドレン勾配が逆になったり、ドレンホースを潰してしまい水漏れの原因になります。

ちなみに民間の建物では水切り板はほとんどついていません。

外してもまた居住者が入れ替わる際に保守管理しているところが付けます。たまに接着されず置いてあるだけというのもありますが。

先ほどのリベットを外から見ると
外側から見たリベット
このようになっています。

アップでは
リベット拡大
とがっていて切れそうな形です。

これが配管のあたる下にも二つ出ています。

特に電線はリベットに接触すると当たり具合によっては漏電やショートを起こす恐れがあります。

こういう場合は
合成樹脂管で電線を防護
合成樹脂管(電線管)で電線を保護します。

使っているのは電線用の合成樹脂管(VE管)です。

室外機を何かの理由で動かしても穴の中でリベットが電線にささる心配がありません。

ホントはリベットが出ているような危険な材料をエアコン用の穴に使うのがおかしいというべきですが・・・

配管も終えて室外機をつなぎパテ埋めしました。
穴のパテ埋め完了
右側が今回当店で取り付けた方です。

左は初めから建物の設備として他で取り付けられたものですがなかなかひょうきんなパテの仕上がりですね。マネできません。

電線管はいろいろなシーンで活躍するのでだいたいいつも作業車に積んでいます。

そのほか状況によって自在ブッシングも使用して安全を確保します。

ただしこれが普通と思わないでください。普通のエアコン業者はここまでしませんし考えません。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

« 賃貸住宅のエアコン入れ替え。 | トップページ | 劣化したパイプの補修作業 »

エアコン工事作業」カテゴリの記事