室内機公団ボルトの寸法が・・・
東京都世田谷区にて引っ越しで取り外されたエアコンの設置を行いました。
室内機を固定する公団ボルトと穴の配置がイマイチよくありません。近すぎて機種によってはうまく設置できない場合があります。
まずはナット類を外してみます。
壁から出ているボルトが長いですね。
交換する必要があります。
室内機の背面は公団ボルトが突き当たらないように
このようにスペースがとられています。
機種によってこの深さが異なるのですがこのエアコンにはボルトが長過ぎです。
次に設置可能か穴とボルトの位置関係を調べるため据付板をあてがったのですが・・・
なんとボルトの間隔が50㎝です。
こちらは東京都住宅供給公社の建物です。「公団の規格などしらん」ということでしょうか?
ルームエアコンはどの機種もボルト用の穴は公団の規格45㎝になっています。公社がそれを無視したとは思えません。
設備設計ミスではないでしょうか。他にもエアコンを取り付けられる部屋がありますがそちらも50㎝間隔です。
この建物すべてがそうなっていると思われます。
今回は室内機に干渉しない場所を探し、据付板に新たに穴を開けて固定することにしました。
50㎝間隔では室内機背面のボルトスペースには収まりません。ボルトの長さを1㎝程度まで短くする必要があります。
壁の中のナットは
10mmなのでボルトも同じく10mmを使用。
穴が近いためパイプの曲げもきつくなります。写真にはありませんが折れ防止にスプリングベンダーを使用しました。
お客さまには他の部屋にエアコンを取り付ける際は公社へボルト間隔の修正を依頼することをお勧めしました。
本来エアコンを加工することなく設置できるように設備するのが住宅を供給する側の務めだと思います。
http://kato-aircon.com/
« 点検 - エアコンが動かない。 | トップページ | 賃貸住宅のエアコン入れ替え。 »
「エアコン工事作業」カテゴリの記事
- 一戸建て右配管で取り付け(2024.09.17)
- 4分管をベンダー曲げ(2024.09.11)
- エアコン入れ替えと電源工事(2)(2024.09.07)
- エアコン入れ替えと電源工事(1)(2024.09.02)
- エアコンと室外機風向板の取り付け(2024.08.15)