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2018年4月28日 (土)

室内機公団ボルトの寸法が・・・

東京都世田谷区にて引っ越しで取り外されたエアコンの設置を行いました。

こちらが室内機設置場所。
公団ボルト、配管用の穴、専用コンセント

室内機を固定する公団ボルトと穴の配置がイマイチよくありません。近すぎて機種によってはうまく設置できない場合があります。

まずはナット類を外してみます。
ボルトが長過ぎ
壁から出ているボルトが長いですね。

交換する必要があります。

室内機の背面は公団ボルトが突き当たらないように
室内機背面
このようにスペースがとられています。

機種によってこの深さが異なるのですがこのエアコンにはボルトが長過ぎです。

次に設置可能か穴とボルトの位置関係を調べるため据付板をあてがったのですが・・・
ボルトの間隔が50㎝
なんとボルトの間隔が50㎝です。

こちらは東京都住宅供給公社の建物です。「公団の規格などしらん」ということでしょうか?

ルームエアコンはどの機種もボルト用の穴は公団の規格45㎝になっています。公社がそれを無視したとは思えません。

設備設計ミスではないでしょうか。他にもエアコンを取り付けられる部屋がありますがそちらも50㎝間隔です。

この建物すべてがそうなっていると思われます。

今回は室内機に干渉しない場所を探し、据付板に新たに穴を開けて固定することにしました。

50㎝間隔では室内機背面のボルトスペースには収まりません。ボルトの長さを1㎝程度まで短くする必要があります。

用意したボルト切断
全ネジボルト切断

壁の中のナットは
壁の中のナット
10mmなのでボルトも同じく10mmを使用。

据付板を固定しました。
据付板固定

室内機を掛けて配管します。
室内配管施工

穴が近いためパイプの曲げもきつくなります。写真にはありませんが折れ防止にスプリングベンダーを使用しました。

設置完了。
室内機設置完了

お客さまには他の部屋にエアコンを取り付ける際は公社へボルト間隔の修正を依頼することをお勧めしました。

本来エアコンを加工することなく設置できるように設備するのが住宅を供給する側の務めだと思います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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