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2018年4月 9日 (月)

素人?のエアコン取り外し

先日、川崎市麻生区に取り付け工事へ伺ったとき、こんな取り外され方をしたエアコンがありました。

中途半端な取り外し
室内機にパイプがつながったまま背面で巻いてあります。

 たまにこのような外し方をしているエアコンに出くわします。お客さまはお金を払って業者へ依頼したとのことでしたが、本格的にエアコン工事をしたことのないハッキリ言って素人工事です。

 このままでは取り付け工事ができないのでまずは中途半端な状態から配管類をすべて取り外さなければなりません。取り外した業者はそういったところをどう考えているのか理解できません。

 もしかしてテープをほどいてパイプ類を外すのは“オプション料金”なのでしょうか?

 またこの状態で運搬するとエアコンを壊すこともあります。本体根元の銅管やドレンパンに無理な力が加わるためです。

 根元の銅管がつぶれたり折れたりすると冷媒の流れを妨げて変な音がすると共に冷暖房が効かなくなります。
 ドレンホースの根元に力が加わることによりドレンパンが割れて水漏れを起こすようになることもあります。

 根元の銅管がつぶれると場合によっては熱交換器ごと交換修理に、そしてドレンパンが割れると昨今のエアコンはドレンパンと本体フレームが一体なので室内機を全部分解しなければなりません。
 どちらも高額修理となりかねません。

配管類を取り外しました。
エアコンから配管類を外した様子
このあとすぐに取り付けるため短時間の保護として銅管接続部の先端はテープで巻いています。長時間おく場合はテープではなくキャップが必要です。

 本来であればこの程度まで外して“取り外し工事”と呼べるのです。
 これでようやく取り付け工事を開始できます。

 知らないのであれば仕方ありませんが、道理なくどこまでも楽をして儲けようとする姿勢が周りの人たちに迷惑をかけていることを気付くべきだと思います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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