フォト
無料ブログはココログ

リンク

« 室外機天吊り工事 | トップページ | 室内機公団ボルトの寸法が・・・ »

2018年4月25日 (水)

点検 - エアコンが動かない。

川崎市麻生区にてエアコン点検を行いました。

こちらが点検するエアコン。
日立エアコン室内機
日立のエアコンです。

本体の電源コードに“1994”とあったので1994年頃の製品です。(約24年前)

リモコンで操作しても動かず。本体の応急運転スイッチでも動かず。

コンセントを差し直してみてもなんの反応もありません。

こういう時はまずコンセントに電気がきているか確認します。テスターで計測し102Vで問題なし。

他のメーカーや現在の日立でもあまりない症状ですが、この頃の日立さんのエアコンは、
室内機の配線図
室内機と室外機を結ぶ連絡線が4本あります。

この4本あるのは日立独特の方式です。

現在では他のメーカーと同様3本になってます。

3本の場合、コンセントからきた100Vの電気が室内機内で室内機側と室外機側に分配されて電源供給するようになっています。

しかしこの4本の方式はコンセントからきた100Vはそのまま室外機へ供給されます。室内機は通過するだけです。

そして室外機から残りの2本へ室内機用電源100Vとそこに制御用の信号を乗っけるという変わったものです。

そのため室外機に電源を直接供給して室内外の連絡線を2本だけで行うということもでき、マルチのエアコンでは有益な方法ともいえるでしょう。

ただし室外機が壊れて100Vが戻らなくなると今回のような状態になり室内機はエラーも何も表示せず黙り込んだままになります。

室内機の基板を調べると
室内機の基板
室外機から100Vが来ていません。

では今度は室外機。
室外機

カバーを外して中を見てみると
LEDが点滅
LEDが点滅してエラー表示しています。

カバーの裏側にエラーコード表があるのですが、
エラーコード表が読めない
ほとんど読めません。

なんとか読めるところだけで室内外の通信異常とわかりました。

室内機へ電源供給されていないので室内側から信号がくるわけありませんね。

このブログのため画像を見て気が付いたのですが
基板が焼けてます。
基板が焼けてました。

いずれにしても一部分しか部品の在庫が残っておらず、使用年数も約24年ということでここを直してもすぐに他が壊れることも大いに考えられます。

修理費も考慮し今回は買い替えをお勧めして点検完了となりました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

« 室外機天吊り工事 | トップページ | 室内機公団ボルトの寸法が・・・ »

エアコン点検」カテゴリの記事