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2018年3月22日 (木)

エアコンの力率ってなに?

メーカーのサイトでエアコンの仕様の詳細をダウンロードすると“力率”という項目があります。

 一般にはあまり知られていないので何のことやらわからないと思います。まず今回は力率はなにを表しているかについて触れます。

 力率は%で表示されていることが多くエアコンでは85%~95%位が標準でしょうか。仕様書によっては百分率ではなく“0.9”などとなっているところもあります。

 これは電力の皮相分、有効分、無効分を表していて、交流電源で使用するコイルやコンデンサなどを用いた機器の特徴です。

例として力率85%、消費電力1000Wを図で表すと

Photo

このようになります。

[皮相電力]は学校などでも習う直流電力の計算と同じ電圧[V]×電流[A]です。交流では皮相電力といって単位を[VA](ボルトアンペア)で表し消費電力とは異なります。電気関係の仕事をしている人は単位を「ブイエー」と呼ぶ方が多いと思います。

[有効電力]は実際に機器が消費した電力で[W](ワット)で表されます。皮相電力に力率であるcosθ(例ではcosθ=0.85)を掛けたもので数学の詳しい方は図を見ておわかりかと思います。

[無効電力]は機器は消費していない電力成分で電源と機器の間を行き来します。単位は[var](バール)を使います。皮相電力と有効電力からピタゴラスの定理で算出できますが、三角関数では皮相電力にsinθを掛けた値です。

 電力会社へ支払う電気使用量は有効電力[W]を積算した消費電力量[kWh]です。無効電力分は請求されません。

 「では使用者には関係ないのね。」と思った方、そこには落とし穴があります。

長くなりますので今回はここまで。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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