エアコンの効きが悪い3階戸建て
3階建ての一軒家はエアコンの効きがよくありません。
新築の3階建て一軒家があちらこちらに建っています。
土地の面積を小さく抑え、上へと高くして床面積を稼ぐという日本の事情にあった造りです。
3階建てには消防法で火災時の避難等のため直通階段なるものを設置する必要があります。
直通階段は1階から3階まで途中に遮るものがなく連続していなければならないようです。
3階建ての間取りの多くは1階に車庫と個室1つ、2階にリビング・ダイニングキッチン、3階に個室2~3つという造りになっています。
2階のリビングはできるだけ広くするため階段スペースとの仕切りはないものがほとんどです。そのためリビングのエアコンを稼働させると冷房の冷気は階段を下がって1階へ。暖房の暖気は3階へと上がっていきます。
2階のリビングはなかなか設定温度に到達できずフル回転。設定温度に近いのはエアコンの周りだけということも起こりがちです。
リモコンの温度設定も極端になり電気代も気になります。
少しでもエアコンのフィルターが詰まったり、内部が汚れてくると極端に効率が落ちる現象も起きます。
階段のところにロールカーテンを付けたりして対策されているお宅をみかけます。完全とはいえませんがある程度改善できるのでしょう。中にはあとでコッソリと扉を付けているお宅もあります。
家族が集まったり長い時間を過ごすリビングのエアコンが効きが悪く不快では困りものです。
住宅メーカーはこれらに対しなにか策を講じないと3階建ての人気が落ちてしまうかもしれません。
http://kato-aircon.com/
« エアコンのT形コンセント。 | トップページ | 電気工事業を登録していない違法エアコン工事店 »
「その他エアコン関連」カテゴリの記事
- あ、それ意味ありませんので。(2024.04.25)
- 壁から抜けるボードアンカー(2024.04.09)
- 室内機、こうなってきたら要注意(2024.04.07)
- 木造に開けるエアコンの配管穴(2024.03.30)
- エアコンにもリコール?(2024.03.18)