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2018年2月10日 (土)

高気密住宅、ウレタンフォーム注入。

一戸建て住宅では高気密を売りにしているところが多くなりました。

 

ハウスメーカーの説明書にエアコン配管用の穴を開けた際、ウレタンフォームを注入して気密を保つように指示がありました。

 

説明書の指示はとても現実的とは思えない内容と方法でしたが、ハウスメーカーさんに相談しシールすべきところを聞いたところ、これなら可能な方法があると判断しお引き受けいたしました。

 

使用したウレタンフォームはこちら
Img_1275t

 

Img_1277t
これは正立使用不可で缶を逆さまにして使用します。

 

正立使用可能なタイプは使いやすいのですが、どの向きにしてもウレタンが出てくるため空吹きができず固まったら再使用できません。使い始めたら時間を置くことなく使い切る必要があります。

 

こちらのお宅(横浜市都筑区にて)では4台取り付けることになっており、日をまたぐことも考慮してあえて逆さ使用のタイプを選びました。

 

とはいっても長期保存できるわけではありません。

 

壁に穴を開けた後、養生管を動くようにしておいてからウレタンフォームを注入。筒をウレタンフォームで隙間がなくなるように移動させました。
Img_1062tc
ウレタンフォームを扱っている間は周囲に付けないように注意をはらうため写真を撮る余裕などありません。

 

ウレタンフォームは接着剤のようなもので壁などについてしまうと取れなくなってしまいます。特に今回は新築のお宅ですので気を使います。

 

周囲の養生もマスキングテープを多く使用しはみ出した分が壁につくことのないようにしています。

 

発砲して膨らみますのではみ出てきたら都度コーキングヘラで取り除きます。

 

しばらくして発砲も収まり養生管が動かなくなってきたらツバを取り付けます。
Img_1063tc

 

「フゥ。」これで一安心。

 

ノズルからウレタンが垂れないようにビニール袋にいれて缶を外へ持ち出し、再使用のために正立の状態で空吹きさせました。

 

その後4台とも問題なく終了。

 

たまに室内の壁を塗装で仕上げてあるお家がありますが、マスキングテープすら貼れない(はがすときに塗装ごと剥がれる恐れあり)のでその場合、養生もできず無理ではないかと思います。

 

久しぶりにウレタンフォームを使用した施工でした。余りは使いません(固まって使えません)のでビニール袋に放出して処分しました。

 

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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