事務用PC故障で部品交換
10月末以来、事務に使用しているPC(パソコン)が突然フリーズ(動かなくなる)する現象が起きていました。
ソフトウェアによるフリーズというような生易しい感じではなく、全機能が“ピタッ”といかにもハードウェア的な止まり方です。
こうなるとマウスはもちろん、キーボード、電源スイッチは動作せず、ハードウェアの抜き差し、何をしても凍り付いたままで諦めてリセットを押して強制再起動。windowsのイベントビューアーには警告やエラーがたくさん記録されていますが原因までは特定できません。
業務の管理はAccessというデータベースソフトを使用していて安全のためPC内のSSDやハードディスクには保存していませんが、万一操作中にPCが大切なデータを巻き添えに壊れたら大変です。
PCは自身で組み立てたものを使用しています。今回のように故障などが発生した際に修理に出すような時間的余裕などはないため、すぐに汎用部品で修理できるようにするためです。
PCの内部
ケースは冷却性能を重視して“COOLER MASTER”で十年くらい使ってます。
まずは故障の定番、電源ユニットを交換しましたがあくる日フリーズ。ハズレ
セキュリティー、ウイルス対策関連ソフトは優秀なものを使用していますし、検査をしても異常はありません。
何度もフリーズする状況をみて「マザーボードか・・・」これだと最悪の故障です。なぜかというと、使用しているCPU(AMD FX8370 ソケットAM3+)にあうマザーボードはすでにほとんど販売されておらず、CPUとマザーボード、それにメモリモジュールもセットで交換になります。(お、お金が~)
そうこうしているうちに勝手にリセットがかかりました。この時点でマザーボードと断定。症状は確実に悪いほうへ向かっています。パーツ交換することにしました。
今回の場合はCPU(+CPUクーラー)、マザーボード、メモリのセット交換なので部品の相性や性能の確認、そして現在のスペックと同等程度にしたいため秋葉原のTSUKUMOへ相談を兼ねて買ってきました。自作PCに精通している店員さんが多いので安心。
さっそくいままで使用していたパーツを取り外しました。
CPUクーラーが巨大な建造物のようにそそり立っています。
FX8370CPUは発熱が割と多い(TDP125W)ためCPUクーラーも大きなものでした。
近寄ると、
CPUはクーラーで見えません。メモリは4GB×4枚。
このメモリはDDR3で仕様が古く今度は使えません。
コンデンサやその他不具合らしきものは何もありませんでした。見た目ではわかりません。
安い割に定評のあるRYZEN 5 - 1600を選定しました。
こちらのCPUはTDP65W(低いですね)でCPUクーラーも少しコンパクトになります。
以前のクーラーは留め金の形状が合わず使用できないそうです。
CPUを出します。
リテールクーラー(付属のCPUクーラー)が入っています。
しかし高負荷をかけたときに発熱で速度(クロック周波数)が低下することもありますのでこちらは使用しません。
マザーボードのソケットに取り付けます。
このあとCPUに放熱用のグリスを塗ってからクーラーを取り付けます。
余談ですがエアコンのインバーター用のパワーモジュールも放熱用のグリスを塗って冷却フィンを付けます。
もちろんデュアルチャンネル。だんだん専門用語的なものが多くなってきました。
あとはケースに収めて配線を接続したら組み立て完了です。
しか~し、本当に大変なのはこれから。Windows10をクリーンインストール(基本です)してアップデート、BIOSやアプリケーションのインストールと設定。すべての環境が整うまでにはかなりかかりました。
パーツ交換後はフリーズもなくなり(これが一番!)、重いアプリケーションを立ち上げても動作は以前とほとんど変わらないと思います。使い込んでいないのでまだわかりませんが。
ホームページの編集、メールのやりとり、データベース管理、各種資料閲覧、各種書類作成、名刺印刷、画像編集、その他とマルチにこなせるPC。大切な相棒です。
http://kato-aircon.com/
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