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2017年10月15日 (日)

これはいけません。(粗悪な工事)

エアコンの取り外し工事を行った際に見たものです。

パイプを取り外すため巻かれているテープをはがしていくと、

Img_0748t

なんとなくテープの周りがポコッともり上がっていたので予想はしていましたが電線が接続されています。

電線の長さが足りなかったためこのようにしたと思いますが、この接続では発火や漏電を起こす可能性があります。

Img_0749t

近くで見ると接続している差し込み型コネクタの内側に青サビ(緑青)が見えます。

これは中に差し込まれている電線に水分でサビが発生して付着したものです。

電線のジョイントはボックスなどの中で行うものであり、手を抜いて配管のテープ内で行うと雨水の浸入やパイプ自体の結露で接続部が浸食されて接触不良による発熱・発火・漏電を起こしたりエアコンが異常な動きや停止をしたりすることもあります。

Img_0750t

パイプから接続部をはがすとコネクタの表面に「ラン・・・(”ランプ”の一部)」と文字の印字された紙がくっついてきました。

配管接続部の断熱材が足りなかったためか、代わりに白熱電球の包装に使われている紙が巻かれています。 その紙も水で濡れていて役にたつどころか水分を余計に溜め込んでいる状態です。

Img_0752t

さらにテープをはがすと

Img_0753t

もう一か所接続されていました。

どのような理由があったのかわかりませんが杜撰な工事と言わざるを得ません。

エアコンの工事説明書にも”途中接続禁止”という注意書きがあったと思います。どうしても接続をしなければならない場合はジョイントボックス等を設置しその内部で行う必要があります。差し込み型コネクタは樹脂でできているからといってボックスの代わりにはなりません。

あるマンションでは事故が発生したようで管理組合からの通達でエアコンの電線は”途中での接続禁止”と掲示板に貼りだされているところもありました。

このような工事があるのでエアコン業者選びは難しいですね。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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