見えないところもしっかりと
今回は古くなったエアコンの入れ替え工事での配管化粧カバー内部施工の模様です。(川崎市高津区)
ご依頼をいただき有り難うございました。
仕上がりはこちら
2階のエアコンは壁の穴から左に横引き(排水勾配は取ってあります。)してから地上まで下しています。
本当は壁から出たら横引きせずに配管したほうが排水などは都合が良いのですが、もともと付いていた配管化粧カバーがこのルートになっていて、別のルートに変えると沢山のネジ穴や退色していない壁が出てカッコが悪くなるためこのようにしました。
もちろん使わなくなったネジ穴はコーキングでシールしています。
しかし2階から配管を地上まで下すと、銅管や電線で結構な重さとなり本体付属のドレンホースでは硬いので問題ありませんが、そこから延長する通常のドレンホースでは角の部分で荷重によりツブレなどが生じます。
それを防止するため今回は塩ビ管を使用します。
壁の穴から出ている本体のドレンホースに延長用のドレンホースを接続してその上に塩ビ管をかぶせます。
塩ビ管によりドレンホースのヨレも防止でき排水勾配を保持することもできます。
上からテーピングをします。
このテーピングで配管断熱材の伸縮によるドレンホースの抜け防止、そして穴のパテ埋めによるシール性の向上が見込めます。
角の部分は
このように塩ビ管でドレンホースへの負担が軽減されます。
ここはカバーをしてしまえば見えなくなってしまうところですが、肝心な機能に関する部分です。
エアコン工事は機能の維持と安全性が第一だと思います。
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