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2017年9月 8日 (金)

漏電点検に伺いました。

お客さまより、漏電遮断器が落ちるとの連絡が入りました。


どこへ頼めばよいかわからず当店へ連絡してみたとのことでした。(川崎市多摩区)

お住まいは2階フロアで1階は別世帯になっています。

分電盤を開けて、

Img_0543t

この漏電遮断器が落ちたようです。(写真は処置後のものです。)

和室のブレーカー回路を入れると漏電遮断器が作動するとのことで、絶縁抵抗計で測定してみます。


抵抗計のテストピンを該当の回路へ

Img_0540t


抵抗値は、

Img_0539t

ほとんど0Ωで間違いなく漏電しています。

漏電しているところを探していきます。


まずは和室とその周辺で漏電している回路のコンセントに接続されている機器を全部外して再度測定。

・・・まだ漏電しています。


バルコニーに出ると屋外にコンセントがあってここも同じ回路になっていました。


すると「1階の屋外にもコンセントがあって車を充電している」との情報をいただきました。

写真は処置後のものでプラグは既に抜いてありますが、これがそのコンセント。

Img_0545t
しかしここは1階です。車を充電しているのも1階に住んでいる方で2階とは別の世帯です。


一応調べてみると・・・コンセントの電源が切れています。
”うん、ここがあやしい”


コンセントにさしてあるプラグを抜いて2階に上がり測定してみます。

Img_0542t

絶縁抵抗は正常値になりました。


どうやらこちらの建物は2階がメインとなる設計なので屋外のコンセントは2階につながれています。

そして外には小型の電気自動車があり、その充電系統か車両本体で漏電しているようです。


1階に住んでいる方は不在のため抜いたプラグに”ろう電してます”と表示して今回は完了としました。

Img_0547t

きたない字ですいません。

今回の漏電は電気自動車の系統でしたが、エアコンも室外機が雨水のかかるところに置かれていることが多く、漏電しやすい環境にあります。


雨の日になると漏電遮断器が落ちるといった症状がある場合は機器などの電気的絶縁が悪くなっているかもしれません。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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