フォト
無料ブログはココログ

リンク

« 室外機不良・・・。 | トップページ | ドレン勾配は大切です。 »

2017年6月23日 (金)

室外機の接続部ガス漏れ修理

数年前に引っ越し業者の下請け工事屋さんに取り付けてもらったエアコンが冷えないとのことで点検しました。(川崎市幸区)

 

久しぶりに冷房を付けたところ冷えなかったということで圧力計をあてるとガス漏れ。全部なくなっていました。

 

漏れ箇所は室外機の配管接続部でした。少し圧力をかけて赤外線式リークディテクターで漏れ箇所を探すと室外機の接続部液管側で反応が出ました。

 

つづいて泡のリークチェッカーでは
Img_0163t
白く見えるところが漏れているところです。細かい泡がポツポツと出てきます。

 

ここからで間違いありません。

 

パイプを外すと
Img_0166t
だめだこりゃ
銅のフレアがペラペラになるまで締め付けてありました。

 

正面から見ると
Img_0167t
潰れ切ってなくなっている部分があります。
締め付けの加減がわからない工事屋さんだったみたいですね。

 

あやしいのでもう片方のガス管側(太い管)も外してフレアを加工しなおします。

 

これが切り取ったフレアです。
Img_0169t
ガス管側は切れていませんね。こちらは相当力を入れないと締め切ることはありません。

 

フレア加工して直します。
Img_0170t
このようにしてから接続します。

 

接続が終わって真空引き。
Img_0173t
冷凍サイクル全体なので時間がかかります。

 

その間に恒例の電線直しをします。
電線はこんな風につながっていました。
Img_0164t
こういうのを見ると直さずにいられません。

 

直しました。
Img_0171t

 

今回も使用されている電線がメーカー指定よりも細いものです。この頃は本当にこの手の手抜き(材料費節約と電線が軟らかくて施工が楽)が横行していました。

 

真空引きが終わってガスチャージ
Img_0175t

 

再度赤外線リークディテクターと泡のリークチェッカーで確認して漏れはありません。
Img_0176t

 

試運転して冷え(温度測定)も正常で完了です。
Img_0177t

 

ということで今回のガス漏れは施工不良と思われます。

 

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

« 室外機不良・・・。 | トップページ | ドレン勾配は大切です。 »

エアコン修理作業」カテゴリの記事