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2017年6月18日 (日)

室外機内部のガス漏れ修理

はじめて当店にご依頼いただいたお客さまのエアコン修理です。(横浜市都筑区)お選びいただき有り難うございます。

 

暖房シーズンまでは正常に使えていたエアコンが2週間ほど前に冷房にしたら冷えなくなっていたとのことです。調べたところガスが空っぽ。サービスポートのチェックバルブをおすと「プスゥ~」とスカシッ×(失礼)のようにしか出てきません。

 

漏れ箇所は室外機内部のコンプレッサー吐出管側高圧部での穴あき。(探し出すのはムズカシイ) 室外機の分解修理となりました。

 

こちらが修理前の室外機
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室外機の下にある丸いものは必需品の蚊取り線香。

 

分解していきます。
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ガス溶接をしますので熱に弱い制御基板や邪魔になるものはすべて取り外します。
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黒い断熱吸音材の中にコンプレッサーが入っています。

 

コンプレッサーや修理する部分の配管が見えるようにします。
Img_0130t_2
この部分で漏れています。

 

拡大すると
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肉眼で見ても穴が小さくてどこだかわかりません。

 

窒素で加圧して
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泡の出るリークチェッカーで見ると
Img_0133t
ピンポイントで穴の位置が分かります。

 

ガス溶接機でロウ付けしました。
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穴とその周囲にロウを盛ります。プロパンバーナーでは時間がかかり、火炎が大きく周囲に余計な熱が加わるので酸素を使用し短時間で済ませます。

 

使用しているロウはリン銅ロウ(Bcup3)で母材の銅管よりも硬いものです。

 

再度窒素で加圧して漏れのないことを確認したら組み立てて真空引きガスチャージを行います。
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最後に念のためリークディテクターでガス漏れのないことを確認して試運転。
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業務用エアコンではよくある室外機内部のガス漏れですがルームエアコンでは少ないケースだと思います。お客さまは使い方が良くなかったのではないかと心配されていましたが施工も含め関係ないでしょう。

 

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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