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2017年4月26日 (水)

室外機の天吊り工事をしました。

今回は近頃少なくなった室外機の天吊り工事(川崎市内)です。

このエアコンはお客様のお引っ越しに伴って移設してきたものです。

室外機を天井に吊ることを業界では”外機天吊り(がいきてんつり)”といい、これを行うには建築時コンクリートを流す前に受けとなるナット(インサートといいます)が埋めてなければなりません。マンションなどではアンカーを後打ちしての天吊りは共用部のため許可が下りないでしょう。

それでは施工の様子です。

4つのインサート(黄色丸の部分)が公団仕様で50㎝四方に埋め込まれていますので天吊り金具をボルトで固定します。
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ボルトを近くで見た様子
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今回は埋め込まれているインサートが鉄のナットでしたので固定するボルトも同じく鉄を選定します。実は天吊り金具に固定用のボルトは付属してきません。写真では亜鉛メッキのような色をしていますが錆防止でシーリング材を塗布しているためです。

鉄のインサートナットに”錆びないから”とステンレスボルトを使用すると電位の異なる異種金属接触で湿気により電食してインサート側の錆を早めてしまう恐れがあります。(その分ステンレスは余計に長持ちします

固定しているワッシャーは大きめでしっかり押さえられるものを調達しました。

ボルトのサイズはここのインサートに合わせてミリネジ(10㎜)を選定しています。

建築系でよく使用されるインチネジの場合もありますので間違えてはいけません。10㎜のインサートに3/8インチのボルトを差し込んでいるものがよくありますが、グラグラでネジピッチも違いますのでボルトが点接触となってネジ山を傷めます。知らないのかもしれませんね。(知っていてやっていたら・・・

次に室外機を持ち上げるための器具を取り付けます。
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昔は人力で担いであげていましたが危険性がありますので当店ではこうした器具で行います。

室外機を掛けて
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上げていきます。
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受けのフレームをつけて
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室外機を固定してパイプ類を加工、接続したら完了です。
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今回室外機の排水を施工していませんが排水用の部品がなくなっていて取り寄せなければならなかったため
、お客様のご希望でしばらく使用して必要な場合はまたご依頼頂くこととなりました。

パイプが排水トラップのように一度下がってから穴に入っていますが、
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これはパイプを伝ってきた雨水や結露水が室内側へ入らないようにするためと、室外機は金具で地震や強風で揺れるようになっていますので、その動きを吸収して室内側へ影響しないようにしています。

室外機の天井吊りの利点はベランダが広く使えることにあります。欠点はベランダの天井が低いと背の高い方は頭をぶつけたり、室内から室外機が見えて気になることがあるといったところでしょうか。

建物によっては消防により避難路確保のため室外機天吊りが強制されている場合があります。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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