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2017年3月16日 (木)

落下しそうな室内機の補修。

こんにちは。

 

 今回はある寮で別の修理依頼を受けていったところ室内機が落ちかけているのを見つけ、落下する前に補修を提案して作業を行った模様(川崎市宮前区)です。

 

状況は、
Img_1034t
こんな感じで室内機の上のほうが壁から少し離れています。

 

配管類を外し室内機を下して据付板の裏をのぞいてみると、
Img_1035t
ボードアンカーが抜けています。

 

少し離れて
Img_1036t

 

据付板を外して、
Img_1038t
こんな感じです。

 

 このボードアンカーはねじ込み式で施工が簡単で速く、しかも安いので重宝されましたが引き抜き強度が弱く落下の危険性が高いため現在では各エアコンメーカーは使用を禁止しています。

 

で壁側は、
Img_1037t
ボードアンカーは2本だけ・・・

 

ここからは当店流の取り付け方で直していきます。

 

まずは金属製のカサ式ボードアンカー(ファスナー)を室内機の重量と荷重のかかる位置に応じて取り付けます。
Img_1040t

 

 壁の内部を調べると壁の石膏ボードを固定している下地の木材が2本ありましたのでそこへ長いネジで据付板を固定すれば強固にでき落ちることはありません。今回はそこもしっかり固定しました。

 

据付板を付けて、
Img_1041t

 

 室内機を掛けたら配管類をすべて戻します。
 なお銅管の接続部は一度取り外すと再使用できないのでフレア加工をし直してつなぎます。あとは真空引きして室外機のバルブを開放すれば設置完了。

 

こんな感じに直りました。
Img_1042t

 

 試運転結果も良好で問題ありません。

 

 エアコンが落ちそうな前兆を感じたら早めに対処したほうが被害も少なく済みます。

 

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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