フォト
無料ブログはココログ

リンク

« 200Vエアコンはアンペア数に注意 | トップページ | 配管用の穴あけ工事は壁の内部に注意。 »

2017年3月 9日 (木)

真空ポンプのオイル交換

 今日は真空ポンプのオイル交換です。

Photo

この真空ポンプは軽くて小さいわりに排出速度も速く、しかもポンプが2段になっているツーステージ(1段の場合はシングルステージといいます。)で高い真空度が得られるため気に入って使っています。

 真空ポンプはオイルの量を確認したり定期的に交換してあげないないと、到達できる真空度が下がったりポンプの金属が削れて寿命を縮めてしまいます。

・まずはオイルのドレンボルトを外して

Photo_2

・古いオイルを抜きます。

Photo_3

 ほとんど汚れていないオイルが出ていますが、交換を長く怠っていると鉄粉が多く出てきたり水が混ざっていたりしますのでマメに行うことが必要です。

・再びドレンボルトを付けて新しいオイルを入れます。

Photo_4

 このポンプではオイルを入れるところのキャップが排気口にもなっていて、ここから吸引した空気が出てきます。

・最後にオイル量の確認。

Photo_5

 確認窓でオイルの量を見ます。少ないと到達真空度が下がってしまい、多いと排気口からオイルが出たりオイルミスト(油のけむり)が多くなります。

 写真では丁度いいレベルになっていますが、使っているうちにオイルが増えてしまうことがよくあります。これは吸引した空気中の水分が凝縮したり、移設したエアコンを取り付けたときにパイプ内に残留したコンプレッサーオイルを吸引したりして真空ポンプの中にたまるためです。

 エアコンの真空引きを確実なものとするためオイル交換は欠かせません。

 オイルもポンプに合わせて作られた純正オイルを使用します。

 社外品のオイルではサラサラすぎたりドロドロすぎたりして、ポンプの真空度を得られないばかりか磨耗が早くなって焼き付かせたり、寒いときにオイルが重すぎて始動できなくなったりと弊害が出ます。

 また真空ポンプは車の中にそのまま置いておくと表面に付着したオイルで汚れが付くのでケースに入れています。

 簡易式のポンプもあるみたいですが、真空ポンプと言えば電動式でなるべく長く真空引きすると決めています。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

« 200Vエアコンはアンペア数に注意 | トップページ | 配管用の穴あけ工事は壁の内部に注意。 »

エアコン工具」カテゴリの記事