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2015年10月

2015年10月13日 (火)

近年のエアコンガス漏れ傾向

こんにちは。

しばらく記事を書いていませんでした。

 今回はルームエアコンの点検に伺って近年多く発生しているガス漏れ箇所について触れてみたいと思います。

 エアコンのガス(フロンガス)は冷媒(れいばい)とも呼ばれていて、室内機と室外機を循環して熱を運んでいます(ヒートポンプ方式)。ガスが無くなると冷房も暖房も効きません。また、このガスは漏れさえしなければエアコンの寿命まで交換する必要はありません。(ただし、実際には正常なエアコンでも冷暖房に影響がない程度の微量な漏れがバルブなどの可動部で発生しています。)

 昔はガス漏れとなると、未熟な工事業者によるジョイント部などからの施工不良漏れが比率では多かったのですが、近頃の傾向は室内機本体の熱交換器に亀裂や穴が開いてしまうことが多くなっていて、なんとガス漏れの半分程度を占めています。(当方での修理点検結果より)

※写真は室内機の熱交換器部分の例で、このエアコンが漏れたわけではありません。

Photo

 熱交換器からのガス漏れは写真にある車のラジエターのように見えるアルミフィンに覆われた部分で起きることが割と多く、その場合の修理費用は“部品代、室内機脱着工賃、部品交換工賃、真空引きガスチャージ代”等で、本体の保証期間を過ぎていたらエアコンを新品に買い替えたほうが賢明な場合がほとんどです。

 ではなぜ近年、熱交換器からのガス漏れが増えてきたか?というところですが、私が勝手に推察してみますと・・・

 1、オゾン層を破壊しないフロンガスに替えた結果、圧力が高くなったため。

 2、熱交換効率(省エネ性能)を上げるため管の肉厚が薄い。

 3、自動フィルター掃除機能付きエアコンで掃除をエアコン任せにしている。

 4、フィルター掃除をしたことがない。(またはその存在すら知らない)

 上記ようなことが考えられますが、「なんでフィルターの汚れとガス漏れが関係あるの?」と思われるかもしれません。これからの暖房を使用するシーズンに特に関係があるのですが、暖房時は室内機に加わる圧力が非常に高く、フィルター掃除を怠るとさらに高圧力となって亀裂や穴開きの危険性が高まります。(冷房時は逆に圧力が低くなりコンプレッサー破損の原因になります) 詳しくはややこしくなりますので省きます。

 メーカーさんからしてみれば丈夫なエアコンを造ってもコストがかかり過ぎたり、省エネ性能が犠牲になったり高くて売れなくなるでしょうから仕方ないのでしょうね。エアコンにも「設計寿命10年」と書いてあります。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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