フォト
無料ブログはココログ

リンク

その他エアコン関連

2019年2月15日 (金)

エアコンの下に家電製品はNG

エアコンの室内機下に家電製品を置いているお宅をよく見かけます。

でも本当はいけないことって知ってましたか?

訪問して一番よくあるのがテレビですね。

「だってそういうふうに部屋がなってるから・・・」という声が聞こえてきそうです。

そうなんです。
エアコンのコンセントや穴とテレビ用のコンセントやアンテナ差込口がそもそもそのように設計されているところが多いんです。

そこまで考えて住宅設計されているところは少ないですね。

ではなぜいけないことなのか・・・

この時期では「温風があたるから」などの意見もあるでしょう。
たしかに温風が直接機器にあたればそれなりの影響があります。

でももっと注意しなければならないのは水の滴下sweat02です。

エアコンを冷房や除湿で運転すると条件によって吹き出し口などに水滴がついて落ちることがあります。

これが下にある機器の隙間などに入って壊したり発煙したりと悪さをします。

怖いのは排水管が詰まって大量に水が降り注いだ場合です。rain

家電製品に限らず濡れて困るものは下付近に置いてはいけません。

これらのことは取扱説明書に注意書きされています。

とはいえ住宅事情からすれば間取り的にも難しいのかもしれません。
エアコンメーカーの指示通りにしたら取り付けられるお宅が半分くらいになってしまうでしょう。

そして説明書に注意書きされているということは、その責任の所在をユーザー側にするということだと思います。

思いもよらぬ事故などに遭遇しないように注意して使用しましょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2019年2月 1日 (金)

なつかしのエアパージ(今は禁止)

お客さんからブログネタにどうぞとこんなものを見せていただきました。
昔の本体ガスによるエアパージ
本体のフロンガスR22を放出してエアパージする説明書です。

エアコンは工事完了間際に室内機やパイプの中の空気を抜いてから室外機のバルブを開放し管内(冷媒サイクル内)に空気や水分が残らないようにします。

現在では“真空引き”といってポンプで空気を引き抜く方法が用いられます。

しかし昔のエアコンは画像のように本体に入っているフロンガス(フロン22)を放出して空気を追い出す方式がメーカー推奨のもと行われていました。

真空ポンプはもちろん当時から在ったわけですが、いちいち準備する手間を省く意味あいがあったのだと思います。

本体ガスによるエアパージであれば準備もなく5~10秒程度で済んでしまいます。慣れてくれば放出の秒数ではなくガスのニオイでパージが完了したことが判るようになります。

いま新しいエアコンでこのようなパージをしても熱交換器の造りが複雑で空気が抜けきらないでしょう。

でもお客さんは一流メーカーがこのようなことを書いていたことに驚かれておりました。

今ではフロンガスを空気中に放出することがいけないことだと皆さんご存知だと思います。
一時は「真空引きしてくれますか?」と問い合わせで聞かれることもありました。

でも遡ること20数年前まではフロンガスを放出することは何の問題もなく、それどころか人畜および環境にも無害で何にでも使用(冷媒、洗浄、スプレー缶などのガス、断熱材の発砲などなど)できて開発した人はノーベル賞ものだと賛美されるほどのものでした。

なのでメーカーもこのような説明書を付けてましたし、講習のテキストにはフロンガス開発者の肖像画と共にもちあげて掲載するほどでした。
(いまはさすがに消してるでしょう)

当時は撤去するエアコンなどもいちいちポンプダウンをせずにガスを放出することも普通に行われ、機種によってはバルブがない(ワンショット接続など)ため外すと必ず全量放出してしまうものもありました。

ただ人畜無害といっても一台分のガスを一気に放出すると酸欠でクラクラと気が遠くなったものです。

自動車のエアコン(フロン12)だってガスが漏れて毎年補充している車が多かったと思います。

しかし、調査研究などで地球の上空で太陽からの強い紫外線を緩和しているオゾン層をフロンガスが変化して破壊していることが判明。
オゾンホールが大きくなり影響が叫ばれるようになってたちまち極悪ガス扱いとなりました。

まあ、完璧なものなんてないですよね。こういうもんです。
いま世の中で安全と思われているものだってどうだかわかりませんよ。

エアコンに使われていたフロン22(R22)はその後オゾン層を破壊しないR410Aへと置き換えられました。

それまで使用されていたR22の特性があまりにもよかったため幾種類の候補からR410Aの採用に踏み切るにはメーカーなど相当悩んだようです。

結果R410Aが選ばれたのですが、これの難点はガス圧が高くなるため本体の材質、工具や材料などに変更を要したこと、そして温暖化係数が高いことです。

温暖化係数はルームエアコン一台分のR410A(約1kg)で二酸化炭素(CO2)に換算して3.6トン分に相当します。

エアコンは施工不良や本体不良、劣化などによりガスが漏れてしまうことがありますが、全体でみれば毎年かなりの量が知らないうちに漏れて空気中に放出されていることでしょう。

その後さらにR32というガスへ置き換えられました。それまでの二種類の混合冷媒であったR410Aから単一冷媒になり温暖化係数が低く1/3程度になりました。

それとは引き換えにガス圧が更に高くなった(少しですが)こと、これまでの冷媒と異なり燃性があるため火気注意となりました。

R410Aが採用された当時の講習で燃性のあるガスは却下されたと聞きました。

エアコンはこれまでも圧縮機によるディーゼル爆発事故の事例がありますがR32とあいまって危険が高くなることもあるのではと考えています。

おっと、かなり話がふくらんでしまいました。coldsweats01

むかしはフロンガスを放出してもよかったという話でした。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2019年1月24日 (木)

たまにはこんなことも・・・セラムヒート

今回は自宅の電気ストーブの修理。

なお本業はヒートポンプエアコンなので仕事としてはやってません。

これはダイキンのセラムヒート
ダイキンのセラムヒート
遠赤外線で小さな部屋であれば暖かくなります。

画像の通り、3本あるヒーターのうち中央がつかなくなりました。

前回の冬あたりからのような気がしますが、もう十年くらい使っているので寿命ですね。セラムヒートの初期型かもしれません。

ダイキンさんのサイトで電気回路図を見ると中央のヒーターは電源オンで常時通電します。
取扱説明書にも中央は常時赤くなるとなっています。

回路からしてヒーターの断線と推定。

メーカーに問い合わせたら在庫有りで、部品代もそれほど高くないのでそれ以上調べずに発注。

部品が入荷しさっそくバラしていきます。
セラムヒートの分解開始。

ヒーターはさらに鉄板の下
ヒーターはさらに鉄板の下
遮熱のためチューブなどが付けてあります。

鉄板を外して
ヒーターの上部
ヒーターの上部が見えました。

内部はいくつかのパーツがネジを使わず鉄板をどうしを折り曲げて接続しています。
何度も同じ作業をすると金属疲労で折れてしまうでしょう。

上部のヒーターのロックを外し
ヒーターのロックを外して

本体下部のコネクタも抜きます。
本体下部のコネクタ
こちら側にはヒーターのロックなどはありませんでした。

これでヒーターが抜けてきます。
ヒーターを引き抜いて

じつは2、3年前に画像にあるタイマースイッチも壊れて交換しています。この部品は配線がはんだ付けで接続されているので交換はちょっと面倒でした。

取り外したヒーター
内部で断線したヒーター
テスターで測定したらやはり内部で断線しています。

スイッチオンで常時発熱するので寿命が短いんですね。

両サイドの2本は温度調節器に接続されていてオン、オフを繰り返し通電時間が短いので長持ちなのだと思います。

新しいヒーター
補修部品の純正ヒーター
もちろんダイキンさんの純正です。

ヒーターを差し込み
新しいヒーターを差し込み
穴にコネクタを差し込むのにちょっと手こずりましたがなんとか取り付け。

遮熱のチューブを戻して
遮熱チューブを元通りに戻して
インシュロックは耐候タイプしか手元になかったので黒色です。

下部のコネクタも元通り
本体下部のコネクタ類も元通りに

掃除機でホコリを取りながら組み立てました。

一応、漏電がないかチェックしてスイッチオン。
センターヒーターが赤くなりました。
中央のヒーターが赤く通電。

これでまたしばらく使えます。happy01

でもこれ・・・もし修理をどこかへ依頼するなら使用年数的に買い替えたほうがいい金額になると思います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2019年1月22日 (火)

エアコンが効かないときは・・・

エアコン室内機

「なんか最近エアコンの効きが悪いんだけど・・・」という方いませんか?

その原因で一番多いのがフィルターの詰まり。

室内機の吸い込みグリルの内側には内部までホコリなどが入らないようにフィルターが付けられています。

そのフィルターは徐々にホコリで詰まっていくためなかなか気付かず、エアコンの効きが弱いと思ったときにはかなりひどい状態になっていることがあります。

“うちのはエアコンが自動で掃除してくれるから大丈夫”と思ったら残念ながらそれは間違いです。

自動フィルター掃除も完全ではなく、キッチンの近くでは油煙を含んだ空気を吸うためフィルターがベトついてしまいホコリが取れなくなっていたり、不具合で掃除できなくなっているのも散見します。

自動掃除機能が付いていても月に一度くらいはフィルターの状態を網の目までしっかり確認して汚れていたら自身で掃除しましょう。

効きが悪くなったと点検依頼を受け、たまにあるのが前日に「あしたエアコン点検来るからエアコンきれいにしておこう!」とグリルを開けたらフィルターがホコリでびっしり。掃除したら直ってしまい、あわてて点検キャンセルの連絡が入るといったこともあります。

フィルターを掃除しても直らない場合は点検しますので気軽にご依頼ください。

なおフィルターが詰まってくると吹き出す風の音でもわかるようになります。
普段は“サー”というような音と共に風が出ているものが、汚れてくると“サワサワッ、サワサワッ”と安定しない音と風になります。

もしフィルター掃除しても風が弱いときはファンに汚れが積もっている可能性があり、業者による洗浄などが必要になるかもしれません。

エアコンはメンテナンスフリーではありません。
取扱説明書を見てご自身で定期的な掃除が必要です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年12月22日 (土)

これまた雑な工事ですね。

不要になったエアコンを撤去に伺いました。

訪問してすぐ目についたものが
雑に盛られたパテ
雑に盛られたパテ。

この部分だけを見ても全体がどんな工事されているか想像が付くというものです。

パテをはがすと
パテをはがしたところ
ここは賃貸住宅で穴にはツバが付いてます。

これではパテを盛り過ぎで、エアコンを撤去後にフタを付けても周囲にこびりついて汚らしい感じになってしまいます。

スクレーパーでこすっても完全には取りきれません。

取り外し工事を進めていくと想像通り、室内機と室外機を結ぶ電線もメーカー指定(2.0mm)より細い1.6mmが使用されてました。

その他各所もいろいろありますがキリがないので省略して。

室内機を降ろして
据付板は大量のネジで固定されていた
据付板は大量のネジ止め。

素人さんですか?って感じです。

右上だけを見ても
ネジだらけ
ネジだらけ。

ネジの中に使用禁止されているネジ込み式ボードアンカーも見えますが使用方法すら不正。

これだけ止めてあると電動ドライバーを使用しても時間がかかるのですが、それに加えてネジは石膏ボードに打っているだけなので一本も効いておらず、空回りして抜けてきません。

お客さんには「落ちなくてよかったですね。」と伝えましたが、世の中のエアコンにはこのような落下予備軍がたくさん設置されています。

やっと取り外してそのネジの数、
据付板は約30本のネジで固定されていた
約30本!

もう勘弁して~

雑な取り付け工事は取り外すのも手間がかかります。

ネジの種類はバラバラなので、どこかから外したものを適当に集めて再使用したのでしょう。

そのとき付いたら「後は知らん」という工事人のお座なりな感じがひしひしと伝わってきます。
大抵のお客さんはこのようなことになっているとは知らずにいるのでしょうね。(知らぬがホトケ)

ということで作業終了。

話は変わりますが・・・

外したエアコンは珍しいタイプでした。
換気と排水を同じ管で行うタイプ
換気と排水を同じ管で行うタイプ

以前、”換気ブーム”だった時のエアコンで、シャープさんが開発した換気とドレン排水を同一の管で行うタイプです。

普通は換気と排水は別の管で二本に分けて行うようになっています。

記憶によるとシャープさんは”五空”という名称で換気機能の付いたエアコンを他のメーカーより早く出して、換気機能付きエアコンブームの火付け役となりました。

この同一の管で行うタイプはそのブームの末期頃に出たものだと思います。
施工性は悪く、引っ越しなどでエアコンを移設するたびにメーカー純正部品を取り寄せる必要があるなど費用面でもよくありませんでした。

今となってはあの細い管で換気なんて無理があるような気もしますが、換気音がうるさくて使用しない人のほうが多かったのではないでしょうか。

エアコンに付いている付加機能のほとんどは使い物にならずその時の流行ものなのでそのうち消えます。
と私は思っています。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年12月18日 (火)

200Vエアコン選定の注意

以前にもブログにUPしていますが、200Vのエアコンを購入するにあたり注意することがあります。

このことはエアコンのカタログなどには多分出ていないと思います。

電力会社との契約容量(アンペア契約)に関するお話です。

エアコンは冷房能力が4.0kW(14畳用)以上のクラスになると200V仕様のものが多くなります。

(今回は200Vが分電盤まで引き込まれているものとして話をすすめます。)

分電盤の中は
分電盤内の配線の図
このような配線になっています。

電源側から供給される電気は3本の線で、L1、N、L2となっていてL1-N間とL2-N間は共に100V。L1-L2間は200V(L1-NとL2-Nの和)です。

それが電力会社のリミッタ(電流制限器=電力会社との契約アンペア)を通り、漏電遮断器を介して小ブレーカへと分岐されています。
スマートメーターへ切り替えが済んでいるお宅ではリミッタは付いていません。メーター側がその役割をしています。

小ブレーカに分岐しているところの配線を切り替えることで機器へ加わる電圧(100V、200V)を切り替えています。

ここで、エアコン100V最大電流15Aを二台、200V最大電流15Aを一台導入したとしましょう。
(最大電流は多くの場合、暖房時に出ます。)

わかりやすくするため漏電遮断器、小ブレーカや他の機器は省いて示すと
単相三線の電流の流れ
このように電流が流れます。

※交流なので実際はめまぐるしく方向が入れ替わっていますが、それではわけがわからなくなってしまうため、便宜上このように直流と同じように表して考えるのが通例です。

3台のエアコンはそれぞれフル回転で最大電流が流れているものとします。

リミッタのところではL1とL2に30A、NはL1とL2の負荷平衡が取れているため0Aで流れません。(理論上)
例えば上側(L1側)の100Vエアコンを一台停止させるとその回路の電流は消えて不平衡となりリミッタのL1は15Aに減り、Nには右向きで15A流れます。(この時L2は変化しません)

話は戻りまして図のリミッタには30A流れるので40Aの契約をすれば余裕があるな。と思ったらそれは大間違い。

このリミッタ(電流制限器)というのはL1とL2の和で動作するようになっています。(Nは検知しません。)
そのため200V機器は100Vの2倍電流が流れていると検知されます。

L1+L2=30A+30A=60Aが流れていると判断するのです。
フル回転時は60A契約でも一杯です。

ここが普通のブレーカーと異なるところ。

電流制限器といっても実は電力を制限しているともいえます。

この電力は消費電力のワット(W)ではなく皮相電力のボルトアンペア(VA)。

交流の消費電力は小難しい計算が必要ですが、皮相電力は単純に直流と一緒で電圧(V)×電流(A)です。

60Aの契約は6000VA(6kVA)と同じ。あくまで100Vで60A使えますよということです。

なので図の皮相電力は(100V×15A)×2台+(200V×15A)=6000VAとなります。

契約容量は宅内に引き込まれた電線の太さなどで上限が決められているので「よく落ちるから60Aに上げよう」などと簡単にはできないことがあります。

エアコンを選定購入されるのはお客さん自身の判断なので間違いのないようにしましょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年11月15日 (木)

ヘンテコな工事・・・

エアコン撤去作業でのひとコマ。

他店施工のエアコンを撤去していたところ室外機のカバーを開けると、
雑な室外機配線
なんじゃこりゃ

またずいぶんと雑な仕事してますね。

室内機と室外機を結ぶ連絡線(電源線と信号線)の他にアース線を含んだ4心のケーブルを使用しています。(普通は3心で配線します)

そしてそのアース線はアース端子ではなく外板を固定しているネジに止められていました。これでは電気的接触がよくありません。

ケーブルシースの皮むきが長過ぎてしかも本来線を通す部分ではないところにあるので鉄板に挟まれて少し潰れています。
配線が悪く線が少し潰れている
これもひどい。漏電やショートの可能性が高まります。

しかもケーブルはメーカー指定の2.0mmではなく1.6mmを使用。

で、室内を見ると
肝心のアース線がつながっていない
アース線(一番肝心なところ)がつながってませんよー

室外機につながっていたアース線は室内機のアース端子と接続していたようです。

これはまったく無意味やり方で、室内機と室外機はもとより銅管で電気的にこんな細い線よりも低抵抗で接続されているのです。つなぐ必要はありません。

肝心なのはコンセントにあるアース端子とエアコン(室内機、室外機のどちらか)をつないで、大地と接続されなければアースにならないのです。

これを施工した人は電気の資格はもとより知識などなく、間違ったことを師匠から教わったか我流にアレンジしてこうなってしまったのだと思います。
当人は間違っているとは思ってないでしょう。

外見ではわからないところでヘンテコな工事をされても気づきませんからね。

他にもいろいろありましたが今回は電気の部分をピックアップしてみました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年11月 1日 (木)

コンセントの電圧切替は

一般家庭のリビングなどに取り付けるエアコンは200Vのものが増えました。

いままで100Vだったエアコンを容量の大きな200Vのものへ買い替えて設置するにはコンセントを200Vに取り替えます。

(最近の新築マンションなどでは初めから100Vと200V両方のコンセントが付いている場合もあります。)

200Vコンセント
200Vコンセント

でもコンセントを取り替えるだけでは200Vになりません。

コンセントはブレーカーからそこまで来ている電線にかかっている電圧と流せる電流を形に表しているだけなんです。
もちろん形の合わないプラグを差し込めないようにして、異なる電圧や電流容量の機器を接続できないようにする安全の意味があります。

コンセントだけ変えると200Vコンセントなのに電圧が100Vだったり、ヘタをすると100Vコンセントに200Vかかっているということがおきます。

後者のほうは危険ですね。

電気をしらない人が工事するとこういうことが起きやすく、どうやらコンセントを変えれば電圧も切り替わると思っているみたいなんです。

危険なので資格のない人は絶対やっちゃいけませんよぉ。

電圧を切り替えるのは分電盤
分電盤

ここで該当する回路の電圧を切り替えます。

場合によってはブレーカーも取り替えないといけません。

一連の回路(ブレーカー、電線、コンセント)が合っていないと事故や不具合になります。

コンセント、ブレーカーの選定・交換も、電圧の切り替えも電気工事士でなければできません。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年10月29日 (月)

エアコン工事の下見(兼撤去)

先日こちらのエアコン点検で修理に至らず買い替えになったお客さんより工事の依頼が入り下見に訪問しました。

なぜ下見をしたかというと、購入を予定されているエアコンの室内機が重いというのと、建物(戸建て)の造りが通常の軸組やツーバイフォーなどと異なりハウスメーカーによる独特な構造なので必要と判断し行いました。

お客さんでエアコンを買ってから「取り付けられません」では困ってしまいますからね。

まずは下見をするためエアコンを外します。

撤去するエアコン
故障している撤去するエアコン
室内機の熱交換器に穴が開いて少しずつガスが漏れていることが先日の点検で分かっています。

室外機はこちら
撤去する室外機
ガスの残量を見るためしばらく冷房で運転しました。

ガスがないのにガス回収作業(ポンプダウン)をするのは危険なので。

室内機の吸い込み温度は
吸い込み温度22℃
22℃です。

吹き出し温度は
吹き出し温度16℃
16℃です。

温度差は6℃でした。真夏でもこの温度差は少なすぎ。このエアコンは200Vで能力が高いタイプなのにこれではけっこうガスが減ってますね。

室外機のバルブ温度も見ました。
室外機のバルブ温度測定
往きと戻りの温度をみました。

やっぱりガス不足。

熱交換器に開いた穴は小さいのですぐにガスはなくなりません。半年から数年かけてなくなることもあります。

短時間でポンプダウンすれば問題ないと判断しガス回収を決行。

速やかに完了させました。

パイプを外すと
パイプのフレア面
フレア面の周囲がリング状に黒くなっています。

つながっていた相手側は
フレア接続面
同じように周りが黒くなってますね。

本来ここは金属同士がくっついて腐食するところではないのですが、隙間があって水が浸入していた跡です。

接続が緩かったのでしょう。エアコンでは施工にトルクレンチを使うとこのようなことが起きやすい。
もちろん経験の浅い人はトルクレンチを使うべきですが。

ガス漏れした形跡はありませんが、この部分に入った水が管温(冷媒温度)で凍ることもあり、膨張するので接続面を押し広げてガス漏れすることも考えられます。

エアコンの撤去も終わり室内機設置の確認です。
天井から穴までの寸法計測
天井から穴の位置までの寸法を見て新しい室内機と合うか確認。

続いて壁の構造をみます。
壁の構造を確認
エアコン設置用の補強板が入っていました。

補強板の手前の石膏ボードは2枚張り。かなりしっかりしてますね。

これなら購入予定のエアコンでも問題ないでしょう。

壁の穴には養生管が入っていませんでした。
配管用の穴に養生管がない
お客さんもこれに気が付いていたようで壁から風が出ていたそうです。

養生管は風を止めるのが主目的ではありませんが結果的に抑制する効果があります。

新しいエアコンを取り付けるときに入れます。

ちなみに壁の中の穴は柱に開いているように見えますが構造板にサンドされた保温材です。

これで下見は終了。エアコンはネット通販ですでに予約されているそうで工事日を決めて完了しました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年10月17日 (水)

長期間電源プラグを抜いていた場合は・・・

エアコンコンセントとプラグ

 皆さんはエアコンを長期間使用しない場合にコンセントから電源プラグを抜いていますか?

 ご存知と思いますがプラグを差したままだと待機電力を消費します。
 常時、内部のマイコンなどが働いてリモコンからの操作などを待っているのです。

 春や秋のエアコンを使用しない期間などはコンセントからプラグを抜いたほうが余計な電気を消費せずに済みます。
 ご家庭によっては夏しかエアコンを使用しないところもありますので、その場合はなおさらです。

 また待機中、基板上には熱を発しているところがあり、暖かいのでゴキブリが好んで住処にしたり卵を産み付けたりします。
 そのためエアコンを取り外すとフンや卵がぱらぱらと降ってくることがよくあります。

 これらの虫によって基板が壊れる場合も・・・

 やはり長期間使用しないときはコンセントからプラグを抜くべきですが、その場合再度使用するときに注意することがあります。

― そのままプラグを差して使用すると ―

 長期間プラグを抜いていたエアコンは、そのまま差し込んで使用するとコンセントとプラグが発熱しやすくなります。

 なぜ熱が発生するかといえば電気抵抗が大きくなっているためです。電気が流れるとそこに熱を発することは当然ですが特に抵抗の大きい部分は発熱量も多くなります。

 エアコンはコンプレッサーやファン、その他補器類で電気を消費し冷暖房する機械なので、それ以外で発熱量の多い部分は無駄な電力消費となります。

 とくにエアコンは長時間、比較的大きな電流が流れるので他の家電製品と比べて発熱量(電力消費)も増します。

 条件によってはエアコンに加わる電圧が不足して停止する場合があります。

 抵抗を増大させる原因はコンセントからプラグを抜いていたことにより、電気接続する金属部分に空気が触れて酸化被膜のようなものが付くためです。

― 長期間プラグを抜いて再使用するときは ―

 久しぶりにエアコンを使用する場合はプラグを差し込む前にエアコン専用コンセントのブレーカーを切って電気を止め、電源プラグをコンセントに数回抜き差しを繰り返します。
 ブレーカーが入ったまま行うとアーク(火花)が出て逆効果です。

 これである程度被膜が削り取られて接触がよくなります。

 コンセントやプラグに以前使用していたときの熱による変色、変形がないかよく見て問題なければ差し込んで、ブレーカーを入れて使用します。

 抜き差ししたときにゆるい(軽く抜き差しできる)と感じた時はコンセントがヘタっていますので交換したほうが安全です。

 冷暖房が効き始めたらプラグが異常に熱くないか確認しましょう。

 なお、年中差しっぱなしも安全ではありません。ときどき点検しましょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

より以前の記事一覧