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2019年4月15日 (月)

アースがつながってない

エアコンの専用コンセントに付いているアース極が接地(大地と接続)されていないことがたまにあります。

でも今回はそれ以外の洗濯機や冷蔵庫などのコンセントのアース極もつながっていないというレアなケースです。(建物は一戸建て)

エアコンの入れ替え工事を行うにあたり、古いエアコンを撤去したのですが、なんと分電盤にある接地線が大地とつながっていません。

分電盤(金属製)
大地とつながっていない接地線
接地抵抗を測定すると思いっきり振り切れてしまいます。

接地線に緑色標識がないので念のため接地抵抗を測定する気になったんですが、こんなことが起こると思っていませんでした。

ではこれまでアースがとれていない状態でエアコン、洗濯機、冷蔵庫などを使ってきたのかというとそうでもなく、
エアコンを介してアースされていた
エアコンを介して大地と接続されアースとして一応機能していました。

そのため今回エアコンを撤去したのでそのルートが切断されてしまったわけです。

普通は分電盤からエアコンへ接地線が引かれるのに、逆にエアコンから分電盤へ行ってます。
通常ありえません。

ここでいろいろな疑問が湧いてきます。

そもそも新築時にこんな工事をプロの電気屋さんがするだろうか?

しかし分電盤までのメインの接地線では考えられない。
将来エアコンを撤去したら切断されるのが明白です。

本来であれば一本の線で分電盤まで直接配線すると思いますが。

しかも室外機から大地につながっている線は1.6mm。こちらのお宅は金属製の分電盤で、その金属部も接地が義務付けられていますがそれには線が細すぎです。(分電盤で起こりうる大電流の漏電に耐えられない)

ということはどこかで接続を忘れてしまったのかもしれませんね。(そんなことあんのかなー?)

それとも増改築等でおかしくなってしまったか・・・ウーン、わかりません。

この場合、エアコンをまた取り付ければいいという問題ではなく太い線で直接配線し接地工事のやり直しです。接地極も新たに埋設する必要がありますね。

たまたまエアコンを介してアースが取れていたというちょっと考えられない事例でした。

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2019年4月 2日 (火)

工事の質って・・・

エアコンの取り外し作業でよく見かけるのがコレ
配管化粧カバーの中で断熱材が縮んで銅管露出
一般の方には何が言いたいのかわからないですよね。

熟練の工事人であれば一見しておわかりでしょう。

ここは室内機のすぐ裏、配管化粧カバーを開けてみたところです。

元の状態では
配管化粧カバーを開ける前の状態
このようになっていました。

先ほどの画像を拡大すると
断熱材が縮んで銅管が露出しているところ
このように断熱材が縮んで中身の銅管(黒っぽい部分)が露出しています。

取り付け工事をしたときはこの部分にもちゃんと断熱材がかぶっていたはずです。
でも10cm位縮んでますね。

これも施工不良と言えるでしょう。

銅管はガスが流れる冷媒管で、そもそも銅の色をしていたのですが黒くなったのは結露水が付いていた痕跡といえます。

冷房運転中は露出している銅管が結露するのはもちろんのこと、このようになると室内側の断熱材と銅管の間にも空気が流通する隙間ができてしまうため奥までびっしょりになります。

銅管に使われている断熱材は時間が経つと温度変化も相まって縮むものなんです。
それを考慮せずに施工した結果が画像の状態です。

そしてもう少し断熱材が縮むと左横にあるドレンホースも引っ張られ、ビニルテープで固定しているところからすっぽ抜けて配管化粧カバーの途中から水がポタポタ落ちるようになってしまいます。

ドレンが抜けているお宅も割と多いんですよ。水が途中から漏れ出ていてもお客さんはあまり注意して見ないので気が付きません。

この部分の断熱材の縮みやドレンの抜けは割と簡単な方法で防止することができます。

工事の質というのは見えないところに出るものです。

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2019年3月21日 (木)

エアコンのリモコン固定

エアコンのリモコン

みなさんエアコンのリモコンはどこに置いてます?

エアコン工事を完了してお客さんによく「リモコンのホルダーは?」とたずねられます。
ホルダーはリモコンを壁にかけておくためのものですが、これが近頃はエアコンに付属していない機種がほとんど。

ではどこかに置くしかないのかというと、そうではなく多くのリモコンは背面に
リモコンを壁に掛けるための穴
このようなダルマ型に似た穴があります。
(ニフティでされたブログリニューアルの不具合で画像が消えたので再アップ。)

なにかと似てますね。そう壁掛け時計。
壁にネジを一本打ってそこに引っかけるようにできています。

これが結構不評だったりするんですよね。
まず引っかけにくい。掛けるときはネジと穴を合わせるためリモコンを押し当てながら背面を引きずるためキズが付きます。(壁にもよくないかもしれません)
ネジの長さがうまく合っていないとしっくりこないためリモコンがぐらぐらします。
そして脱着を繰り返すことでしまいには壁に打ったネジ自体がグラグラになって抜けてしまう。
と、このようなことがあります。

その点ホルダーだと安心で使いやすく便利です。
ホルダーは機種によってメーカーオプションで出ている場合があるので必要でしたら調べてください。

そして取り付ける場所にも注意する必要があります。

エアコンのリモコンはどうやって本体に信号を送っているか知っていますか?
電波と思われている方もいるかもしれませんが赤外線(光)です。

ここ
リモコン赤外線発光部
この部分から赤外線が出ます。

黒っぽいシールドが付いて発光部が直接見えないものもあります。

「どれどれ・・・👀」とリモコンを操作しても目では見えませんよ。
見る場合はスマホのカメラを通せば光っているのが確認できます。

光なので遮るものがあると反応しなくなってしまいます。
「よしここでいいや」と取り付けてから「あれ?エアコンが動かない💧」なんてことになるとネジの穴があいてしまった後なのでガッカリ。

エアコンの下や部屋の入口にある照明のスイッチの上に取り付けたりしますが固定する前にその場所でしっかりエアコンが反応するか確認してからにしましょう。

また、電池が新しいうちはエアコンが反応しても少し減ってくると光量も減少して届かなくなってしまうといったこともあります。
いちいちリモコンを外してエアコンに向けるのは面倒ですよね。

部屋が暗いうちは反応するけれど明るくなるとダメになってしまうケースもあります。
難しいですね。光を反射するものがあってたまたま反応しているなんてことも。

よ~く検討してから取り付けましょう。

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2019年3月17日 (日)

エアコン100V/200Vどちら?

エアコン100Vそれとも200V

カタログを見ていると家庭用ルームエアコンには100V仕様と200V仕様のものがありますね。

だいたい、冷房能力3.6kW(12畳用)以下は100Vで、冷房能力5.6kW(18畳用)以上は200Vとなっていて一部特殊な仕様の物の中に3.6kW以下でも200Vが存在しています。

しかしその間にある4.0kW(14畳用)だけは特殊な仕様でなくてもメーカーや機種によって100V/200Vが混在しているんですが違いがよくわかりませんよね。

ここでまた電気の話になっちゃいますが、
電圧×電流=電力
このように電圧(V:ボルト)と電流(A:アンペア)を掛けると電力(W:ワット)になるなんて学校で習いませんでしたか?

でもここでエアコンの冷暖房能力のkWと電力のW(またはkWなど)は別物なので混同しないでください。

ところで消費電力のWは実効電力と言ってエアコンのようなものでは簡単に計算できないんです。(コイルやコンデンサがあるため)

このことは小難しくわかりにくいので、今回はこちら
電圧×電流=皮相電力
これでまいりましょう。

皮相電力ってなんぞや?・・・皮相(見かけ上)の電力です。(まんまじゃないの)

これが一番わかりやすいんですよ。

実効電力のWは力率とか数学みたいな計算が必要になるんですが、皮相電力なら単に電圧と電流を掛けるだけでOK。

単位はそのまんまVA(ボルトアンペア)です。聞いたことある人もいるのでは?

エアコン100Vの冷房能力4.0kW(電力じゃありませんよ)では暖房時に最大20A程度の電流が流れます。

最大というのはエアコンで使用する電気のほとんどを消費してしまうコンプレッサーがインバーターっていう方式で回転を上げたり下げたり状況に応じてコントロールしていて、それがフル回転すると電流も最大まであがります。(いわばフルパワーですね)

ルームエアコンは冷房よりも暖房のほうが多く電気を使うということを知っていましたか?

冷房能力4.0kWといっても暖房の定格はもっと大きく5.0kW程度の能力が出るようになっています。
さらにインバーターを使ってもっと回転を上げて実際には暖房時に7.0kW付近までパワーを上げるんですよ。

逆に設定温度に近づいたらパワーを徐々に下げて暖房能力1kW程度まで回転を下げ落とします。

ところで規格上、エアコンのコンセントは20Aまでしか無いのでそれ以上は使えません。

ということは100Vでは最大20Aで
100V×20A=2000VA
皮相電力は2000VAまでです。

この2000VA(実際の消費電力は1700から1900W程度)の壁があって頭打ちで暖房能力7.0kWを出すことは難しいようですね。

ところが200V仕様ではどうかというと
200V×20A=4000VA
なんと4000VA。

倍も使えますよ。

だからといってずっと倍の電力を使うわけではないです。

2000VAの制限がなくなって使用できる電力に余裕が出た分、暖房最大能力が7.0kWを超えることも可能。

これが200Vを使用するメリットのひとつです。

また、電気というのは流すと各電線でも電力消費するんです。熱になってふわふわとエネルギーを放出。

これは電線にも抵抗(Ω:オーム)があるからです。

屋内配線だけではないですよ。エアコン本体内の配線もそうです。

同じ冷暖房能力で運転中の100Vと200Vのエアコンでは、同等の電力を使用していると仮定すると単純にさっきの式にあてはめて100Vのエアコンに比べて200Vのほうは半分の電流で済んでしまいますね。

オームの法則と言ってこんな式習いませんでした?
オームの法則 電圧=電流×抵抗
中学校で習ったような気がしますが・・・

ここで消費電力をP[W]、電圧をV[V]、電流をI[A]、抵抗をR[Ω]として、
(ここは皮相電力ではなく抵抗での電力消費なのでP[W:ワット]でいきます。)

電力は
P=V×I

こうですね。

そこにさっきのオームの法則からV=I×Rを入れると
P=I×R×I
こうなります。

Iが2コあってうっとうしいので
P=I^2×R
こうしましょう。

同じ抵抗に電流が多く流れればその2乗に比例して消費電力も増えてしまいます。

これが屋内配線や機器内配線にもあてはまります。(なんてこったい)

このことも電流を減らせる200Vエアコンの優位性ですね。

だからといって200Vがすべてにおいて優れているのかと言えばNoです。

まず200Vは最大回転時に2000VAを超えて使用できるため電気をたくさん使ってしまう懸念がある。(電気代アップ)

次に電力会社とのアンペア契約では100V機器とは異なりその倍の電流を検知してしまうので契約容量を上げないと頻繁にブレーカーが落ちるようになってしまうこともあるんです。(例えば200Vで15A流れると30A使っていると検知する)

これはあくまでアンペアを制限しているんじゃなく、容量のVAを制限しているため。

契約アンペアが30Aであれば使用できるのは100Vを掛けた合計3000VA(3kVA)までということです。
200Vで15A使ったら3000VAですよね。これでいっぱい。

最近じゃあまり見かけませんが100Vしか引き込まれてない建物だと単三切替(単相二線式から単相三線式に切り替える)工事が必要になってしまってこれまた大金が出てしまいます。

その他にはコンセントや電圧の切り替え、ブレーカーの交換といった工費も出ることが多いですね。

建物の状況や費用などを総合的に考慮してどちらにするか選定しましょう。

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2019年3月15日 (金)

通年エネルギー消費効率とは?

エアコンのAPFとは?

エアコンを選ぶにあたりカタログを見て比較検討する場合がありますが、その中にAPF=通年エネルギー消費効率というJISに基づいて出された数値があります。

6.3とか5.8などと数字が出ていますがこれではなんだかよくわかりません。

エネルギー消費効率ということなのでなんとなくわからないでもないが・・・感覚的にわかりにくい。

これらはある計算式で導かれた数値なのですが、その前に冷暖房能力と電力の単位についておさらい。
kWの大きさと量
エアコンの冷暖房能力や電気の消費電力にkWとという同じ単位が使用されています。

同じkWでも冷暖房能力は部屋を暖めたり冷やしたりする強さと量を表します。

一方、電気は電力の大きさと量を表しています。エアコンの場合は消費する電力です。

例えば1kWのものを1時間使用したときの量は1kWhと末尾にhの文字が付きます。
もし30分使用したときは半分の0.5kWhです。

このように積算した量の場合にhが付きます。

電気料金の請求書などにその月の使用電力量が○○○kWhと書かれていたりしますね。

kWhをキロワット時と表現するようですが、キロワットアワーといったほうが自然なような気がします。
わたしはキロワットアワーで習ったので。

単位に日本語を混ぜると不自然な気がしますが・・・ルーなんとかさんの芸みたいですよね。

おっと話がずれました。

そして本題のAPFの計算式は
APF通年エネルギー消費効率の計算式
このようになっているのです。

数値が高いほど省エネ性能が高いことがわかるかと思います。

この中に規格で固定されている部分があって[1年間で必要な冷暖房能力の総和]です。
もちろん、エアコンの大きさ(能力)によって異なるので、冷房能力2.2kWでは4408kWh、4.0kWでは8015kWhなどとなっています。

他も書くと、
2.2kW 4408kWh
2.5kW 5010kWh
2.8kW 5611kWh
3.6kW 7214kWh
4.0kW 8015kWh
5.6kW 11222kWh
6.3kW 12624kWh
7.1kW 14227kWh
などがあります。

[期間消費電力量]は規格に沿って年間を通してのエアコンごとに計算された数値が適用されます。
そのため現実とはことなりますが他の機種と比較検討するにあたり参考値としてみることができます。

2.2kWで期間消費電力量が760kWhだとすると、
冷房能力2.2kWのAPF計算
APFは5.8です。

これは一例で各々算出された数値がカタログに記載されています。

(ここでカタログの数値と合わないという優秀な方はとりあえず気にせず先に読み進めてください。)

これを用いてカタログのAPFから期間消費電力量を出すことができますね。

2.8kWのエアコンでAPF6.0だったとすると
2.8kWのエアコンでAPF6.0の期間消費電力量
約935kWhとなります。

これが基準から算出された1年間を通して冷暖房を使用したときに使う電気量です。もちろんJISに規定されたモデルケースなので現実とは異なります。

この期間消費電力量からおよその電気料金を出すのであれば1kWhあたりの電気料金が27円と仮定すると
期間消費電力量からのおよその電気料金
一年間で\25,245となりました。

少々あらっぽいですが以上のように出すことができます。

これを機種ごとに比較すると年間にどのくらい電気料金に差がでるのかがわかります。
でもこれはあくまで基準から出したもので実際にはそのお宅ごとの環境、使用頻度、使用形態、電気料金により変わるので参考程度です。

また、古いエアコンと比較するのに注意することがあります。

「おー、計算なんかしなくてもここに初めから期間消費電力量が出てるじゃないの。」とカタログを見た人は思うでしょう。

でも現在のカタログで出ている期間消費電力量とAPFを上の式で計算しても数字が合いませんのであしからず。

気になったら計算してみてください。

よーくカタログを見てください。小さな字で期間消費電力量のところに(JIS C 9612:2013)と、そしてAPFには(JIS C 9612:2005)と出ていると思います。

期間消費電力量の計算方法は2013年頃に改正されています。でもAPFのほうは以前(2005)なので、こちらを計算する場合は当時の期間消費電力量算出法を用いているのです。

なので10年前のエアコンと現在のものを比較して電気料金の差を計算しようとする場合はAPFから当時(2005)の期間消費電力量を算出してそれを元に出さないと余計に不正確な結果になってしまうんですよ。

というのも現在(2013)の期間消費電力量は以前(2005)のものと比較して算出法の違いから少なくなり、まるで省エネが進んだような誤解を生む傾向があります。

「わぁ、こんなに電気代に差が出る!」なんて勘違いしてしまうかもしれないので注意です。

(現在(2013)の期間消費電力量どうしを比較する場合はカタログ数値でOKです。)

いかがですか。これらの数値で比較検討してエアコン選びをするのも良いかもしれません。

いくら省エネ性能が高いといってもイニシャルコストを回収できなければ家計にとってはその分マイナス。
エアコンの寿命は10年と考えて選びましょう。

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2019年3月 7日 (木)

エアコンの市販オプション

調子のいい謳い文句 おすすめ!快適!便利!省エネ!キレイ!

エアコンの効率や清潔さを保つためにいろいろなオプションパーツを取り付けている方いませんか。

もともとエアコンの本体はメーカーで設計、調整されています。

例えばそこにもっときれいな空気をと別のフィルターを追加すると途端にエアコンの効率が低下してしまうことがあります。

多くのルームエアコンの室内機は送風に横流ファンが使用され、少し負荷が増えただけでもバランスを崩し風が弱くなってしまう特性があるため。

なにか一点を良くしようとすると他に弊害が出てしまう。これはエアコンに限らずよくあることです。

ではエアコンを市販のスプレーで掃除・・・これはエアコンを壊してしまう方が多いですね。液体が飛び散って電気部品にかかってしまうために起きます。

汚れないようにコーティングするなんて方法もあるようで、市販スプレーもそうですが熱交換器の親水性低下で水漏れということもありえます。

それからプロのエアコン洗浄。毎年業者に依頼している方も中にはいるようですが本体にダメージがあるためやり過ぎはよくありません。

その他にはエアコン本体に荷重をかけるようなものは危険です。

室内の壁というのはそれほど丈夫なものではなく、そこに付いている本体に更に荷重をかけるのはエアコンもろとも落ちるかもしれません。

メーカー純正オプション以外のもを使用するときは、得られる効果だけにとらわれず、反面どのような問題が起こりうるのか全体を見渡すことも必要です。

「おすすめ!快適!便利!省エネ!キレイ!」はすぐに飛びつかずよく考えましょう。

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2019年2月15日 (金)

エアコンの下に家電製品はNG

エアコンの室内機下に家電製品を置いているお宅をよく見かけます。

でも本当はいけないことって知ってましたか?

訪問して一番よくあるのがテレビですね。

「だってそういうふうに部屋がなってるから・・・」という声が聞こえてきそうです。

そうなんです。
エアコンのコンセントや穴とテレビ用のコンセントやアンテナ差込口がそもそもそのように設計されているところが多いんです。

そこまで考えて住宅設計されているところは少ないですね。

ではなぜいけないことなのか・・・

この時期では「温風があたるから」などの意見もあるでしょう。
たしかに温風が直接機器にあたればそれなりの影響があります。

でももっと注意しなければならないのは水の滴下です。

エアコンを冷房や除湿で運転すると条件によって吹き出し口などに水滴がついて落ちることがあります。

これが下にある機器の隙間などに入って壊したり発煙したりと悪さをします。

怖いのは排水管が詰まって大量に水が降り注いだ場合です。

家電製品に限らず濡れて困るものは下付近に置いてはいけません。

これらのことは取扱説明書に注意書きされています。

とはいえ住宅事情からすれば間取り的にも難しいのかもしれません。
エアコンメーカーの指示通りにしたら取り付けられるお宅が半分くらいになってしまうでしょう。

そして説明書に注意書きされているということは、その責任の所在をユーザー側にするということだと思います。

思いもよらぬ事故などに遭遇しないように注意して使用しましょう。

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2019年2月 1日 (金)

なつかしのエアパージ(今は禁止)

お客さんからブログネタにどうぞとこんなものを見せていただきました。
昔の本体ガスによるエアパージ
本体のフロンガスR22を放出してエアパージする説明書です。

エアコンは工事完了間際に室内機やパイプの中の空気を抜いてから室外機のバルブを開放し管内(冷媒サイクル内)に空気や水分が残らないようにします。

現在では“真空引き”といってポンプで空気を引き抜く方法が用いられます。

しかし昔のエアコンは画像のように本体に入っているフロンガス(フロン22)を放出して空気を追い出す方式がメーカー推奨のもと行われていました。

真空ポンプはもちろん当時から在ったわけですが、いちいち準備する手間を省く意味あいがあったのだと思います。

本体ガスによるエアパージであれば準備もなく5~10秒程度で済んでしまいます。慣れてくれば放出の秒数ではなくガスのニオイでパージが完了したことが判るようになります。

いま新しいエアコンでこのようなパージをしても熱交換器の造りが複雑で空気が抜けきらないでしょう。

でもお客さんは一流メーカーがこのようなことを書いていたことに驚かれておりました。

今ではフロンガスを空気中に放出することがいけないことだと皆さんご存知だと思います。
一時は「真空引きしてくれますか?」と問い合わせで聞かれることもありました。

でも遡ること20数年前まではフロンガスを放出することは何の問題もなく、それどころか人畜および環境にも無害で何にでも使用(冷媒、洗浄、スプレー缶などのガス、断熱材の発砲などなど)できて開発した人はノーベル賞ものだと賛美されるほどのものでした。

なのでメーカーもこのような説明書を付けてましたし、講習のテキストにはフロンガス開発者の肖像画と共にもちあげて掲載するほどでした。
(いまはさすがに消してるでしょう)

当時は撤去するエアコンなどもいちいちポンプダウンをせずにガスを放出することも普通に行われ、機種によってはバルブがない(ワンショット接続など)ため外すと必ず全量放出してしまうものもありました。

ただ人畜無害といっても一台分のガスを一気に放出すると酸欠でクラクラと気が遠くなったものです。

自動車のエアコン(フロン12)だってガスが漏れて毎年補充している車が多かったと思います。

しかし、調査研究などで地球の上空で太陽からの強い紫外線を緩和しているオゾン層をフロンガスが変化して破壊していることが判明。
オゾンホールが大きくなり影響が叫ばれるようになってたちまち極悪ガス扱いとなりました。

まあ、完璧なものなんてないですよね。こういうもんです。
いま世の中で安全と思われているものだってどうだかわかりませんよ。

エアコンに使われていたフロン22(R22)はその後オゾン層を破壊しないR410Aへと置き換えられました。

それまで使用されていたR22の特性があまりにもよかったため幾種類の候補からR410Aの採用に踏み切るにはメーカーなど相当悩んだようです。

結果R410Aが選ばれたのですが、これの難点はガス圧が高くなるため本体の材質、工具や材料などに変更を要したこと、そして温暖化係数が高いことです。

温暖化係数はルームエアコン一台分のR410A(約1kg)で二酸化炭素(CO2)に換算して3.6トン分に相当します。

エアコンは施工不良や本体不良、劣化などによりガスが漏れてしまうことがありますが、全体でみれば毎年かなりの量が知らないうちに漏れて空気中に放出されていることでしょう。

その後さらにR32というガスへ置き換えられました。それまでの二種類の混合冷媒であったR410Aから単一冷媒になり温暖化係数が低く1/3程度になりました。

それとは引き換えにガス圧が更に高くなった(少しですが)こと、これまでの冷媒と異なり燃性があるため火気注意となりました。

R410Aが採用された当時の講習で燃性のあるガスは却下されたと聞きました。

エアコンはこれまでも圧縮機によるディーゼル爆発事故の事例がありますがR32とあいまって危険が高くなることもあるのではと考えています。

おっと、かなり話がふくらんでしまいました。

むかしはフロンガスを放出してもよかったという話でした。

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2019年1月24日 (木)

たまにはこんなことも・・・セラムヒート

今回は自宅の電気ストーブの修理。

なお本業はヒートポンプエアコンなので仕事としてはやってません。

これはダイキンのセラムヒート
ダイキンのセラムヒート
遠赤外線で小さな部屋であれば暖かくなります。

画像の通り、3本あるヒーターのうち中央がつかなくなりました。

前回の冬あたりからのような気がしますが、もう十年くらい使っているので寿命ですね。セラムヒートの初期型かもしれません。

ダイキンさんのサイトで電気回路図を見ると中央のヒーターは電源オンで常時通電します。
取扱説明書にも中央は常時赤くなるとなっています。

回路からしてヒーターの断線と推定。

メーカーに問い合わせたら在庫有りで、部品代もそれほど高くないのでそれ以上調べずに発注。

部品が入荷しさっそくバラしていきます。
セラムヒートの分解開始。

ヒーターはさらに鉄板の下
ヒーターはさらに鉄板の下
遮熱のためチューブなどが付けてあります。

鉄板を外して
ヒーターの上部
ヒーターの上部が見えました。

内部はいくつかのパーツがネジを使わず鉄板をどうしを折り曲げて接続しています。
何度も同じ作業をすると金属疲労で折れてしまうでしょう。

上部のヒーターのロックを外し
ヒーターのロックを外して

本体下部のコネクタも抜きます。
本体下部のコネクタ
こちら側にはヒーターのロックなどはありませんでした。

これでヒーターが抜けてきます。
ヒーターを引き抜いて

じつは2、3年前に画像にあるタイマースイッチも壊れて交換しています。この部品は配線がはんだ付けで接続されているので交換はちょっと面倒でした。

取り外したヒーター
内部で断線したヒーター
テスターで測定したらやはり内部で断線しています。

スイッチオンで常時発熱するので寿命が短いんですね。

両サイドの2本は温度調節器に接続されていてオン、オフを繰り返し通電時間が短いので長持ちなのだと思います。

新しいヒーター
補修部品の純正ヒーター
もちろんダイキンさんの純正です。

ヒーターを差し込み
新しいヒーターを差し込み
穴にコネクタを差し込むのにちょっと手こずりましたがなんとか取り付け。

遮熱のチューブを戻して
遮熱チューブを元通りに戻して
インシュロックは耐候タイプしか手元になかったので黒色です。

下部のコネクタも元通り
本体下部のコネクタ類も元通りに

掃除機でホコリを取りながら組み立てました。

一応、漏電がないかチェックしてスイッチオン。
センターヒーターが赤くなりました。
中央のヒーターが赤く通電。

これでまたしばらく使えます。

でもこれ・・・もし修理をどこかへ依頼するなら使用年数的に買い替えたほうがいい金額になると思います。

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2019年1月22日 (火)

エアコンが効かないときは・・・

エアコン室内機

「なんか最近エアコンの効きが悪いんだけど・・・」という方いませんか?

その原因で一番多いのがフィルターの詰まり。

室内機の吸い込みグリルの内側には内部までホコリなどが入らないようにフィルターが付けられています。

そのフィルターは徐々にホコリで詰まっていくためなかなか気付かず、エアコンの効きが弱いと思ったときにはかなりひどい状態になっていることがあります。

“うちのはエアコンが自動で掃除してくれるから大丈夫”と思ったら残念ながらそれは間違いです。

自動フィルター掃除も完全ではなく、キッチンの近くでは油煙を含んだ空気を吸うためフィルターがベトついてしまいホコリが取れなくなっていたり、不具合で掃除できなくなっているのも散見します。

自動掃除機能が付いていても月に一度くらいはフィルターの状態を網の目までしっかり確認して汚れていたら自身で掃除しましょう。

効きが悪くなったと点検依頼を受け、たまにあるのが前日に「あしたエアコン点検来るからエアコンきれいにしておこう!」とグリルを開けたらフィルターがホコリでびっしり。掃除したら直ってしまい、あわてて点検キャンセルの連絡が入るといったこともあります。

フィルターを掃除しても直らない場合は点検しますので気軽にご依頼ください。

なおフィルターが詰まってくると吹き出す風の音でもわかるようになります。
普段は“サー”というような音と共に風が出ているものが、汚れてくると“サワサワッ、サワサワッ”と安定しない音と風になります。

もしフィルター掃除しても風が弱いときはファンに汚れが積もっている可能性があり、業者による洗浄などが必要になるかもしれません。

エアコンはメンテナンスフリーではありません。
取扱説明書を見てご自身で定期的な掃除が必要です。

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