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2018年11月15日 (木)

ヘンテコな工事・・・

エアコン撤去作業でのひとコマ。

他店施工のエアコンを撤去していたところ室外機のカバーを開けると、
雑な室外機配線
なんじゃこりゃ

またずいぶんと雑な仕事してますね。

室内機と室外機を結ぶ連絡線(電源線と信号線)の他にアース線を含んだ4心のケーブルを使用しています。(普通は3心で配線します)

そしてそのアース線はアース端子ではなく外板を固定しているネジに止められていました。これでは電気的接触がよくありません。

ケーブルシースの皮むきが長過ぎてしかも本来線を通す部分ではないところにあるので鉄板に挟まれて少し潰れています。
配線が悪く線が少し潰れている
これもひどい。漏電やショートの可能性が高まります。

しかもケーブルはメーカー指定の2.0mmではなく1.6mmを使用。

で、室内を見ると
肝心のアース線がつながっていない
アース線(一番肝心なところ)がつながってませんよー

室外機につながっていたアース線は室内機のアース端子と接続していたようです。

これはまったく無意味やり方で、室内機と室外機はもとより銅管で電気的にこんな細い線よりも低抵抗で接続されているのです。つなぐ必要はありません。

肝心なのはコンセントにあるアース端子とエアコン(室内機、室外機のどちらか)をつないで、大地と接続されなければアースにならないのです。

これを施工した人は電気の資格はもとより知識などなく、間違ったことを師匠から教わったか我流にアレンジしてこうなってしまったのだと思います。
当人は間違っているとは思ってないでしょう。

外見ではわからないところでヘンテコな工事をされても気づきませんからね。

他にもいろいろありましたが今回は電気の部分をピックアップしてみました。

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http://kato-aircon.com/

2018年11月 1日 (木)

コンセントの電圧切替は

一般家庭のリビングなどに取り付けるエアコンは200Vのものが増えました。

いままで100Vだったエアコンを容量の大きな200Vのものへ買い替えて設置するにはコンセントを200Vに取り替えます。

(最近の新築マンションなどでは初めから100Vと200V両方のコンセントが付いている場合もあります。)

200Vコンセント
200Vコンセント

でもコンセントを取り替えるだけでは200Vになりません。

コンセントはブレーカーからそこまで来ている電線にかかっている電圧と流せる電流を形に表しているだけなんです。
もちろん形の合わないプラグを差し込めないようにして、異なる電圧や電流容量の機器を接続できないようにする安全の意味があります。

コンセントだけ変えると200Vコンセントなのに電圧が100Vだったり、ヘタをすると100Vコンセントに200Vかかっているということがおきます。

後者のほうは危険ですね。

電気をしらない人が工事するとこういうことが起きやすく、どうやらコンセントを変えれば電圧も切り替わると思っているみたいなんです。

危険なので資格のない人は絶対やっちゃいけませんよぉ。

電圧を切り替えるのは分電盤
分電盤

ここで該当する回路の電圧を切り替えます。

場合によってはブレーカーも取り替えないといけません。

一連の回路(ブレーカー、電線、コンセント)が合っていないと事故や不具合になります。

コンセント、ブレーカーの選定・交換も、電圧の切り替えも電気工事士でなければできません。

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2018年10月29日 (月)

エアコン工事の下見(兼撤去)

先日こちらのエアコン点検で修理に至らず買い替えになったお客さんより工事の依頼が入り下見に訪問しました。

なぜ下見をしたかというと、購入を予定されているエアコンの室内機が重いというのと、建物(戸建て)の造りが通常の軸組やツーバイフォーなどと異なりハウスメーカーによる独特な構造なので必要と判断し行いました。

お客さんでエアコンを買ってから「取り付けられません」では困ってしまいますからね。

まずは下見をするためエアコンを外します。

撤去するエアコン
故障している撤去するエアコン
室内機の熱交換器に穴が開いて少しずつガスが漏れていることが先日の点検で分かっています。

室外機はこちら
撤去する室外機
ガスの残量を見るためしばらく冷房で運転しました。

ガスがないのにガス回収作業(ポンプダウン)をするのは危険なので。

室内機の吸い込み温度は
吸い込み温度22℃
22℃です。

吹き出し温度は
吹き出し温度16℃
16℃です。

温度差は6℃でした。真夏でもこの温度差は少なすぎ。このエアコンは200Vで能力が高いタイプなのにこれではけっこうガスが減ってますね。

室外機のバルブ温度も見ました。
室外機のバルブ温度測定
往きと戻りの温度をみました。

やっぱりガス不足。

熱交換器に開いた穴は小さいのですぐにガスはなくなりません。半年から数年かけてなくなることもあります。

短時間でポンプダウンすれば問題ないと判断しガス回収を決行。

速やかに完了させました。

パイプを外すと
パイプのフレア面
フレア面の周囲がリング状に黒くなっています。

つながっていた相手側は
フレア接続面
同じように周りが黒くなってますね。

本来ここは金属同士がくっついて腐食するところではないのですが、隙間があって水が浸入していた跡です。

接続が緩かったのでしょう。エアコンでは施工にトルクレンチを使うとこのようなことが起きやすい。
もちろん経験の浅い人はトルクレンチを使うべきですが。

ガス漏れした形跡はありませんが、この部分に入った水が管温(冷媒温度)で凍ることもあり、膨張するので接続面を押し広げてガス漏れすることも考えられます。

エアコンの撤去も終わり室内機設置の確認です。
天井から穴までの寸法計測
天井から穴の位置までの寸法を見て新しい室内機と合うか確認。

続いて壁の構造をみます。
壁の構造を確認
エアコン設置用の補強板が入っていました。

補強板の手前の石膏ボードは2枚張り。かなりしっかりしてますね。

これなら購入予定のエアコンでも問題ないでしょう。

壁の穴には養生管が入っていませんでした。
配管用の穴に養生管がない
お客さんもこれに気が付いていたようで壁から風が出ていたそうです。

養生管は風を止めるのが主目的ではありませんが結果的に抑制する効果があります。

新しいエアコンを取り付けるときに入れます。

ちなみに壁の中の穴は柱に開いているように見えますが構造板にサンドされた保温材です。

これで下見は終了。エアコンはネット通販ですでに予約されているそうで工事日を決めて完了しました。

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2018年10月17日 (水)

長期間電源プラグを抜いていた場合は・・・

エアコンコンセントとプラグ

 皆さんはエアコンを長期間使用しない場合にコンセントから電源プラグを抜いていますか?

 ご存知と思いますがプラグを差したままだと待機電力を消費します。
 常時、内部のマイコンなどが働いてリモコンからの操作などを待っているのです。

 春や秋のエアコンを使用しない期間などはコンセントからプラグを抜いたほうが余計な電気を消費せずに済みます。
 ご家庭によっては夏しかエアコンを使用しないところもありますので、その場合はなおさらです。

 また待機中、基板上には熱を発しているところがあり、暖かいのでゴキブリが好んで住処にしたり卵を産み付けたりします。
 そのためエアコンを取り外すとフンや卵がぱらぱらと降ってくることがよくあります。

 これらの虫によって基板が壊れる場合も・・・

 やはり長期間使用しないときはコンセントからプラグを抜くべきですが、その場合再度使用するときに注意することがあります。

― そのままプラグを差して使用すると ―

 長期間プラグを抜いていたエアコンは、そのまま差し込んで使用するとコンセントとプラグが発熱しやすくなります。

 なぜ熱が発生するかといえば電気抵抗が大きくなっているためです。電気が流れるとそこに熱を発することは当然ですが特に抵抗の大きい部分は発熱量も多くなります。

 エアコンはコンプレッサーやファン、その他補器類で電気を消費し冷暖房する機械なので、それ以外で発熱量の多い部分は無駄な電力消費となります。

 とくにエアコンは長時間、比較的大きな電流が流れるので他の家電製品と比べて発熱量(電力消費)も増します。

 条件によってはエアコンに加わる電圧が不足して停止する場合があります。

 抵抗を増大させる原因はコンセントからプラグを抜いていたことにより、電気接続する金属部分に空気が触れて酸化被膜のようなものが付くためです。

― 長期間プラグを抜いて再使用するときは ―

 久しぶりにエアコンを使用する場合はプラグを差し込む前にエアコン専用コンセントのブレーカーを切って電気を止め、電源プラグをコンセントに数回抜き差しを繰り返します。
 ブレーカーが入ったまま行うとアーク(火花)が出て逆効果です。

 これである程度被膜が削り取られて接触がよくなります。

 コンセントやプラグに以前使用していたときの熱による変色、変形がないかよく見て問題なければ差し込んで、ブレーカーを入れて使用します。

 抜き差ししたときにゆるい(軽く抜き差しできる)と感じた時はコンセントがヘタっていますので交換したほうが安全です。

 冷暖房が効き始めたらプラグが異常に熱くないか確認しましょう。

 なお、年中差しっぱなしも安全ではありません。ときどき点検しましょう。

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2018年10月13日 (土)

意味不明な据付説明書

分電盤内の配線用遮断器
(分電盤の中に付けられている配線用遮断器)

エアコンを新品で購入すると必ず据付説明書が同梱されています。

 その中におかしなことが書いてあるのですが、今回はコンセントとブレーカーに関することに触れてみます。

 あるメーカーの説明書の内容に定格15Aのエアコンには15Aのエアコン専用コンセントとそれを保護する15Aの配線用遮断器(ブレーカーのことです)を設置するように指示があります。

 一見、もっともなことを書いてあるように思えますがちょっとおかしい・・・

 電気の配線や器具(総じて電気工作物)の設置方法は内線規程という書に従って行うことになっています。
 そこには15Aのコンセントは15Aもしくは20Aの配線用遮断器で保護する旨の記載があります。

 これが配線用遮断器ではなく昔のヒューズであれば15Aヒューズで保護しなければなりません。
 なぜヒューズでは15Aでなければならず配線用遮断器は20Aでもよいのか・・・
 配線用遮断器は感度がよく、ヒューズの15Aと配線用遮断器の20Aの動作特性が同じではありませんが近いためです。

 現在、どこのお宅でも15Aのブレーカーが付いてるところは稀でしょう。上の写真のようにほとんど20Aが設置されています。
 もちろんもっと大きな電気器具を使っているところでは配線も太くなって30Aのブレーカーが付いている場合もあります。

 説明書はどうして15Aブレーカー指定なのか気になったのでメーカーさんへ他の見解(規定)があるのか確認してみました。

― 以下のやりとりは要約しています。 ―

当方「貴社製造の定格15Aのエアコンには15Aのブレーカーでなければだめですか?」
メーカー「20Aでは過負荷保護になりません。」
当方「過負荷保護???、内線規程と異なりますね。おかしくないですか?」
メーカー「詳しい部署に確認して折り返します。」

数日後

メーカー「ブレーカーは15Aでも20AでもOKです。」

 20Aでも問題なしとのこと。
 説明書には一例を載せているからと言っていましたが、私にはそのように見えません。

 はじめ問い合わせたときに過負荷保護(エアコンの)という言葉が出ていましたが、工場などのモーター直結の単独回路では過負荷保護を兼ねてブレーカーを選定、設置しますが、家庭用エアコンでブレーカーにそこまで期待するのは無理があります。
 あくまでも短絡(ショート)や過電流から電気工作物(配線)を保護する目的と捉えるべきでしょう。

 例えば消費電力の小さな扇風機の過負荷保護がブレーカーでできるかと言えばNOです。また機器内で保護できなければ製品として販売することはできないと思います。

 エアコンの過負荷保護もその機器内の安全装置や回路で考えるのが普通ですし、現にそのようになっています。

 もしこれが15Aのブレーカー限定となった場合、ほとんどのお宅(新築でも)でブレーカー交換が必要になります。我々工事屋は儲かっていいですけどね。

 また見方をかえて、もし15Aコンセントは15Aブレーカーでなければならないとしたら、一般に流通、設置されている15A20A兼用コンセントの存在を否定することになってしまいます。(詳しい説明は省きます)

 どのメーカーも据付説明書の電気に関する記載は不明確なところがあり、室内外機の連絡線の選定にしても内線規程などに従う部分ですがメーカーごとに見解が異なります。

 エアコンの配線工事は本来、電気工事士が行うべき部分なので混乱をまねくような中途半端な説明書きは不要! と言いたいところですが電気の知識もなく工事を請け負ってしまう人がいるのも事実で難しいところなんでしょうかねえ。

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2018年9月20日 (木)

量販店でも専用回路が必要に

エアコン専用コンセント

近頃多い問い合わせに「量販店でエアコンを買ったけれどエアコン用のコンセントがないので工事を断られた。」というのがあります。

エアコン用コンセントは一つの専用のブレーカーから分けることなく単独で配線され一口の受口(コンセントなど)のものを指し“専用回路”といいます。

当店では開業当初よりエアコン用コンセントがなければエアコンを設置しないことにしています。
(エアコンの設置工事と共に専用回路を増設する場合は問題ありません。)
当時は頭の固い変な工事屋と思われたこともあったでしょう。

以前の某有名賃貸住宅では専用回路擬き(エアコン用に設置されたコンセントなのに専用回路ではない)のコンセントが設置されていて、建設および管理側に電話で問い合わせても「法律には書いてない。容量15Aのエアコンなら問題ない」と認めなかったためどうしようもなく例外として一部エアコンを設置したことはあります。

それでも最近は改めて少しずつ専用回路に直し始めているようです。大量に住宅を管理しているので一挙には無理でしょうね。

内線規程等にはエアコンのような大形電気機械器具には専用回路を設置するように記載があります。
私が学生時代に使用した電気工事士教科書(昭和59年版)を見ても同じ内容を示す当時の内線規程の抜粋が出ています。

知る限り30年以上前からエアコンの据付説明書にも「電源は専用回路を使用すること」になっています。

30年前といえば日本は異常なほど好景気でエアコンが各家庭、各部屋へ普及していく時代。

夏ともなれば家電量販店は大量にエアコンを売り、下請け工事人は大忙しで1日に5~7台設置するのが当たり前。

そんな中で容量15Aのエアコン(普通のコンセントの形状)は専用回路がなくても延長コードを使ったりして最寄りのコンセントからつないでもOK。というエアコン工事業界(元請け会社筆頭に)の都合のいい常識みたいなものがありました。

当時の建物はエアコン用のコンセントが設置されている住宅は少なく、いちいち専用回路を増設していると仕事にならないという判断です。

また下請け業者は電気工事業の登録はおろか電気工事士の資格さえない者が9割以上の時代。
畑違いの人がエアコン下請け業者になり、中には公務員をやめてエアコン工事屋になった人もいました。

元請け会社は電気工事業未登録の者に平気でエアコン工事や電気工事を請け負わすことをしていました。
(現在でもこれは・・・)

このような状況下でまともな工事ができるはずがありません。専用回路を使用しないことによる発火、火災が増えていきます。

一日にこなす台数が減っても長らくその悪しき風習が受け継がれてきました。

さすがにこれでは危険と量販店などに御上から通達が来たのでしょう。

いまではどこの量販店もコンプライアンスと称して専用回路がなければエアコンを取り付けてくれません。
いままで遵法精神を感じさせない施工を散々してきたのにいきなりコンプライアンスと言ったと聞いたときは思わず吹き出しました。

まあそれが本来あるべき形で今までが“エアコン業界村”だっただけです。

ご自宅でいままで床上のコンセントからエアコン電源を取っていたから新規に入れ替える際もそれで・・・というのは現在では通りません。専用回路を増設することになります。

でもこのコンプライアンスという言葉は度を過ぎると安全を通り越してただのバカ正直なってしまう懸念もあります。
難しいですね。

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2018年9月 3日 (月)

家を買ったら図面をもらいましょう。

新築の戸建てを購入したらエアコンを設置してから引っ越すという方が増えています。

しかしほとんどの場合、マンションとは異なり壁にパイプを通す穴がありません。

エアコンを工事する者がドリルで穴を開けます。

当店では穴を開ける前に図面があれば見せてもらっています。
建物の図面
これを見るとどこに筋交いが入っているのかわかります。

これは2階だなとわかれば図面が読めて建物の構造がわかる人です。

木造軸組工法の筋交いは大切な構造物なので穴を開けることができません。

壁掛け型ルームエアコンの穴あけ位置は筋交いのあたるところにくることが多く、またそこへ黙って開けてエアコンを付けていってしまう工事人もいます。
(エアコンを取り外したときに判明します)

本来、エアコンは室内機の背面右下に穴を開ける構造になっていますが、先ほどの図面ではそこに丁度筋交いが入っていて左側に開けることになりました。
筋交いをよけて左側に穴あけ
左でも配管できますが冷媒管が本体裏を通り結露が起きやすくなるため可能であれば右が基本。

穴を開けたらスリーブ(養生管)を入れます。
穴に養生管を入れたところ
穴はエアコンから出る排水を流れやすくするため外に向かって下り勾配にします。

このように図面があると安心です。

筋交いは柱のように壁を叩いたり針を刺したりしても簡単にはわかりません。もしそれで発見できたとするとタスキ(右左両方、ダブル)に入っている可能性が高く、エアコンの設置位置をずらすことになります。

近頃の建売住宅などではお客さんの持っている図面が間取り図のような簡素なもので、とても図面とは言えないようなものであったり、そもそも図面を1枚も渡されていないというお宅もあります。

いまは図面も手書きではなくCADなどで作成するので紙に印刷するのも手間であったり経費節減でしないのかもしれません。

青焼き(青色)の図面などは古いお宅でしか見なくなりました。

今回のお宅も図面をもらっていないとのことでエアコン設置前に住宅販売業者から入手していただきました。

それでも平面図のコピー2、3枚だけです。

エアコン設置にはこの程度でも十分なので構いませんが、将来建物の内装、間取りをいじったりする場合は本来の詳細な図面があったほうがよいのでは。

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2018年8月29日 (水)

えっ!あの大手メーカーがこれ?

あるメーカーのエアコンなのですが・・・

室内機の端子台
エアコン室内機の端子台部分
黄色の丸部分は電線を押さえるためのバンドが取り付けられるところです。

拡大すると
電線押さえの部分を拡大
なにやら丸い線が2本通る形状になっています。

日本のルームエアコンの室内機と室外機を結ぶ電線はVVFケーブルと決まっています。
VVFケーブル
このように心線が横並びで平形になっています。

しかし本体側の形状があっていません。

海外で設計されたエアコンでそちらの規格電線を通すようになっているのだと思います。

どこかの使いまわし・・・

このメーカーは昔からエアコンを製造していますが、いままでこのようなものは見たことがありません。

据付説明書を見てもVVFケーブルを使用してケーブルの外装部分(灰色の部分)で押さえるように指示されていました。

指示通りに付属のバンドで固定します。
電線をバンドで固定
白い線はアースです。

でも本体側の形状が異なるためかなり電線に食い込む感じでムリがあります。

ほかにやりようも無く説明書通りなのでこれでよしとしました。

またこのバンドのデザイン、どこかのメーカーに似てます。
他の部分もどこか似ているところが・・・

外国企業の子会社になったメーカーなので仕方ないのかもしれません。

近年は家電メーカーの衰退が顕著です。

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2018年7月19日 (木)

空調服 買っちゃいました!

とうとう空調服を購入してしまいました。

エアコンの工事や修理の作業をやっていて何が大変か・・・ 仕事場に冷暖房がないことです。(あたりまえ・・・)

エアコンの資材屋さんで事あるごとに空調服を勧められていたのですが、いつもマイ扇風機(正確にはサーキュレーター)を使わせてもらい作業を行っていたので「そんなもんいらん」と断っていました。

サーキュレーターを扇風機代わりに使っても室内では問題ありません。

しかし先日屋外の炎天下で2階までの梯子作業を行った際、サーキュレーターを使用してもほとんど効果なくかなりヤバイ状態(熱中症の手前)になってしまいました。

手持ちのお茶はすぐ飲み干してしまい、お客さんも心配されて冷たいお茶を出していただき、午前中だけで3リットル近く飲みました。(塩分補給もしています。)

そこで今年はさすがに空調服が必要だと思い資材屋さんに電話。「ちょうど在庫があります。」
売れてしまわないように取り置きしてもらいました。

空調服のセット
バッテリーと充電器、ファン、空調服(作業着)です。

服には丸い穴が2つ
空調服には丸い穴が2つ
この穴にファンを取り付けます。

ファンを箱から出します。
送風ファン

取り付けは簡単。

バッテリーと充電器
バッテリーと充電器

充電して
バッテリー充電中
このバッテリーでスイッチのオンオフと風量を4段階で調整できます。

バッテリーの持続時間は最大風量で8時間、最小風量で40時間のようです。
結構長持ちです。

さっそく着用してみた感想は思ったより快適。汗をかけば気化熱を奪われて更に涼しく感じるようです。

今年の暑さは例年になくこたえます。お客さんに救急車を呼んでもらうことのないように作業を行いたいと思います。

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2018年6月 6日 (水)

電気、接触不良が危険な理由

先日こちらで延長コードを使用していて発火の危険性などについて書きました。

ではなぜそれが危険なのか・・・

各家庭には分電盤(ぶんでんばん)という電気を各部屋へ分けているところがあります。
分電盤
ブレーカーのあるところと言ったほうが早いですね。

この写真では左から電力会社の電流制限器(リミッター)、漏電遮断器、各部屋へ分岐している小ブレーカー(過電流遮断器)となっています。
(電力会社との契約により付いているものが異なる場合があります。)

電流制限器は電気の契約容量に応じて使用できる電流の上限を制限するもので、全体の使用量が制限を超えると自動で落ちるようになっています。
これは保護というよりも電気の使用を制限する目的のほうがメインで電力会社の財物です。

その右にある漏電遮断器は電線や機器で“漏電”といって電気が漏れた際に遮断する装置です。
電気は本来、往きと帰りが同じ量のはずですが途中で漏れるとそこに差ができます。それを感知して作動します。

右にいくつもある小ブレーカーは各部屋のコンセントや電灯への配線類を保護しています。
電線がショート(短絡)したり、電気を使い過ぎて危険な場合は作動して電気を止めます。

このように分電盤は電気の安全を確保するため重要な役割を担っています。

しかしこれらの各遮断器で保護できないものがあり、それが接触不良です。

電気的に抵抗が大きくなった接続箇所を接触不良(接続不良)といいます。その抵抗により発熱、電圧降下が大きくなり発火します。

容量の小さな細い電線(延長コードなど)に多くの電流を流しても同じようなことが起きます。

これらの場合過電流は起きません。もちろん漏電でもありません。
分電盤の保護装置では感知できないのです。

発熱した電線類やコンセント、プラグなどは電線は溶けずとも絶縁物が次第に焼けて炭化(カーボン化)しそこに今度は電気が流れはじめます。
そのうちプスプスとくすぶり発火します。

エアコンのように長時間電気をたくさん使う機器は特に気を付けなければなりません。
(電子レンジやドライヤーなども電気をたくさん使いますが短時間のため危険性は低くなります。)

いまも危険な状態で気付かず使用されている発火予備軍のようなお宅を多く見かけます。

近頃の建物はエアコン用に専用コンセントが設置されていますが、そうでない建物で工事費用を安価にしたいがために専用回路を設けずエアコンを設置する、またはそれを工事人に強要することは危険な行為なのでやめましょう。
工事屋さんが自らそうした行為をした場合は論外ですが。

電気は安全ではありません。安全に使用することが重要です。

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