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エアコン電気工事

2018年6月11日 (月)

200V用ブレーカーに交換。

リビングに200Vエアコンを設置してコンセントも200V用に交換しました。
エアコン200V用コンセント

これだけではエアコンのプラグを差し込んでも動きません。電圧はまだ100Vです。

稀にお客さんが勝手にコンセントを交換していて電圧が100Vのままということがあります。
コンセント交換も電気工事士でないとやってはいけませんよ。いまはホームセンターで簡単に入手できるので便利ですが無資格者に販売するのはどうかと・・・。

ブレーカーのところ(分電盤)へ行って電圧を切り替えます。
分電盤を開けたところ

しかしブレーカーが100V用でした。

ブレーカーも200V用に交換しなければなりません。
100V200V兼用のブレーカー
100Vと200Vのどちらでも使用できるブレーカーです。

100V用のブレーカーに200Vを印加しても壊れるということではなく、遮断器を作動させる素子の数に決まりがあります。

100V用のブレーカーでそのまま200Vを使用すると危険で、電気設備技術基準や内線規程に反することになります。

そのほか遮断電流も配線の太さ、コンセントなどにより選定する必要があります。
ブレーカーが落ちにくいように容量の大きなものを選んでは保護装置になりません。

100V用ブレーカーを外して
取り外した100V用ブレーカー
黄色いものは目印に付けたテープです。

箱から出した200V用ブレーカーを付けます。
新しい200V用ブレーカー
これも中国製か・・・

交換と電圧切替が完了。
ブレーカー交換と電圧切替が完了

回路の絶縁抵抗測定や電圧測定、施工記録をとって完了です。

無許可の業者と異なり、電気工事業を登録している者は、どこで、いつ、どんな施工をしたか、主任電気工事士と施工者の名前、試験結果はどうだったかなどを記録保存する義務があります。
めんどーですけど・・・“電気工事業の業務の適正化に関する法律”の条文にあるのでしかたない。coldsweats01

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2018年5月21日 (月)

マルチエアコン設置(電源補修)

前回からの続きで、あやしい電源を補修します。

既設のエアコン電源

入線カバーから出てきている電線は電線管ではなくドレンホースに収まっています。

一見、PF管(屋外に使用できる可とう電線管)に見えますがそれとは異なりフニャフニャです。

エアコン工事人が入線カバーの中で電線を接続した可能性が高いため開けて見てみます。
入線カバー内の電線接続状態
ハイ、エアコン屋さんダイスキsign02何でもかんでも+どこでも差込形コネクタsign01ってオイ。

差込形コネクタは屋外のこのような状況下では心配です。大雨などで水分が付着したり高湿度の環境には不向きな接続。

差し込む電線が曲がっていたり、電線を動かしたりすると接触不良のもとになります。

エアコンのように長時間大きめの電流が流れるところでは尚更です。

バネの力で接続を保持する方法がよくぞ電気用品安全法の適用を受けられたものだと首をかしげていますが考えすぎでしょうか。

これから10年、20年あるいはそれ以上使用するのでより安全な方法で直します。

入線カバーを撤去して防雨形ボックスを取り付けます。
防雨形ボックスの取り付け

このボックスは穴が開いていませんので各所必要に応じドリルで加工します。

電線を通して圧着接続
リングスリーブによる圧着接続
歴史と実績のある圧着です。

絶縁キャップを取り付けます。
180519_50

ボックスの周囲と穴の部分で必要なところはコーキングで止水します。
ボックスをコーキングで止水処理

結露水などが溜まらないように下面に穴を開けています。

パッキン付きのフタを付けるとこのようになります。
フタを取り付けた様子

これで安心。

次回は室外機の施工です。

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2018年5月 9日 (水)

既存の接地線(アース)を使う

東京都世田谷区にてエアコン工事を行いました。

真空引きをしているところです。
真空引きの様子
室外機は少し不安定なところに置くので劣化の影響が少ないコンクリート台を使用しました。

こちらのお宅では室内のエアコン専用コンセントにアースがありません。

室外機の脇には
地面から既存のアース線
以前ここに設置されていたエアコンに使用していたアース線が地面から出ています。

アースにはその種類により接地抵抗値(大地との接触抵抗値)が定められています。

アース棒を買ってきて地面に打ち込めばよいというものではありません。

家庭用ルームエアコン(対地電圧300V以下)では“D種接地工事”が必要です。(昔は第三種接地工事といいました。)

D種接地は接地抵抗を100Ω以下にする必要がありますが、ここは基準を満たした漏電遮断器が設置されているので500Ω以下とすることができます。

アース線の先を切り落として被覆をとりますが真っ黒。
銅線が真っ黒
だいぶ古いようですね。

とりあえずこのままクリップではさんで
アース線をクリップではさんで

“接地抵抗計”を使用して測定します。

測定前に計器の地電圧測定レンジで問題なし。(説明しませんがこれ大事)

次に抵抗値を測りますが接地抵抗が高いと針が思いっきり右へパチンッと壊れそうなほど振り切るので恐る恐る・・・

測定スイッチオン!
接地抵抗計で測定
450Ωcoldsweats01。余裕はありませんが規定内。

針は4.5位を指していますがレンジが×100なので約450Ωです。

そのまま使用することにします。銅線を磨いて室外機に接続しました。

接地工事をしたときはもちろん測定しますが、誰が施設したかわからないアースは接地抵抗値が規定よりも大きいことがあるので測定するようにしています。

接地抵抗計を持っていない、測定の仕方がわからないというエアコン工事屋さん多いのでは。

もちろんアース線に接続するだけでは測定できません。

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2018年4月13日 (金)

途中での電線接続(ボックス取付)

建物建築時にエアコンのパイプを壁や天井内に埋め込んでおく施工をご存知でしょうか。

“埋設配管”、“先行配管”、“隠ぺい配管” などと呼ばれていますが、パイプなるべく見えないようにするために行う施工方法です。(ただし問題も多い)

あるマンションで居住者が入れ替わり、埋設配管を再使用するエアコン設置工事を行いました。

外壁にパイプが出ていますが、
化粧カバーの中で電線がつないである
配管化粧カバーの中で電線がつないでありました。

これはもともとのパイプの埋設方法にも問題があり、本来は電線接続しなくてもよい方法をとるべきなのですが・・・

よくない電線接続

接続がこれでは発火することも考えられます。

冷媒管は結露する場合があり配管化粧カバーなどの中で接続があると危険です。

こんな工事をしているから火事になって量販店などへ経産省から“途中接続禁止”の通達がくるんですね。

冷媒管も同じところでつないであります。
冷媒管がユニオンでつないである
これはほかにやりようがないので仕方ありません。

しかし以前の施工が信用できるものではないので
安全のためすべてつなぎ直し
全部外してつなぎ直します。

信用してガスが漏れたらつまらないですから。

断熱とテーピング完了
接続箇所を断熱してテーピング

次に電線の接続に移ります。

配管化粧カバーの横に10㎝角の防雨ボックスを付けます。
電線用ジョイントボックスの取り付け

しかし壁から出ている電線が短くボックス側面から電線を入れました。

このボックスは穴が開いていないので電線挿入用の穴と、水抜き用で下面に穴を開けてます。

電線を圧着接続します。
電線の圧着接続
2㎜どうしの接続なのでリングスリーブ小、圧着ダイス小です。

差込形コネクタという安易なものは使いません。長期信頼性に欠けます。

絶縁用のキャップを取り付け
絶縁用キャップの取り付け

ビニルテープでもよいのですがこちらのほうがはがれる心配が少ないので使用しています。なおビニルテープの場合はJISC2336を使っています。

電線を収めて
ボックス内へ電線を収める

電線が外から引っ張られないようにボックスの内側からインシュロックで固定しました。

ふたをして室外機を設置します。
ふたをして室外機設置

このふたには防水用のパッキンがあって雨などの侵入を防ぎます。

室外機も接続し真空引きをして完了です。
真空引きして完了
ボックスは目立ちません。

配管長による冷媒追加充填も必要なく試運転結果も良好です。

エアコン工事は通り一遍のことができればよいのではなく現場や状況に応じて知恵を巡らせ対応を変化させなければ安全は確保できません。

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2018年4月12日 (木)

エアコン、アースは一か所で。

エアコンにはアース(接地)をするように据付説明書に書かれています。

(アースを接続することを「アースをとる」ともいいます。)

ルームエアコンの場合、アース線を接続するネジは室内機と室外機の両方にあります。

室内機のアース接続ネジ
室内機のアース接続ねじ

室外機のアース接続ネジ
室外機のアース接続ねじ

「あれ、うちのエアコン片方しかアースにつながってないよ」というお宅が多いと思います。しかしそれが正しいアースのとりかた。

室内機と室外機は冷媒管でつながっています。
銅管で電気的にも接続

冷媒管は銅でできたもので室内機と室外機が電気的につながったことになります。

見方を変えれば室内機と室外機は一体のものともいえます。

そのため片方だけ接続すればOKです。

一番良くないのは室内機と室外機で別系統のアースから接続することで、例えば室内機は室内のコンセントにあるアース端子で、室外機は地面にアース棒などを埋めてとるといった行為です。

一見、両方にアースがあって安全なように思えますが別のアースの間には電位差があり、時にはそれが大きくなる場合もあるためです。

昔のお役所関連の工事で業務用、家庭用含めアースネジすべてにアース線を接続するように指示していたところがありました。

室内機と室外機を電気的に絶縁した取り付けをしたなら別ですが、マルチなど室内機が複数台接続されたエアコンの場合でも適正なところ一か所でとってあるのが正解です。

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