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エアコン電気工事

2019年5月29日 (水)

モールで専用回路増設

モール(電線を入れるケースみたいなもの)を使ってエアコン用の電源として専用回路を増設しました。

ここは賃貸住宅ではじめは不動産屋さん側で工事してくれる話だったのですが、どういうわけかこちらですることになりました。

室内機設置予定場所がこちら
室内機設置予定位置
エアコンを先に取り付けようと思っていたのですがこの日はあいにくの雨。

電気工事から始めることにしました。

まずはコンセントのボックスを付けます。
コンセントように露出ボックス取り付け
壁が石膏ボードなのでボードアンカーで固定しました。

そこから分電盤(ブレーカーのところ)までモールを付けます。
モールの取り付け
まだこれだけしか付けてません。😅

モールの切断には昔から使っているこの塩ビカッター
塩ビカッター
塩ビ管も切れます。

長持ちするのでまだまだ使えそうです。

天井に沿って付けます。
モールを天井に沿って取り付け
壁とよく似た色なのでちょっと見えないですかね。

モールは両面テープが付いているので押さえるだけで壁に付きますが、時間が経つとはがれて落ちることがあるのでねじも打ちます。

電線が壁を貫通するところには穴を開けて
壁に電線を通すための穴
下地の無いところを開けます。

反対側
モール取り付け
こちらは曲がりが多くなって少し手間がかかります。

ようやく分電盤まで取り付け
モールと分電盤
分電盤の周囲だけ直にコンクリート壁なのでハンマードリルで下穴を開けました。

また元に戻って電線を入れます。
モールに電線入れ

同時にモールのふたをしていきます。
19052440
スッキリ。ってほとんど見えませんね。

穴の貫通部も
室内側貫通部付近の仕上がり

廊下側
廊下側仕上がり
こっちは見えます。

分電盤まわり
分電盤まわりのモール
このようになりました。

コンセントを取り付けて
コンセント取り付け
100V用20Aのコンセント。

分電盤にアースがないのでエアコンは室外機周辺に接地極を埋設します。

こんどは分電盤の作業。
ブレーカーとIV線
増設用のブレーカーとIV線です。

こちらの分電盤、200Vがきてますが構造上100Vしか使えません。そのためブレーカーも100V用(2P1E20A)を選定。

増設前の分電盤には
ブレーカーが4つ
ブレーカーが4つ付いています。

左下に別のエアコン専用回路があるのでできるだけ電気的なバランスをよくするため右上の空きスペースに増設することにします。

でも・・・
N極のバーがない
N極のバーが紛失されていてありません。

/(^o^)\ナンテコッタイ

ねじだけが残っていました。

先ほどのIV線はこれのために用意したもの
IV2.0mm
20Aで使用するので配線したケーブルと同じ2.0mmです。

ブレーカーを取り付けて接続します。
ブレーカー取り付け接続
バーのねじにスプリングワッシャーが付いていて銅線をリング状にしても座りがよくありません。

そこで車から丸端子を持ってきてスリーブ部分を切断して平ワッシャー代わりに使いました。
普通の金属ワッシャーでは問題になることも考えられるのでこれなら安心。

ブレーカーに配線をつないで
ブレーカーに配線を接続
この丸めて接続するのは昔から当たり前に行われています。

丸める必要のない場合もあります。

あとは絶縁抵抗測定や電圧確認、極性確認をして完了。

そしてエアコンを取り付けます。
据付板と窓パネルを設置
パイプを通す穴を開けられないので窓にパネルを取り付けます。

専用回路が元々ないので配管用の穴もありません。築年数からエアコンを設置することが想定されていないんです。

工事をしていると東京電力の人がきて・・・
電流制限器が接続器に交換された
リミッタ(電流制限器)を外して接続器に交換していきました。

時代はスマートメーターですね。メーター側にリミッタの機能が付いてます。しかも自動復帰なので落ちてもいちいち上げにいく必要がありません。(一定時間内の回数に制限はありますが)

― 専用回路増設にあたり ―

お客さんが部屋を退去するときにエアコンと一緒に専用回路も原状回復で撤去する場合はモールにいれることは通常しません。
今回は退去時にそのまま残して使い続けることを前提に許可を得て工事しています。

賃貸住宅で専用回路の増設が必要な場合は一旦貸主側へ相談しましょう。
許可を得るのもありますが残していく場合は貸主の財物になるので、もしかすると工事してくれたり費用を負担してくれるかもしれません。

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2019年4月30日 (火)

エアコンのアース接続

エアコンにはアースが必要だということは皆さんご存知のことと思います。
これは"アースを付けたほうがいいですよ"という推奨の意味ではなくて法的に義務付けられています。

室内機のアース接続端子の例
室内機のアース接続端子の例
熱交換器にアース端子がある

なお、多くの室内機は熱交換器にアース線をつなぐ必要はなく、ここからあらかじめ線が延長されて室内外機を結ぶ連絡線の端子台にアース端子が付けられています。
(施工性向上と施工ミスによる水漏れ、故障の防止のため)

室外機のアース接続端子の例
室外機のアース接続端子の例
端子台そば、もしくは室外機外板部にアース接続端子があります。

でも実際には共同住宅などでアースが近くにないとか、いろいろな理由で接続できないこともあります。
そこでエアコンは設置できません、なんて言ったら真夏などは別の危険が・・・

"乾燥した場所(内線規程での定義)"にエアコンを設置する場合はアースを付けなくてもOKなのですが、一般家庭においてそのような設置条件はほぼないといっていいでしょう。

一般的に室内機は部屋の中で乾燥した場所に該当するところへ取り付けるのでアースは必要なく、室外機は屋外の雨にあたる"水気のある場所(内線規程での定義)"に取り付けるのでアースを接続しなければならない。と考えられるのではないでしょうか。

そのためアースは室外機に接続する、と思われるでしょう。

いまではエアコン専用に設けられたコンセントにアース端子(アースターミナル端子)が付いているのが普通。それを室外機まで線を延ばしてつなぐのは配線が増えて面倒です。
この場合そんなことはせず、室内機に接続して室外機にはつないでないと思います。

「えっ、どういうこと?室内機につないでも意味ないのでは?手抜き工事かよー!」と聞こえてきそうです。

いえ、これで室外機にもアースが接続されました。べつに室内機と室外機をアース線でつないだわけではありません。

どういうことかというと・・・冷媒管です。

昔からエアコンのガスが流れる冷媒管は銅管です。銅は電気を流しやすく電線も同じく銅が使われてますね。
この室内機と室外機を結んでいる冷媒管が屋内と屋外にある機器を電気的に一体化させているんです。

室内機の冷媒管接続例
室内機の冷媒管接続例
室内機の熱交換器からきた銅管と室外機へ向かう銅管が真鍮の接続部でつながっている。

室外機の冷媒管接続例
室外機の冷媒管接続例
室内機からきた銅管が室外機の真鍮製バルブに接続されている。

バルブから室外機の金属筐体や熱交換器、コンプレッサーに至るまで鉄、銅、アルミニウムなどで電気的に接続されています。

真鍮は銅よりも抵抗率が高いため比較すると電気を通しにくい性質がありますが、接続部は太く断面積が大きい(抵抗が低くなる)ので問題になりません。

アースという観点から見ると室内機と室外機は一体のものということがわかりますね。
なので室内機または室外機のどちらか片方へ接続すればすべてアースに接続されたことになります。配管された冷媒管も本体の一部ということです。

また室内機はコンセントのアース端子につないで、室外機は地面に別の接地極を埋めて双方でアースを接続することは一見完璧に思えますが、意味がありませんし思わぬ弊害が出ることもあります。
どちらか片方で接続するようにしましょう。

コンセントにアース端子がある場合はそこに接続するのが基本です。

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2019年4月25日 (木)

15Aコンセント売ってない?

200V用15Aのコンセントを売っていない?
これは200V用20A(エル・バー形、片目が涙目のようになっている)

エアコンの資材店で他の材料を買うついでに200V用のコンセントも一緒にと思って見渡したのですが20Aタイプのみあって15Aがありません。

店員さんに「置いてないの?」と聞くと「ないですね、売れないんで。」という返事。

200V用15Aのコンセントは
200V用15Aコンセントの形状
(画像を加工しただけですが)こんな形で目のように見えるところが両方まっすぐのタンデム形

ということはエアコンの15Aプラグが20Aのコンセントにもささりますね。

じつは20Aのコンセントは15Aと20Aの兼用コンセントなのでどちらのプラグも使えるわけです。べんり~

店員さんは"両方させるんだから15Aコンセントなんて何に使うの?"という表情です。
面倒なので説明などせず店をあとにしました。

でも15Aのコンセントは必要なんですよ。

他のエアコン工事屋さんの中には割と勘違いしているというか、知らないでなんでも20Aのコンセントを付けてしまう人が結構います。

20Aのコンセントを付けてはいけないところもあるんです。

それはブレーカーからコンセントまで配線されている電線の太さによります。

だいたいエアコン専用回路に配線されている電線(銅線)の太さは直径2.0mmもしくは1.6mmで、ほとんどの場合2.0mmですがたまに1.6mmということがあります。

2.0mmでブレーカー(この場合20A配線用遮断器)が設置されていれば20/15A兼用のコンセントでOK。

1.6mmの場合は20Aのコンセントを設置できないため15Aコンセントに限定されます。(20Aのプラグはエル形状でささらない)

店員さんの「(15Aは)売れないんで。」というのは、エアコン工事屋さんが買わないということもあるでしょう。

エアコン工事と合わせてコンセント交換をしてもらう場合は要注意。1.6mmの配線に平気で20Aコンセントに交換して、しかも電気容量20Aのエアコンを設置していくのがいますから。

"ないせんきてい?なにそれ"の世界。第二種電気工事士の資格を取るためだけに問題集で詰め込み勉強するとこうなります。

また現在のコンセントの裏側には親切に"2.0mm、2.6mm Cu単線専用"とか電源の配線を差し込める電線太さが表記されてたりもします。
それでも1.6mmをさしちゃうエアコン屋さん。どうなんでしょう。

このことを知ったら過去にしてきたことで青くなる工事屋さんもいるかもしれません。

エアコンの入れ替え工事で周囲と異なる20Aコンセントが付いていると前の工事屋さんやらかしてないかな?と気になります。

電気って資格を取った後も勉強することが盛り沢山。時代と共に変化する規定にも対応しなければなりません。

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2019年4月10日 (水)

ブレーカーにも寿命あります。

○ブレーカー
19040910

エアコンには専用回路といってブレーカーから単独で配線された電源が必要です。

ブレーカーは何のために付いているのかというと、電線や機器に流れる電流を制限して保護するのが主な目的です。
中には漏電遮断器を兼ねているタイプもありますが通常は主幹(幹線側)に漏電遮断器がひとつ付いて各回路のブレーカーは過電流のみ検知します。

たとえば電線がショートすると瞬時にブレーカーが落ちて被害を最小限にしたり、過大な負荷で電線が過熱し危険な場合にも作動します。

普段はほとんど操作することがないため、その存在すら忘れ去られているのが現実でしょう。
(頻繁にブレーカーが落ちて操作するお宅は何か問題があるかも)

お客さんに「ブレーカーはどこですか?」と聞くと「えーと、どこだっけ?」なんてこともあります。

ちなみにあのブレーカーがたくさん集まっているものを分電盤(ぶんでんばん)といいます。

そのブレーカーにも寿命があるって知ってました?

およそ13年だそうです。

しかし交換時に外したものを見ると昭和時代製造なんてのもよくあります。
製造年月が側面に印字されて付いたままだと見えないんですよねー。

エアコン回路のようにブレーカー容量いっぱいまで使うことが多い場合はその分劣化も早くなるので、できればこの13年を目安に取り替えたほうがいいかもしれません。

一般のものには動作テスト用のボタンなどもなく、いざというとき本当に作動するかなんてわかりませんからね。

13年というとエアコン本体もだいたいその程度で寿命を迎えて取り替えるので、その時いっしょにブレーカーも交換するというのもひとつの方法です。

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2019年4月 8日 (月)

発砲ポリウレタンで電線が・・・

建物の断熱材に使われる発砲ポリウレタン。

ウレタンフォームなどと呼ばれてホームセンターでも缶に入ったものが売られてますね。
隙間の充てん剤としても使われてます。

でもこれらは電線には悪さするんですよ。

エアコンの入れ替えをと依頼を受けて、お客さんのお宅(都内)へ下見に行きました。

じつはこちら10数年前にも当店でエアコン工事の際、専用回路(専用コンセント)の延長工事を天井裏でしていたのですが、当時その天井裏がものすごく暑くて長時間入ってられない状態でした。

その後、別の部屋のエアコン工事に伺った際、天井裏にウレタンフォームを施工してかなり快適になったとの話を聞いていました。

そして今回は現在の最大電流15Aより容量の大きい20Aタイプのエアコンを設置予定とのことで天井内の状態を確認するのが目的です。

天井内に入ると
天井内に吹き付けられた発砲ポリウレタン
発砲ポリウレタンがしっかり吹き付けられてました。

これなら断熱性能がアップして冷暖房効率もよくなりますね。

前回、専用回路を延長したときのジョイントボックス
VVF用ジョイントボックス
いつの間にか関係ない赤い線が入り込んでます。

下にある天井カセット形エアコンは故障で現在は使われていません。その電源をここで延長して通常の壁掛け形エアコンの専用回路として前回設置したのです。

周囲を見ていくと
発砲ポリウレタンに電線が埋まっている
電線がところどころ発砲ポリウレタンに埋まっています。

エアコンの専用回路も吹き付けられて埋まっているところがあります。

こちらは
落ちた発砲ポリウレタンに覆われた電線
施工時に発砲ポリウレタンが電線にタレて覆われています。

ポリウレタンとの接触だけでも電線の絶縁材を化学的に劣化させるそうですが十分な実証がないのでよくわかりません。

ここで特に問題となるのは電線が放熱できなくなること。

多くの電流を流すことで発熱も大きくなる電線は断熱材に覆われていると温度がどんどん上昇して電気を漏れないようにしている絶縁材が劣化してしまいます。
危険ですね。

現在の新築であれば発砲ポリウレタンを吹き付けた後に電線を施工するとか、電線管などで防護するなどの方法が取られていることでしょう。
でも既築の建物に後から吹き付ける場合はそうはいきません。

これらを吹き付ける業者さんは電気関連の知識まではないと思います。

内線規程によればこの断熱材とは接触させないように。となっています。

また日本電線工業会の資料によれば発砲ポリウレタンに覆われた場合、電線(ケーブル)の許容電流の6割程度に抑えたほうがいいようです。

そのため今回20Aのエアコンを設置できるように専用回路を引き直すことになりました。

建築材料に新しい素材が出てくると思いもよらないところに問題が出てくるものです。

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2018年10月26日 (金)

200Vエアコンのコンセントは

ルームエアコンも年々冷暖房能力が大きくなって昔では業務用エアコンでしかありえなかった容量のものまで売られています。

そのため100Vでは電力が足りず200V仕様のもの(冷房能力4.0kW位から)が多くなっています。

一般家庭でも200V(単相)を引き込んであるのが今は普通ですね。

200Vのエアコンは電源プラグにアース極(接地極)の付いた3極になっています。

エアコン200V用コンセント
エアコンに使用される200V用コンセントです。

このコンセントに差し込めるように電源プラグも同じ形状をしています。

100V用のエアコンはアース端子にねじ止めして別に配線しますが、200Vはプラグを差し込むだけでアースがとれる安全を考慮した設計になっています。

でもそこには施工上で間違いを起こしやすい面があり注意しなければなりません。

― アースがつながっているとは限らない ―

コンセントのアース極に接地線がつながっているとは限りません。

エアコンの電源プラグが3極のため屋内配線でコンセントまで接地線がきてなくても、このコンセントを付けることになるのです。

エアコンの入れ替え工事で撤去した200Vのエアコンに地面から出たアース線(どういうわけか白色)がつながっていました。

この場合はとくにコンセントのアースはつながっていない可能性が高い。

新しい室外機を設置して
室外機と地面から出たアース線
まだアース線はつなぎません。

室内機と室外機の両方でアースをとるのはよくありません。どちらか片方でとります。

室内の既設エアコン用コンセントに接地線がつながっているか調べます。
コンセントに接地線がつながれているか確認
対地電圧で調べました。

結果はコンセントのアース端子はダミーでつながっていません。

ということで室外機に既存のアース線をつなぎます。
室外機に既存アース線を接続
これで室外機でアースがとれました。

200Vのエアコンでは接地線がなくても強制的にアース極のついた3極コンセントを付けることになります。

そのため既設のコンセントをそのまま使う場合はアースがとれているか調べないとわかりません。

この200Vアース極付きのプラグ形状は勘違いを誘発するので見直したほうがいいと思うのですが。

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2018年7月 4日 (水)

コンセント交換完了。と思ったら

エアコンを新品へ入れ替え工事し、それに伴いコンセント交換を行いました。

エアコン工事を終えてコンセントの交換を行います。

いままで使っていたコンセントがこちら
100V、20A専用のコンセント
20A専用のコンセントです。

いまではめずらしいもので、100V用ですが20Aのプラグしか差し込めません。

入れ替えたエアコンは古いものより省エネで15Aのプラグなので交換します。

100V15Aのプラグというのは普通の電気製品と同じ形です。
だからといって専用回路以外(分岐回路)からエアコンの電源をとることはできません。

コンセントを開けて電線の固定ねじを外すと
電線のリングの作りが今ひとつ
うーん、このリングではそのまま使用する気になりません。

リングの作り方を習わなかったか、電気工事士の資格がないか・・・

15Aと20Aのどちらも使えるコンセントに交換します。
15 A、20A兼用のコンセント
中の形状は古いものと同じですね。

電線を切ってリングを作り直してねじ固定します。

フタを付けて取付完了。
コンセントのフタを付けて取付完了。
この後ブレーカーの仕様などを調べに行くのですが・・・

あれー。
ブレーカーから出ている線が細い
エアコン専用回路のブレーカーから出ている線が細い。

コンセントのところは太い線だったのですが。

この線の太さでは20Aコンセントの設置はできません。
20Aフルで電流を流し続けると絶縁被覆のビニールが熱で耐えられません。

エアコンの使い方によっては危険を生じます。

この場合は15Aのコンセントしか設置できません。

やはり前の20Aコンセントを設置した工事人は無資格者で知らずにやったのでしょう。
専用回路の途中で電線を接続してそこから太い線にしていたのです。

せっかく付けたコンセントですが再交換します。
15A用のコンセント
これに取り替えます。お馴染みの形ですね。

先ほど付けたコンセントは撤去して15Aのものを付けます。
15Aコンセントを設置
15Aコンセントは分岐接続できるように下側にも電線が渡り接続できるように作られています。

それにひきかえ20Aコンセントは分岐回路では使用できないことになっているため渡り接続もできないように作られています。

あとはフタを付けて今度こそ完了。

無資格者や素人で工事したあとはこのようなことがよくあります。中には資格があっても内線規程を知らずにやっている人もいますが・・・

今回はエアコンが15A仕様なので助かりました。20A仕様だと専用回路の引き直しになります。

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2018年6月22日 (金)

エアコン専用回路の補修

エアコン専用回路(専用コンセント)に配線されている電線の補修工事を行いました。

建物はマンションの一室で、専用回路はバルコニー内の壁にボックスが設けられそこから室内のエアコン用コンセントへつながっています。
専用コンセントへ延びる電線
めずらしい方式ですね。

これは30数年前、建物竣工時に設置されたエアコンが室外電源機であったため、そこへこの黒い電線で直接接続されていたものと思われます。

電線をよく見ると
劣化した電線
ひび割れが見えます。

お客様いわく、数日前に電線から煙が上がって消防や警察がきて大変だったそうで。

持ち上げてみると
心線が見える
中身が見えてますね。

拡大すると
電線のひび割れ部分

いままで何事もなかったのが不思議なレベル。

この電線は選定を誤ったため絶縁被覆が紫外線、その他で劣化してこのようになったものと思われます。

― 安全な方法で補修します。 ―

ボックスを開けてみると
専用回路のボックスを開けたところ
ありゃー。アースはないと思ったら使ってなかっただけ・・・

緑色の線持ってきてないよ・・・。

電線はVVFケーブル(2.0-2C)と白色のIV線(1.6)を新たに配線して接続しました。
既設のボックス内で電線を接続

白色IVをアース線に使用するので緑色の標識を施しています。(内線規程による指示)

合成樹脂管配線としました。
合成樹脂管配線1
合成樹脂管配線2
同時にエアコンも新品へ入れ替えるので新しい室外機が見えます。

室内のエアコンコンセントからきている電線(VVF)と防雨ボックスを設置して接続します。
新設の防雨ボックス内で電線を接続

以前は左にある配管化粧カバーの中で劣化した黒い線と接続されていました。

アース線も接続して室外機へつなぎます。

つないでいない電線がありますがこれはこのままにします。
これを一緒につないでしまうと専用回路ではなく分岐回路となりエアコンの電源には使用できません。

ボックスのフタを閉めて完成です。
防雨ボックスのフタを閉めたところ

電気も安全第一。これで安心して使用できます。

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2018年6月11日 (月)

200V用ブレーカーに交換。

リビングに200Vエアコンを設置してコンセントも200V用に交換しました。
エアコン200V用コンセント

これだけではエアコンのプラグを差し込んでも動きません。電圧はまだ100Vです。

稀にお客さんが勝手にコンセントを交換していて電圧が100Vのままということがあります。
コンセント交換も電気工事士でないとやってはいけませんよ。いまはホームセンターで簡単に入手できるので便利ですが無資格者に販売するのはどうかと・・・。

ブレーカーのところ(分電盤)へ行って電圧を切り替えます。
分電盤を開けたところ

しかしブレーカーが100V用でした。

ブレーカーも200V用に交換しなければなりません。
100V200V兼用のブレーカー
100Vと200Vのどちらでも使用できるブレーカーです。

100V用のブレーカーに200Vを印加しても壊れるということではなく、遮断器を作動させる素子の数に決まりがあります。

100V用のブレーカーでそのまま200Vを使用すると危険で、電気設備技術基準や内線規程に反することになります。

そのほか遮断電流も配線の太さ、コンセントなどにより選定する必要があります。
ブレーカーが落ちにくいように容量の大きなものを選んでは保護装置になりません。

100V用ブレーカーを外して
取り外した100V用ブレーカー
黄色いものは目印に付けたテープです。

箱から出した200V用ブレーカーを付けます。
新しい200V用ブレーカー
これも中国製か・・・

交換と電圧切替が完了。
ブレーカー交換と電圧切替が完了

回路の絶縁抵抗測定や電圧測定、施工記録をとって完了です。

無許可の業者と異なり、電気工事業を登録している者は、どこで、いつ、どんな施工をしたか、主任電気工事士と施工者の名前、試験結果はどうだったかなどを記録保存する義務があります。
めんどーですけど・・・“電気工事業の業務の適正化に関する法律”の条文にあるのでしかたない。

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2018年5月21日 (月)

マルチエアコン設置(電源補修)

前回からの続きで、あやしい電源を補修します。

既設のエアコン電源

入線カバーから出てきている電線は電線管ではなくドレンホースに収まっています。

一見、PF管(屋外に使用できる可とう電線管)に見えますがそれとは異なりフニャフニャです。

エアコン工事人が入線カバーの中で電線を接続した可能性が高いため開けて見てみます。
入線カバー内の電線接続状態
ハイ、エアコン屋さんダイスキ何でもかんでも+どこでも差込形コネクタってオイ。

差込形コネクタは屋外のこのような状況下では心配です。大雨などで水分が付着したり高湿度の環境には不向きな接続。

差し込む電線が曲がっていたり、電線を動かしたりすると接触不良のもとになります。

エアコンのように長時間大きめの電流が流れるところでは尚更です。

バネの力で接続を保持する方法がよくぞ電気用品安全法の適用を受けられたものだと首をかしげていますが考えすぎでしょうか。

これから10年、20年あるいはそれ以上使用するのでより安全な方法で直します。

入線カバーを撤去して防雨形ボックスを取り付けます。
防雨形ボックスの取り付け

このボックスは穴が開いていませんので各所必要に応じドリルで加工します。

電線を通して圧着接続
リングスリーブによる圧着接続
歴史と実績のある圧着です。

絶縁キャップを取り付けます。
180519_50

ボックスの周囲と穴の部分で必要なところはコーキングで止水します。
ボックスをコーキングで止水処理

結露水などが溜まらないように下面に穴を開けています。

パッキン付きのフタを付けるとこのようになります。
フタを取り付けた様子

これで安心。

次回は室外機の施工です。

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