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エアコン電気工事

2018年4月13日 (金)

途中での電線接続(ボックス取付)

建物建築時にエアコンのパイプを壁や天井内に埋め込んでおく施工をご存知でしょうか。

“埋設配管”、“先行配管”、“隠ぺい配管” などと呼ばれていますが、パイプなるべく見えないようにするために行う施工方法です。(ただし問題も多い)

あるマンションで居住者が入れ替わり、埋設配管を再使用するエアコン設置工事を行いました。

外壁にパイプが出ていますが、
化粧カバーの中で電線がつないである
配管化粧カバーの中で電線がつないでありました。

これはもともとのパイプの埋設方法にも問題があり、本来は電線接続しなくてもよい方法をとるべきなのですが・・・

よくない電線接続

接続がこれでは発火することも考えられます。

冷媒管は結露する場合があり配管化粧カバーなどの中で接続があると危険です。

こんな工事をしているから火事になって量販店などへ経産省から“途中接続禁止”の通達がくるんですね。

冷媒管も同じところでつないであります。
冷媒管がユニオンでつないである
これはほかにやりようがないので仕方ありません。

しかし以前の施工が信用できるものではないので
安全のためすべてつなぎ直し
全部外してつなぎ直します。

信用してガスが漏れたらつまらないですから。

断熱とテーピング完了
接続箇所を断熱してテーピング

次に電線の接続に移ります。

配管化粧カバーの横に10㎝角の防雨ボックスを付けます。
電線用ジョイントボックスの取り付け

しかし壁から出ている電線が短くボックス側面から電線を入れました。

このボックスは穴が開いていないので電線挿入用の穴と、水抜き用で下面に穴を開けてます。

電線を圧着接続します。
電線の圧着接続
2㎜どうしの接続なのでリングスリーブ小、圧着ダイス小です。

差込形コネクタという安易なものは使いません。長期信頼性に欠けます。

絶縁用のキャップを取り付け
絶縁用キャップの取り付け

ビニルテープでもよいのですがこちらのほうがはがれる心配が少ないので使用しています。なおビニルテープの場合はJISC2336を使っています。

電線を収めて
ボックス内へ電線を収める

電線が外から引っ張られないようにボックスの内側からインシュロックで固定しました。

ふたをして室外機を設置します。
ふたをして室外機設置

このふたには防水用のパッキンがあって雨などの侵入を防ぎます。

室外機も接続し真空引きをして完了です。
真空引きして完了
ボックスは目立ちません。

配管長による冷媒追加充填も必要なく試運転結果も良好です。

エアコン工事は通り一遍のことができればよいのではなく現場や状況に応じて知恵を巡らせ対応を変化させなければ安全は確保できません。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年4月12日 (木)

エアコン、アースは一か所で。

エアコンにはアース(接地)をするように据付説明書に書かれています。

(アースを接続することを「アースをとる」ともいいます。)

ルームエアコンの場合、アース線を接続するネジは室内機と室外機の両方にあります。

室内機のアース接続ネジ
室内機のアース接続ねじ

室外機のアース接続ネジ
室外機のアース接続ねじ

「あれ、うちのエアコン片方しかアースにつながってないよ」というお宅が多いと思います。しかしそれが正しいアースのとりかた。

室内機と室外機は冷媒管でつながっています。
銅管で電気的にも接続

冷媒管は銅でできたもので室内機と室外機が電気的につながったことになります。

見方を変えれば室内機と室外機は一体のものともいえます。

そのため片方だけ接続すればOKです。

一番良くないのは室内機と室外機で別系統のアースから接続することで、例えば室内機は室内のコンセントにあるアース端子で、室外機は地面にアース棒などを埋めてとるといった行為です。

一見、両方にアースがあって安全なように思えますが別のアースの間には電位差があり、時にはそれが大きくなる場合もあるためです。

昔のお役所関連の工事で業務用、家庭用含めアースネジすべてにアース線を接続するように指示していたところがありました。

室内機と室外機を電気的に絶縁した取り付けをしたなら別ですが、マルチなど室内機が複数台接続されたエアコンの場合でも適正なところ一か所でとってあるのが正解です。

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