エアコン工事・修理作業

2017年7月 3日 (月)

本格的な夏がやってきました。

この時期に晴れると湿度が高くサウナ状態です。coldsweats01

エアコンの工事などの作業をしていて一番注意をしなければならない季節になりました。

”熱中症”私も何度かなりかけたことがあります。作業に集中しているときが特に危ないんですよね。

現在では扇風機を持参して必要なときはお客さまにお声がけし使用させていただいています。

この季節いつも車に積んでいる扇風機
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小型のサーキュレーターです。

特に室内の作業には重宝します。
だいたいエアコンが付いていないもしくは壊れているところでの作業なので暑いのはもちろんですが、何といっても”汗”、これが止まりません。顔や腕から床に”ポタッ”、エアコンに”ポタッ”と落ちてしまい、壁に触れば”ベチャ”と付いてしまいます。お客さんにとっても気持ち悪いですよね。
扇風機を使えば汗が引いて清潔に作業できます。

熱中症になってお客さまに迷惑をかける心配も少なくなります。

夏に携帯するものは扇風機、補給水、蚊取り線香。この3点は欠かせません。

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2017年6月 5日 (月)

新品エアコンの接続部補修

やっぱり日本製のエアコンが一番だね~!fuji

でもそれ組み立てが日本工場で、部品は海外からきたものかもしれませんよ。

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エアコン工事でここ数年感じることがあります。新品のエアコンを取り付ける際に室内機や室外機本体のパイプを接続する真鍮でできた部品が傷だらけになっていたり黒ずんで汚れているものがやたらと多いのです。

写真は室外機本体のパイプ接続部(バルブ部)です。
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シールになる面に銅管のフレア面があたって締め付けられ4MPa(約40㎏/㎠)を超える高圧力に耐えガスが漏れないようになります。

しかしこの接続面には傷が付いています。
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まあ普通の工事屋さんは気が付かないでそのまま取り付けると思いますが、当店は必ずここも確認するようにしています。

接続部のガスの通る穴からネジのほうへ線状に付いている傷は触ると凹んでいてこのままでは完全にシールされず隙間ができてしまう可能性があります。この状況でガス漏れが発生するとすぐにはガス不足にならず、3~5年を経て冷暖房が効かなくなり気が付くということになります。

このような劣悪な部品は製造後の扱いが雑なのとチェックがされていないのではと勘ぐってしまいます。エアコンメーカーでは部品は下請けに造らせるでしょうし日本では町工場も少なくなって製造もされていないかもしれません。人件費の安い海外で何を造っているのかわからない人達がテキトウにやっているかもしれませんね。

こちらで対処不能なほどの傷であれば良品へ室外機交換を販売店もしくはメーカーへ依頼するところ(過去に何台もそうしたことがあります。)ですが補修可能と判断し磨きました。coldsweats01
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補修したところのアップ
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傷はほとんど消えてこれなら大丈夫です。

こんなことまでするのは当店ぐらいかもしれません。数年後を考えて手を抜かず気を引き締めて作業にあたります。

しかしこのキズ、あるメーカーさんには苦情を入れたこともありますがやっぱり改善されません。

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2017年4月 5日 (水)

エアコンコンセントの移動

今回はエアコンのコンセントを移動したときの様子(横浜市内)です。happy01

 このエアコンは別件(暖房が効かない)で依頼を受けて点検したところ室内機の熱交換器(ラジエターみたいなところ)からガス漏れをしていました。高額な修理内容ですがまだ購入年数が浅くメーカー保証が受けられたため、そちらの修理はメーカーさんにお願いしてもらいました。

 しかしエアコンのコンセントが見当たりません。どうやらエアコン本体の裏に隠れているようです。このままでは使い勝手が悪いだけでなく、事故などのトラブルになりかねないためコンセントの移動を提案させていただきました。

 メーカーさんの修理が完了して再度依頼をいただき作業を行いました。メーカーさんからもコンセントを直したほうがよいとの話があったそうです。

施工前のエアコンの様子(前面のパネルは外してあります)
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エアコン本体裏の右上のほうにコンセントが隠れています。

まずガスを回収(ポンプダウン)して室外機のパイプを取り外してから室内機のグリルを取り外し、
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本体を傾けてロープで固定しました。
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ちょっと荒々しくも見えますが今回このようにしたのは設置された状況が簡単にパイプを抜き差しできない状態であったため、室外機側のジョイントを外して穴を貫通しているパイプを軸に回転することで室内機本体側のパイプの捻じれや座屈などを生じさせないようにすると共に施主様の費用負担を減らすことができる双方のバランスを考慮した方法です。happy01

そして隠れていたコンセントがこちら。
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コンセントとプラグは壁の中で接続されていました。上にアース線がありますね、これもつなぐようにします。

 コンセントを移動する位置は施主様のご希望で普通のコンセントと同じように埋込型を使用するので壁の中に障害物がないところで決定します。

壁を切って、
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中はこのようになっています。
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壁内の上に見えるのはGLボンドでこれは「GL工法」といって下地を組まずに壁をボンドで張り付けてあります。黄色いところはコンクリートに吹き付けられた断熱材です。

線を通したらコンセント用にボックスを取り付けます。
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コンセントを取り付けます。
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元の電線は被覆の中まで酸化して真っ黒になっていたので接触がよくなるように磨きました。
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電線を接続(圧着)して絶縁キャップを被せてコンクリート内のボックスへ入れます。
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エアコン本体裏の穴を塞ぎます。
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コンセント用に切り取った石膏ボードをはめ込んで周囲をパテ埋めした上からアルミテープを貼りました。

 室内側のパイプの穴もアルミテープとパテで空気の流れを遮断しました。

あとは室外機をつないで真空引きしたらバルブを開放して試運転です。
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 電気工事したところは絶縁測定、電圧測定、極性確認、回路の確認と帳簿保存等を規則に準じておこないます。

 試運転もおわって作業完了です。coldsweats01

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2017年3月16日 (木)

落下しそうな室内機の補修。

こんにちは。happy01

 今回はある寮で別の修理依頼を受けていったところ室内機が落ちかけているのを見つけ、落下する前に補修を提案して作業を行った模様(川崎市内)です。

状況は、
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こんな感じで室内機の上のほうが壁から少し離れています。

配管類を外し室内機を下して据付板の裏をのぞいてみると、
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ボードアンカーが抜けています。coldsweats02

据付板を外して、
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こんな感じです。

 このボードアンカーはねじ込み式で施工が簡単で速く、しかも安いので重宝されましたが引き抜き強度が弱く落下の危険性が高いため現在では各エアコンメーカーは使用を禁止しています。

で壁側は、
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 ここからは当店流の取り付け方で直していきます。

まずは金属製のカサ式ボードアンカー(ファスナー)を室内機の重量と荷重のかかる位置に応じて取り付けます。
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 壁の内部を調べると壁の石膏ボードを固定している下地の木材が2本ありましたのでそこへ長いネジで据付板を固定すれば強固にでき落ちることはありません。今回はそこもしっかり固定しました。

据付板を付けて、
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 室内機を掛けたら配管類をすべて戻します。
 なお銅管の接続部は一度取り外すと再使用できないのでフレア加工をし直してつなぎます。あとは真空引きして室外機のバルブを開放すれば設置完了。

こんな感じに直りました。
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 試運転結果も良好で問題ありません。good

 エアコンが落ちそうな前兆を感じたら早めに対処したほうが被害も少なく済みます。

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2017年1月20日 (金)

エアコンの真空引き作業

 こんにちは。happy01 今回は真空引き作業です。(川崎市内)

 エアコンの取り付ける際に真空引きを行わなければならないことは当店をご利用下さるお客様の中にはご存知の方が多くいらっしゃいます。でもどのようなことなのかは知らないと思います。

 真空引きはエアコンの冷凍サイクル(室外機内コンプレッサーから室内機を回ってまたコンプレッサーへ戻る)経路内を空気や水分などがなく、冷媒ガスとコンプレッサーオイルだけで満たすために一旦真空にする作業です。

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写真は真空引きをおこなうためポンプやゲージ類を接続した状態です。
 室外機の上で奥にあるのが真空ポンプ(電動ツーステージ高真空度タイプ)でその上には真空ゲージが付けてあります。ポンプの手前にはゲージマニホールドがあり、真空ポンプと室外機をつなぐホースの開閉などに使用します。
 写真では黄色のホースで真空ポンプからゲージマニホールドを、そこから青のホースで室外機へ接続しています。

 ルームエアコンにはホースを接続するサービスポートが一つしかありませんので今回は赤のホースは余っています。

 つづいてゲージを見ると

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マニホールドの連成計。

 このようにマニホールドに付いている連成計は0よりマイナス側にもメモリがあり、真空引きを行うことも可能です。


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真空計。

 真空計は負圧用の圧力計のため普通とは逆に動きます。メモリは右が0で左が-0.1となっています。

 ではポンプを始動して真空引きをするとゲージの針は、
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 真空計の針は左側へ移動します。そしてしばらくすると、
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 ポンプ能力の限界程度まで真空になります。ゲージでは-0.1よりさらに真空側に針が移動していますが、この圧力計は大気圧との相対圧力なので、そのときの天候で気圧が高いとこのようになると思います。
 ゲージが真空になってもさらにしばらくそのままポンプを回し続けて真空度を上げます。

 一方、マニホールドのゲージは、
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 このように数ミリ程度動くだけで真空度は読み取ることができません。エアコンの点検などで「0より落ちたな」と見ることくらいしかできません。

 やっぱり真空計は必要ですね。最近ではデジタルのゲージを使用する人も多いみたいですが、目で見て使って故障がわかるアナログのほうが私は安心感があります。

 なお写真の作業は新品の取り付け工事で、室内機とつないだパイプ分だけ真空にする作業ですから10分程度で真空引きは終わりました。あとは空気が入らず、ガスもほとんど出ないように(やり方があります。)ホースを外して室外機のバルブを全開すれば完了です。これが修理などで室外機内も全部真空を引くとなると1時間程度かかります。

 以上真空引き作業でした。coldsweats01

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