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エアコン工事作業

2020年1月16日 (木)

お引越しでエアコン再使用

お引越しで再使用するエアコンの取り付けです。(横浜市内)

建物は賃貸マンションの一室。

設置するエアコン、取り外したのも私です。
引っ越しで運ばれてきたエアコン室内機
引越し屋さんで運搬されてきました。

エアコンが複数台あったので内外機とパイプの組み合わせがわかるように番号をふっておきました。
これは2番

ではさっそく据付板から・・・

あれ・・・
室内機据付ボルト(公団ボルト)の寸法が合わない
据付用のボルト(公団ボルト)の寸法が合いません。

余談ですがここのマンションは民間経営と思いますが、このような公団ボルトが出ていることは珍しく、建てる際に金融公庫から融資を受けた建物かもしれません。

話は戻りまして本来は2本のボルトは45cm幅で付いているはずですが、これは47cm位あります。

据付板のボルト用穴と合わないのでちょっと加工が必要ですね。
据付板のボルト固定用の穴をドリルで広げた
ドリルで削るように数ミリ広げました。

これでぎりぎり入りました。

でも・・・
壁から出ている室内機固定用のボルトが短い
壁から出ているボルトが短くナット面より引っ込んでいます。

ワッシャーを入れると更に短い。

お客さんと相談してボルトを交換することになりました。

このようなボルトは特殊なケースを除いて交換が可能です。

長い全ネジボルトを差し込んで
全ネジボルトを差し込み
ボルトに付いているハンドルみたいなものは全ネジ回し(全ネジレンチ)です。

この全ネジボルト、設備業界では”寸切り(ずんぎり)”とも呼ばれたりします。

作業車にはこのような場合の対応で3/8インチと10mmの2種類(建物により異なるため)積んでます。

ボルトは壁から15mm出の長さでカットしました。
長すぎると室内機背面にぶつかって穴が開いたりするので先に懐寸法を計測しておきます。

全ネジボルトの切断にはこれ
全ネジカッター
全ネジカッターを使います。

こんどはきちんと付きました。
据付板取り付け完了
これで安心。

ワッシャーも
エアコン据付板固定のボルトナット
余裕で入ります。

ボルトの出も丁度いいですね。

このようにエアコン工事は建物の不備や前工事者の施工不良などで本工事と別の部分で時間を取られたりします。

気にしない人は何も言わずテキトウに収めちゃうという感じかもしれませんが、テキトウな工事をお客さんへ引き渡すというのはできません。
やはりここはお客さんに説明、相談して共に答えを出すのがよいと思っています。

つぎに室内機のパイプ加工
室内機の銅管断熱材がつぶれている
室内機の断熱材がつぶれてペッタンコになってます。

これねぇー・・・エアコンメーカーさんもう少し材質考えたほうがいいと思うんですけど・・・

どこのメーカーとは言いませんが(画像見ればわかるか😅)ちょっとケチり過ぎ。
最近は大手メーカーでもがっかりする製品を出しますね。

これではテーピングするとさらにつぶれて間違いなく冷房・除湿時に結露を起こします。

しかたないので断熱補強
室内機銅管の断熱を補強
これでOK。

室内機を取り付けました。
室内機の設置完了
配管施工中は撮影しませんでした。

パイプを屋外へ通す穴が下のほうにあるので室内を長くパイプが通ります。
室内を通るパイプ
棚部分が当たるのでちょっと曲げて・・・

ドレン排水管も室内を通る部分は結露防止のため断熱ドレンホースを使用。

まだ屋外側の配管加工があるので穴埋めはしていません。

そして室外機も完了
室外機の設置状況
左のほうにドレン管が2本出ているのが見えるでしょうか。

1本は室内機で除湿した水が出ることはご存知と思います。

もう1本は室外機から出てくる水を排水するものです。
とくに暖房時は室外機から水が出てくるので、こうしておかないと通路が水びたしになって近所から苦情が来ます。

水は通路に敷設された排水レールに落ちるようにしました。

それと室内からも室外機が見えてます。
室内からガラスをとおして見える室外機
室外機置場の部分がガラスなので。

こうなることがわかっていたのでパイプは室外機背面で蛇行させず水平にしました。
見た目の問題ですね。

パイプがうねっていると見苦しいので。

試運転結果は良好。

完了となりました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2020年1月12日 (日)

8年前に付けたエアコン

エアコン4台の取り外しを依頼いただき工事に伺いました。

お引越しで4台中2台は新居へ移設、残り2台は処分です。

8年前に当店で工事に伺ったことがあるとのことで、データベースを確認するとたしかに1台取り付け工事の記録が残っていました。
データベースには工事内容、機種名、試運転結果などが残っているんですよ。

前回の領収書をとっておいてくれたそうで再度の依頼をいただきました。
ありがとうございます!

現地に到着。
8年前に当店で取り付けたエアコン
これが当店で8年前に取り付けたエアコン。

室内機の画像は撮り忘れてありません。

しかし工事をした記憶のほうが残ってないんですよね😅(オイオイ)
近くまで行ってもお家がわからず電話で案内をいただきました。

到着して一通り見て回り、他の3台は明らかに私の工事ではありません。
そしてこの1台は施工の仕方が間違いなく私のもの。

工事は施工方法や材料に人それぞれのクセがあるのでわかります。

でもなんとなく室外機を壁とブロックの間に置いたのを微かに覚えているような・・・ないような・・・

覚えがないのはおそらく施工がやりやすかったためではないかと思います。
大変なところは忘れませんので。

では当時の工事を少し見てみます。

まずはパイプを固定しているバンド
パイプをこていしていた耐候性結束バンド
耐候性結束バンド。(耐候性の黒)

なんでこれを使ったかというと、当時材料店で売られていたエアコンパイプ用の固定バンドに耐候性がなく、紫外線劣化により1~2年で切れてしまったため。

そのため一時期このように耐候性でパイプ保持にも使える太い結束バンドにねじを打って固定していました。
こんなことしてたのウチぐらいでしょうかね。

やっぱりほとんど劣化せず長持ちしますね。
切れる様子はまったくありませんでした。

現在はエアコンパイプ用のバンドも割と丈夫なタイプが多くなっているので結束バンドを使用するシーンは減りました。

パイプのテープ巻きを見ると
パイプのテープ巻きは下から上へ
下から上へ巻いてあります。

雨水などが中に入らないようにしてます。

こういったことは昔からしてます。

[↓ここから別業者設置のエアコン]

逆に上から下へ巻くと
パイプに得体の知れない物体が付いている
これは別の部屋に付けてあったエアコンのパイプです。

テープの中に水が溜まって画像のように得体の知れない物体が発生してました。

雑菌などと混ざってゼリー状になってます。(うわー・・・😱)
このパイプ移設で使うのに・・・

[↑ここまで別業者設置のエアコン]

なので屋外のテープ巻きは下から上へ巻くものです。

パテをはがすと配管穴には
エアコン配管穴には養生管
もちろん養生管が入ってます。

ここの外壁はモルタルで金属の網(ラス網、メタルラス)があるので養生管が必要です。

そうでなくとも、ネズミが宅内に入って壁の中でパイプをかじられ漏水なんてことも実際あるので必要。

虫の出入りや空気の流通を遮断する効果もあります。

なので養生管は基本的に入れるものです。

そして取り外し完了
エアコン取り外し後

このエアコンは別の場所からここへ移設したものだったので製造から14年程度経過しており今回処分することになりました。

8年前と比べても当店の基本的な施工方法は変わっていません。

より良い方向へ変化維持することは難しいことですが、手を抜くほうへは容易に際限なく落ちて後戻りはもっと難しくなりますからね。

気をつけたいと思います。

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2019年12月23日 (月)

一戸建て3階にエアコン取り付け

横浜市内で一戸建て3階部分にエアコンを取り付けました。

バルコニー等はなく室外機は地上に設置します。

ただこのような場合、条件がよくないと設置できません。
お隣との間が狭い場合は梯子などが立てられない(立てても垂直に近く登れない)ためです。

ではまず室内機の設置場所から
一戸建て3階部分の室内機設置場所
ここへ取り付けます。

床と天井の間が140cm程度なので通常よりも1mほど低く脚立が必要ありません。

据付板を取り付けました。
室内機の据付板を取り付け
穴はすでに開いていて壁紙を切っただけです。

こちらのお宅は高気密高断熱だそうで穴は建築工事で開けられてスリーブ(養生管)も入っています。

建物には空気の循環装置も付いていて、先日1階に1台冷房能力4.0kW(14畳用)のタイプを設置したのですが、それだけで全館暖房ができていました。
1階と3階での温度ムラも感じません。たいしたものですね。

循環装置と冷暖房装置が一体となったシステムもありますが、あれは故障や交換の際に大変なコストがかかってしまうので将来のことを考えるとこちらのお宅のタイプのほうがいいかもしれません。

そして3階に取り付けるエアコンは冷房時をメインに想定してのようです。
冷たい空気は重いので理にかなっています。

穴は左後ろなので室内機背面で配管接続
室内機背面で配管接続
態勢がきびしいので壁を汚さないように養生シートを貼りました。

低い位置で工事するのは脚立上とはまた違った意味でたいへん。
足腰にきます😅

室内機の設置は完了
室内機設置完了
この画像はすべて完了して電源プラグを差し込んだ状態のものです。

エアコン本体は移設してきたものなので室内機右側の配管取り出し口が切ってあります。
(以前右出し配管だったため)
ちなみにこの機種、部品を取寄せて交換すれば塞ぐことも可能。

そしてこんどは屋外側の施工です。

3階部分で地上から約7.6mほど。

いつもの二連梯子と・・・
二連梯子ともうひとつ
もうひとつ梯子があります。

じつはこれもともと三連梯子なんです。

この三連梯子は二連梯子にもう一つ足してボルトナットで固定しているだけなので普段は外して二連だけで使うことができるんですよ。

おそらくメーカーはこの使い方を推奨しない(多分改造扱い)と思いますが、必要もないのにいつも三連では重いしかさばるしで使いにくい。
なのでめったに使わない3段目は普段外してあります。

立てました。
三連梯子で3階へ
この梯子は最大8.3m程度まで伸びるのでまだ余裕があります。

下から見るとそれほど高く感じませんがてっぺんに登ると周囲に支えるものがないのでさすがに怖さを感じますね。

胴綱(U字吊り具)を使用して作業しました。

念のため梯子は両サイド転倒防止にロープを張っています。
たまに下で支える人がいれば・・・なんて話を聞きますがそれは意味がありません。
人が登った状態で転倒しそうになった梯子を下で支えることはできません。

外壁の配管は化粧カバーで仕上げます。

途中曲がったりするとみっともないので
墨出しにチョークライン
チョークラインで墨出し。

墨つぼが下げ振り代わりになります。

周囲に基準となるものがない場合は下げ振りで垂直を出します。

墨(チョークの粉)を打ったらそれに合わせて化粧カバーの取り付け、配管。

こんな感じになりました。
外壁配管化粧カバーの仕上がり
画像が暗いですね。

壁が白くて露出アンダー、補正してないので・・・

真下から見上げて
配管化粧カバーを真下から見上げて
真っ直ぐです。

室外機も設置完了
室外機設置完了
置台はお客さんのご希望でエアコン用コンクリートブロック使用。

ということで無事完了しました。

3階建てを建てたり、購入したりする場合は3階部分のエアコン設置が容易にできるか否かも重要です。

ルームエアコンで脱着、修理するたび高所作業車を使用したり、足場を組んだりしていたのではお客さんの費用負担がたいへん。

当方も3階となれば状況によってお断りする場合も多々あるのが現状です。

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2019年12月20日 (金)

配管用の穴あけ

新築一戸建てなどのお家でエアコンを取り付ける際におこなう穴あけ。

どんなふうにやっているか基本的な手順をご紹介します。

ただし建物の構造によってその方法が変わることもあるので参考程度と思ってください。

まず建物の図面があれば壁の構造を確認します。
やみくもに穴を開けたらたいへんなことになりますので。

作業に入る前に外壁の状況も見ます。
これをしないでうっかり雨戸に穴を開けたなんてことを聞いたことがあります。

いまではシャッターなどに要注意。
とある量販店さんの工事で新築のシャッター部に穴を開けられたというのがありました。

据付板の位置を決めて
室内機用据付板
穴の位置を測って決めます。

ここでいきなりコアドリルで穴あけはしません。
あまりにも危険です。

そのまえに壁の内部を探って
穴あけ前に壁の中を探る
障害になるものがないか確認。

もし筋交い、動かない電線類などがあれば穴の位置をずらすなり対処をします。

壁内の安全が確認できたらここで据付板を固定します。

ようやくコアドリルを使っての穴あけ
穴あけに使用するコアドリル
これは直径65mm

センタードリルが穴の中心となります。

このセンタードリルは単なる心出しというだけではありません。
これがないとドリルを回した際に円周の刃が壁を駆けずり回ってえらいこっちゃ😱になります。

穴あけ開始
石膏ボードを開けきる前に一旦停止
すぐに停止。

内壁の石膏ボードをあけきる前にドリルを止めます。

なぜかというと電線が石膏ボードの内側に貼り付いていることがあるんですよ。
一気に開けてしまうと電線まで切ってしまうことがあります。

石膏ボードを手で取ります。
石膏ボードを手で撤去
ビニールがありますね。

これは断熱材の袋のようなもの。
このビニールと石膏ボードの間に電線が挟まっていることがあります。

ビニールを切って
壁の内部を確認
断熱材をかき分け内部を確認します。

電線、ガス管、アンテナ線などが付近に隠れていないかよく調べます。

断熱材もしっかりよけます。
適当にこれをやるとドリルに断熱材が巻き込まれてごっそり取れてしまうことがあるため。

ここまできたら再度コアドリルで外壁側を開けます。

しかしセンタードリルが外壁を貫通したと感じたらまたストップ。
センタードリルが外壁を貫通したらストップ
何度も止めてめんどくさいですね😅

ドリルはこのままにして外壁を見に行きます。

貫通したセンタードリル
貫通したセンタードリル
この時点で再度外壁側に問題ないか見ます。

大丈夫ですね。(外壁はサイディング)

でもここで一気に外壁まで開けません。

外壁側構造用合板に円周の溝が掘れた時点で再度コアドリルを抜きます。
再度コアドリルを引き抜く
なんで?と思われることでしょう。

これをせず一気に穴を開けようとするとコアドリルが壁に食い込んでロックしてしまう恐れがあります。
ロックしてしまうとドリルを逆転させようが簡単には抜けなくなります。

それを回避するためセンタードリルを外します。
コアドリルのロックを防ぐためセンタードリルを外す
これでロックしません。

先ほど構造用合板に円周の溝を掘っておいたのはセンタードリルがなくてもドリルが踊らずに済むため。

これで構造用合板、サイディングをまとめて貫通
外壁まで貫通
開きました。

外壁側は
外壁側の穴
こんな感じ。

周囲のねずみ色っぽいのは飛んだ粉なので払えば簡単に落ちます。

あとは養生管を入れます。
貫通した穴に養生管を入れて
これで穴あけ終了。

こちらのお宅では6台設置したので穴あけも6つ。
刃のチップを研いで伺いましたがサイディングの外壁は硬いので6本目はさすがに切れ味が落ちていました。

また研がないと😅

先ほどコアドリルの刃が壁に食い込んでロックすることがあると言いましたが昔はこれでみんな苦労してました。

いまのドリル本体(私はボッシュ)の多くは安全クラッチが付いているので空回りして問題になりませんが、昔は変速なし(オンとオフしかない)、クラッチなしがあたりまえ。

ロックするとどのようなことが起きるかというと、突然ドンッ!というものすごい衝撃と痛みを感じ恐怖を覚えます。
このとき絶対に手を離してはいけません。ドリル本体側が回転しようとするのを押さえながらトリガースイッチを放します。

なので全神経を集中していつロックが起きてもいいように構えていました。

衝撃の瞬間に運悪く手がドリルの回転保持ボタン(回りっぱなしになるボタン)にあたって押されてしまうと、場合によってはパニックになって誰かに電源プラグを抜いてもらうまで回転トルクと戦うことになります。

その間、ドリル本体は”ブーン・・・”と唸り続けます。

手を緩めるとドリル本体が回転して更なる被害を及ぼします。

また当時はドリルは絶対右側に構えないとだめでした。
左に構えると左手でドリルのトリガー部をつかむことになり、ドリルがロックした際にそのトリガー部分に入っていた指が回転力によって折れてしまうため。

これで指を折った人はたくさんいましたね。
だいたいは初心者の人でしたが。

まえはこんなに危険な作業だったんですよ。

こうした中、ドリルの流れを変えたのはヒルティとボッシュだったんじゃないかと思います。
日本のメーカーじゃないんですよね。
当時の日本メーカーは努力と根性の振動ドリル😅

海外製でははじめにヒルティを使いましたが無段変速、正逆転、強力なハンマー機構、クラッチ付き、脱着容易なシャンク形状と驚きました。

日本は遅れてるな~と思いましたね。

やはり安全な工具が一番です。

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2019年12月12日 (木)

天吊り室外機取り外し

お引越しに伴いエアコンの取り外しを行いました。(横浜市)

外すのは当店で以前取り付けたエアコンです。
エアコン室内機

パイプの曲げR(アール)が大きいなと思ったらその部分に銅管のジョイントがあるためでした。

室外機は
天井に吊られた室外機
天井に吊ってあります。

われわれ業者はこれを”天吊り”と呼んでますが、本来は”公団吊り”とかいうんですよね。

もともとは公団が始めた設置方法だからだと思います。
なので天井部に4か所ボルトの受け(インサート)があるのですが50cm×50cmと寸法が決まっています。(たまにおかしなところもありますが)

バルブ部のカバーを開けると
室外機バルブ部にご飯粒がのっている
ご飯粒がのっています。

お供え物でしょうか?😅

冗談はさておき、これは鳥が運んだもの。

外したカバーには木の実が入ってました。

狭い空間なので小鳥ですね。
可哀想ですがしかたありません撤去させていただきます。

ポンプダウン作業開始。
ポンプダウン作業を開始
室外機にガスを回収します。

これもいろいろ方法や考え方がありますが、わたしが行うのは大気を混入させず、残留ガス量(抜けるガス)も最小限にするやり方。

配管類、室内機の取り外しが終わって残るは室外機。
天吊り室外機
これを取り外します。

昔は脚立に乗って肩に担いで下ろしたりもしましたが、もうそんなサーカスみたいな超ガテンで危険な仕事はしませんよ。

天吊り用の昇降器具を使って
天吊り室外機昇降器具
吊り下ろしました。

ちょっと器具のセットに手間はかかりますが一番安全な方法です。

降りた室外機
天吊りから下ろした室外機
力を使わず楽です。

板が付いてますが、この器具ちょっと設計に難があってこれを付けないと吊り金具が斜めになりベルトがあたって昇降の抵抗になるのでそれを防ぐため。
改良してほしいなと思ってましたがどうやら器具の製造自体をやめてしまったようです。

あんまり売れなかったんでしょうね。
エアコン屋は力業で仕事する人が多いので・・・3K😁

天井のインサートにさしたボルトは
ボルトナットに塗布したシリコン
シリコンシーラントを塗布してあったのでサビはなし。

以前設置したときにサビ止めに塗っておきました。

インサートには初め化粧用にステンレスのボルトがさしてあるのですが、これをそのまま使うと天吊り用の金具との接触部などにサビが発生しやすくなります。
そのため当店は鉄のボルトナットを用意して取り付けているんですよ。

また天井に埋め込まれているインサートも鉄であることがほとんどなのでそれに合わせることも肝心。

そのほかインサートが10mm(ミリネジ)で化粧にさしてあるボルトが3/8インチ(インチネジ)ということもざらにあるためインサート側に合ったボルトを選定します。
3/8インチのほうが細いのでスルスルっと入っちゃうんですよ。でも実際はネジのピッチもあってませんから。

元通り化粧のプラワッシャーとボルトナットを戻して
天吊り室外機を撤去し原状回復
完了。

この化粧用のプラワッシャーとボルトナットは設置したときにお客さんに手渡し保存してもらっていたものです。

久しぶりの天吊り工事でした。

近年、室外機の天吊りは減っていますね。
バルコニーが広く使えるメリットはありますが、カーテンを開けると窓から思いっきり室外機がぶら下がっているのが見えて眺望が台無しになったり、背の高い方は頭をぶつけたりしますので。

でも消防法の関係で天吊りせざるを得ない建物もあります。

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2019年12月 5日 (木)

やっぱり外構工事が先か・・・

12月になって新築の引き渡しが多くなってますね。

”外構工事”というのをご存知でしょうか。

家の周囲、庭や駐車スペース、門や塀などを整備する工事です。

一戸建てでは注文者への引き渡しが終わった後にこの工事が間に合わず行われることが多々あります。

たいていの方は引き渡しが終わるとすぐに引っ越して住み始めるわけですが、この時期ともなると暖房は必須。

すぐにエアコンを設置することになると思います。

今回もそのパターンで外構工事が間に合わずエアコンを先に取り付けました。

ところが翌日・・・豪雨😱

やっぱりいまの気象は油断なりません。

まだ引っ越し前で誰も住んでおらず、取り付けた室外機が水没してないか気になって見に行きました。

向かう途中はところどころ道路が川のような状態でした。

室外機・・・雨が弱くなった隙に確認。
外構工事前に設置した室外機
セーフ😅

室外機の台はお客さんのご希望でエアコン用コンクリート台です。
大粒の雨で泥をかなり跳ねてますね。

地面の仕上がりレベルに合わせ土を掘り下げ高さ調整したため周囲より少し低くなってます。
なので余計気になったんですよ。

外構工事屋さんは「(室外機を)そのまま付けとけば適当にこっちでずらしてやっとくよ」と言ってくれますが、設置後にずらしたりレベルを変えるとガス漏れや不具合のもと。

外構が終わる前は地面がデコボコで雨が降るとあちらこちらに水たまりができます。

このようなことがあるとやっぱり外構工事が終わる前に室外機を設置するのは難しいですね。

あとほかに基礎の仕上げが終わってないのに室外機を設置するのもだめです。
これは見落としがちですが基礎もコンクリート打ちっぱなしではなく左官屋さんが仕上げるので先に室外機を設置してしまうと裏側が塗れません。

せっかく水平を出して室外機を設置しても動かされて傾いてしまうでしょう。

あるゆる工事はしかるべき順序を変えると作業も仕上がりも頓珍漢なことになってしまいます。

やはり室外機設置よりも外構工事が先ですね。

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2019年11月12日 (火)

室外機の移設をしました

川崎市内にて室外機移動の依頼をいただきました。
ありがとうございます。

まずは状況や工事方法打ち合わせのため下見に伺います。

移動する室外機がこちら
移動する予定の室外機
結構大きいタイプで重さも45kg位あります。

室外機の台がふつうのプラベースが使用され沈み始めてます。
地面に置く場合はブロックなどの接地面積が大きいものを使用したほうが無難です。

パイプは
パイプは配管化粧カバーで施工されていた
配管化粧カバーで施工されています。

室内機側も確認してどのように施工するのが良いか検討、提案し見積もりを出しました。

正式に依頼をいただき後日工事に伺いました。

ではさっそく室外機の取り外しから
室外機の取り外しを開始
左の壁の裏側へ移動、設置します。

使用中のパイプを延長して移動することにしました。

取り外す前にはエアコンに異常がないか簡単にチェックしてます。

ポンプダウン(冷媒ガスを室外機に回収)が終わって銅管を室外機から外すと・・・
フレアナットを締めすぎてフレアが薄くなっている
フレアナットを締めすぎてフレア部分が薄くなっていますよ。

調整のズレたトルクレンチを使用したのか、それとも経験の浅い人が手締めしたのかわかりませんが、これではそのうち切れて銅管がすっぽ抜けて一気にガス放出なんてことになりかねません。

知らずに室外機をちょっと動かしたりしたら抜けてしまうことも十分あり得ます。

設置工事には年配の方と若者と二人組で来たとのことですが、どちらとは言えませんが未熟だったのでしょう。

そしてその銅管がつながっていた室外機側は
フレアナットを締めすぎてバルブ側も凹みが大きい
凹んでいます。

それだけ締め付けが強かったということです。

室外機を外し終わって今度は室内機と室外機を結ぶ連絡電線を交換します。

電線を接続延長することも可能ですが接続用にボックスを設ける必要があるので今回は電線を丸ごと入れ替えることにしました。

エアコン工事業者の多くは電気を知らず、平気で配管化粧カバーやテープの中で接続してしまうんですよ。
これで事故が発生しています。

電線を入れ替えるには室内機からつなぎ直します。
エアコン室内機
でも簡単ではありません。

外側の穴から電線を挿入するのですがそのまますんなりとはいかないんですよ。

室内機の外板を外して
室内機の外板を外して電線を挿入
電線を入れました。

この機種はばらすのにけっこう手間がかかりますが下見の時に一度していたので迷わず開けることができました。

電線接続
室内機へ電線接続
問題なく接続完了。

でも他の工事人が取り付けたエアコンをこのように扱うとき一番怖いのは室内機が落下するおそれがあること。
けっこういい加減な取り付けが多いので落ちたら最悪です。

何事もなくてヨカッタ。

室内機の外板を元通りにしたら今度は屋外側の施工です。

案の定、壁の穴には養生管が入っていないので
電線保護のため塩ビ管を入れた
通した電線には塩ビ管(VE管)を入れました。

こちらのお宅のように外壁がモルタルの場合、ラス網(モルタルを支えるための金属の網)が入っているので電線は養生する必要があります。

養生管を入れないのは一戸建ての住宅で一番多い定番手抜き工事ですね。

次にパイプの施工をしていきます。
屋外側配管施工前
配管化粧カバー取り付け準備。

画像ではよく見えませんが化粧カバーを取り付けるためにチョークライン(チョークの墨つぼ)を打ってあります。
直線を出すにはこれが一番。

化粧カバーを取り付けて
化粧カバーを取り付けて配管
パイプを通します。

カバーの高さはあとで構造物を設置するらしいのでお客さんと打ち合わせて決めています。

銅管は2mほど足りないので接続延長します。

まずはこの工具
スウェージングツール
何をする工具かわかります?

銅管を差し込めるように広げるためのツールです。

ルームエアコンのように細い銅管ではこのツールを使用するのが一番かと思います。

こんなふうにして
スウェージングツールで拡管中
使います。

冷凍機油などを付けて使用しないとヘタすると抜けなくなったりするので注意。

はい広がりました。
拡管完了
これで延長する銅管が差し込めます。

ここで残念なお知らせ。
ここから溶接作業に入りますが写真を全部取り忘れて作業に没頭しておりました。
まあいつものことです😅

流れ的には窒素ガスでブローして管内の煤防止をしながらプロパン+酸素ガスでガス溶接しました。
以前の記事で同じような作業が出てます。

溶接が終わって今度はパイプベンダー
銅管用パイプベンダー
これを使って角部分の曲げをしました。

これもまた作業中の画像がありませんでした。(残念)

断熱し終わって
エアコン銅管ベンダー曲げ部分
このように直角に近い形で曲げられます。

手曲げではここまでやると折れます。

そのかわりベンダーを使うともう真っ直ぐに戻すことはできません。
曲げ位置を間違えないように一発勝負。

パイプを通していきます。
壁と雨どいの間にエアコンパイプを通して
この雨どいがあったためベンダー曲げをしました。

そして室外機設置
室外機設置
置台はブロックに交換して安定性向上。

反対側から
設置後の室外機

試運転は問題なし。

パイプ全体は
屋外側パイプ
このようになりました。

下に出ているドレン管は後に設置される構造物で隠れる予定です。

室外機移設(移動)と言っても理由はさまざま。
今回のようになにか設置するにあたり邪魔になるとか、お隣の迷惑になる(音や風の問題)とかありますね。

エアコンを設置する際にはよーく考えて場所を決めましょう。

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2019年11月 6日 (水)

工事の質はパテにでる。

パイプの穴を埋めたパテ
パイプの穴を埋めたエアコン用パテ
過去に当店で施工したものです。

昔からエアコン工事の質はパテにでるということが言われています。
(パテとはエアコンの場合、壁などにあるパイプを通す穴を埋める粘土のようなものです)

どういうことかというと、パテの仕上がりをみればその工事をした人の技術や心意気までもがわかるというものです。

パテ埋めはエアコン工事の最後の方で行うので精神状態などが特に出やすいのかもしれませんね。

あるエアコン取り外し工事でのこと・・・

取り外すエアコン
取り外す他店取り付けのエアコン
これは他店施工です。

ミミズが這ったような字、ではなく配管😅
新品で買ってこの付け方ですか・・・

なんだこれ・・・
雑なパテ埋め
こりゃひどい。

これまたいろいろ出てきそうな予感。

パテをめくると
パテをめくったところ
穴のツバが見えました。

この場合壁紙がパテと共にはがれないように要注意です。

ゴムパッキンもめんどくさがって付けたまま。

パテをはがしてパイプのテープも取ると
パイプのテープを取るとドレンに断熱がない
ドレンホース(排水用)に断熱材が巻かれていません。

このホースに流れる水は室内機で除湿した冷たい水。
室温の方が高いので周囲が結露でびっしょりになります。

もちろん穴の中も断熱材が必要ですよ。

さらにテープを取ると
冷媒管の断熱材がつぶれている
冷媒管の断熱材がビニルテープできつく締められてペッタンコ。

エアコンに使用される断熱材は気泡断熱でスポンジみたいなものなのでテープをきつく巻くとつぶれてしまいます。

そうなると断熱効果が薄れてこれまた結露します。

長期間このような状態だったのでビニルテープをはがしてもまったく元には戻りませんでした。

取り付けの際には断熱補強の必要があります。
(後日取り付け工事で補強しました)

冷媒管(冷暖房のためのフロン類が流れる管)を外し接続面を切り取ってみました。
切り取ったフレア
この部分はフレアと言います。

エアコンを付けるたびに成形し直すので切り取っても問題ありません。

アップにすると
フレア面のアップ
この部分がシール(ガス漏れ防止)になります。

キズやカエリが多いですね。
あまりまともな加工ではありません。

このような傷はスローリーク(ガスがゆっくり漏れる)につながるので漏れていてもなかなか気づかず厄介なんです。

次に室内機から連絡線(室内機と室外機を結び電源供給、信号のやりとりする線)を取り外すため端子台カバーを開けると
端子台差し込み確認窓に電線が見えない
端子台にある差し込み確認窓に電線が見えていません。

この確認窓にしっかり電線(銅線)が見えて差し込み完了となるのですが・・・

もうなにも考えてないとしか・・・

端子台の差込口
端子台差込口に銅線が露出している
銅線が露出してます。

最後まで押し込まず途中でやめたみたいですね。

たしかにこの機種は電線の差し込みがしにくいのですが、だからといってこれでいいわけありません。

電気の怖さを知らないんでしょう。

室内機の据付板は壁に5本のボードアンカーでとまっていました。
エアコンは5本のボードアンカーでとまっていた
主に荷重のかかる上部左右の部分は1本ずつで強度は弱め。

もしどちらか1本が抜けると連鎖し中央も抜けて室内機が落ちる可能性があります。

ボードアンカーのねじの締め付けがかなりきつかったので覗くと
完全に開き切ったボードアンカー
内部で広がる傘が完全に開き切ってつぶれています。

こりゃボードの裏側は破壊されて崩れてますね。
落ちる前に取り外しになってよかったと思います。

加減が必要だということをご存じないようで・・・

屋外側もいろいろありましたがきりがないので省略します。

穴のツバにこびりついたパテをはがして
スクレーパーでこびりついたパテをはがして
スクレーパーなどを使用します。

ゴムパッキンを
配管用穴のゴムパッキンを戻して
はめ込みます。

フタの取り付け
配管用穴のフタを取り付け
フタなどはお客さんで保管していたものです。

エアコン設置の際、これらの部材はなくならないように保管しておきましょう。

外側も
外側の穴フタ固定ねじが1本無い
と思ったらねじが1本ありません。

このねじは米粒のような大きさ(ちょっと大袈裟かな)なのでエアコン設置でフタを外した際失くしてしまったのでしょう。

そんなときはこれ
小ねじ
当店で用意している小ねじ

このようなことがしょっちゅうなので準備してあります。

ぴったり
フタを用意してあったねじで固定
この手のフタのねじはほぼ共通なので。

取り外し工事は無事(?)おわりました。

一部(パテ)をみれば全部がわかるという典型例でしたね。

工事をした人の心が形に表れているようです。
”めんどくさいから早く終わらせてとっとと帰ろー”とか”材料もったいないからこれぐらいなくてもいいべ” なんてね

いくら販売店がいい工事を謳ってみても下請け業者をないがしろにして安く請負わすような行為をしていればこうなるのは至極当然。
下請けという時点でまともな工事を期待するのが無理ってものです。

ヘタすりゃ”孫請け”でピンはねされてありえない金額なんてことも。
こうなりゃ数をこなして稼ぎます。

現代の経済、社会構造がエアコンに限らず末端の業者の気力を削ぎ、手抜き、安物部材の使用、技術力低下を招きますます拡大しています。

こんな家庭用エアコン工事業界・・・これからどうなっていくんでしょうかねぇ
結局その負担はお客さんが被るわけですが・・・

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2019年10月17日 (木)

室外電源機の設置(1)

今回は横浜にてエアコン”室外電源機”の設置です。

あまりなじみのないタイプなので何のことかわからないかもしれません。

普通のルームエアコンは室内機の周辺に専用コンセントが設置されてそこへプラグを差し込んで使用しますね。

でも室外電源機は室外機に電源を直結するタイプをいいます。

なぜそのような機種を選定したのか・・・のちにわかると思います。

室内機設置場所
エアコン室内機設置場所
この部屋には元々天井埋込型のエアコンが設置されていました。

まだスイッチを入れると動きますが冷暖房が効かなくなっています。

もうこのエアコンの室内機やリモコンはそのまま放置して新たに壁掛け型のものを設置することになりました。

室内機を取り付けるためボードアンカーを打ち込み
壁にボードアンカーを打ち込み
壁の中で傘が開いて強度が出ます。

しかし内壁の厚みが結構あって通常のものでは長さ不足。

短いものを無理に使うと壁を破壊して返って危険なので・・・

より長いタイプ
板厚23mmまでのボードアンカー
これは板厚23mmまで対応できます。

”423”と書いてあるのはねじ径4mmで板厚23mmまでということです。
(ボードアンカーのメーカーによっては異なるかもしれません)

逆に薄いところへこのような長いアンカーを使っても強度が不足してぐらぐらになります。
短くても長くてもダメなんです。

当店でいつも用意しているのは412(12mmまで)、416(16mmまで)、423(23mmまで)、427(27mmまで)の4種類。

これだけあればほぼ対応可能です。

据付板を取り付けて配管穴を開けました。
19101515
据付板中央は壁内の柱にねじを効かせて保持強度を出しています。

室内機の高さは適当ではなく外壁の穴の開く位置を事前に計測して決めました。
この理由も後ほどわかります。

室内機を引っかけたらグリルを外して
室内機を掛けてグリルを外したところ
新品のエアコンでいきなりグリルを外すところはあまり見ないかもしれませんね。

これはダイキンさんのエアコンなので固定(据付)強度向上ねじなるものを付けるためです。

ねじを付けて
室内機固定強度向上ねじを取り付け
据付説明書には取り付けをお勧めしますと書いてあります。

このねじをとめるかどうかはお客さんと相談するところでしょうが、必ず「付けてください」と言われるので相談するまでもありません。

しかし多くの工事屋さんはこのねじの存在を知らない、もしくは知っていても面倒なので無視してポイ。(いけませんねー)
余った部品を残しておくと指摘されるといけないので持ち帰って捨てちゃうんですよ。
ついでに据付説明書も読まれないように回収してしまう人も多い。(お客さんに渡すように書いてあるんですけどね。)

前面グリルを戻して
室内機設置完了
室内機設置完了。

室内機には電源コードがないのですっきりしています。

屋外側の工事中の画像は撮ってませんでした。😅

パイプは配管化粧カバーで施工
屋外のパイプは配管化粧カバーで施工
壁に段があるのでちょっと手こずりました。

先ほどの配管穴の高さ決めはこの壁の段になっている部分を避けるためでした。

段のところに開けてしまうと配管化粧カバーの収まりが悪くなったり、場合によっては壁の防水性能が低下すると判断したため。

穴あけは室内だけでなく外壁もしっかり確認する必要があります。

室外機の設置状況は
室外機の設置状況
このようになりました。

当初室外機の台はブロックだけで考えていたのですが、なんとなくこの場所は周囲より少し低い気がしたのでお客さんとお話ししてプラスチックのベースと2段にしました。

これで豪雨が来ても水没することなく安心です。

パイプは降りてきたところで直接室外機につないではいけません。
地面は必ずと言っていいほど沈みます。そのときパイプに吊られて室外機が傾いたり、荷重がパイプにかかって思わぬところが破損したりします。

将来のメンテナンス性も合わせて考慮し余裕を持った取り回しをしなければなりません。

今回はここまで。

次回はこのエアコンにつなぐ電源工事です。

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2019年10月 7日 (月)

左配管テープ巻き仕上げ

エアコンの工事では室内機からパイプが出る方向により施工方法に名前が付いています。

一番基本になるのは”右後ろ”配管。一戸建てなどでパイプを室内機背面から出す場合に多く行われます。
そもそもエアコンがそのように設計されているので施工しやすく、問題も起こりにくい方法です。

そのほかに、”左後ろ”、”右”、”右下”、”左”、”左下”などもでき状況に応じて行います。
(呼び方に右出しとか左出しなどと”出し”を付ける場合もあります。)

そして今回は”左配管”で室内に露出するパイプはテープ巻き仕上げです。

建物はマンションの一室。

まずは室内機の据付板を設置
室内機用の据付板を設置
こちらでは壁にエアコン用の補強板が入っていませんが、壁を支えている木の下地があったのでそこをメインに長いねじで強固に固定。

ボードアンカーも併用します。

左下に見えるのが配管用の穴。ここへ室内機から出たパイプを本体左側面から出すので”左配管”といいます。

室内機に電線をつないだり、その他の処理が終わったら据付板に掛けて
室内機を掛けて
本体下部を壁から浮かして配管などをつなぐ準備をします。

なにやらたくさんパイプや電線がありますが、これらがうまく収まるように処理しなければなりません。

左配管は施工性が悪く手間がかかるので室内機を下に置いたままパイプを接続する工事人も多くいますが、それだと仕上がりがイマイチになりやすい。
やむをえない場合を除いて室内機を掛けてから接続加工するのが一番です。

冷媒管(銅管)を接続したら防湿テープを巻いて
本体裏になる銅管に防湿テープ巻き
結露を防ぎます。

本体の裏を通る銅管は冷房や除湿時に結露しやすいため防湿テープでそれを防ぎます。

いきなりこのテープを巻いているわけではなく、断熱材の上にビニルテープで仮固定、コーテープで補強、そして防湿テープというように何層にもなっているんですよ。
そうしないと断熱材が縮んで隙間ができたりして結露しやすくなります。

ドレン管、電線等の処理も終わったら本体裏に収めて浮かしていた室内機を壁面に付けます。
パイプ類を本体裏に収めて室内機を固定したところ
この時注意することは、電線類が本体下部のツメなどに挟まらないようにすること。

そして本体裏の結露水が流れるところに上がり込まないようにすること。

さらに電源コードにパイプなどで過度な圧力が加わらないようにすることなどがあります。

ただ単に入れてポンではいけないんですよね。
駆け出しのころは何も気付かずに気楽にやっていたことも、だんだんと知識が増えるにつれ逆に難しく面倒に感じることも多くなります。😅

グリルや側面のカバーを付けてほぼ完了
室内機、左配管ほぼ完了
アース線も接続しました。

このあと屋外側の配管もあるので穴はまだ塞いてません。

左配管は手間がかかりますが銅管の接続が本体の裏になるのでパイプの見える部分の仕上がりは右配管よりもよくなります。

まあそうはいってもパイプの取り出し方向は建物によるところで自由に選べるわけではありませんけど・・・

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