エアコン工事作業

2017年11月16日 (木)

エアコン入替工事(2階横引き)

横浜市のお客さまのお宅へエアコンの入れ替え工事で伺いました。毎度ありがとうございます。

今回は2階に室内機、バルコニーに室外機が設置されていますが、バルコニーは少し離れたところにあるため長い梯子(はしご)を使用しパイプを横引き配管する工事になります。

撤去するエアコンはこちら、
Img_0849tc

Img_0850tc
運転したところ能力が弱くなって温度があまり出ませんでした。

パイプの状態は、
Img_0851tc
だいぶヨレヨレになって日の当たりの良いところはバンドが紫外線で劣化切れしています。

パイプの横引き部分はヨレで逆勾配となり排水管に水が溜まっていました。

ガスはまだ入っているのでポンプダウンし外します。
Img_0853tc
ガスが入っていない場合は危険なのでポンプダウンはしません。

室内機とパイプを分離するため梯子をかけて作業します。
Img_0854tc
今日は天気が良くて気持ちいい。

穴のパテを外してみると、
Img_0857tc
いつものように養生管は入っていません。

養生管は壁内での配管結露の防止、虫やネズミによる被害の抑制、空気の流通を抑制する効果、モルタル壁ではメタルラスからの絶縁効果、などがあるため必要なものです。

室内機を外して中から見ると、
Img_0858tc
このような感じです。

室内機の据付板を外すと、
Img_0860tc
ねじ込み式のボードアンカーが使われていました。

これは室内機の落下事故が多発するためエアコンメーカーより使用が禁止されています。落ちなくてよかったですね。

ねじ込み式ボードアンカーは据付板と壁との密着を妨げ、滑りやすくなるため撤去してパテ埋めしました。
Img_0864tc

撤去作業も終わり、
Img_0862tc
新品エアコンの登場です。

お久しぶりですシャープさん。(AY-G22DH)

据付板を取り付ける前に壁の厚みを測ります。
Img_0865tc
今回は壁の穴があるのでそこで計測。

何のために測るかというとボードアンカーの選定のためです。ボードアンカーは壁の厚みによりそれに合ったものを使用しなければなりません。短ければ石膏ボードを破壊して数か月から数年でエアコンが落下、長ければグラグラで使えません。

こちらは12.5mmで普通の壁に使用される厚みです。たまに9.5mmボードを使用していたり、ボードを二枚貼りしているお宅もあります。

新しくボードアンカーを打ち込みました。
Img_0866tc
もちろん金属製カサ式ボードアンカーを使用。

エアコンの重量、形状、配管方式などを考慮して打ち込む本数を決めています。

真ん中の一本は、
Img_0867tc
ネジで固定します。

このネジを打ったところは間柱(在来木造の柱と柱の真ん中にある細い柱)に強固に固定されています。万が一大きな荷重がかかり、ボードアンカーが抜けたとしてもエアコンが落下することはありません。

据付板の取付完了。
Img_0868tc
養生管も差し込みました。

室内機を取り付ける準備が終わったら、
Img_0869tc
室内機を据付板に引っかけます。

どこのメーカーでも室内機は据付板に引っかけてあるだけで、下から持ち上げると外れてしまうので注意しましょう。

今度は外側の作業になります。
Img_0870tc
梯子に登って配管接続、テーピング、固定と行います。

梯子に登っての横引きは体力を消耗します。(年齢もあるか・・・)

横引き配管の仕上がり具合は、
Img_0878tc
このようにヨレはありません。

エアコンのパイプには排水用のドレンも一緒に配管するので下り勾配を付けなければなりません。サッシに干渉しない程度に1/50勾配(1mにつき2cm)を確保しました。

屋外に使用しているテープは厚めで劣化の少ないものを使用しています。

パイプを固定するバンドは、
Img_0878tc2
お客さまとの事前の打ち合わせで硬質サドル(有料)を使用しました。

普通のエアコン用のバンドでは太陽光の紫外線を受けて、2~3年で巻いたテープより先に切れてパイプがブラブラしてしまうことがあります。これがエアコン用として流通しているのですから不思議です。

室外機周りの配管は、
Img_0871tc
お客さまのご希望でバルコニー排水口近くでエアコンドレン排水を放流するため勾配を多くとります。

バルコニー内ではパイプや室外機に人や物が接触することが多いため、少ない勾配だと動いたときに逆勾配になってしまうことがあるためです。

一通り配管処理が終わったら
Img_0873tc
電線も接続して真空引き作業を行って工事完了。

バルコニー自体の排水勾配で室外機が大きく傾くため、
Img_0883tc
右側に防振ゴムを敷きました。これでほぼ水平です。

次に絶縁抵抗を確認したら
Img_0881tc
試運転です。

いつもの項目と現場ごとでの必要と思われる項目を確認してすべて合格で完了となりました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2017年11月 8日 (水)

石膏ボードへの室内機取り付け

川崎市多摩区のマンションにてエアコン工事をおこなった際の石膏ボードへの室内機(据付板)取り付けの模様です。

そもそもこちらのお客さまからは隣の部屋に付いているエアコン(引っ越されてきたときに既に付いていた)を寝室へ移設する工事を依頼頂いたのですが、そのエアコンの室内機は高さよりも奥行きが大きく壁から出っ張っている感じで、質量も十数キロと重いため寝室には取り付け不可と判断しました。

そのため取り外し工事も手を付けませんでした。

こちらのマンションにはエアコンの室内機を設置するための補強がされておらず、石膏ボードだけで固定することになるためです。

隣の部屋は内装を防音工事されており、壁が補強されてエアコンが設置されているのかもしれません。

寝室側の壁の構造はこのような感じです。
Glkouhou
GL工法、”ダンゴ貼り”ともいいます。

躯体コンクリートには結露防止などのため発泡ウレタンなどの断熱材が吹き付けられていて、その表面にダンゴ状に盛ったGLボンドで石膏ボードを貼り付けています。

躯体コンクリートへアンカーを打ち込めば重い室内機でも問題なく付きますが、建物側からの許可が下りませんでした。

運よくGLボンドにネジが効かせられるとある程度の強度が出ますが、そうはうまく合いません。ひとつのGLボンドにはその中央に1本打つのが限界で、複数打ったり端に打つと割れてしまいます。

また移設先の寝室は壁にある配管用の穴が床近くにあり、室内機が外れて落下すれば支えるものがなく、寝ているところに直撃する恐れもあります。

いまどきエアコンがない生活は考えられませんので、この壁で耐えられるであろう軽くて薄型のタイプを購入されることをお勧めして退却しました。

当店は工事と修理が専門でエアコンの販売はしていません。

- - - - - - - - - -

後日、”エアコンを購入したので工事を”と連絡いただきました。ありがとうございます!

エアコンは三菱電機のMSZ-GE2217で室内機質量は8㎏で薄型です。

室内機を取り付けるためのボードアンカーを打ち込みました。
Dsc_0003t
粉が落ちないようにマスカーで養生しています。

ボードアンカーは金属製のカサ型で、壁の下穴はもちろんドリルで開けています。

よくあることですが石膏ボードと躯体コンクリートとの空間(空洞部)の距離が少なくネジが”地つき”します。
Anchor1
このままネジを最後まで締めると石膏ボードやGLボンドが剥がれて壁の強度が極端に落ちます。

そこでネジをカットします。
Dsc_0001t
この工具は車のDIY用ペンチですが、ネジをカットする機構が付いているので、その目的だけに昔から使用しています。

カット後はこのようになります。
Anchor2
ネジを最後まで締めても地つきしません。

据付板を取り付けて
Img_0844t
一か所だけGLボンドの中央にネジを効かせられました。(保険です。)

その後エアコン工事および試運転は問題なく終了しました。

- - - - - - - - - -

リビングにも前の居住者さんが残していったエアコンが付いていますが、こちらは室内機が外れかけています。

やはり高さより奥行きが大きいタイプで質量も15.5㎏と重い機種です。

室内機の右側が壁から浮き上がってきていました。

鏡を使って見てみます。
Img_0845t
ボードアンカーで固定しているところが盛り上がってきています。

拡大すると
Img_0845t2

さらに拡大
Img_0845t3
矢印のところは山の裾野のようになっています。

お客さまにはこの状況であまりエアコンの下にいないほうがよいことをお伝えし、取り付け直すか、こちらも軽いエアコンを購入するか検討していただくことで今回は終了しました。

しかしマンションで室内機用に補強もなく躯体にアンカーも打ち込み禁止では付けられるエアコンが限定されます。昔はエアコン取り付けというと当然のようにコンクリート用アンカーを打っていたのですが…

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2017年10月31日 (火)

エアコンの入れ替え工事をしました。

3年ほど前に2台のエアコン取り付け工事をおこなったお客さまのお宅へ、別室のエアコン交換工事をご依頼いただき施工しました。(東京都世田谷区) 毎度有り難うございます。

まずはネットで購入されるエアコンが取り付けられるか確認も含め撤去に伺いました。

撤去するのはこちら、
Img_0746t
エアコンの電源プラグが専用回路でないコンセントに差してあります。

一見するとエアコン専用に設けられたもののように見えますが、これは部屋の換気扇用につけられた他の照明やコンセントとつながっている分岐回路で、エアコンには使用できません。

左のほうへ目を向けると、
Img_0747t
離れたところにそれらしいコンセントがあります。

こちらが20Aの容量でアースもあり、エアコン専用回路と思われますが分電盤でブレーカーを切って調べてみました。

分電盤の扉を開けると、3年前とはちがう光景が
Dsc_0016t
全ての回路に漏電ブレーカーが付けられています。

元々こちらのお宅には漏電遮断器が付いておらず、漏電警報器がありましたが3年前にはすでに故障していました。

漏電警報器は漏れた電流の差分で発生する磁界の変化を、変流器(コイル)の起電力により微弱な電流を発生させて、継電器などを介して警報(ブザーなど)を鳴らします。電気を遮断する機能は無いため留守宅などではあまり意味がありません。

エアコンを設置するにはほとんどの場合、漏電遮断器が必要ですので前回の工事では該当する一番左の2回路を漏電ブレーカーに取り替えました。

その後お客さまは安全性の観点から他の回路にも漏電遮断器を設置したとのことです。

話は戻りまして、やはり離れたところのコンセントがエアコン専用でした。ブレーカーのところに小さな字でT型コンセントと書かれていました。これは昔のエアコンのプラグ形状にT型というものが使われていたためです。

購入されるエアコンの設置には支障ないことが判明したので古いエアコンは撤去しました。

- - - - - - - - - -

数日後、エアコンも納入されて設置工事をおこないます。

室内機を取り付けてダイキンさん特有の補強ネジを固定するため全面グリルを外します。
Dsc_0001t

本来であれば補強ネジを固定してすぐにグリルを取り付けるところですが、電源の取り回しが決まっていないため、そのまま外部の工事を先に進めます。

配管化粧カバーの曲がりなどの部品を先に取り付けます。
Dsc_0002t

下のほうも
Dsc_0003t

直線部分の部品も取り付けます。
Dsc_0006t
Dsc_0007t
こちらの建物はRC(コンクリート)造りですのでハンマードリルで下穴を開けてからネジで固定しています。

パイプを施工してカバーをかけていきます。
Dsc_0012t
Dsc_0013t

室外機を接続して
Dsc_0014t
以前の室外機は1階の地上に置いてありましたが、今回はバルコニーに設置します。

段差の高さ調整にブロックを使用し、塗膜防水保護のため防振ゴムなどを敷きました。レベルは水平器で確認しています。

外部はこのようになりました。
Dsc_0018t
配管化粧カバーの一番上はシリコンシーラントで防水しています。

一方室内側は、
Dsc_0015t
この機種は電源コードが長いので、お客さまと打ち合わせをしてコンセントを移動させるのではなく、モールケースにアース線も一緒にいれて直接専用コンセントへ差し込む方法をとりました。

なお延長コードの使用は禁止ですので、もしコードの長さが足りない場合はコンセントを移動する工事となります。

完成しました。
Dsc_0017t

試運転も問題なく終了しました。

ところが翌日、室内機のファンが擦るような音が出始めたとのことで再訪問しました。本体の問題であることは見当がつきますが、こちらで取り付けたエアコンですので確認に伺います。

向かう途中、電話で音が出なくなったとの報告をいただきましたが念のため見に行きます。

到着して運転モードや送風量、温度設定を変更し、室内機を押さえたり引いたりといろいろ試しましたが再現しませんでした。

音の出ていたのは1時間半くらいとのことで、音のしていたという場所から、おそらくファンの左側にある軸受けのアタリが付いていなかったために出た一過性のものではないかという結論になりました。

もし再発するようであればメーカー保証で部品交換または製品交換となるかもしれません。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2017年10月17日 (火)

ドレンの勾配をとる。

エアコン工事を行っていて難しいと思えることのひとつにドレン勾配があります。
(川崎市川崎区にておこなった工事での部分的な記録です。)

古くなったエアコンを取り替えるとのことで依頼をいただき、作業前のお客さまの話では窓を閉めて換気扇を回すと「ポコポコ」と音がしていたとのことでした。いままでは窓を開けるなどして対処していたそうです。

気密性の高いマンションなどではよくあることで、エアコンの排水をするドレンホース内の水がはじけて室内機から音が聞こえてくる現象です。

工事開始でまずは古いエアコンを撤去していきますが、作業に没頭して写真は撮っていません。
しかしドレンホースには水が溜まっていて音がしていたことは明らかでした。

ドレン勾配がとれておらずホース内に水が溜まっていると、窓を閉めて換気扇を回すことでエアコンを止めてもずっと「ポコポコ」と音がし続けて気になります。

――――――――――

取り外し作業もおわり今度は取り付け作業です。

こちらのマンションは少し特殊な造りで、室内機からのパイプは一旦梁型のように出ているスペースの中を通り、途中の穴から露出配管になります。室内の露出部分は配管化粧カバーが取り付けられていたのでそのまま再利用します。

Img_0735t

空間内部でドレンホースがたるんで水溜りができないように塩ビ管を入れました。

スペース内で作業ができれば冷媒管などで支持できますが、点検口が小さく頭もうまく入りません。文字通り”点検口”です。(作業不能)

冷媒管を通したら室内機を引っかけてパイプを接続します。

Img_0738t
(この部分は設置後室内機で見えなくなります。)

塩ビ管にドレンホースを差し込みます。この塩ビ管は直接水を流すのではなく、ドレンホースのサヤ管として使用します。

Img_0742t

ドレンの勾配が取れているか水平器で確認します。十分です。

パイプは室内で床上50㎝程度まで下がってから横引きして穴より外側へ出ますが、その横引き部分の配管化粧カバーは水平に取り付けられていますので内部で勾配を取るようにします。

Img_0740t

パイプが下がってきて横引きになる部分でドレンホースを一番上にして、横引きでひねりを入れて少しずつ下がるように勾配を取ります。テーピングでずれないようにします。

穴の屋外側へ出るまで勾配をとります。

――――――――――

仕上がった状態での写真も撮り忘れてありません。coldsweats01

取り付け工事もおわり、試運転では室内機より注水しその後自然排水が始まるまで冷房運転をしました。

窓を閉め切って換気扇を強く回してもらいましたが「ポコポコ」音は出なくなりました。

お客さまはこれまで音が出るものだと思われていたそうです。

勾配を取ることで「ポコポコ」音を止めることができる場合が多くあります。
しかし横引きが長かったり換気扇が非常に強力な場合、また条件によってはどうしても音が出てしまうこともあります。そのような場合は逆止弁を取り付ける方法もあります。
逆止弁はメンテナンスが必要になりますので安易に取り付けるのではなく最終手段として用いるのがよいかと思います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2017年10月15日 (日)

これはいけません。(粗悪な工事)

エアコンの取り外し工事を行った際に見たものです。

パイプを取り外すため巻かれているテープをはがしていくと、

Img_0748t

なんとなくテープの周りがポコッともり上がっていたので予想はしていましたが電線が接続されています。

電線の長さが足りなかったためこのようにしたと思いますが、この接続では発火や漏電を起こす可能性があります。

Img_0749t

近くで見ると接続している差し込み型コネクタの内側に青サビ(緑青)が見えます。

これは中に差し込まれている電線に水分でサビが発生して付着したものです。

電線のジョイントはボックスなどの中で行うものであり、手を抜いて配管のテープ内で行うと雨水の浸入やパイプ自体の結露で接続部が浸食されて接触不良による発熱・発火・漏電を起こしたりエアコンが異常な動きや停止をしたりすることもあります。

Img_0750t
パイプから接続部をはがすとコネクタの表面に「ラン・・・(”ランプ”の一部)」と文字の印字された紙がくっついてきました。

配管接続部の断熱材が足りなかったためか、代わりに白熱電球の包装に使われている紙が巻かれています。 その紙も水で濡れていて役にたつどころか水分を余計に溜め込んでいる状態です。
Img_0752t

さらにテープをはがすと
Img_0753t
もう一か所接続されていました。

どのような理由があったのかわかりませんが杜撰な工事と言わざるを得ません。

エアコンの工事説明書にも”途中接続禁止”という注意書きがあったと思います。どうしても接続をしなければならない場合はジョイントボックス等を設置しその内部で行う必要があります。差し込み型コネクタは樹脂でできているからといってボックスの代わりにはなりません。

あるマンションでは事故が発生したようで管理組合からの通達でエアコンの電線は”途中での接続禁止”と掲示板に貼りだされているところもありました。

このような工事があるのでエアコン業者選びは難しいですね。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2017年10月 3日 (火)

遠くへ越されるお客さま・・・

 7年ほど前に2台の取り付け工事をご依頼いただき、この度は遠くへ越されるため取り外し工事を行いました。(横浜市瀬谷区)

 ご依頼いただき有り難うございました。

取り外しでポンプダウン(室外機にガスを戻す作業)後の室外機。
Img_0700t
7年前に私が取り付けたもので、取り外し時の試運転チェック等で問題はありませんでした。

 取り付け工事もなんとかできないかとのご要望をいただきましたが、高額なエリア外出張費がかかり不具合の際にすぐに訪問できない等、アフターも考慮し大変心苦しいのですがお断りさせていただきました。

 取り外しと取り付けを別の業者に依頼するのは面倒なこととは思いますが、「取り外しだけでも信頼できる業者へお願いすることにした」とのお言葉をいただき有り難いと同時に申し訳ない気持ちになりました。

 他県から越されてくるお客さまもいれば、何度もお世話になりその後お別れとなる方もいて、下請けでは味わえない思いや醍醐味があります。

 またこちらへ戻られた際は何卒よろしくお願い申し上げます。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2017年9月27日 (水)

見えないところもしっかりと

今回は古くなったエアコンの入れ替え工事での配管化粧カバー内部施工の模様です。(川崎市高津区)
ご依頼をいただき有り難うございました。

仕上がりはこちら
Img_0621t
2階のエアコンは壁の穴から左に横引き(排水勾配は取ってあります。)してから地上まで下しています。

本当は壁から出たら横引きせずに配管したほうが排水などは都合が良いのですが、もともと付いていた配管化粧カバーがこのルートになっていて、別のルートに変えると沢山のネジ穴や退色していない壁が出てカッコが悪くなるためこのようにしました。

もちろん使わなくなったネジ穴はコーキングでシールしています。

しかし2階から配管を地上まで下すと、銅管や電線で結構な重さとなり本体付属のドレンホースでは硬いので問題ありませんが、そこから延長する通常のドレンホースでは角の部分で荷重によりツブレなどが生じます。

それを防止するため今回は塩ビ管を使用します。
Img_0617t
壁の穴から出ている本体のドレンホースに延長用のドレンホースを接続してその上に塩ビ管をかぶせます。

塩ビ管によりドレンホースのヨレも防止でき排水勾配を保持することもできます。

上からテーピングをします。
Img_0618t
このテーピングで配管断熱材の伸縮によるドレンホースの抜け防止、そして穴のパテ埋めによるシール性の向上が見込めます。

角の部分は
Img_0619t
このように塩ビ管でドレンホースへの負担が軽減されます。

ここはカバーをしてしまえば見えなくなってしまうところですが、肝心な機能に関する部分です。

エアコン工事は機能の維持と安全性が第一だと思います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2017年8月24日 (木)

クロスに合わせて室内機を取り付け

建物を所有している大家さんからの依頼でエアコンの取り付け工事に伺いました。(川崎市幸区)いつも有り難うございます。

今回は前居住者が退去されて次の入居までにエアコンを新品に取り替えるというものです。

現地に着くとすでにエアコンは取り外されていました。
Img_0446t

過去にエアコンを設置したままクロス(壁紙)を貼り替えていて、本体で隠れていたところはそれ以前の古い壁紙です。
本体から穴までの配管化粧カバーはそのまま使用するよう残してあります。

そして新品のエアコンも開梱されていて取り付けを待っています。
Img_0449t

部屋へ入って壁を見たときに予感はしていたのですが、室内機の配管取り出し位置に合わせて付けると左側に昔の壁紙が見えてカッコ悪い。
Img_0446t2

大家さんに連絡してクロスは貼り替えるか確認すると今回はそのままとのことで室内機の配管取り出し位置をずらすことにしました。
Img_0451t

室内機の別の部分に影響がないことを確認して切り取ります。
Img_0453t
丸い検査証のシールは残るようにしました。

切り取ったらパイプ類にキズが付かないようにナイフで面取りします。本来の取り出し口でもバリ取り、面取りはおこないます。これをしない業者さん多いですよ。

室内機を床に置いているときは天地が逆になっていることが多いため、右左逆の取り出し口を切り取ってしまい顔が青くなっちゃっている駆け出しの工事屋さんもよくいます。先日も取り外し工事で反対側を切り取ってあって、内側からテープで張り付けてごまかしているものに遭遇しました。お客さんは外すまで気が付かなかったそうです。(量販店で購入し工事に来たのは年配の方だったそうですが・・・)

据付板も取り付けて
Img_0452t

周りのホコリを落として、めくれ上がっている余分な壁紙は水漏れの原因になるので切り取って室内機を引っかけます。

配管をして、
Img_0456t

今回コロナのエアコンですが本体裏で巻く防湿テープが付いていないので手持ちのものを使用しました。

室内と壁の穴の中を通るドレン管は結露防止の断熱ドレンホースを使用。壁穴付近のテープまきはパテによる穴塞ぎを容易にします。

設置完了。
Img_0463t

右側面
Img_0466t

左側面
Img_0467t

ハミ出しはありません。

エアコンを設置したままクロスの貼り替えをすると、エアコン入れ替えの際にハミ出してしまいカッコ悪くなることがありますので、できれば外して行うと良いかと思います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2017年8月13日 (日)

室内機を板で浮かして取り付け

エアコン工事の依頼をいただき現地を拝見したところ、エアコンを取り付けられるように専用コンセントは設置されているのですが、壁に室内機を取り付けられる寸法が足りず板で浮かして付けた事例です。(川崎市内)

こんな感じで取り付けました。
Img_0403t

窓と右側のクローゼットの付いた壁との寸法は70㎝程度(室内機の幅は80㎝くらい)で入りません。
窓の上も天井との間の寸法が不足していて入りません。
また、クローゼットの扉を開けると室内機本体はクリアできるのですがルーバーが下向きになったときに当たるためぶつけて割れてしまうことになります。

現状この寸法で取り付けられるエアコンは存在しないでしょう。ご購入されていたエアコン(当店は販売はおこないません。)は奥行きはありますが高さが24㎝程度とコンパクトな機種です。

ということでお客さまと打ち合わせして板で浮かして左に寄せ窓枠にかかるかたちで取り付けることに決まりました。

板を調達して後日あらためて工事に伺います。

周囲の干渉するものをすべてクリアでき配管用の穴あけや室内機の固定に問題ない位置を選定し取り付けます。カーテンレールだけは外していただくことになりました。

据付板を取り付けた状況は
Img_0396t
このようになりました。
元々あったカーテンレールを外したネジ穴が残っています。配管用の穴は今回こちらで開けました。

板はこのように入れました。
Img_0396tt

こちらのお宅はツーバイフォー構造なので左半分(窓の上)は”まぐさ”が入っていてどこでもネジが効きます。中央は縦枠に止めて、右側は石膏ボードアンカーで固定しました。この室内機の重量からしてこれだけ固定すれば十分強度があります。

板の厚みは窓枠の出しろと同じ寸法で用意しました。
Img_0398t

このような場合、板の寸法が大きく異なっていたり板自体を入れなかったりすると室内機が歪んでファンがこすれて異音が出てしまうこともあります。

穴あけの位置はツーバイフォーのため”まぐさ”と”縦枠”を避けていますので問題ありません。ツーバイフォーに筋交いはありませんが窓など開口部の上は開けられません。
Img_0397t

穴に養生管を入れて
Img_0399t

そして設置完了。
Img_0404t

カーテンレールはもう取り付けられませんがブラインドなどを検討するそうです。

クローゼットの扉の干渉もなく、天井と室内機のクリアランスも確保できました。安心して使用できます。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2017年7月 6日 (木)

室外機不良・・・。続き

先日、室外機不良でこちらに書きましたがその続きです。(川崎市内)

室外機バルブのパイプが接続される肝心な部分にキズが入っていてガス漏れする可能性が高いと思われるこれ、
Img_0162ta
アップで、
Img_0162taup

結局、エアコンが去年の型のためか室外機の新品交換にはならずメーカーによるバルブ部分のみの無償交換修理となりました。

一週間後にメーカーが修理にくるとの連絡をお客さまよりいただき、その翌日に取り付ける予定でいたのですが修理に来たメーカーサービスマンは2時間程度格闘して修理できずに持ち帰ってしまったそうです。
メーカーより戻るまでまた工事は延期となってしまいました。

直って室外機が納入され、ようやく使えるようになります。
残りの工事は室外機を接続するだけになっていたので持ってきたサービスマンが危うく接続しようと施工しかけたらしいのですが、お客さまにあらかじめパイプに触れさせないように伝えていたので何もせず帰ったようです。
メーカーのサービスマンだからといってもだいたい下請け業者が多いので信用まではちょっと・・・。

修理されたバルブはこんな感じです。
Img_0207t
今回は液管側の不良でしたので多分こちらだけ交換したものと思われます。

フレアナットを外します。ところが・・・
”シューーー” ガス管側のキャップになっているフレアナットを緩めるとガスが勢いよく出てきます。バルブがしっかり締まっていません。以前はなんともなかったので修理でバルブを開けてしっかり締めなかったのでしょう。お願いしますよメーカーさん・・・。
バルブを増し締めしてナットを外します。

フレアナットを外してみると、
Img_0208t
ガス管側と比べると汚れた感じになっていますが一応新品なんでしょうか?

接続面を正面から見ると、
Img_0209t
キズはありません。

これで安心して取り付けられます。フレアを加工して室外機に接続し真空引きし終わってサービスポートに接続していたホースを外します。サービスポートとは冷凍サイクルの真空乾燥、ガスチャージ、圧力測定等をするポートです。バルブコアという車のタイヤの空気を入れるところのムシと同じような部品が入っていてホースを外してもガスは出てきません。

ところが・・・

”シューーー” こんどはサービスポートからガスが止まりません。まだ大気圧より少し圧力を上げただけで大してガスは出ていませんから冷暖房能力に影響はないと思いますが、バルブコアを何度か押して放してを繰り返しても増し締めしても止まる様子はありません。

新品のエアコンでバルブコアの不良は初めてなので修理時に無理なガス抜きやガス入れ、もしくは脱着をしたのかもしれません。この時点でかなり呆れて諦めモード、もうメーカーに言う気も失せてます。こちらのメーカーさんは苦情を言うにも”お客様相談窓口”みたいなところしかないようで”のれんに腕押し”てな感じです。

この暑さで設置を急ぐためお客さまと相談の上、新品のバルブコアに交換します。修理でもほとんど使うことがない部品です。

バルブコアを外していきます。
Img_0210t

頭が出てきました。
Img_0211t

出てきた不良のバルブコア、
Img_0212t
一部パッキンがはみ出して変形しています。

こちらは新品のバルブコア、
Img_0213t
新冷媒用です。

取り付けて2度目の真空引き。
Img_0214t

ホースを外してもガスは漏れなくなりました。その後バルブを全開にして念のため泡のリークチェッカーをかけても漏れはありません。

試運転は問題なく完了しました。
Img_0215t

やっと今日から涼しく過ごせることでしょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/