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エアコン工事作業

2019年9月 5日 (木)

バルコニーでドレン塩ビ管工事

マンションのバルコニーでエアコンのドレン排水を「塩ビ管で」と依頼をいただきました。

なお設置されているエアコンは当店の工事ではありません。

到着
施工場所に到着
こちらに施工します。

現状の排水は
バルコニーを流れるエアコンのドレン排水
蛇行して小さな川ができてます。

排水用のレールが施設されているマンションもありますが、こちらはそれがありません。

長時間運転していると室外機の方からももう一本川ができるそうです。😅

バルコニーの床勾配が手前側に大きく下がっているためこのように斜めに横切るかたちに流れているんですね。

室内機から出ている排水を見ると
室内機から出ている現状のドレン排水
床から離れたところに出口があるのでポッタンポッタンと水滴が落ちてはじけた水が周囲を広範囲に濡らしています。

ちょっと短すぎですね。
もう少し長くてもよいと思いますが・・・

そして一番下に付いているのは逆止弁。
気密性の高い建物でドレン管から出るポコポコ音を防止する目的で付けますが、シーズンごとにユーザーさん自身で掃除する必要があります。
でもそのことは施工した人からは言われなかったそうです。
掃除を怠っていると詰まって室内に水漏れすることがあります。

室外機の底面には
室外機の排水ドレン出口
ここにもドレン排水出口の穴があります。

主に暖房時ここから排水されます。

このままでは排水ホースがつながらないので
メーカー純正室外機排水ドレン用ソケット
メーカー純正(三菱電機)のドレンソケットをあらかじめ取寄せておきました。

”ドレンソケット”はこのメーカーでの呼び名です。正式名称はありません。

それでは塩ビ管を加工していきます。
ドレン用に塩ビ管を作成中
測って、切って、接着。

接着前の試し差しはしません。塩ビ管工事の基本ですね。

昔、業務用エアコンの工事をしていた頃に試し差しをする人がいて、建物完成後に引き渡しも終わってしばらくしてから塩ビ管がすっぽ抜けて天井が水浸しなんてことを何回も見たことがあります。

試し差しは接着剤をつけ忘れるんです。

完成
塩ビ管でドレンを施工完了
排水溝へストレートに配管しました。

当初は壁に沿って奥に配管することも考えたのですが勾配が逆になるのでやめました。

室内機側の接続部分は
室内機側ドレンの接続部分
ホースを少し延長して塩ビ管に差し込みました。

室外機側も
室外機ドレンの接続
ドレンホースを使用して塩ビ管に接続。

塩ビ管の固定は
塩ビ管は室外機のベースにバンド固定
室外機のベースにバンド固定。

周囲は防水処理されているところでねじ止めできないのでこのようにしました。
共用部ですしね。

塩ビ管の勾配を確認
塩ビ管の勾配確認
結構とれてますね。

最後に排水確認
ドレン排水の確認
室内側、室外側ともOK。

これで川がなくなります。😄

なお塩ビ管で施工する場合は状況により無理な場合もあるので事前の確認が必要です。

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http://kato-aircon.com/

2019年8月19日 (月)

室外機を壁面に付けると・・・

都内にて他社で壁面に取り付けた室外機の音が響くので地面に下ろしたいとの依頼をいただき工事しました。(建物は木造)

室外機はこちら
壁面に固定して音が響く室外機
状況確認と見積もりで事前に伺って実際に運転すると建物の壁に響いて室内に低く唸るような音が聞こえます。

特にコンプレッサー起動時、低速時、停止する間際に大きな振動と共に耐えられないような音がします。
ご近所迷惑になるレベルです。

室外機振動が他の機種より大きいのでメーカーさんにみてもらい”異常ではない”とのこと。
こういう設計なんですね。ふ~ん・・・

― 施工当日 ―

金具と壁の間には
壁面金具と壁の間には防振措置がされていた
お客さんでなんとか振動をやわらげようと工夫された様子がうかがえます。

その他にもいろいろ試されたようですが改善はされたものの解決には至らなかったようで・・・

地面に室外機を設置するにはパイプの長さが足りなくなるので一旦室内機も取り外すことになります。

これを取り付けたのは量販店の工事屋さんでどんな工事しているかわかりません。
全部取り付けなおしたほうが安心です。

ポンプダウン(室外機にガスを戻す作業)をして室外機を壁面から下ろし、パイプを取り外していきます。

するとなんとなく室内機とパイプ(銅管)のジョイントにガスの漏れているような跡が・・・

外してみると
フレア接続の締めがあまい
フレア面に色ムラがあります。

締め付けが弱くてちょっとずつガスが漏れていたようです。
ただしまだ不足するほど減っていません。

締めがあまいときのガス漏れは厄介なもので、暖房時の圧力が高いときだけ漏れたり、温度変化により銅管や接続部の真鍮が伸縮し時おり漏れたりしてガスが不足するのは数年後。
発覚した頃には工事保証も切れてしまって自費で修理になります。

室内機の据付板も取り付けなおしました。
取り付け直した据付板
今年も他社さん設置の室内機落下が多発してますからねぇ😅

壁(石膏ボード)裏にある補強板(合板)を貫通するように外す前より長いねじを選定し、柱にも固定したので落ちることはありません。

穴のスリーブはもとよりあったものを戻して
配管穴用のスリーブ
これは再利用可能です。

エアコンの設置は問題なく完了。

残った壁面金具
壁に残った壁面金具
お客さんと相談してこの金具はそのまま残すことにしました。

取り外すと壁の塗装が一緒にはがれてしまうためです。
外壁塗装をする際に設備関連のものは一緒に塗装してはいけません。いざ取り外すことになったときにくっついた塗装でその下層にある以前の塗装ごとはがれてモルタル表面が露出します。

なので次回外壁塗装をする際に金具を外してもらうことにしました。

室外機の台にはブロックを用意しました。
室外機の台はブロック
水平レベルを出して設置しています。

あとこちらはアースがなかったので接地工事(D種接地)もしました。

こちらのお宅の場合接地抵抗値は500Ω以下でOKです。
接地抵抗値約330Ω
約330Ω。

土地の形状や土の関係でちょっと高めですが問題ありません。

絶縁抵抗測定などしたら運転を開始。

室外機の音が響かなくなって快適です。

コンクリート住宅以外で室外機を壁面に取り付けるのはよほどの理由がない限りやめましょう。
新しいうちは静かでも段々うるさくなってそのうち耐えられなくなります。

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2019年8月 5日 (月)

室内機の設置高さは慎重に

室内機を設置する高さを考えたことがあるでしょうか。

今回は新築一戸建てで取り付けたものです。

取り付けたのはこちら
新築一戸建てに付けた室内機
ま、普通についてます。

でも若干天井から離れているような・・・と感じた方もいらっしゃるのでは。

室内機の位置は適当ではなく、お客さんと相談して将来を見据えて決定しました。

多くの新築一戸建ては壁に穴が開いていることはなく、エアコンを施工する者がエアコンに合わせて開けます。

こんな感じ
壁の穴あけ状況
これはまだ穴にスリーブを入れていません。

室内機背面に穴を開けてパイプを屋外へ取り出す場合、どのメーカーでも本体の右下が基本の位置となります。
そのほかに本体背面にパイプを通して左側からも可能です。

とはいえ、エアコンに合わせるということは次回10年後位にエアコンを入れ替える際に穴の高さが合わなくなってしまえば別の位置に開け直したりすることになります。

あまりいいことではありませんね。

(どの機種でも排水の関係で室内機の底辺と穴の下辺はほぼ同じ高さになります。)

お客さんが購入された室内機の高さは25cmというもの。
現在の主流は30cmなのでそれより5cmほど低く窓上などでも取り付けが容易な機種です。

しかし見た目を重視して高めに設置してしまえば次回の入れ替えで30cmのものは穴の高さが合わず取り付けられなくなってしまいます。

そこで
将来を見据えた室内機の設置高さ
このようにしました。

天井からは約13cm程度開けてあります。

たとえ高さ30cmの機種に入れ替えしても天井から8cm程度確保できます。

この8cmというのは当店で考える効率とメンテナンス性を確保するための推奨寸法です。

現在のエアコンは吸気を天面からするためあまり天井に近いと効率の低下や吸入風速の増加で吹き出した風が戻るショートサーキットが起きやすくなります。
また修理やエアコン洗浄をする際に手が入らず分解できないことにもなりかねません。

このことをお客さんにお伝えしてご希望にそって設置しました。

施工者から「この辺でいいですか?」と曖昧に聞かれて「お任せします」なんていうと後々苦労することになります。

最終的な決定権はお客さんにあるので話し合って位置を決めましょう。

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2019年7月16日 (火)

室内テープ巻き仕上げ

マンションは配管用の壁穴が室内機より下にあってパイプが室内に露出しますね。

上の方に穴を開ければいいのにと思われる方もいると思いますが、そこには建物の重要な梁があってしかも室内機の穴の高さにスリーブ(穴を設けるための管)を入れるのは強度の問題や梁の下近くに配置される主筋(太い鉄筋)に阻まれて難しいんです。
もちろんこのスリーブは建築時コンクリートを打設する前に入れるもので、建物が建ってからダイヤモンドコアで抜くものではありません。

エアコン設置にあたり、見た目を重視し配管化粧カバーを取り付ける施工方法もありますが今回はテープ巻き仕上げです。

室内機を取り付け、配管し終わったところ。
室内機取り付けと配管が終わったところ。
穴のパテはまだです。

穴の付近を見ていただくと
穴の付近でパイプをふくらますように曲げ加工
手前にふくらますように曲げ加工しています。

なぜこんなことをしていると思います?
見た目を考えれば真っ直ぐ下ろして穴方向に曲げたほうがいいと思いませんか?

でも見た目を重視してそのようにしてしまうとドレン排水管の勾配が壁の穴の中で逆になってしまうんです。

この設置のように室内機本体の左横からパイプを取り出すと設計上、どこのメーカーでもドレン管は本体向って手前にくるようになっています。
(そのほかに断熱材の被った銅管2本と電線(ケーブル)が1本あります。)

そしてそのパイプが下方向へ曲がって次に穴の方向へ曲がると手前にあったドレン管は下部分に位置するようになります。
穴に勾配が付いていればいいのですが、マンションでは通常水平の穴で室内側と室外側にはツバが付いて中間に比べ少し穴径が細くなっています。

そこで穴の室内側ではパイプ全体を上に配置させて屋外側では下にしてドレン勾配を確保するわけです。
この室内側を上に位置させるには穴径が大きく余裕があれば別ですが今回のような場合は手前にふくらませないとできません。

一度室内機から下がってるからちょっとくらい逆勾配でも大丈夫じゃないの?と安易に考えがちですが穴の中の勾配は結構大切。
マンションでよくあるポコポコ音の一番の原因なんですよ。
しかしここをしっかりやらない(見もしない)施工者が多いこと。

それでもって音止めの逆止弁を施工前から売り込んできますからね。どうなんでしょ

ただし施工で努力してもダメだったなら逆止弁もアリです。

穴埋めも終わって設置が完了しました。
設置完了して試運転中
試運転を行います。

ドレン排水が出たことを確認したら次に窓を閉め切ってキッチンの換気扇を最大風量で回していただきポコポコ音が出ないことも確認。
逆止弁は必要ありません。

入居時から付いていた(オプション?)というリビングのエアコンは毎年冷房時期になるとポコポコ音が出るそうです。そのうち点検に伺うかもしれません。

アース線がよく見えませんがちゃんとつないでありますよ。

穴は
室内側のパテ埋め
ドレン勾配が取れるように調整してパテで埋めました。

なお、撤去する前に付いていたエアコンは
引っ越しの下請けさんが付けたエアコン
これを撤去してから今回の新品を設置しました。

引っ越しの下請け業者さんで付けてもらったそうです。

パイプの仕上がり具合からすると室内機を下に置いた状態でパイプを加工して最後に引っ掛けた施工方法です。
仕上がりがイマイチでドレンが一部逆勾配。縦部分は斜めになっています。
わたしも余程の理由がなければ滅多にやらないこの方法は、緻密さと正確さを要求されそれなりの熟練の人でなければきれいに付きません。

この下請け業者さんがなぜそんな方法をあえて行うかというと仕上がりさえ気にせずテキトーにやれば速くて楽だから。

穴のパテを拡大すると
パテのべた塗り
これね~

カッコ悪いのはもちろんですが、時間が経つと樹脂のツバに色ムラができてしまうのでやめていただきたい。

ツバにこびりついたパテはスクレーパーではがしました。

わたしが会社員で下積みのころはこんなパテ埋めしたら「なんだこれは!」と何度でもやり直しさせられたものです。

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2019年6月26日 (水)

配管化粧カバー・・・4つの段差

壁に段差のあるところへ配管化粧カバーの取り付けです。

壁はこのようになっています。
壁に段差があるところへ配管化粧カバー取り付け
上に室内機からのパイプがすでに出てますが、そこから真下へ配管します。

上から下まで4つの段差(出っ張り)をクリアしなければなりません。
一か所くらいはよくありますが4か所とは・・・

ジャバラの自由に曲がる部材を使用する方法もありますがカッコ悪くなるのでできれば避けたい。

寸法を測って
壁に合わせて配管化粧カバーを加工
加工しました。

材質は樹脂。これだけ刻むと失敗して割りそうなので慎重に行いました。

測り間違いなどあればがっかりですが・・・
加工した配管化粧カバーを壁に固定
ばっちりでした。

まっすぐ垂直に固定できるように事前にチョークライン(チョークの粉の墨つぼ)で直線を引いています。

これで一安心。

パイプを加工して接続、配管します。
パイプを接続してカバーの中に配管します。
うまく収まるの?と心配されそうですが、当店で使用している因幡電工のSD77シリーズであればこの程度は大丈夫。

SD66ではムリ。LD70でもきびしいと思います。

でっぱりの部分は
でっぱりの部分はビニルテープで補強
ビニルテープで補強しています。

銅管2本とドレンホースの計3本を横並びにして、電線はでっぱりで傷つかないよう手前に配置。

あとはカバーのフタをして室外機を接続して完了
カバーのフタをして室外機をセット接続して完了
縦長の窓にも邪魔にならずうまくいきました。

今回の工事では壁に穴を開けて配管していますが、穴の高さが丁度でっぱり部分と重なったためちょっと苦労しました。

室内壁から外壁へ45度位の下り勾配で穴あけしています。しかもエアコン用コンセントのボックスが穴の真下にあってギリギリでした。

ここのお宅の周囲は何件も同じような新築があってエアコン工事はみなさん苦労されているようです。
中には変な付け方になっているところも。

お客さんが"このでっぱり要らない"と仰られていましたが、設計の方がもう少し設備や住む人のことを考えてデザインしてくれると・・・おそらくそこまで気づいてないのかな。

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2019年6月21日 (金)

エアコン無線LAN機器とそのリスク

エアコンをスマホで外出先から操作、管理するために使用する無線LAN機器。
(メーカー純正オプション機器)

エアコンの入れ替え工事と同時に取り付けました。
19062100
室内機の右下に見えるものがそれ。

大きくすると
19062105
こうなっています。

これは富士通さんのものですがコードさえ届けば割と自由に取り付け場所を選べます。

お客さんと相談してこの場所に横向きで取り付けました。

機器の配線接続は室内機を取り付ける前に行います。

しかし無線LAN機器に取り付け説明書が付属していませんでした。
はて?エアコンの説明書かな?と見渡しても触れられていません。

いやいやふつう据付説明書くらい付属するでしょ?

これ以上調べるのも無駄なので室内機をばらして回路図を確認。
ふむふむ。CNの○○番だな。

どのメーカーでも室内機の制御基板に接続するタイプが多いのですが、もっと簡単にお客さん自身で付けられるようにすれば売れると思うんですけど・・・そんな経費のかかることするわけないか。

接続しました。
室内機の基板へ無線LAN機器を接続
コード(白色)は基板などに干渉しないように周囲に固定。

エアコンの工事が終わったらコンセントを差し込んで機器のランプが点灯することを確認して終了です。
あとはお客さんで設定をすることになります。(パスワードなどあるため)

外出中どこからでもスマホでエアコンを入れたり切ったり設定を変えたり確認したりと便利です。

ただ、外出中に冷房、除湿を使用して排水管にカナブンでも入って詰まり水漏れなどを起こすと大変なことになります。
水位異常などを検知するセンサーが付いていたらもっと安心して使えるのですが・・・
この手のセンサーは天井カセット形エアコンでなければ付いていません。

このような使い方は万一水漏れしても問題のない場合のみにしたほうがいいと思います。
もしマンションで水漏れして階下のお宅まで汚してしまうと賠償沙汰になるので注意が必要です。

あらら、これでは売れないかもしれませんね。😅
そういったリスクもあるということを理解した上で購入しましょう。
エアコンをつけっぱなしで出かけるのも同じです。

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2019年6月10日 (月)

排水のため室内機の位置を変更

昨年水漏れ点検に伺ったお宅にこんどはエアコンの入れ替え工事に行きました。

3階建て一軒家の2階部分。

他店施工の水漏れを起こしたエアコンはこちら
水漏れを起こした室内機
前面のグリルは外してあります。

こちらの水漏れは施工方法に問題がありました。

室内機を外すと
室内機の中央に配管穴がある
これだめですよー。室内機のほぼ中央に配管穴が開けてあります。

室内機の排水ドレン管は右端か左端のどちらかから出るのでそのすぐ後ろに穴を設けなければなりません。
本体裏で横引きすると穴に向かって曲がるところで持ち上がってしまいます。
設置してから数年は問題なく流れてもホコリや雑菌が溜まってしまいに水漏れを起こします。

お客さんに説明して新しい室内機は設置場所をずらして取り付けることにしました。
新しい室内機は位置をずらして取り付け
穴にはスリーブが入ってなかったので付けました。

天井にあるエアコン専用コンセントの位置がこんどはエアコンの真上になるので移動する必要があります。
この位置では抜き差しが困難になるのと、室内機の吸い込み口が近いためホコリが溜まりやすくなります。

近頃の新築物件ではエアコンのコンセントが天井に設けられているケースを散見しますが、コードの荷重で差し込みが斜めになったり、見た目がわるくなります。

ということでコンセントは移動します。

室内機を付けてしまうとできなくなるので先に工事。

まずはコンセントを外して
200V用20Aのコンセント
天井面に付けるならボックスを付けたほうがいいと思いますが。

あら、なんか線が細いよー
電線が細い
なんかほっそりして軟らかい。

でたよー
1.6mmの電線
1.6mmじゃないの!

ナンチャッテ電気屋さんの工事。

1.6mmのケーブルには原則20Aのコンセントは設置できません。
発生する熱で外皮の絶縁体が劣化するため。

いままでのエアコンは容量15Aだったのでセーフでした。気になる今回のエアコンは・・・こちらも15A、よかったー。

これが20Aのエアコンだったら配線から直さなければなりません。

あとで分電盤を見たらこちらのお宅のエアコンコンセントは全部1.6mmで配線されてます。ということは20Aのエアコンは取り付けられません。
いいのこれ?

いままで付いていたコンセントの裏には
コンセント背面にある記述
はいこのとおり、"Φ2 Φ2.6 Cu単線専用"とご丁寧に書いてあります。

1.6mmは使ってはいけないんですよ。

移動するにあたり20Aのコンセントは交換するつもりで用意していましたが、15Aとは思わず準備していなかったので車へ・・・

フゥ、ありました。
200V用15Aコンセント
ヨカッタヨカッタ。

背面には
15Aコンセント背面の記述
"Φ1.6 Φ2 Cu単線専用"

1.6mmで使用可能です。

電気はブレーカー、配線、コンセントをすべて協調させないといけません。

たまーにブレーカーがよく落ちるからとアンペア数の高いものに勝手に替えているお宅を見かけますが非常に危険です。
ホームセンターなどで容易に入手できるのが問題。電気工事士免許がないと売らないようにすればいいのでしょうが・・・

開口を少し広げボックスを取り付け
天井にボックスを取り付け
なんでも挟み込み金具で付けてはだめです。

モールで配線
モールでコンセント移動配線
天井内から壁面まで隠ぺいすることができなかったので露出で配線しました。

そしてようやくエアコン設置完了
エアコン設置完了

室外機設置場所に余裕がなく、お客さんに手伝ってもらい搬出搬入しました。
ありがとうございました。

もしお客さんが購入したエアコンが20Aだったら大変な工事になってました。わけもわからず工事を請負っている人がいるので油断なりません。

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2019年5月20日 (月)

エアコンの再取り付けで・・・

引っ越しの下請け業者が取り外したエアコンを賃貸住宅に設置のご依頼いただき工事に伺いました。

取り付ける場所は
室内機の取り付け場所
公団ボルトとも言いますが、室内機固定用ボルトが出ていて壁強度の心配はありません。

しかしボルトを確認すると
室内機固定用ボルトが傾いている
あらま、だいぶ傾いてますね。

ボルトを抜いて中を見ると
壁の中の躯体にアンカーが見える
中はアンカーでした。

これはどこかのエアコン工事屋さんが打込んでますね。ドリルを使い慣れてないため斜めに構えてしまうんです。

ナットを締めてもしっくりとはいきませんがアンカーが施工不良で抜けることはないと信じて取り付けます。(信じるしかありません)

100Vのコンセントがありますが、取り付けるエアコンは200V用なので交換と電圧切替が必要です。
エアコンの能力が部屋に対して大きすぎることをお客さんに説明してそれでも取り付けをご希望されたので設置します。

そしてこの配管用の穴
配管用の穴の周りにパテを盛られている
どうですかこれ・・・

どうやら以前エアコンを工事した際にスリーブのつばが外れてそれを隠すためにパテ盛りしたようです。

慎重にパテをはがしてつばを外します。
配管用穴のつばを外して
スクレーパーなどでこのパテを取り除きます。

こびりついているのでちょっと手間がかかります。

元に戻して
穴のつばを元に戻して
周囲の壁に付いたパテはもう取れません。

一方エアコン本体は
取り外され運ばれてきたエアコン室内機
いかにも下請け業者さんの施工ですね。

室内機と室外機を結ぶ電線が付いたままです。電線の接続が信用できないのでつなぎ直します。

据付板を外すと
冷媒管接続部がテープ止め
冷媒管の接続部がテープ止めされてます。

これをしてはいけないことを知らないんですね。残留しているオイルとテープの粘着剤が混じって接続部のシール面に固着しガス漏れの原因になります。

今回は短期間だったようでオイルを付けてこすったら取れましたが、固まってしまうと簡単には取れません。

この部分はオイルで劣化しないキャップを付けたほうが確実です。

据付板にはオイルがべっとり
据付板に漏れ出したオイルがべっとり
大量に出てます。

周囲もあちこちにオイルが付いています。軍手もオイルがしみ込んでくるほど。

このオイルは冷媒ガスと一緒に循環している(というかしてしまう)コンプレッサーの焼き付き防止やシールとなる潤滑油です。

こりゃほとんど予備運転などせずいきなりポンプダウン(室外機にガス回収)してますね。

さて電線は・・・
室内外連絡線が1.6mm
おっと1.6mm(テンロク)

いまどき1.6mmを使う業者がいたとは珍しい。いまでは量販店ですら2.0mmを使用するところがほとんどです。

以前このエアコンメーカーは2.0mm指定だったのですが、現在では長さが10m以内(未満かな?)であれば1.6mmも使用可能となりました。
そのことについてメーカー技術部に確認したところ、あくまでも基本は2.0mmを使用すること。1.6mmはどうしてもやむを得ない場合に使用可。と返答をいただいています。

ただしこの見解はメーカーごとにまちまちで断熱材に直に接してテーピングされる条件下では電線(ケーブル)の温度係数による許容電流の低下などを考慮すると2.0mmを使うのが妥当です。

お客さんと相談しここは2.0mmに交換することになりました。

まず不要になる電線を外します。
差しのあまい端子台
端子台のふたを開けたところですが赤だけ奥まで差さっていません。

賢い方はなぜこうなっているのか想像できると思いますが、3本の心線を同じ長さで切断してあるので端子台に合わせてその線を放射状に広げると相対して真ん中の白だけ長くなって左右の2本は短くなるためです。

こういうところが信用できないのでつなぎ直す必要があります。
(今回はどのみち2.0mmに交換なのでつなぎ直しです)

2.0mmの電線でつなぎ直しました。
2.0mmの電線で端子台に接続
端子台の幅に合わせて電線を曲げてから3本の長さを合わせて切断、皮むきしているのでしっかり接続できます。

この後室内機を引っかけてからパイプの加工を行います。

パイプは断熱材がさけてます。
パイプの断熱材がさけている
取り外しの時にテープを巻き取るのが面倒なのでカッターナイフで切り裂いた跡です。

これが下請け業者さんにやたらと多い。こういう工事が当たり前と思っています。

フレア加工をしようとするとまたオイルがでるわでるわ。こちらのフレアツールまでオイルが垂れてきます。

オイルをふきふきしながらなんとか室内機と接続完了して外壁の配管作業へ・・・

と思ったらパイプに手を添えた瞬間、嫌な手ごたえが・・・
パイプが折れていた
パイプが折れてました。

これ以上曲げようとするとポッキリいきます。

これ、専門業者なら取り外すときに普通は気が付きますよ。
修正不能なのでパイプを切断して室内機の接続からやり直しです。

ほかも折れているところがないか一通り確認しました。とりあえず無事。

パイプの長さが短くなり、室外機の位置がご希望とはずれましたが使用することはできました。

室外機の接続準備に入ります。

やっぱりこちらもテープ止め
室外機のバルブがテープ止め
これもさっきと同じで粘着剤が固着したり、テープがはがれてむき出しになったりするのでだめなんですよね。

接続し終わって真空引きまで完了。

サービスポートからホースを外すと
バルブコア不良
このバルブコアと呼ばれる逆止弁の不良でガスが漏れています。

まだバルブは完全に開けてないので漏れ出る量はわずかでガス不足にはなりませんが。

サービスポートのキャップの内側を見ると
キャップの内側にもオイル
ここにもオイルがあります。

ということは以前からバルブコアがだめになっていたということです。

この場合、キャップを強く締めても微量にガス漏れしてしまうことがあるのでバルブコアを交換するほかありません。

車へ行って探しましたが切らしていました。滅多に使う部品ではありませんからね。
仕方ないので資材店へGO。

その前にコンセントを交換したのですがそれは後で。

戻って壊れたバルブコアを外しました。
不良のバルブコア
パッキンがはみ出してます。

こりゃだめだ。

新品に交換して再度真空引き
真空引き
ふぅ、ようやくここまできた。

穴のパテ埋めをして
穴のパテ埋め
先ほどのつばの周りは白色パテを使って仕上げました。

途中行ったコンセント交換・・・

これを見た時に予感がしました。
既設の100Vコンセント
アース端子がなく、いかにもエアコン屋さんが取り替えたような雰囲気を感じます。

プレートを外すとやっぱり・・・
コンセントのプレートを外したところ
案の定、アース線があります。

それなのにアース付きコンセントを取り付けていません。

電気工事士すらもっていないエアコン工事屋さんですね。なぜアース付きコンセントを付けないかというと、部品代を安くするため、そしてコンセントにアース端子がなければエアコンのアースを接続しなくて済むため一石二鳥。とんでもない発想です。

コンセントを外すと
コンセントを外したところ
はいこのとおり!

エアコン屋さんお得意のアイボリー色のビニルテープでアース線の先を絶縁しているつもりです。

"つもり"というのはこの巻き方では電気工事士は失格なので。

私はエアコン工事にはもちろんアイボリーのビニルテープを使いますが電気工事では使いません。いかにも素人っぽくなってしまうので。

コンセントの背面を見ると
コンセントの背面
はいこんどは逆接続!

接地側と非接地側が逆につながれてますね。お粗末

知らないというのはこういうもんです。検電の仕方も知らないのでしょうね。

今度はアース線もつないで
コンセントに電線接続
これでよし。

なんやかんやでコンセント完了
コンセント交換完了
このあと電圧を200Vに切り替えて絶縁抵抗測定等、必要なデータを記録しておわり。

エアコンの試運転も問題ありませんでした。

あー、やっと終わった😅
今回はいろいろあり過ぎでした。

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2019年5月18日 (土)

お客さんで配管化粧カバーを設置

なんとお客さん自身ですでに配管化粧カバーを取り付けたので、そこへエアコンを設置してほしいとのことで工事に伺いました。

8年程前に一度別のエアコンの設置をさせていただいておりましたが、覚えていてくださりご連絡をいただきました。

カバーの状態
配管化粧カバーの設置状態1
水平に横引きされていますがドレン管は別に下り勾配で配管されているので問題ありません。

脇にいくと
配管化粧カバーの設置状態2
ジャバラ(フリーコーナー)で回り込み、立ち下げています。

しかもバンドで固定されてますね。これが使われているのは初めて見ました。

そして室外機置場
室外機置場
カバーがアルミの角パイプを加工して浮かして付けられています。

前回、量販店さんでエアコンを設置してもらったそうですが、その時に配管化粧カバーの設置は不可能と断られて今回入れ替えにあたりご自身で取り付けてみたとのことです。

室内機の設置場所は
室内機設置場所
配管用の穴がちょっと小さめですがなんとか通ります。

お客さんが想定していた設置位置はコンセントに本体を寄せてパイプを中央から屋外へ出す方式を考えていたそうです。
メーカーにこの機種は中央からパイプを背面に取り出せることを確認したとのこと。施工経験を積んだ方ならわかると思いますがこれをするとドレンの逆勾配ができて不具合が起きやすくなります。

やはりここは後々のことを考えて本来の設置位置で取り付けることになりました。(メーカーさんもあまり適当なことを言わないでくださいね。)

据付板を取り付けます。
据付板を壁に固定
壁はもちろん石膏ボード。

穴の近くに板が入っているというのはお客さんがマーキングして知っていたのですが、他は壁を叩いても空洞なので支えが少ないなと感じていました。
しかしボードアンカー用の穴を開けていると右側にも奥に木材があることが判明。長めのねじで固定しこれで安心。

室内機を取り付けます。
室内機の設置

それが終わったらいよいよカバー内の配管
配管化粧カバーの中を配管
耐震補強用のブレースがありますが、これらをかわす必要があったため量販店さんは化粧カバーを施工できないといったそうです。

お客さんが角パイプなどで浮かして付けられていたのはこうした障害をかわすためです。ここまでされるとは相当の知恵と技術がなければできません。

これはあまり使われない固定用のバンド
カバーの中でパイプを固定するバンド
カバー内のパイプを押さえるもの。

役所関連の工事でも使われているのは見たことないですね。

お客さんは必要なければ外していいとのことでしたが、ドレン管を一緒に入れる場合は勾配が崩れて波打つので使えませんが今回は銅管と電線だけなので有効に使わせていただきました。

一方ドレン管は
ドレン管の接続状態
なんと室内機のドレンホースがピッタリの長さでエルボに入りました。これはたまたま。

エルボが半透明なので排水の状態が見えます。

室外機を設置し終わって
室外機の設置が終わって
室外機の台はこれもお客さんで用意されていたもの。

いまはなんでも通販などで入手できるので便利ですね。

試運転開始
試運転開始
コードはモールでカバーしました。

問題なく作業終了。

配管化粧カバーといっても取り付け方にいろいろあるものですね。現場は作業と共に何年経っても勉強する場でもあります。

天候があまり安定しない状況でしたがお客さんからいろいろと手助けいただきたいへん助かりました。今回もありがとうございました。

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2019年5月16日 (木)

マンションの室内外で配管化粧カバー

高層マンションの新品エアコン設置で室内、室外ともに配管化粧カバーをご希望され工事を行いました。

こちらのお客さんも以前に別の部屋に取り付け工事で伺っています。
いつも当店をご指名くださるリピーター様方々には感謝申し上げます。

室内は
室内機設置予定場所
こちらに取り付けます。

今回いつも使っているカメラを忘れてきてスマホ撮影のため写りがあまりよくありません。😅

室外は
室外機設置予定場所
室外機の梱包を解いてくれていました。ありがとうございます。

据付板と配管化粧カバーの受けを付けます。
室内機の据付板と配管化粧カバーの受けを取り付け
室内機を取り付ける壁の石膏ボードの裏には鉄板が入っていたので頑丈に固定できました。

配管化粧カバーの受けは要所をねじ込み式ボードアンカーで固定します。ねじだけで固定するよりも保持力が強いためぐらぐらにならず長持ちします。

室内側下準備完了
室内側下準備が完了
配管化粧カバーは垂直、水平で、しかも壁などに対し直角、平行をスケールなどを使って測りながら固定します。

据付板と化粧カバーの位置関係も大切。先にどちらか片方を施工してしまうと室内機が思った位置に付かなかったり、カバーの各曲がりどうしが収まらなくなったりするので穴の位置関係も合わせて頭の中で手順や配置を構築してから作業します。

今回は室内機が天井から8cmあく高さで、左右はドレン勾配を意識して室内機からパイプが出てすぐ下げられる位置で決めています。

画像では据付板とカバーの間隔があいていますが室内機を掛けるとぴったりになります。

室内機を引っかける前に外壁の配管化粧カバーの受けも取り付け
外壁の配管化粧カバーの受けを取り付け
高層マンションは外壁がたいていALC板なので下穴は不要。

配管用の穴が大きめなので出口に使用するカバーは最大のものを使いました。

こんどは室内機を掛けて配管します。
室内機を掛けてカバー内に収まるように配管
カバーの中にうまく収まるように、そして同時にドレン排水勾配がとれるようにひねりを入れながら施工します。

ここでのドレン勾配は流れをよくして水漏れを防止することもさることながら、逆止弁を付けなくてもポコポコ音をできるだけ出ないようにするのも目的です。

カバーをかけてこんな感じ
室内側配管化粧カバーをかけて
すっきりしました。

室外側も設置完了
室外側の配管化粧カバーと室外機を設置完了
試運転時、ドレンのポコポコ音が出るか試しましたが無音だったので逆止弁は付けませんでした。

逆止弁(有料)はお客さんでメンテナンスが必要になるので音が出なければ付けないほうがいいです。

試運転も終わってすべて完了。
設置、試運転のすべて完了

この日は風も穏やかで助かりました。強風だと高層マンションはいろんなものが飛んでいってしまうので注意が必要です。
途中、お客さんに「ベランダで脚立に登って怖くないですか?」と尋ねられましたので「平気ですよ。知らない間に(落ちて)いなくなってるかもしれませんけど。😆」と冗談もまじえて焦ることなく作業にあたらせていただきました。

今回もありがとうございました。

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