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エアコン工事作業

2018年4月24日 (火)

室外機天吊り工事

先日おこなった室外機天吊り工事です。

室外機を吊る場所には、
室外機天吊り用インサート
このようにバルコニーの天井に4箇所固定用の穴があります。

ここには初めステンレスのボルトが付いていたのですがそれは使いません。こちらで用意したものを使用します。

穴をのぞくと、
インサート
鉄でできたインサートが確認できました。

鉄のため少し錆びてますね。ステンレスのボルトが差してあったため異種金属腐食(電食)を起こしていたかもしれません。まだ問題ないレベルでしょう。

そしてアンカーではなくここはインサート。ここが肝心。インサートは建物のコンクリートを打設する前に型枠へ取り付けておく金物で抜ける心配がありません。

たまに後打ちのアンカーを使用している建物があります。打つ人の技術レベルが低いと抜けてしまったり、特にUR系で用いられるアンカーは日本で昔から使われている形状で抜けることが多いので信用できません。

インサートのサイズを調べると3/8インチでした。これもインチとミリの規格があって見た目ではあまりわかりません。ミリ山(10ミリ)のインサートにインチボルト(3/8インチ)は入りますがピッチが合っていないのとボルトが少し細いのでその場合は危険です。

公団系や官公庁関連の建物などは通常ミリの規格で設計しますが、建築系がインチネジを使用するためこのような入り混じったことになっています。

ホームセンターに行ってもボルトナットはミリとインチを置いてますね。

3/8インチのボルトナットを用意します。
3/8インチボルトナットとワッシャー
電食を起こさないようにインサートに合わせて鉄です。

なおこのボルトナットは金具には付いてきません。昔は付いていたのですが先ほどのミリとインチの規格違いで使用できないことが多かったことを思い出します。

天吊り用金具と室外機
室外機と天吊り用金具
この金具は専用の吊り上げ機を使用できるものです。

箱を開けて
天吊り金具開梱

金具を取り付けます。
天吊り金具取り付け

用意したボルトナットはこのように付けます。
ボルトナットの様子

クロムメッキなので今回は最後にシリコンを薄塗りして錆防止しました。

室外機を吊り上げ機で持ち上げます。
室外機吊り上げ
やっぱり道具ですね。楽ちんです。

室外機の設置完了。
室外機設置完了

室外機の下にホースがつながっています。これは主に暖房時、室外機熱交換器の結露水や凍結時に除霜した水を排水するための管です。

室内機につながる銅管は屋外側で一旦下げます。管の結露水や雨水が室内へ伝っていかないようにします。

また室外機の周囲は銅管を固定したり壁に付けたりはできる限りしません。天吊り金具が地震や台風などで揺れても管に無理な力が加わらないようにするためです。

試運転、排水試験も問題なく完了。

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2018年4月18日 (水)

公団ボルトが入らない。タップ立て

稲城市のUR住宅にて・・・

室内機を取り付けるために壁から出ている公団ボルトというのがあります。

これはルームエアコンの据付板(室内機を掛ける金属の板)を設置するために旧公団が規格した(と思います)45㎝の間隔で壁に付いている2本のボルトです。

お客さまのお宅に到着してさっそく工事にかかりますが・・・

パッと見、2本のうち片方のボルトがどうも長すぎる。こりゃボルトを取り替えないとダメかも・・・

長すぎると室内機の背面にぶつかって凹んだり穴が開いたりします。

ボルトを抜こうと回してみると「アレッ」ちょっと回しただけで取れてしまいました。

「なんだ奥まで入ってなかっただけか・・・」と思い、ねじ込もうと回してみても一山ほどしか入らずそれ以上は硬くて回りません。

壁の穴を覗くとアンカーかインサートなのか見分けは付きませんがボルトの受けが確認できます。
ボルトの差さっている穴
ボルトと受けのサイズも問題ないようです。

差さっていたボルトはこちら
ステンレスボルト3/8インチ
ステンレス3/8インチ。特に問題ありません。

どうやら受け側のネジ山がダメになっています。

たしか10年以上前に使用したきり作業車に積んだままになっているタップ(ネジ山を切る道具)があったような・・・

前回はボルトが入らなかったためこれをホームセンターへ買いに走りました。

車にいって道具箱の中を探すと・・・ありました。超久しぶりの登場。積んでてよかった。

タップにオイルをつけて相手のネジに合うように様子を見ながら回します。
タップ立て

抜くと
180418_04
きたない・・・

いろんなゴミやカスが詰まっていたようです。

ボルトを入れてみます。
180418_05
すんなり入りました。壁についているのはボルトを回す道具です。

これなら外れる心配もなく、ボルトが長すぎて本体の背面に突き当たることもありません。

据付板を付けました。
180418_06
あとは作業続行です。

たまーにしか使わない道具もこういったときに重宝するので作業車に積んだままになるんですよね。

困ったもんです。

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2018年4月16日 (月)

エアコン取り外しでの光景

東京都世田谷区で取り外し工事を行いました。そのときの光景です。

取り外すのはこちらのエアコン。
取り外すエアコン
どこかの販売店で買って取り付けたそうです。

後日別の場所で設置予定なので再利用できるように取り外します。

絶縁抵抗(漏電)の測定を終えて動作確認をしながら取り外し準備に入ります。

室外機のカバーをとると
電線シースのむき過ぎ
だめだこりゃ!はい、いつも通り電線のシースがむき過ぎです。happy01

これは毎度のことなので見慣れた光景です。

ポンプダウンをする前にバルブキャップの締りを確認するのですが、
バルブのキャップが締まっていない
3つとも手締めだったので締め付けます。

このキャップが手締めだと少しずつガスが漏れます。

また万一ポンプダウン(室外機にガスを回収する作業)中に空気が混入すると稀にコンプレッサーが爆発したり、再設置後に運転圧力が高くなって不具合を起こしたりします。

取り付けた人はそこまで知識がなく重要なこととは思っていないかもしれません。

室外機端子台を覆うカバーが
端子台の金属カバーの取り付け不備
フックになっている部分が差し込まれずネジで無理に止められています。

拡大
金属カバー取り付け部拡大
これは故意にやっているとしか思えませんね。気付かないわけがない・・・

カバーを外してみると
カバーの爪が曲がっている
曲がっています。

細かいことのようにも思えますが、ほんの一部のことが全体の工事を表しています。

電線も
電線ヨレヨレ
ヨレヨレです。

ムキが長い
電線むき過ぎ

端子台から抜くと
心線もヨレヨレ
こちらもヨレヨレ。

室内機側の電線も
室内機側の電線もヨレヨレ
これです。

この心線が曲がっていると点接触になって電気抵抗が増加して過熱することがあるのと、端子台の中で押さえになっているスプリングを変形させてしまいます。

変形してしまうと次回まっすぐな電線を差し込むと押さえが効かず抜けてしまう場合があります。

金属カバーを修正して
金属カバーをペンチで修正

取り付けます
金属カバーを取り付け
あ、ここに冷凍サイクルに空気を入れるなと警告文が貼られていますね。

ポンプダウンが終わってパイプを外したところは
バルブ部を仮にテーピング
一時的にテーピングします。

これは他の作業でホコリやゴミが入らないようにすると同時にバルブ不良によるガス漏れがないかチェックしています。

バルブ不良でガスが漏れているとテープが膨らんできます。

その間にフレアナットをパイプから外してボンネット(接続口のキャップになる銅パーツ)を準備します。

異常がないのでテープを外してキャップをします。
ボンネットとフレアナットでキャップ

その他すべて取り外して完了しました。

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2018年4月 3日 (火)

給湯器の裏を配管

川崎市宮前区にて取り付け工事を行いました。

こちらのお宅は新築で4台取り付けました。その一部です。

屋外を、
外部配管化粧カバー
配管化粧カバーで仕上げました。

色はお客さまのご希望でアイボリーを選択。

室内機はカバーのついている面ではなく右側の90度側面についています。エアコンの背面に穴を開けると玄関側正面であることと、電線の引き込み口がたくさんあって開けられない状況でした。

室内にパイプが少しだけ見えるようになりますが、そちらも配管化粧カバーできれいに仕上げてあります。(写真は撮り忘れています。)

下に給湯器が見えますが雨どいとの間を丁度通せると判断して配管用の穴あけをしました。この場合給湯器の上でパイプを横に振る方法もありますがそれだと見た目がスッキリしません。

もちろん配管化粧カバーは途中ヨレヨレしないようにチョークラインでまっすぐ垂直の線を出しています。

給湯器裏を配管
給湯器裏配管
下半分は配管用のスペースで熱の心配はありません。

昔は東京ガスの“TES”というシステムの工事もしたことがありますので給湯器は見慣れています。

配管類に接触しないように距離をとって配管しました。

施工完了
室外機設置完了

今回は室外機の台にブロックを使用しています。地面や砂利の上では安定性がピカイチで沈みによる傾きも少なくできます。水平器を使用してまっすぐにしています。

高価なコンクリート製のエアコン架台もありご希望で準備できますが、接地面積が小さいため安定性はあまりよくありません。

試運転も含め問題なく完了しました。

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2018年3月31日 (土)

久しぶりにチェーンブロックの出番

暖かくなってエアコンの出番は少なくなりますが作業をしていても快適な季節になりました。

川崎市宮前区で取り外し工事をおこないました。

ところが室外機は
室外機は壁面
室外機が壁面に付けられた金具の上に載っています。

最近のアパートでよく見かける方式です。

 普通のエアコン工事屋であれば力業で室外機を担いで梯子を下りたり、窓から引き上げたりすると思います。室外機を落としたり周辺にぶつけてキズを付けたりすることがあります。

当店ではそういう危険な作業はしません。

これを使います。
チェーンブロック
チェーンブロックです。

すいません、小さくて見えませんね。

 ループになったチェーンをガラガラと引くことにより軽い力で重い荷物を上げたり下げたりできます。また途中で手を放しても止まったままで自然に下がることはありません。

 これは工場で見かけるような大きなものではなく150kgまで吊り上げられる小さいタイプです。開業当初に購入したものですがそれほど出番がないため今でも現役です。

 吊り上げ用のチェーンの長さは標準ではもっと短いのですが、特注で7m位に長くしてもらった記憶があります。

室外機を降ろしました。
室外機を降ろしたところ
無事に降りました。

降ろしている途中の写真撮影は危険なので画像はありません。

室外機はスリングベルトを掛けています。
スリングベルト

 このベルトは荷を吊るためのものでかなり丈夫です。ルームエアコン程度の重量ではオーバースペックですね。

 余談ですが“玉掛け技能講習”も修了しています。たしかIHIの教習所へいったと思います。
 重さ1トン以上の室外機を吊ったりクレーンのオペレーターさんへ無線で誘導したりするのはもう十年以上していないですね。

 エアコン室外機の壁面設置自体が室内への騒音問題などで減っていますので、チェーンブロックの出番はもっと少なくなると思います。

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2018年3月24日 (土)

ガスエアコン取り外し

都内のお客さまのお宅へガスエアコンの取り外しに伺いました。いつも当店をご利用いただき有り難うございます。

こちらがガスエアコンの室外機
20180324gassitugaiki
ファングリルの左上に排気口があります。

 ガスといっても冷媒のことではなく皆さんが一般的に“ガス”と呼んでいる燃焼するあのガスです。

 「へぇー、ガスで冷房できるの?」 いえいえ違います。これは暖房時のみです。冷房は普通のエアコンと同じ電気で作動します。

 余談ですが都市ガスを燃焼して冷房している建物もあります。吸収式ヒートポンプという方法で巨大な建物(空間)に使用されることがあります。

 話は戻りましてこのタイプはガスを燃焼させて冷媒ガスを温め暖房能力を高める方式です。このほか別のタイプに冷媒を温めるのではなく温水を室内機に送るものもありました。

 まだエアコンの暖房能力が弱く「使い物にならない」と言われていた時代にはガス会社が「電気で暖房なんて100年早い」と言わんばかりに売っていましたが現在ではあまり見かけなくなりました。

 室外機の背面には都市ガスがつながっていたので、事前にお客さまよりガス屋さんへ依頼していただき外してあります。これがまた結構なお値段だったようです。しかしガス工事も資格のある者しかできないので仕方ありません。

 ガスエアコンが衰退したのは電気エアコンの暖房能力が向上したことと、イニシャルコスト、ランニングコスト、そして取り外しのコストと全てにおいて高価なことだと思います。

 しかも引っ越しを予定している方にはとても扱いづらい。

 引っ越しのたびにガス工事が必要になるほか、都市ガスにも何種類かあって地域によって変わり、場所によってはプロパンです。そのため機器が使用不能になったり、調整が必要になるなどあまり現実的ではありません。
(調整できるのか知りませんが)

 今やお風呂なども電気のヒートポンプを使ってお湯をつくる時代です。

今回取り外したところへは電気のエアコンを設置予定です。

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2018年3月17日 (土)

エアコン手抜き工事のオンパレード!

川崎市中原区でエアコンの取り外しをしました。ご依頼いただき有り難うございます。

さて今回取り外したのはこちらのエアコン
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2016年製なので去年か一昨年あたりに取り付けたと思われる比較的新しいものです。

エアコンは某有名大型量販店で購入されたとのこと。でも工事は量販店の社員が来るわけではありません。ほとんどは下請け業者(もしくは更にその下請け)でその場合でも社員がくるのは稀な例と思われます。

まずパッと見て
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これで工事のレベルがわかります。

このまるで素人が施工したようなパテの埋め方に工事人の姿勢が表れています。“付けりゃいいんだよ”的な・・・

そしてコンセントに目をやると
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アース線がつながれていない。

線を外してから写真を撮ったのではなくアースターミナルのふたは初めから開いていました。

コンセントにアースターミナルがあるのに手を抜いて接続してありません。

室外機は
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普通についているように見えますが・・・

室外機の汚れは建物が大通りに面しているため排ガスが積もったもので、交通量の多い通りが近くにあるとどこのお宅もこのようになっています。

これ・・・
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パイプのテープが端末まで巻かれていません。

これでは断熱材の紫外線劣化が早まってしまいます。

電装のふたを開けると
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電線シースのムキが長すぎ。

前にも書いたと思いますが電線の皮むきに楽をしたいためワイヤストリッパーを使った典型的なダメ工事です。

ワイヤストリッパーでは心線3本が同じ長さにしかむけないため、端子台にそのままつなぐと両サイドの線が短くなってしまいます。それを回避しようとやたら長くシースをむいてしまうやり方です。知恵を使ったつもりでしょうがただの手抜き工事です。

電線の先を切り取ったものをみると
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キズがありますね。

ズームアップ
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深いキズがあります。

ワイヤストリッパーの刃をまちがえたのでしょうか?

電気工事士の資格を取るには心線にキズを付けるとダメです。無資格業者でしょうか。

室外機の裏は
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すでにテープをはがしてしまいましたがドレンホースがやたら短い。

床から30㎝以上の高さまでしかありません。ドレン排水はそこから床へ落下するので周囲を汚します。

ガス回収(ポンプダウン)、配管の取り外しを終えて室内機を下すと
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大きなバリがそのまま。

室内機の配管取り出し口を切り取ってバリを取らずにそのままにしてあります。パイプにキズがついて、時にはドレンホースに穴をあけてしまいます。

室内機の電線もこの通り
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なが~くむいてあります。

ここにもカバーがついて電線の押さえになっていますが、
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このように心線の部分で押さえられて中身の銅線が透けて見えます。

お客さまには取り付けてあった状況を報告して取り外し工事は問題なく完了しました。

これだけ手を抜けば工事時間は相当に早いのだと思います。時間短縮のために手を抜くのはお客さんを裏切る行為で、いつの時代もこういうことをする者がいます。

当人は要領よくやっているつもりでしょうが度が過ぎるとこのようなことが平気になってしまいます。

私も長年エアコン工事に携わりましたが、施工が早い人は雑で手を抜き、急ぐ人はミスをすると決まっています。

お客さんにとって一番問題なのはどんな業者にあたるかわからないところでしょう。

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2018年3月16日 (金)

エアコンを外した後の穴ふさぎ

川崎市麻生区にてエアコンの取り外し工事をおこないました。

穴をパテでふさぐのではなく、今回はお客さまのご希望で汎用の樹脂でできたものを使用します。

Ana_futa

穴の径はフリーサイズで室内側と室外側のふたをインシュロックで引っ張り合って固定されます。

穴の奥行きが40㎝程度あったため付属のインシュロックでは足りませんでした。でも大丈夫sign01さらに一本足して固定します。

取り付け後
Ana_fusagi

どうでしょうか。パテで埋めるよりも見た目がいいです。good

こちらのお住まいは売りに出されるそうなのでパテ埋めよりも印象がよくなります。shine

もちろん外側は雨が入らないように施工しました。

このふたは標準取外し工事の費用には含まれません。別途有料となります。ご希望の方は事前にお申し出くだされば準備して伺います。

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2018年3月 2日 (金)

緊急出動。取り外し工事

都内世田谷区にて取り外し工事の依頼をいただきました。

17時頃電話が入り、これから取り外しを・・・とのこと。お引越しも済みエアコンだけが取り外されず残っている状況でこれから他県へ運びたいそうです。

事務処理をしていたところだったので早速出動します。おっと作業着を洗濯してしまった! 夏の作業着で出発。

到着してお客さまが外まで出てきて駐車場所をご案内くださいました。

お話を聞くと・・・元々別の業者へ依頼をしていた。見積もり金額を聞いていたが到着した作業員に倍の金額を提示され会社へ電話しても答えは同じなので工事を断ったとのことでした。

しかし今日中にエアコンを運び出す必要があるため、改めて業者を探して当店を見つけてご連絡をいただきました。有り難うございます。

エアコンはこちら
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ダイキンのうるるとさらら

冷房能力4.0kW、加湿機能付きです。

現在のところ当店では、エアコンの能力や換気、加湿機能による取り外し工事費用の加算はありません。

室外機は
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うるるとさららは室外機がやたら大きく重い。

あたりはすっかり暗くなってしまったので照明を付けました。LEDの投光器もありますがやはり蛍光灯や電球のほうが暖かみがあって明るく感じます。

絶縁抵抗や冷暖房能力に異常がないか調べます。

室内機吸い込み温度
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15.5℃。

吹き出し温度
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37℃ 正常です。

エアコンは吸い込みと吹き出しの温度差で判定するのが一番簡単な方法です。

配管温度も測りましたがガス量などに問題はなさそうです。

室外機のカバーを開けると
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加湿ホースが一番太い。

うるるとさららの場合、銅管(冷媒管)、電線、排水ドレンホースなどと比べて一番太いのが加湿ホースです。掃除機のホースと同じ位の太さでしょうか。

これが室内機までつながっているので壁の穴が小さいと通せず施工できないこともあり、室外機がやたら大きいのも加湿ユニットが搭載されてるためです。

ポンプダウン(ガスを室外機へ戻す作業)も終わってあとは通常通り取り外し完了。

お客さまはこれから乗用車でこのエアコンを運ぶとのこと。ご夫妻で来られていましたがこの室外機は重さが半端ではありません。車までお手伝いさせていただきました。

会計では特殊費用は発生しなかったので基本料金で提示しましたがお客さまより、断った業者で当初見込んでいた見積金額で。とのことで有り難くも多くいただいてしまいました。恐縮です。

当店エリア外へのお引越しで取り付けへは行かれませんが、また何か機会がございましたら宜しくお願い致します。

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2018年2月26日 (月)

エアコンの取り外し工事をすると・・・

川崎市内にてエアコンの取り外し工事依頼をいただきました。有り難うございます。

 エアコンの取り外しは取り付けよりも使用する道具も材料も少なく簡単です。だからといって何も考えずに取り外しては自身の成長はありません。他の工事屋さんがどのようなことをしているのかを見る大切な機会です。またその結果起きる問題なども勉強になります。

 今回は取り外し2台ですが記事がこれほど長くなるとは思いませんでした。お暇がありましたらご覧ください。

1台目は
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こちら冷房能力2.8kWです。

 パッと見で配管がナナメに穴までショートカットしていて丁寧さが感じられません。

室外機は、
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手前が先に取り外す2.8kWです。

 新品を購入されて取り付けたにしてはパイプの仕上がりがイマイチです。全体的にメリハリがなくヨレヨレな感じで工事に対する真摯さが伝わってきません。いろいろ出てきそうな予感・・・

 手前の室外機は取り外し準備のため配管や電線の接続部についているカバーを取り外してあります。

近づいてみると
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はい、出ました電線のむき過ぎ。

 電線(ケーブル)の外装シース(灰色)をむき過ぎて中身の黒白赤が見えています。昔これで漏電しているお宅がありました。

 それとパイプがつながっているバルブ部分に電線が接触するルートで配線されていますが、暖房時の熱による絶縁物の劣化もあり得ますのでよくありません。

電線接続部のカバーを外します。
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これだけ長くむかれています。

 本来は写真にあるラインのところまで外装シースが必要で、カバーをかけたときにシースごとケーブルを挟んで押さえる設計になっています。

 エアコンは2台とも同じ工事人が取り付けしています(工事を見ればわかります)ので、もう一台も全く同じ状況です。
 電気工事士の資格すら持っていないことがうかがえます。電気工事士の試験にエアコンは出てきませんが、外装シースはどこまでむくのが適当かは実技試験の前に基本的なことを習うはずです。

 現状の動作確認が済み、室外機にガスを回収するポンプダウンを行いました。
 こちらの2.8kWのほうは取り外し前のチェックで配管温度を計測したところガス不足などの可能性がありました。しかし短時間の計測で確実ではないので取り付け後にしばらく様子を見ていただき不具合があれば修理が必要になるかもしれないことをお客さまへはお伝えしてあります。

パイプに巻かれているテープ
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巻き方が上下逆です。

 テープは雨水が中に入らないように下から上へ巻き上げるのが本来ですが、上から下へと逆に巻かれています。理由は簡単、施工の流れから上から下へ巻いたほうが早くて楽だからです。

テープをはがします。
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巻き取ります。

 テープを時間短縮のためにカッターナイフなどでサーッと切ってはがす人がいますが、配管の断熱材が切れて銅管が露出してしまったり、電線にキズをつけたり、時には室内機本体に付いている排水用のドレンホースまで切れてしまいメーカー純正の部品交換になることがあります。
 取り付け時に補修を要することがあり、非常に迷惑な施工方法です。

室外機の配管を外したら
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ボンネットとフレアナットで封止します。

 当店では必ずこのボンネットを室内機と室外機の双方配管接続部に取り付けています。これは新品のエアコンを購入したときに付けられているものと同じです。

室外機の接続部は
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このようになりました。

 エアコンの冷媒管内には異物が入らないようにする必要があります。銅管に付いていたフレアナットにボンネットを付けて取り付けます。万一のバルブ不良によるガス漏れやオイル漏れも防止できます。

今度は室内側の配管を外します。
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テープ類をはがします。

 配管に巻くコーテープをはがすと内側に防湿テープが巻かれています。しかしここに巻くテープではありません。防湿テープは外面に巻くもので、表面の結露を防止する目的で使用します。内側に使用しても断熱効果はほとんどなくあまり意味がありません。

 防湿テープを取ると断熱材を固定するビニルテープなどは巻かれておらず隙間だらけになっています。断熱材はしばらく使用していると縮む性質があるため、ビニルテープなどでしっかり固定していないとこのように隙間ができて大量の結露が発生します。

配管を外したら室内機を下して電線を外します。
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やはり室外機と同じでシースは長くむかれています。

 電線押さえ(バンド)が役に立っていません。

しかもこのアース線
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線の巻き付け方が逆。

 固定ネジは右回しで締めますのでアース線も右巻きにしなければなりません。これでは電気工事士の実技試験で落ちます。

取り外し終わったら穴をふさぎます。
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お客さまで外部は穴のフタはお持ちでなかったので相談し今回はパテでふさぎました。

一台目が終了し次の2.2kWへいきます。
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脚立に上って絶縁抵抗を測定した際になんとなく手前に傾いている感じがしました。

左から見ると
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上のほうが壁から離れています。

 こちらの建物は室内機据え付け用のボルトが壁に付いているので落ちる心配はしませんでしたが、どうしてこうなっているのか気になります。

室内機を外すとこのようになっています。
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この2本のボルトナットで固定されていました。

 旧公団が規格した幅で取り付けられていてエアコンをしっかりと支えることができます。

しかし、
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ボルトが長すぎます。

 長すぎるボルトは室内機を取り付けた際、本体背面にあたってしまいます。今回はそれで据付板を歪めて手前に傾いていました。

室内機背面
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このようになっています。

ボルトのあたっていたところは
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よく見えませんが跡が残っています。

 ボルトのあたっていた部分は凹んで周囲も歪んでいます。ヘタをすると割れてしまったり、水漏れをおこしたりします。

 ルームエアコンの工事しかしたことのない人は全ネジカッターを持っていない(業務用エアコンではよく使用します)ので対処できなかったと思いますが、このような場合は既設のボルトを抜いてお客さまへ渡し、持参した全ネジボルトを適応できる寸法に切断し差し替えるのが本当です。(このボルトは抜き差しできるように壁の中にナットが埋め込んであります。)

そして取り外し完了。
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 取り付け工事の不備はすべてお客さまに説明をさせていただきました。他県へお引越しされるとのことで当店エリア外となります。よい取り付け業者さんにあたることをお祈りいたします。

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