エアコンの構造

2017年10月21日 (土)

暖房もガス(冷媒)を使います。

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ここのところ急に寒くなりました。そろそろ暖房をつける機会が出てくる季節です。

ほとんどの方は冷房では冷媒であるフロンガス(現在発売されているエアコンは代替フロン)を使用していることをご存知で、冷えなくなると”ガス不足かな・・・”と思われるようです。

しかし暖房もフロンガスを使用していることは知らない方もいて、点検で「ガス不足ですね。」というと”ハァ?”という表情をされたりします。

どうも電気(電熱)ヒーターかなにか別の方法で暖めていると思っていたようです。

都市ガスなどを使用してボイラーで温水をつくり暖房する器具もありますが現在ではほとんど見かけなくなりました。昔よりも電気式エアコンの暖房能力が格段に高くなり、ガスや灯油に比べ燃費もよいためです。

では”どうやって暖房をしているの?”と思われるかもしれませんが冷房の原理と全く同じです。そもそも冷房も冷媒を使用して熱を運ぶ”ヒートポンプ”という方式ですので、冷房は熱を室内から奪い室外へ、暖房は熱を室外から奪い室内へとポンプを使って運ぶように移動させています。

冷房と暖房の切り替えは弁により冷媒の流れを切り替えておこなっています。

このようなことから電気式のエアコンは冷媒のフロンガスがなくなると冷房も暖房も効かなくなりますので、今年冷房が効かなかったお宅では暖房も効かなくなっているかもしれません。

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http://kato-aircon.com/

2015年4月23日 (木)

エアコンはどうして冷えるのか・・・

 エアコンはどうして冷えるか知っていますか?

 わたしも若い頃はよくメーカーの講習などにいきエアコンが冷える原理を習いました。でもそこで教えてくれるのは「注射を打つ前にアルコール消毒をしたときにスーっと冷たく感じるでしょ」とか「暑い日に水を打つと涼しく感じるのと同じ」とか、ずいぶんと簡単に教えてくれたものでした。(これがエアコン屋用の講習ですがサッパリwobbly

 聞くところによるとお客さんに質問されたエアコン屋さんがこれをそのまま言っているとか・・・

 だいたいの原理は、
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 見にくいかもしれませんが、冷媒(フロンガス等)の流れを図にしてみました。

 上の図では冷媒が右回りに循環しています。上部にあるコンプレッサーに吸入された冷たくて圧力の低いガスは圧縮されることにより熱くて圧力の高いガスになります。

 そこから室外の熱交換器(車のラジエターみたいなもの)に行き、冷やされる(その分室外には熱風が出ます)ことで冷媒の温度が下がると同時にガスが凝縮されて液化します。圧力が高く温度が高いため冷やすと凝縮しやすい状態です。ここでは圧力はまだ下がりません。

 つぎに減圧弁で圧力が下げられると冷媒が冷たくなり始め蒸発しやすい状態になります。コンプレッサーとまったく逆の役目をしていますが、構造はただ細いところを通過(減圧)するだけです。昔のエアコンではただの細いストローのようなキャピラリーチューブと呼ばれるものでしたが、現在では電子膨張弁という電子制御のものが主流です。

 減圧されある程度ガス化が始まった低温低圧の冷媒は蒸発しやすい状態となり、室内の熱交換器で温められ(室内にはその分冷風がでる)てガス化します。
あとはコンプレッサーに戻りグルグル回っているだけです。

 通常のルームエアコンではコンプレッサー・室外熱交換器・減圧弁の3つは室外機内にあり、室内機は室内熱交換器のみとなります。(再熱除湿機能などを除く)

 どうでしょう・・・おわかりいただけたでしょうか?説明が下手ですみませんcoldsweats01

 そうそう、「冷房はわかったけど暖房は?」となるかもしれませんね。・・・暖房は室内機と室外機を入れ替えれば良いわけですが、そんなこといちいちできるわけがありません。室外機の中に四方切替弁というものが付いていて冷媒を逆流させ、コンプレッサーから出た高温高圧のガスを先に室内機側にもってくることにより可能となっています。そのためガスが無くなると冷房も暖房も効かなくなります。

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