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2019年9月

2019年9月30日 (月)

2階のエアコン入替え工事

暑さも落ち着いて過ごしやすくなってきました。

以前こちらで水漏れ処置をしたエアコンの交換工事です。

室内機は2階、室外機は1階地面に設置されています。

まずはこちらを撤去します。(当店の取り付けではありません)
撤去する室内機
サンヨーブランドが消える少し前の機種なので結構な年数使用されてました。

室外機も
撤去する室外機
よくこの年数持ちこたえました。

室外機の台に普通のプラ台が使用されていましたが地面に置く場合はこれでは不安定なのでブロックを使います。

室内機は2階に付いているので外部に梯子の準備をしていると
劣化で落ちた換気の端末
換気用の端末が落ちてました。

付いていたエアコンには懐かしい換気機能が付いていて、ホースが劣化で折れてました。

取り付けた工事屋さんが換気用のホースをテープ巻きしなかったため紫外線劣化でポッキリ折れたんですね。

一時期、換気機能が流行ってどこのメーカーも我も我もと搭載したものでした。
考えてみればこんな細いホースで換気って・・・

梯子をかけて
19093015
高所作業は安全第一。

パイプも撤去しました。

今度は新しいエアコンの取り付け
室内機の取り付け
室内機の据付板を付けます。

以前付いていた室内機の位置(向き)が部屋に対して空調的によくなかったため別の壁面に取り付けとなりました。

そのため配管用の穴も新たに開けます。

本来は室内機右背面に穴を開けるのですが、どうやらこちらの建物はツーバイフォー住宅のようで窓の上なので開けられません。

ということで左背面に開けました。

えー、画像はありません😅

室内機設置完了
新品の室内機設置完了
このデザインと色、好評ですね。

以前の室内機は左側の壁。
使わなくなった配管穴はフタで塞いであります。

そして外壁のパイプは
外壁のパイプはテープ巻き仕上げ
テープ巻き仕上げです。

お客さんと相談して建物の裏側なのでテープ巻きに。

室外機設置完了
室外機設置完了
こちらの室外機は非常に大きいサイズでまるで小型の業務用。

室外機の台はブロックで安定性を向上。

試運転は問題なく完了しました。

以前水漏れ処置した際にエアコンの入れ替えを検討されていましたが、暑さが落ち着いてから工事をとお勧めしました。

というのは真夏や真冬のエアコンが必要な時期に入れ替えをして万一購入した本体に異常(たまにあるんですよ)があったりした際にしばらくエアコンなしの生活になってしまう恐れがあるためです。

タイミング悪く故障してしまったなら仕方ありませんが、そうでなければ入れ替えるのはあまり使用しない中間期にしましょう。

とは言っても必要性を感じない時期はエアコンのことなどすっかり忘れてますよね。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2019年9月27日 (金)

隠ぺい配管から露出配管へ(2)

前回のつづきで隠ぺい配管されたエアコンを撤去し終わり今回は取り付けです。

まずはA室から
室内機取り付け前
丸めてある電線はエアコン専用回路です。

先に専用回路の電線を処理しなければ室内機を取り付けられません。

エアコン専用コンセント用に穴あけ
エアコン専用コンセントを取り付けるため穴あけ
電線を引き出してここにコンセントを付けます。

もちろん闇雲に開けているのではなく壁内に障害がないか確認しています。

石膏ボードに挟み込み金具などでコンセントを取り付ける電気屋さんも多く見かけますが、
コンセント用のボックスを取り付け
ここは壁内に断熱材があるので接触防止にボックスを付けます。

続いて外壁の穴あけ
外壁に開けた穴
室内側の穴は再利用します。

下に隠ぺい配管で使用されていた塩ビ管(ドレン排水用)があります。

以前のドレンはここに室内機から出たホースを差し込んでありました。
隠ぺい配管ではこの方法が基本です。
たまにドレンホース(ホースメーカー独自の製品)を埋設しているところがありますが、エアコン入れ替え時は再利用が難しくなります。

冷媒管、ドレン管、電線すべてを開けた穴から屋外へ通すのでこの塩ビ管も使用しません。

据付板を取り付けて
室内機用据付板の取り付け
開けた穴にはスリーブ(養生管)を付けました。

これまで配管類の出ていた余計な穴は簡易的な下地を入れて配管パテで塞ぎました。

A室設置完了
一台目室内機取付完了
試運転中です。

こんどはB室
室内機取り付け前
A室と同じ内容です。

コンセント用の開口とボックス取り付けはすでに終わってますが、こちらの専用回路の電線が短く配置がちょっと上目になりました。

外壁穴あけ
外壁穴あけ
他の回路の電線があってドリルコアで引っかけないように注意しながら開けました。

外壁側の穴の左に見える斜めの木は筋交い。
これを切ってはいけません。耐震性が落ちます。

据付板取り付け
据付板取り付け
A室と同じです。

そして設置完了
エアコン設置完了
無事2台とも取り付けできました。

室内機の幅は80cm位のものが多いのですがなんでか知ってますか?
今回のような柱の露出している本来の和室では、その柱と柱の間が丁度80cm位なのでそこに収まるようになっているんです。

現在は和室でも柱が出ているところはほとんど見かけませんが。
「柱の傷はおととしの・・・」なんて今の子たちにはなんのこっちゃですね。

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http://kato-aircon.com/

2019年9月25日 (水)

隠ぺい配管から露出配管へ(1)

いままで隠ぺい配管されたいたエアコンを撤去し、新品のエアコンを露出配管で施工します。
(一戸建て)

隠ぺい配管は埋設配管や先行配管とも呼ばれ建物建築時にパイプを壁内や天井裏、床下などに配管する方式を言います。
ただしエアコンの入れ替え時に問題となるケースが多く、現在では特殊な事情がない限りおこなわれていません。

隠ぺいされた配管はいずれ使用できなくなり通常の露出配管に切り替えるか、壁などを壊して配管し直すことになります。

今回は新しいエアコンの設置が可能かどうか確認も含め撤去の模様。

これまで設置されていたエアコンはマルチ(室外機1台に対し室内機2台)タイプで、以前外装工事をされた際に室外機とその周辺のパイプ、電線は撤去されたそうでありませんでした。
(室内機と壁内配管だけ残っていた)

まずは室内機を撤去して状況を確認します。

1台目(A室とします)
1台目の既設室内機
相当古い機種です。

室内機の高さが40cm位ありますが昔はみんなこれくらいが普通でした。

撤去すると
1台目の室内機を撤去
壁に穴が二つあります。

パイプもすでに切ってしまいましたが、左側が冷媒管、右側はドレン排水管用になります。

昔の室内機は現在のようにドレン排水管を左右差し替えできず右から出ていたので壁内ドレンはこのように右側に配管していました。

その頃、わけ分からずに壁内ドレン管を左側に立ち上げてしまう工事屋さんがいましたが、そうするとドレンホースが本体裏で波打って水漏れを起こす要因となりました。

冷媒管は本体背面で接続するため左から出てます。これは現在も同じです。

でもこのように隠ぺい配管すると穴はもちろん本体で隠れますが、埋めることができず開いたままになるので壁内の空気が室内に入ってきてしまうんですよ。
まあ昔はそんなことだれも気にしてませんでしたけどね。

マルチなのでもう一台(B室とします)も同じです。
もう一台の既設室内機
外し始めているので少し浮いてます。

・・・画像はありませんが外し終わりました。

2台とも壁の裏側はすぐ外壁なので露出配管するには問題ありません。

昔は建築設計の方がやたら見栄えを気にしてなんでも隠ぺいしましたからね。
今になって住んでる方が苦労してます。

さて今度は電源の確認。

新しく購入されるエアコンはマルチではなく普通のタイプ。
電源は室内でコンセントに差し込みます。

でもコンセントがありません。
設置されていたマルチは通常室外機に電源直結なんです。

まずB室のほうは電源として室外機に送られていたと思われる電線が穴から見えていたので確認します。
室外機に送られていた電源配線の確認
壁の中で接続されていたので切断して調べます。

まちがいなく専用回路。
これで1台分は電源確保できました。

室外機へつながっていた電線は引き出してますが壁の中を通してありました。
中間にある柱に穴を開けて通してあったのですがあまりいいやり方ではありませんね。ねじや釘を打たれますよ。

そして問題はA室側。
それらしい電線は見あたりません。

壁の中を鏡とライトを使ってよーく見ると・・・

奥の方に断熱材に埋もれて不審なケーブルが・・・
針金(実際は溶接棒)を使って引き出します。

なにもつながっていない電線が出てきました。

こちらも確認
19092315
エアコン専用回路でした。

よかった~😊
お客さんも一安心。

建築当初はエアコン専用コンセントをA室、B室それぞれ設置する設計だったのだと思います。
マルチエアコンを設置することになって埋めてしまったんでしょう。

一緒にアース線も出てきたので接地抵抗を測定
接地抵抗測定
抵抗値に問題なくそのまま使えます。

あとは各所寸法を測ってどのような機種が付くかお伝えしてこの日の作業は完了。

新しいエアコン本体はネット通販など安いところを探して購入していただきます。
(当店はエアコンの販売はおこなっておりません)

次回は設置工事です。

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2019年9月22日 (日)

冷えない、その原因は・・・

この夏にエアコンが冷えないと点検に伺ったときの症状です。

こちらが室内機
冷房が効かなくなった室内機
運転したところでだいたい察しがつきました。

室内機から出ている風の音が安定していません。
エアフィルターの詰まりまたはファンの汚れなどでよくこの症状が出ます。

室外機のバルブ温度を測ってみると・・・

液管側
室外機液管側バルブ温度12℃
12℃で低め。

ガス管側
室外機ガス管側バルブ温度0℃
0℃でかなり低め。

当日は気温30℃以上はあったと記憶しています。
典型的な室内機熱交換不足ですね。

こちらのエアコンは自動フィルター掃除機能付きですが、やはり若干詰まりがありました。

それより問題はファン。
室内機のファン
ルーバーの奥に見えるのがファンです。

拡大してみましょう。
汚れの付着したファン
ホコリのようなものが付着しているのがわかります。

このファンは”横流(おうりゅう)ファン”などと呼ばれ、左右に長い室内機でムラなく均一に風を送るのに適しています。

しかしファンの羽根1枚は1cm位の幅しかないためちょっとホコリが積もると途端に風を送れなくなるという弱点があります。

これが冷房が効かなくなった原因。

風が送れなくなっただけでなく、それにより室内機の中が冷えてしまい、温度センサーは部屋が冷えたと勘違いして室外機を止めてしまいます。

冷たい風が出てきたな~と思ったらすぐに室外機が止まってただの送風。しかも弱い風。
これでは効くわけありませんね。

掃除屋さんにエアコンをクリーニングしていただくようお勧めしました。

このファンが汚れる現象、とくに自動フィルター掃除の付いたエアコンに多くみられます。

「エアコンが自動でフィルターを掃除してくれるから手間が省けて便利!いつもきれい!」とはいかず、エアコンに任せておくと本体内部がどんどん汚れてしまいますよ。

昔からあるフィルターを外して掃除するものと異なり、本体に付いたままブラッシングなどでホコリをかきとるため舞い上がって一部は室内機の奥へと押し込んでしまうからと思われます。

なので熱交換器自体もホコリで詰まってたりします。

いまだにエアコンはフィルターひとつまともに掃除できないんですよ。

でもこの機能が付いていると売れるみたいですからねぇ😅

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2019年9月18日 (水)

これ、一般家庭の分電盤?

エアコンの工事に伴い電気工事(電圧切替)をおこなったのですが・・・

分電盤内の分岐回路
分電盤内の分岐回路
ひぇ~😱

このブレーカーの数・・・負荷側も全部配線もされてます。

30回路ありますよ。
下にはあと2回路増やせるようになっています。

2階建ての一軒家で約30年前に建てられたそうです。

近頃では回路数の多いお宅も珍しくありませんが30回路はなかなかありません。

エアコン回路の電圧を切り替えたのですがこれだけ同じものが並んでいると間違えそうですね。😅

そうならないように独自の方法でうっかり防止をして施工しました。

施工による影響がありそうな周囲のねじも増し締め。

もしこれ全部のねじを増し締めするとなると約170ヶ所以上ですよ。
手を負傷しそうなレベルです。

盤内のねじは昔から定期的に増し締めをと言われてますがこれじゃちょっと大変ですね。

これらのねじの締めが緩いと発熱して発火することもあるので施工は慎重かつ確実におこなう必要があります。

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2019年9月13日 (金)

エアコン落ち・・・かけた

またまたでましたぁ。

恒例(?)のエアコン落ちた・・・ではなく今回は落ちかけ。
落ちかけて傾いている室内機
室内機が傾いてます。

取り付けたのは引越しの下請け業者さんだそうです。
たしか去年引っ越しで移設して付けたもらったと伺ったような気がします。

お客さん曰く、なにも触っていないのにいつの間にかこうなっていたとのこと。

どれどれ・・・
抜けてしまったボードアンカー
本体左側のボードアンカー抜けてますよ。

エアコンのメーカーが使用を推奨している金属製カサ式ボードアンカーです。
どうして抜けたかは後ほど。

右側は・・・
据付板に室内機が掛かっていない
据付板中央と右のフックに室内機が掛かっていません。

こんなミスあるの???

たしかに右側はパイプで支えられているため掛かっていなくても落ちはしませんが・・・

ふつうは引っかけた時に違和感を感じるはずですが・・・

左側のフックだけで今まで支えられていたことになります。
それでボードアンカーが耐えられず抜けたと・・・実はそれだけではありません。

では作業に入ります。

こちらのお宅は丁度いいところに火打ち梁があって
火打ち梁に室内機を吊り下げて
ベルトで室内機を吊り下げられました。

据付板を付け直すのに室内機を取り外すのでは大変ですからね。助かりました。

少し室内機を浮かしてみると
据付板中央のねじは効いていない
据付板中央のねじは効いてません。

しかも左右のボードアンカーは1本ずつ(計2本)しかないのでケチりすぎ。

ボードアンカーは引き抜き強度が20~30kgあるので余裕と思っているかもしれませんが甘い考えです。
安全率や石膏ボードの経年劣化を加味して考えなければなりません。

右のボードアンカーは抜けてません。
据付板右のボードアンカーは抜けていない
まあ、そりゃそうですよね。

室内機が引っ掛かってなかったんですから。

そして抜けたボードアンカーを見てみます。
抜けた金属製カサ式ボードアンカー
ここに抜けた一番の原因があります。

それはねじの締めすぎ。
そのことに関してはこちらにも説明があるので参照ください。

どこまで締めていいのか知らないのでこうなります。
締まるとこまで締めちゃったという感じで、ボードアンカーの施工がまだわかってないですね。

おそらく速さを優先してこれをインパクトドライバー等で締め付けまでしたのだと思います。

最後は手回しでアンカーの開き具合を感じ取りながら締め付けないとだめ。

残っている右側のアンカーも表面的にはどうもなっていないのですが壁の裏側は崩れていることでしょう。

またよく見ていただくとねじの先端が尖ってますね。
これはドリルで壁に下穴を開けなくてもドライバーに付けて回すだけで打ち込むことができるというタイプです。

このボードアンカーが危険なのは打ち込みで壁の中に電線などがあると傷をつけたり刺さってしまうところ。

昔からある下穴を開けてから差し込むタイプの方が手間はかかりますが安全なんです。

こうしたことからも急ぐ施工は危険であることがわかりますね。

据付板を付けました。
取り付けなおした据付板
中央少し右と、左側に柱があったのでそれぞれ長いねじで固定。

ボードアンカーも追加して強度を出します。

室内機を引っかけて
室内機を引っかけて
要所をチェック、試運転して完了しました。

ボードアンカーが抜けると壁の石膏ボードを広範に崩してしまうので厄介です。

本来であれば壁の補修貼り替え、クロスの貼り替えをするのがいいのですが費用の方が・・・

今回はまだ取り付けできないわけではなかったので、お客さんのご希望でそのまま取り付け直しをしました。

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2019年9月10日 (火)

エアコン無線LANアダプタ取り付け

エアコンに”無線LANアダプタの取り付けを”と依頼をいただきました。

エアコンを出かけ先から遠隔操作できるようになるパーツです。
ただし無線LAN親機とインターネット、スマホがないと操作できません。

またエアコン本体にそれ用の端子と、そこに接続、動作する無線LANアダプタが必要です。

お客さんが用意したアダプタ
無線LANアダプタ開梱前
これを取り付けます。

中身を取り出すと
無線LANアダプタ本体
こんな感じ。

本体からコードが出ていて先端にコネクタがあります。

このコネクタをエアコンに接続すれば使えるようになります。
(言うのは簡単!)

エアコン側のコネクタは室内機の制御基板上なのである程度分解しないと接続できません。

室内機はこちら
無線LANアダプタを取り付ける室内機
画像を撮る前に作業を始めてしまったので吸い込み口が開いてます。

お客さんご自身で取り付けを試みたそうですが、どうしても室内機前面パネルが外せなかったとのことです。

前面のパネルは外すのが結構難しいというか面倒なのが多いんですよ。

取れました。
室内機の前面パネルを外したところ
思っていたよりあっさり。

この機種の難易度はそれほどではないのですが天井との隙間が少ないので、それなりの工具がないと難しかったのだと思います。

それより厄介なのはこれ
基板が見えないところにある
基板は本体右側側面。

壁との狭間で直接見ることができません。

手もまともに入りません。

コネクタを差し込むのも一苦労
「もうちょっとオク・・・、いやテマエ・・・、ウエか・・・、入った?」ブツブツ・・・

なんとか差さりました。😅

鏡で見て
鏡でコネクタ接続状態を確認
コネクタの状態と配線のルートを確認します。

問題ありませんね。

室内機を浮かせてコードを本体背面に通しアダプタを取り付けます。
アダプタ本体を取り付け
お客さんのご希望する位置にしました。

コードを通したりアダプタをクリップで固定するために室内機を浮かしたりもするのでエアコンを知らない人では不具合を起こすかもしれませんね。

前面パネルも戻してこんな感じ
無線LANアダプタ取り付け完了
今回は一応、親機側と通信できることを確認していただきました。

設定はパスワードが必要な操作なのでこちらでは行いません。
これにて取り付けは完了。

こうした遠隔操作は今に始まったことではありません。

昔、インターネットが広がる数年前、N社が電話のプッシュ信号を使用して照明や家電製品などのON、OFFできるシステムを販売していました。

家屋内には専用の配線を必要とせず、電気の屋内配線(100Vなど)に信号を乗せて制御する方式です。

そのままでは近隣の家庭にまで信号が行ってしまうので、分電盤の幹線に信号をブロックするフィルターを付けていました。

新たに配線せずに済むので画期的な方式と思われましたがそれほど普及せず・・・
インターネット全盛の時代には考えられない方式ですね。

もしかするとまだどこかで使用されているかもしれません。

製造メーカー独自の規格だと汎用性が低いので普及も限定的になりますよね。
それに比べてインターネットは世界的に共通で使用形態も広がる一方。

とどまることを知りません。

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2019年9月 5日 (木)

バルコニーでドレン塩ビ管工事

マンションのバルコニーでエアコンのドレン排水を「塩ビ管で」と依頼をいただきました。

なお設置されているエアコンは当店の工事ではありません。

到着
施工場所に到着
こちらに施工します。

現状の排水は
バルコニーを流れるエアコンのドレン排水
蛇行して小さな川ができてます。

排水用のレールが施設されているマンションもありますが、こちらはそれがありません。

長時間運転していると室外機の方からももう一本川ができるそうです。😅

バルコニーの床勾配が手前側に大きく下がっているためこのように斜めに横切るかたちに流れているんですね。

室内機から出ている排水を見ると
室内機から出ている現状のドレン排水
床から離れたところに出口があるのでポッタンポッタンと水滴が落ちてはじけた水が周囲を広範囲に濡らしています。

ちょっと短すぎですね。
もう少し長くてもよいと思いますが・・・

そして一番下に付いているのは逆止弁。
気密性の高い建物でドレン管から出るポコポコ音を防止する目的で付けますが、シーズンごとにユーザーさん自身で掃除する必要があります。
でもそのことは施工した人からは言われなかったそうです。
掃除を怠っていると詰まって室内に水漏れすることがあります。

室外機の底面には
室外機の排水ドレン出口
ここにもドレン排水出口の穴があります。

主に暖房時ここから排水されます。

このままでは排水ホースがつながらないので
メーカー純正室外機排水ドレン用ソケット
メーカー純正(三菱電機)のドレンソケットをあらかじめ取寄せておきました。

”ドレンソケット”はこのメーカーでの呼び名です。正式名称はありません。

それでは塩ビ管を加工していきます。
ドレン用に塩ビ管を作成中
測って、切って、接着。

接着前の試し差しはしません。塩ビ管工事の基本ですね。

昔、業務用エアコンの工事をしていた頃に試し差しをする人がいて、建物完成後に引き渡しも終わってしばらくしてから塩ビ管がすっぽ抜けて天井が水浸しなんてことを何回も見たことがあります。

試し差しは接着剤をつけ忘れるんです。

完成
塩ビ管でドレンを施工完了
排水溝へストレートに配管しました。

当初は壁に沿って奥に配管することも考えたのですが勾配が逆になるのでやめました。

室内機側の接続部分は
室内機側ドレンの接続部分
ホースを少し延長して塩ビ管に差し込みました。

室外機側も
室外機ドレンの接続
ドレンホースを使用して塩ビ管に接続。

塩ビ管の固定は
塩ビ管は室外機のベースにバンド固定
室外機のベースにバンド固定。

周囲は防水処理されているところでねじ止めできないのでこのようにしました。
共用部ですしね。

塩ビ管の勾配を確認
塩ビ管の勾配確認
結構とれてますね。

最後に排水確認
ドレン排水の確認
室内側、室外側ともOK。

これで川がなくなります。😄

なお塩ビ管で施工する場合は状況により無理な場合もあるので事前の確認が必要です。

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2019年9月 4日 (水)

電気の交流って?

よく電気には直流と交流があるって聞きますよね。

電力会社などから一般の家庭に来ている電気は交流です。

直流は電池などと一緒で+極と-極が変化しないものを言います。

電圧100Vの直流を図(波形)で表すと
直流100Vの波形図
こんな感じになります。

何の変化もない一定の線です。

波形を見る場合、ある片方の線を基準(0V)にしてもう片方(この場合100V)の電圧をみます。

たとえこの線が脈打っていたとしても0Vより下のマイナス側へ行かなければ直流です。(脈流)

電圧レベルの一定な直流は計算などが単純で学校の授業などでもオームの法則と共に習うことがあります。

でも電力会社から来ている電気は交流。
プラスとマイナスが常時入れ替わります。

単純にそう聞かされるとこんな感じを想像するのでは・・・
交流100V方形波(矩形波)
たしかに交流100Vです。

このような形の波形を方形波とか矩形波(くけいは)と呼び、実際にコンセントに来ている電気はこれではありません。

もしこのような形をしていると返って扱いが大変なことになります。

実際の波形はこれ
正弦波交流100V波形図
いや~めんどくさいのが出てきましたよ。

正弦波交流と言います。
0Vからプラス側へいって0Vに戻り、次にマイナス側へいってまた0Vに戻ったところを1サイクルといいます。

この波形図では2サイクル繰り返しているので50Hz(1秒間に50サイクル)の地域の場合で横軸の長さが1/25秒(0.04秒)となります。

なんでこんな形をしているのかというと発電所の発電機が回転体だから。

水力では水車を回します。火力や原子力では発生させた水蒸気でタービンを回します。
その軸出力で発電機を回しているんですね。

ちなみに水車といっても小屋に付いている木造のあれとはちがいますよ。もっと効率のいい水車です。

この正弦波のかたち、何かに似てませんか?
押しバネのコイルスプリングを真横から見た形と同じです。

コイルスプリングもくるくると巻いたものですね。発電機も回転して発電しているので波形がこのようになります。

滑らかに時間と共に常に変化し続けています。
じつはこれが大事なところなんです。

たとえば家庭に来ている100V、近くの電柱までは6600Vの高圧です。
それを変圧器を使用して降圧(電圧を下げる)します。
変圧器の構造は6600V側にある一次側コイル、磁束(磁力線の束)の通る鉄心、100V側の二次側コイルというようになっています。

理科の実験でコイルに電気を流すと強い磁界が発生して磁石になること、さらに発電実験ではコイルの中の磁界を変化(磁石を動かす)させると電気が生まれることを習ったことと思います。

この一連のコイル(一次側コイル)に磁界を発生させて、その磁界から再度コイル(二次側コイル)に電気を生み出すことが変圧器の役目です。

そして二次側コイルに電気を発生させるためには磁界が常に変化し続ける必要があります。実験でも手を止めると発電しませんね。

そこでこの正弦波交流は常にコイルから発生する磁界が変化するため、そこから一次側と同一波形の電気を取り出し続けることができるわけです。

一次側と二次側の電圧比はコイルの巻数比で調整しています。
逆に電圧を上げる昇圧も可能です。

その他にもいろいろ良い面がありますがこのへんで。

でもよく見ていただくと山の頂点と谷の底(ピーク、最大値)は100Vを超えてます。
141.4Vもありますよ。こわいですね。

”1414”どこかで聞いたことがあるような・・・”ひとよひとよにひとみごろ”そうです√2です。

一般に100Vと言われてますが最大値は√2倍の141.4V。

なぜそれが100Vと呼ばれるのか・・・次の機会に触れてみたいと思います。

なお波形図の作成には十進BASICを使わせていただきました。

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2019年9月 3日 (火)

うれしいレポートいただきました。

船のエアコンコンプレッサー
(船のエアコンコンプレッサー)

去年こちらの記事に載せた船のエアコン修理。

たしか船長室のエアコンだったかと思います。

あれから一年以上経ちますがお電話を頂戴しその後は調子がいいと報告をいただきました。

修理する前は頻繁にガス補充をしていたようですがいまは”ギンギンに冷える”とのことで問題なさそう。

こういうレポートをいただけると嬉しいですね。

ただこんどは別の冷凍庫用のコンプレッサーが不調のようです。

また何か必要でしたらご連絡ください。
宜しくお願い致します。

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2019年9月 2日 (月)

リモコン受光不良

川崎市内でエアコンがリモコンで操作できないと修理依頼がありました。

本来は点検に伺って故障、不具合箇所の特定をしてから修理するところですが、今回はお客さん自らある程度の点検を行い特定したとのことで部品取寄せと交換修理のみを行います。

こちらの室内機
リモコン受光部が不具合を起こした室内機
リモコンの受光部が不具合を起こしました。

依頼を受け付けてから修理当日までには直ってしまったそうです。

あぁ、あれかな?・・・何が悪いか推測できました。

とりあえず交換作業開始。

新しい交換部品の箱を開けると
部品の交換時注意書き
交換時の注意書きが入ってました。

こういう紙が入っていると”また何か面倒な設定があるのか?”と思いますがたいした内容ではなく”ホッ”

エアコンの補修部品は他機種と兼用の場合があっていちいち設定とかジャンパー線カットとかあったりするんですよ。

室内機を開けて
室内機のパネルを開けて
この部分を交換します。

さらにばらして
受光部をユニットごと外して
受光部を交換できるようにユニットごと取り外しました。

この機種、思っていた以上に分解が必要ですね。

量販店さんの施工かな・・・
電線のシースがない
電線のシース(外装)が見えないほど剥ぎ取られてます。

受光部の入ったユニット
受光部の入ったユニット
さらにこれを分解する必要があります。

やっぱりね・・・ユニット背面や内部は結露水でびっしょり。

受光部は水が付着すると反応しなくなったり鈍くなることがあります。
乾くと元通り復活するので直ったように見えます。

この部分(吹き出し口上部)に結露が起きるのは過去の事例からも当然のことなので設計の問題でしょうね。

部品交換しても再発の懸念が残ります。

新品に交換
受光部を新品に交換
受光部といってもこの通り表示ランプやらその他と一緒になっています。

これじゃ部品代が高いのもうなづけます。

上位機種は修理時のパーツ代も高くなります。

しかしこのユニットは配線を脱着するのにセンサー用のモーターやギヤをいくつも外さないとできないという造り。
時間がかかりました。😅

はずした受光部品はお客さんで保存されるそうでお渡ししました。

ということで交換完了
室内機の部品交換完了
諸々の動作確認等をして問題なし。

なにごとも完璧ということはありません。
”一流メーカーの製品だから安心”というのは思い過ごしかもしれませんね。

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