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2019年5月

2019年5月29日 (水)

モールで専用回路増設

モール(電線を入れるケースみたいなもの)を使ってエアコン用の電源として専用回路を増設しました。

ここは賃貸住宅ではじめは不動産屋さん側で工事してくれる話だったのですが、どういうわけかこちらですることになりました。

室内機設置予定場所がこちら
室内機設置予定位置
エアコンを先に取り付けようと思っていたのですがこの日はあいにくの雨。

電気工事から始めることにしました。

まずはコンセントのボックスを付けます。
コンセントように露出ボックス取り付け
壁が石膏ボードなのでボードアンカーで固定しました。

そこから分電盤(ブレーカーのところ)までモールを付けます。
モールの取り付け
まだこれだけしか付けてません。😅

モールの切断には昔から使っているこの塩ビカッター
塩ビカッター
塩ビ管も切れます。

長持ちするのでまだまだ使えそうです。

天井に沿って付けます。
モールを天井に沿って取り付け
壁とよく似た色なのでちょっと見えないですかね。

モールは両面テープが付いているので押さえるだけで壁に付きますが、時間が経つとはがれて落ちることがあるのでねじも打ちます。

電線が壁を貫通するところには穴を開けて
壁に電線を通すための穴
下地の無いところを開けます。

反対側
モール取り付け
こちらは曲がりが多くなって少し手間がかかります。

ようやく分電盤まで取り付け
モールと分電盤
分電盤の周囲だけ直にコンクリート壁なのでハンマードリルで下穴を開けました。

また元に戻って電線を入れます。
モールに電線入れ

同時にモールのふたをしていきます。
19052440
スッキリ。ってほとんど見えませんね。

穴の貫通部も
室内側貫通部付近の仕上がり

廊下側
廊下側仕上がり
こっちは見えます。

分電盤まわり
分電盤まわりのモール
このようになりました。

コンセントを取り付けて
コンセント取り付け
100V用20Aのコンセント。

分電盤にアースがないのでエアコンは室外機周辺に接地極を埋設します。

こんどは分電盤の作業。
ブレーカーとIV線
増設用のブレーカーとIV線です。

こちらの分電盤、200Vがきてますが構造上100Vしか使えません。そのためブレーカーも100V用(2P1E20A)を選定。

増設前の分電盤には
ブレーカーが4つ
ブレーカーが4つ付いています。

左下に別のエアコン専用回路があるのでできるだけ電気的なバランスをよくするため右上の空きスペースに増設することにします。

でも・・・
N極のバーがない
N極のバーが紛失されていてありません。

/(^o^)\ナンテコッタイ

ねじだけが残っていました。

先ほどのIV線はこれのために用意したもの
IV2.0mm
20Aで使用するので配線したケーブルと同じ2.0mmです。

ブレーカーを取り付けて接続します。
ブレーカー取り付け接続
バーのねじにスプリングワッシャーが付いていて銅線をリング状にしても座りがよくありません。

そこで車から丸端子を持ってきてスリーブ部分を切断して平ワッシャー代わりに使いました。
普通の金属ワッシャーでは問題になることも考えられるのでこれなら安心。

ブレーカーに配線をつないで
ブレーカーに配線を接続
この丸めて接続するのは昔から当たり前に行われています。

丸める必要のない場合もあります。

あとは絶縁抵抗測定や電圧確認、極性確認をして完了。

そしてエアコンを取り付けます。
据付板と窓パネルを設置
パイプを通す穴を開けられないので窓にパネルを取り付けます。

専用回路が元々ないので配管用の穴もありません。築年数からエアコンを設置することが想定されていないんです。

工事をしていると東京電力の人がきて・・・
電流制限器が接続器に交換された
リミッタ(電流制限器)を外して接続器に交換していきました。

時代はスマートメーターですね。メーター側にリミッタの機能が付いてます。しかも自動復帰なので落ちてもいちいち上げにいく必要がありません。(一定時間内の回数に制限はありますが)

― 専用回路増設にあたり ―

お客さんが部屋を退去するときにエアコンと一緒に専用回路も原状回復で撤去する場合はモールにいれることは通常しません。
今回は退去時にそのまま残して使い続けることを前提に許可を得て工事しています。

賃貸住宅で専用回路の増設が必要な場合は一旦貸主側へ相談しましょう。
許可を得るのもありますが残していく場合は貸主の財物になるので、もしかすると工事してくれたり費用を負担してくれるかもしれません。

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http://kato-aircon.com/

2019年5月27日 (月)

作業が混んでいます!

ここのところの暑さで一気に依頼が多くなりただいま混んでいます。

お急ぎの方、お待たせして申し訳ございません。🙏

現状では平日が6月中旬頃まで、土日は6月いっぱい予定を組むのが難しい状況です。

今後少し最高気温が下がるようなので落ち着くとよいのですが・・・

ブログのアップも遅れています。

普段は見向きもされませんが夏になるとひっぱりだこ😵・・・これがエアコン屋です。

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2019年5月23日 (木)

今年も依頼が増えてきました。

そろそろ冷房や除湿が必要な季節がやってきます。

ここのところ夏に向けてエアコン設置の依頼が増えています。毎年6月中にピークを迎えますが当店ではすでに6月中旬位まで予約が入っています。
お待たせして申し訳ございません。

オフシーズンに工事をしておけば待たずに済むのですが、やはり必要に迫られないとなかなか行動するのは難しいですね。

でもエアコンの購入は暑くなってからではすでに手遅れ。お店には購入者が殺到して品薄になり希望の機種は売り切れて工事は更に先延ばし。
去年の猛暑では量販店でも1ヶ月待ちなんてこともあったようで・・・

6月上旬にはおそらく梅雨入りしますが、梅雨の間に晴れて暑くなったとき(蒸し風呂状態)に我慢できずに販売店に駆け込むという方が大勢いて一気にピーク突入となります。

去年の夏の終わりにエアコンが壊れてほったらかしにしている方も中にいらっしゃるのではないでしょうか。
もしかしたら機嫌が直って動くんじゃないかと。

たまにそれで直ってしまうこともありますがあまり期待できません。
早めにためし運転して確かめましょう。工事依頼と同様に修理依頼も増えて待たされるようになります。

それといままで問題なく動いていたものでも、いざスイッチを入れたらランプが点滅して冷えないなんてこともあるのでシーズン前の動作確認もしておきましょう。

昔はクーラーと言えばぜいたく品。でも今や暑さから身を守る必需品。環境の変化が表れています。

わたしが子供のころは地方にいたこともあり、エアコンなどなくても夜になれば涼しくなって朝方はひんやりしていたものです。
現代は熱帯夜で朝9時頃から平気で30度超え。

我々も身の危険を感じながらの作業となります。

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2019年5月20日 (月)

エアコンの再取り付けで・・・

引っ越しの下請け業者が取り外したエアコンを賃貸住宅に設置のご依頼いただき工事に伺いました。

取り付ける場所は
室内機の取り付け場所
公団ボルトとも言いますが、室内機固定用ボルトが出ていて壁強度の心配はありません。

しかしボルトを確認すると
室内機固定用ボルトが傾いている
あらま、だいぶ傾いてますね。

ボルトを抜いて中を見ると
壁の中の躯体にアンカーが見える
中はアンカーでした。

これはどこかのエアコン工事屋さんが打込んでますね。ドリルを使い慣れてないため斜めに構えてしまうんです。

ナットを締めてもしっくりとはいきませんがアンカーが施工不良で抜けることはないと信じて取り付けます。(信じるしかありません)

100Vのコンセントがありますが、取り付けるエアコンは200V用なので交換と電圧切替が必要です。
エアコンの能力が部屋に対して大きすぎることをお客さんに説明してそれでも取り付けをご希望されたので設置します。

そしてこの配管用の穴
配管用の穴の周りにパテを盛られている
どうですかこれ・・・

どうやら以前エアコンを工事した際にスリーブのつばが外れてそれを隠すためにパテ盛りしたようです。

慎重にパテをはがしてつばを外します。
配管用穴のつばを外して
スクレーパーなどでこのパテを取り除きます。

こびりついているのでちょっと手間がかかります。

元に戻して
穴のつばを元に戻して
周囲の壁に付いたパテはもう取れません。

一方エアコン本体は
取り外され運ばれてきたエアコン室内機
いかにも下請け業者さんの施工ですね。

室内機と室外機を結ぶ電線が付いたままです。電線の接続が信用できないのでつなぎ直します。

据付板を外すと
冷媒管接続部がテープ止め
冷媒管の接続部がテープ止めされてます。

これをしてはいけないことを知らないんですね。残留しているオイルとテープの粘着剤が混じって接続部のシール面に固着しガス漏れの原因になります。

今回は短期間だったようでオイルを付けてこすったら取れましたが、固まってしまうと簡単には取れません。

この部分はオイルで劣化しないキャップを付けたほうが確実です。

据付板にはオイルがべっとり
据付板に漏れ出したオイルがべっとり
大量に出てます。

周囲もあちこちにオイルが付いています。軍手もオイルがしみ込んでくるほど。

このオイルは冷媒ガスと一緒に循環している(というかしてしまう)コンプレッサーの焼き付き防止やシールとなる潤滑油です。

こりゃほとんど予備運転などせずいきなりポンプダウン(室外機にガス回収)してますね。

さて電線は・・・
室内外連絡線が1.6mm
おっと1.6mm(テンロク)

いまどき1.6mmを使う業者がいたとは珍しい。いまでは量販店ですら2.0mmを使用するところがほとんどです。

以前このエアコンメーカーは2.0mm指定だったのですが、現在では長さが10m以内(未満かな?)であれば1.6mmも使用可能となりました。
そのことについてメーカー技術部に確認したところ、あくまでも基本は2.0mmを使用すること。1.6mmはどうしてもやむを得ない場合に使用可。と返答をいただいています。

ただしこの見解はメーカーごとにまちまちで断熱材に直に接してテーピングされる条件下では電線(ケーブル)の温度係数による許容電流の低下などを考慮すると2.0mmを使うのが妥当です。

お客さんと相談しここは2.0mmに交換することになりました。

まず不要になる電線を外します。
差しのあまい端子台
端子台のふたを開けたところですが赤だけ奥まで差さっていません。

賢い方はなぜこうなっているのか想像できると思いますが、3本の心線を同じ長さで切断してあるので端子台に合わせてその線を放射状に広げると相対して真ん中の白だけ長くなって左右の2本は短くなるためです。

こういうところが信用できないのでつなぎ直す必要があります。
(今回はどのみち2.0mmに交換なのでつなぎ直しです)

2.0mmの電線でつなぎ直しました。
2.0mmの電線で端子台に接続
端子台の幅に合わせて電線を曲げてから3本の長さを合わせて切断、皮むきしているのでしっかり接続できます。

この後室内機を引っかけてからパイプの加工を行います。

パイプは断熱材がさけてます。
パイプの断熱材がさけている
取り外しの時にテープを巻き取るのが面倒なのでカッターナイフで切り裂いた跡です。

これが下請け業者さんにやたらと多い。こういう工事が当たり前と思っています。

フレア加工をしようとするとまたオイルがでるわでるわ。こちらのフレアツールまでオイルが垂れてきます。

オイルをふきふきしながらなんとか室内機と接続完了して外壁の配管作業へ・・・

と思ったらパイプに手を添えた瞬間、嫌な手ごたえが・・・
パイプが折れていた
パイプが折れてました。

これ以上曲げようとするとポッキリいきます。

これ、専門業者なら取り外すときに普通は気が付きますよ。
修正不能なのでパイプを切断して室内機の接続からやり直しです。

ほかも折れているところがないか一通り確認しました。とりあえず無事。

パイプの長さが短くなり、室外機の位置がご希望とはずれましたが使用することはできました。

室外機の接続準備に入ります。

やっぱりこちらもテープ止め
室外機のバルブがテープ止め
これもさっきと同じで粘着剤が固着したり、テープがはがれてむき出しになったりするのでだめなんですよね。

接続し終わって真空引きまで完了。

サービスポートからホースを外すと
バルブコア不良
このバルブコアと呼ばれる逆止弁の不良でガスが漏れています。

まだバルブは完全に開けてないので漏れ出る量はわずかでガス不足にはなりませんが。

サービスポートのキャップの内側を見ると
キャップの内側にもオイル
ここにもオイルがあります。

ということは以前からバルブコアがだめになっていたということです。

この場合、キャップを強く締めても微量にガス漏れしてしまうことがあるのでバルブコアを交換するほかありません。

車へ行って探しましたが切らしていました。滅多に使う部品ではありませんからね。
仕方ないので資材店へGO。

その前にコンセントを交換したのですがそれは後で。

戻って壊れたバルブコアを外しました。
不良のバルブコア
パッキンがはみ出してます。

こりゃだめだ。

新品に交換して再度真空引き
真空引き
ふぅ、ようやくここまできた。

穴のパテ埋めをして
穴のパテ埋め
先ほどのつばの周りは白色パテを使って仕上げました。

途中行ったコンセント交換・・・

これを見た時に予感がしました。
既設の100Vコンセント
アース端子がなく、いかにもエアコン屋さんが取り替えたような雰囲気を感じます。

プレートを外すとやっぱり・・・
コンセントのプレートを外したところ
案の定、アース線があります。

それなのにアース付きコンセントを取り付けていません。

電気工事士すらもっていないエアコン工事屋さんですね。なぜアース付きコンセントを付けないかというと、部品代を安くするため、そしてコンセントにアース端子がなければエアコンのアースを接続しなくて済むため一石二鳥。とんでもない発想です。

コンセントを外すと
コンセントを外したところ
はいこのとおり!

エアコン屋さんお得意のアイボリー色のビニルテープでアース線の先を絶縁しているつもりです。

"つもり"というのはこの巻き方では電気工事士は失格なので。

私はエアコン工事にはもちろんアイボリーのビニルテープを使いますが電気工事では使いません。いかにも素人っぽくなってしまうので。

コンセントの背面を見ると
コンセントの背面
はいこんどは逆接続!

接地側と非接地側が逆につながれてますね。お粗末

知らないというのはこういうもんです。検電の仕方も知らないのでしょうね。

今度はアース線もつないで
コンセントに電線接続
これでよし。

なんやかんやでコンセント完了
コンセント交換完了
このあと電圧を200Vに切り替えて絶縁抵抗測定等、必要なデータを記録しておわり。

エアコンの試運転も問題ありませんでした。

あー、やっと終わった😅
今回はいろいろあり過ぎでした。

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2019年5月18日 (土)

お客さんで配管化粧カバーを設置

なんとお客さん自身ですでに配管化粧カバーを取り付けたので、そこへエアコンを設置してほしいとのことで工事に伺いました。

8年程前に一度別のエアコンの設置をさせていただいておりましたが、覚えていてくださりご連絡をいただきました。

カバーの状態
配管化粧カバーの設置状態1
水平に横引きされていますがドレン管は別に下り勾配で配管されているので問題ありません。

脇にいくと
配管化粧カバーの設置状態2
ジャバラ(フリーコーナー)で回り込み、立ち下げています。

しかもバンドで固定されてますね。これが使われているのは初めて見ました。

そして室外機置場
室外機置場
カバーがアルミの角パイプを加工して浮かして付けられています。

前回、量販店さんでエアコンを設置してもらったそうですが、その時に配管化粧カバーの設置は不可能と断られて今回入れ替えにあたりご自身で取り付けてみたとのことです。

室内機の設置場所は
室内機設置場所
配管用の穴がちょっと小さめですがなんとか通ります。

お客さんが想定していた設置位置はコンセントに本体を寄せてパイプを中央から屋外へ出す方式を考えていたそうです。
メーカーにこの機種は中央からパイプを背面に取り出せることを確認したとのこと。施工経験を積んだ方ならわかると思いますがこれをするとドレンの逆勾配ができて不具合が起きやすくなります。

やはりここは後々のことを考えて本来の設置位置で取り付けることになりました。(メーカーさんもあまり適当なことを言わないでくださいね。)

据付板を取り付けます。
据付板を壁に固定
壁はもちろん石膏ボード。

穴の近くに板が入っているというのはお客さんがマーキングして知っていたのですが、他は壁を叩いても空洞なので支えが少ないなと感じていました。
しかしボードアンカー用の穴を開けていると右側にも奥に木材があることが判明。長めのねじで固定しこれで安心。

室内機を取り付けます。
室内機の設置

それが終わったらいよいよカバー内の配管
配管化粧カバーの中を配管
耐震補強用のブレースがありますが、これらをかわす必要があったため量販店さんは化粧カバーを施工できないといったそうです。

お客さんが角パイプなどで浮かして付けられていたのはこうした障害をかわすためです。ここまでされるとは相当の知恵と技術がなければできません。

これはあまり使われない固定用のバンド
カバーの中でパイプを固定するバンド
カバー内のパイプを押さえるもの。

役所関連の工事でも使われているのは見たことないですね。

お客さんは必要なければ外していいとのことでしたが、ドレン管を一緒に入れる場合は勾配が崩れて波打つので使えませんが今回は銅管と電線だけなので有効に使わせていただきました。

一方ドレン管は
ドレン管の接続状態
なんと室内機のドレンホースがピッタリの長さでエルボに入りました。これはたまたま。

エルボが半透明なので排水の状態が見えます。

室外機を設置し終わって
室外機の設置が終わって
室外機の台はこれもお客さんで用意されていたもの。

いまはなんでも通販などで入手できるので便利ですね。

試運転開始
試運転開始
コードはモールでカバーしました。

問題なく作業終了。

配管化粧カバーといっても取り付け方にいろいろあるものですね。現場は作業と共に何年経っても勉強する場でもあります。

天候があまり安定しない状況でしたがお客さんからいろいろと手助けいただきたいへん助かりました。今回もありがとうございました。

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2019年5月16日 (木)

マンションの室内外で配管化粧カバー

高層マンションの新品エアコン設置で室内、室外ともに配管化粧カバーをご希望され工事を行いました。

こちらのお客さんも以前に別の部屋に取り付け工事で伺っています。
いつも当店をご指名くださるリピーター様方々には感謝申し上げます。

室内は
室内機設置予定場所
こちらに取り付けます。

今回いつも使っているカメラを忘れてきてスマホ撮影のため写りがあまりよくありません。😅

室外は
室外機設置予定場所
室外機の梱包を解いてくれていました。ありがとうございます。

据付板と配管化粧カバーの受けを付けます。
室内機の据付板と配管化粧カバーの受けを取り付け
室内機を取り付ける壁の石膏ボードの裏には鉄板が入っていたので頑丈に固定できました。

配管化粧カバーの受けは要所をねじ込み式ボードアンカーで固定します。ねじだけで固定するよりも保持力が強いためぐらぐらにならず長持ちします。

室内側下準備完了
室内側下準備が完了
配管化粧カバーは垂直、水平で、しかも壁などに対し直角、平行をスケールなどを使って測りながら固定します。

据付板と化粧カバーの位置関係も大切。先にどちらか片方を施工してしまうと室内機が思った位置に付かなかったり、カバーの各曲がりどうしが収まらなくなったりするので穴の位置関係も合わせて頭の中で手順や配置を構築してから作業します。

今回は室内機が天井から8cmあく高さで、左右はドレン勾配を意識して室内機からパイプが出てすぐ下げられる位置で決めています。

画像では据付板とカバーの間隔があいていますが室内機を掛けるとぴったりになります。

室内機を引っかける前に外壁の配管化粧カバーの受けも取り付け
外壁の配管化粧カバーの受けを取り付け
高層マンションは外壁がたいていALC板なので下穴は不要。

配管用の穴が大きめなので出口に使用するカバーは最大のものを使いました。

こんどは室内機を掛けて配管します。
室内機を掛けてカバー内に収まるように配管
カバーの中にうまく収まるように、そして同時にドレン排水勾配がとれるようにひねりを入れながら施工します。

ここでのドレン勾配は流れをよくして水漏れを防止することもさることながら、逆止弁を付けなくてもポコポコ音をできるだけ出ないようにするのも目的です。

カバーをかけてこんな感じ
室内側配管化粧カバーをかけて
すっきりしました。

室外側も設置完了
室外側の配管化粧カバーと室外機を設置完了
試運転時、ドレンのポコポコ音が出るか試しましたが無音だったので逆止弁は付けませんでした。

逆止弁(有料)はお客さんでメンテナンスが必要になるので音が出なければ付けないほうがいいです。

試運転も終わってすべて完了。
設置、試運転のすべて完了

この日は風も穏やかで助かりました。強風だと高層マンションはいろんなものが飛んでいってしまうので注意が必要です。
途中、お客さんに「ベランダで脚立に登って怖くないですか?」と尋ねられましたので「平気ですよ。知らない間に(落ちて)いなくなってるかもしれませんけど。😆」と冗談もまじえて焦ることなく作業にあたらせていただきました。

今回もありがとうございました。

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2019年5月14日 (火)

こりゃまいりました。

アパートのオーナーさんよりエアコンを入れ替えるにあたりまずは取り外しをと依頼を受けました。

何度か行っているところなので現状設置されている他社で取り付けたエアコン工事に問題があることを知っていました。

鍵を開けて入室。もとの入居者さんは退去され空室で誰もいません。

これを外します。
撤去する室内機
コンパクトな室内機です。

エアコン工事が本職の方ならこれ見て"あちゃ~"と思うでしょう。
(でもこれだけではありませんよ)

本体の高さが約25cm、幅約70cmで現行のエアコンでこのサイズはあまりありません。普通は高さ約30cm、幅約80cmが主流です。

しかも
室内機の設置位置が高すぎる
廻り縁から2cm位しか開いておらず、めいっぱい上に付けた感じです。

後先考えないお座なり工事・・・

これでは新しく付ける機種が限定されるだけでなく、ドレンの勾配が確保できるか保証もできません。

とりあえずその辺は後で考えることとしてガスを回収するため室外機へ
室外機に接続されたパイプに余裕がない
パイプがピッタリきれいにつないであります。

でもこれ褒められたことではありません。
修理などでパイプを加工しなければならないときに足りなくなったり、地面が沈下した場合にはパイプで室外機が吊られるようになります。

ある程度余長というものが必要です。

室外機のカバーを開けると
室外機カバー内にアース線がある
アース線があります。

その先端は
アース線は室外機アース端子につながっているが・・・
アース端子につながっています・・・が、

室内のコンセントにあるアース接続端子には
元になるアース端子にはつながっていない
つながっていません。

室外機にあるアース線はどこにつながっているかというと室内機のアース端子。
室内機と室外機をアース線でつないだわけですね。

なのでこのエアコンはアース工事が行われていないということになります。

元になるコンセントのアース接続端子につながなければ何の意味もありません。室内機と室外機はもとよりパイプ(銅管)でつながっているので無駄なことをして肝心なことはされてません。

パイプを外して室内機を下ろすため配管化粧カバーを開けたところ
コーキングがコッテリと
コーキングされてました。

普通ここはエアコン用パテでしょう。

これをはがすのにまた手間がかかりました。

ようやくはがし終わって室内機を下ろすと
室内機を下ろしたところ
画像ではよく見えませんが穴が外に向かって登っている逆勾配。

以前、他の居室でも同じように逆勾配だったので、このエアコン工事人はこうなってしまうクセがありますね。もちろん穴にスリーブなど入れているわけがありません。

逆勾配はドレン排水の漏れなどを起こす元になり、結露水や雨水が室内側に流れてくる恐れがあります。

よく見ると
室内機をずらした跡
ねじは抜いてしまいましたが室内機を少し上にずらした跡があります。

配管用の穴を開けてみたら据付板が低かったので上げたのかもしれません。

室内機の背面には
室内機背面にコードが束ねたまま
新品の時のままコードが束ねてあります。

これが危険であることは皆さん知ってますよね。

さて問題の穴逆勾配
穴を削って逆勾配を直す
外壁側を削って直します。

削る部分に沿ってドリルで小穴をいくつも開けて、モルタルをハンマーで崩していきます。

穴をもっと下に開け直せば機種選定の幅が広がりますが、外壁側の見た目が悪くなるためオーナーさんのご希望でそれは避けました。

モルタル内側の合板を引廻し鋸で切って
配管穴修正完了
勾配がなんとか取れました。

最後に機種選定にあたり寸法を計測します。

穴の高さ
穴の高さを計測
廻り縁から穴の芯までを計測。

左の壁からの距離
左側面の壁から穴までの距離

これらを見て機種選定をします。

本体寸法や価格、能力からコレという機種をオーナーさんに報告して完了しました。

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2019年5月12日 (日)

左配管のメリット

昔からエアコン左配管というのは手間がかかって施工者から嫌われてきたものですがメリットもあります。

画像のエアコンは撤去処分するものです。
撤去処分のエアコン
パイプの施工がなんだかだらしない感じ。(もちろん当店で施工したものではありません)

室内機の左からパイプが出てますね。これを左配管(または左出し配管)といいます。

ただこれではそのメリットも台無し。

エアコンを撤去すると
室内機を外すとクロスが貼られていない
これまたよくあるパターンですがエアコンを付けたままクロスを貼ってしまったので裏が昔の壁紙です。

これでは新しいエアコンと位置が合わない場合に昔の壁紙が本体周囲にはみ出てカッコ悪いですね。

後日エアコンの設置に伺うと
エアコン設置場所の壁紙が貼られている
きれいに貼りかえられてました。

壁に二つある点は室内機を取り付けるためのボルトです。

据付板を取り付けて
据付板を取り付け
よくみていただくと固定しているボルト2本の高さが違いますね。

建物が建った後に付けられたアンカーボルトで、幅は公団ボルトといって450mmで出てますが高さが揃っていません。

打ち込んだ人が水平を見ずに据付板をテキトーに当ててマーキング、穴あけ打ち込みしたという感じです。
天井からスケールでちょっと当たるだけでいいのにこういうちょっとした手間を惜しむエアコン工事人が実に多いと思います。
こういうことが沢山積み重なって全体として作業時間の短縮をしますが同時に"雑"な工事となります。これは施工者の置かれた立場と気質によるもの。

結局、据付板の公団ボルト用の穴をドリルで広げて対応しました。(他社がテキトーにやった分こちらが手間かかる勘弁して~)

室内機を引っかけてパイプをつないでいきます。
室内機を据付板に引っかけてパイプを接続
左配管の場合はエアコン本体背面でパイプをつなぎます。

ここが施工者に嫌われるポイント。

パイプをつないでテーピング、本体にうまく収まるように加工していくわけですがコツのいるところでもあります。しかもスペースが狭いのでやりにくい。

室内機を下に置いてパイプ接続、テーピングしてから引っかける業者さんもいますが、パイプの仕上がりが撤去したエアコンのように悪くなったり、壁穴の中でドレンが逆勾配になったりします。

若い業者さんは知らないかもしれませんが今のエアコンの左配管はこれでもラクなんです。昔はドレンホースが本体の右左差し替えができず背面を通したので下手な人では収まらない、ドレンがたるんで水漏れ、張りすぎてスッポ抜け、数年したら詰まってまた水漏れなど大変だったんですから。

できるだけ仕上がりよくするにはここでも手間を惜しまないことです。

ここで左配管のメリットとは本体の背面でパイプ(銅管)をつなぐので、曲げられずボコボコとした接続部分が見えないところ。作業性はよくありませんが見える部分のパイプは滑らかに仕上がります。
これが右配管だと接続部が室内に見えてちょっとボコボコとしたかんじになったり、急な曲げができないのでカッコ悪くなったりします。

ほぼ室内機を施工完了
室内機をほぼ施工完了
ビーバーエアコン(久しぶり)ですが本体背面の冷媒管に巻く防湿テープが付属していなかったので手持ちのもので巻きました。
(巻いたほうが安心なので)

本体は5.6kW(18畳用)で200V仕様なのでコンセントはこの後交換しました。
壁の中の配線が1.6mmだったのでもちろん15Aのコンセント(15A250V)を使用。

前もって15Aタイプしか付きませんよと伝えてあったのでお客さんもエアコン本体をそれに合わせて購入されていました。

すべて施工し終わって試運転
エアコン設置完了試運転

施工する者からすると左配管は少し面倒ですが仕上がりをよくできるメリットもあります。

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2019年5月10日 (金)

久しぶりに標準工事

なんだかここしばらく特殊な工事が多くてエアコンの"標準工事"をしていなかったのですが久しぶりです。

都内世田谷区(賃貸住宅)での工事です。

室内の設置場所は
室内機の設置場所
公団ボルトがあるので室内機の設置は安心。

右下には配管用の穴があります。

エアコン専用コンセントが見えますかねぇ。どういうわけか天井に付いています。ウーン、これだけは・・・

室外は
室外機設置予定場所
こちらに置きます。

標準工事というだけで気分が楽😊 窓からすぐに室外機置場にアクセスできて体力的にも楽です。

室外機は天井吊りにできる設備(受けのナットが天井コンクリートに埋めてある)があるのですがお客さんのご希望で床に置きます。
事前に消防法等のからみで床に置けるかどうか建て主へ確認してもらいOKとの返事をいただいています。

室内に戻って
室内機用公団ボルトに化粧のプレートが付いている
公団ボルトにはプラスチックの化粧用プレートが付いています。

これを付けたまま上から室内機の据付板を付けてしまう工事屋さん多いですね。補強かなにかと勘違いしているのだと思います。

取らないと滑りで室内機が傾いたり、プレートが傷むので外さないとダメです。

プレートは化粧ナットの周囲に壁の穴が見えてしまわないように付けられているものだと思います。外してお客さんで保管してもらいます。

ボルトの長さを測って
公団ボルトの長さを測定
ボルトは緩みがないように増し締めしてから測ります。

なんで測るかというと、室内機の背面の空間にはそれほど余裕がなくて、ボルトが長いまま無理に付けると最悪の場合こちらのように本体を破損します。

本体背面の懐は機種ごとに異なるので室内機側も計測します。

問題ないことを確認し据付板を付けましたが画像は取り忘れてありません。😅

室内機を引っかけ
室内機を据付板へ引っかけ
やっぱり・・・

銅管の接続部が穴の入り口にきてしまいました。
銅管の接続部が配管用穴の入り口に

この接続部は急角度に曲げられないのでうまく角度が付くように工夫しなければなりません。どうしたかは省略。

配管処理が終わったらダイキンさん恒例
ダイキンさんの室内機固定強度向上ねじ施工
室内機固定強度向上ねじを施工。

パイプなどを施工し終わって普通なら屋外の作業へ移るところを、ダイキンさんはこのねじを付けるため室内機をバラさなければなりません。
この設計なんとかならないもんですかねぇ。

室内機を元通りに戻して
室内機設置完了
このようになりました。

天井にエアコン用コンセントがあるので電源コードとアース線が中途半端なところを通ります。
近頃このように天井に付いているものを見かけるようになりましたがこれもねぇ。普通は抜き差ししやすいところに付けると思いますが、これではコードの荷重で抜けてくることもありえます。

室内機の裏でコードを立ち上げられると思っているのか、いずれにしてもエアコンを知らないもしくはそれを考えない人の設計でしょう。

お客さんが両面テープでコードを止めるパーツをお持ちだったのでそれを廻り縁に貼り付けて保持しました。

室外機側も完了
室外機設置完了

穴から出たパイプは直角に曲げるのではなく、わざと緩やかに円を描くようにしてあります。これは理由あってのことですが説明は省きます。

試運転確認は問題なく完了し終了しました。

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2019年5月 7日 (火)

リモコン受光部をテスト

先日組み立てた直流安定化電源
直流安定化電源
これを使用してエアコンのリモコンの受光部がどのように反応するか見てみようと思います。

転がっていた(⁉)富士通さんの表示基板
エアコンの表示基板
運転ランプやタイマーランプなどが一緒になっていて、その中に受光モジュールがあります。

リモコンから発する赤外線を受ける部分です。

エアコンのリモコンが利かなくなる症状の原因にこの受光モジュール不良ということがあるんです。

正常な場合はどのような反応をするか調べます。

プラスチックのケースから基板を取り出して受光モジュールの各極にワニグチクリップをつなぎます。
受光モジュールにワニグチクリップをつないで
ショートしないように・・・これでよしっと。

+5Vはショートの危険があるので基板裏のつなぎやすいところを探して接続。

極性はメーカーによって違うことがあります。

安定化電源から5Vで供給します。(仕様書から電圧は確認しました)
受光モジュール、テスト用に接続
リモコンと受光部は別のメーカーですがその辺はどうでもいいです。

オシロスコープ(以下オシロ)というものがありますが、これは波形を見るものです。
まあ、ナンチャッテオシロとでもいいましょうか、これは安物です。

エアコンの場合、本体に基板などを付けたままコンセントから電源供給してオシロをつなぐのは危険行為です。
エアコンに対地電圧(大地と電線の間にかかる電圧)がかかるので、弱電回路といえども思わぬところを回り込んでショートする危険があります。

なのでエアコンからコンセントを抜いて(今回は基板を外した状態ですが)、商用電源から絶縁された直流安定化電源などから部品へ電気を供給すれば安心。

オシロの画面を撮影してもよく見えないのでオシロ本体で保存した画像を貼ります。

まず受光モジュールの電源を切った状態です。
信号未入力のオシロ画像
真ん中を水平に水色の線が見えますがこの高さが0Vで、なんの信号も入っていないことを表示しています。

では安定化電源のスイッチを入れて5Vを供給すると
受光モジュールに5V供給したときのオシロ画像
水色の線が上に上がりましたね。

受光モジュールの出力からは約4Vの直流が出ました。
ちょっと見えにくいのですが点線グリッドの縦ひとマスが2Vです。

これはまだなにも受信していないのでエアコンのコンセントを差しただけの待機状態と同じです。

ではリモコンを操作してみます。"ポチッ"
リモコン操作したときの受光モジュールから出るオシロ画像
デコボコとした波形が現れました。

リモコンから発せられた赤外線に反応した瞬間に4Vから0Vへ電圧が変化しています。

正常ですね。赤外線信号を電気信号に変換する、これが受光モジュールの役割です。

上の画像でオシロに表示されている時間幅はグリッド横ひとマスで0.2ms(0.2ミリセカンド=0.0002秒)です。

もう少し時間幅を長くして0.5msにすると
リモコンから出る信号幅の異なる波形
中央にある山(4V)の部分が長いですね。

山の長い部分と短い部分は信号の違いを表していて2進数で1とか0とかの羅列だったりします。

もっと時間幅を長くして2msにすると
オシロの時間幅を長くして
だいぶ全体が見えてきました。

リモコンを操作するとこの信号で運転切替(冷房、暖房、ドライ)、温度設定、風量、風向、タイマー、その他などを一挙に受信して本体の制御基板に電気信号として送ります。
使用したリモコンではその信号の長さ約250ms(約0.25秒)。

これらを見てお気づきかと思いますが、赤外線式リモコンの受光部(エアコン、照明、テレビ、その他)は関係のない信号でも反応して制御基板へ電気信号を送り続けています。もちろん関係のない信号はスルーしています。

今回リモコンの赤外線発光部を手で覆って操作することもしましたが、受光部に近いと手を透過してほぼ完全に受信していました。距離を置くとある程度受信しますが完全な波形ではないので機器からは無視されることでしょう。

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2019年5月 5日 (日)

エアコン入替えで穴開け直し

先日、こちらで書いた室内機の上下風向ルーバーの調子が悪く点検に伺ったお宅へ今度はエアコン本体の入れ替え工事に行きました。

このエアコンは撤去してしまいます。
ルーバー故障で撤去するエアコン
十数年使用したとのことで設計寿命は過ぎています。

撤去する前からわかっていたことですが、この室内機の寸法が特殊。一般的に室内機は幅が80cm位で高さは30cm位なのですが、これは幅90cm位、高さ25cm位です。

それを出窓の開口に干渉しないようにぎりぎりいっぱいに天井に近づけて設置されています。
当時量販店で購入されたようですが、これはやめて機種変更したほうがよかったのではないかなと思いますが・・・

天井に近すぎるため吸気効率の低下もありますが、なんといっても手が入らないので掃除できません。

でももっと厄介なのは今回のような入れ替え工事になったときです。

とりあえず撤去して新しい室内機の据付板を仮付けします。
新しい室内機の据付板を仮付け
配管用の穴の位置がまったく合いません。

壁掛け型エアコンの場合、穴の位置(パイプの出る位置)は室内機の一番下と決まっています。
それは結露水を排出するドレン管が一緒に出るため。

天井から十分なスペースを確保して穴を開け直すことになりました。
外壁には既設の配管化粧カバーもあって劣化でこれも交換するのですが、同じラインに通さないと外した跡が残ってしまうため、お客さんのご希望で既設の穴の真下に穴を開けます。

でもいままであった穴は不要になるので塞ぎます。
電線の端材を入れて穴埋めの受けにする
電線の端材を入れてねじで固定。

壁の中は空洞で埋めるにも支えがないとだめなので電線の端材を使用しました。

これで壁と面一でパテ埋めできます。
壁と面一でパテ埋め

アルミテープで補強します。
塞いだ穴をアルミテープで補強
この部分は室内機の裏になってしまうので見えなくなります。

外壁の穴はエアコン用部材の穴ふさぎで蓋をしてシリコンコーキングで処理しました。

据付板の取り付け状況、穴あけ、室内機の設置などの工程は画像を撮り忘れてます。いつもこれです😅

ハイ完了。
室内機設置完了

特殊な寸法の室内機を取り付けてしまうと今回のように入れ替え工事の際に穴の位置が合わなくなるケースは多々あります。

また、設置場所に余裕があるにも関わらず後先考えずに天井いっぱいに寄せて取り付けてしまう工事屋さんも問題ですね。
今のエアコンは上面から吸気するものが基本。能力低下を引き起こします。
手が入らないので掃除できずホコリが詰まったり、故障の際に修理費用がかさんだりといいことはありません。

"このように付けたらこうなる"、"将来このような問題がある"、"こうしたほうが安全"などを提示し相談することで一番いい方法を選択できるようにするのも施工者としての役割だと思います。

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2019年5月 3日 (金)

直流安定化電源を組み立て

直流安定化電源って知ってますか?

家庭のコンセントに来ている100ボルトの交流を数ボルトから数十ボルトの直流に変換して使用するための電源器です。

エアコンの点検修理とかであると便利なもので、先日リモコンの受光部交換を行いましたが、こういった部品など電子部品の動作を調べるために電源がほしいと思い立ち導入することにしました。

できるだけ小さいものを探してみるとこれがありました。
サンハヤト製、実験用直流電源DK-911
サンハヤト製、実験用直流電源DK-911。組み立て品ではなくキット。

DK-910という組み立て済みのものもありましたが、どうせ買うならキットの方が楽しめるので。

これはドロッパ方式というものでいまはスイッチング方式のほうが全盛ですね。でもスイッチング電源はノイズまみれなので昔ながらのドロッパ方式を選びました。

電子工作なんて高校以来。どうなることやら。😅

箱を開けてみると
DK-911の箱を開けたところ
あれ、だいぶ形になっていてもしかして簡単組み立てみたいな感じ?

そんなわけありません。
中に入っている部品
きれいにまとまって入っていただけでほとんどバラバラです。

ではまずパーツチェックから
19050240
高校の授業で安定化電源を作ったときもこんなことしてたなあと思い出しましたよ。

でも部品の字が細かくて見えない・・・抵抗のカラーコードが・・・老眼じゃ、虫メガネ。

あれー、ねじが足らない。
パーツリストとねじの数が合わない
しかも何種類も・・・

別の袋を見てもねじはないし・・・。まさかの欠品?

そして本体をよくみるとトランスやら背板などねじで仮固定されているパーツが・・・おいおいこれか?結局全部ありました。( ´Д`)=3 フゥ

基板に部品を付けていきます。
基板に部品を取り付け
詳しい方はこれ見て「あの部分だな」と役割がおわかりのことでしょう。

もちろん半田付けです。
基板に半田付け
抵抗やらを基板にささるように足を曲げるのが面倒。

電圧調整用のロータリースイッチも付けます。
電圧調整用ロータリースイッチ半田付け
なんだかデコレーションケーキを彷彿させる・・・

ロータリースイッチは半田付けの数が多いので大変そうに見えますが実はこれが一番ラクでした。

各リード線を間違えないようにすべて半田でつないだら基板やトランスなどを定位置に固定します。
基板、トランスなどすべて固定
リード線も安全を考慮した位置で束ねます。

結束バンドが3本しかついておらず手持ちのバンドで要所要所固定しました。

熱の影響や線の損傷を考慮し固定
熱を発する部品から離したり、接触で線が損傷しないようにルートやバンドの位置を選んでとめます。

このあとケースをかぶせてねじを8本とめるのでその場所も避けて配線しました。

ケースを付けたらテスターで各種測定。
使用前にテスターで各種測定
漏電なし。トランスの一次側と二次側回路相互の絶縁OK。出力側の各抵抗値は規定値のほぼ中央。電源を入れて出力電圧もすべてOK。

とりあえず、ホッ

前面のパネル
DK-911、前面のパネル
シンプルでいいです。

安定化電源というと電圧計がついていてそれを見ながらボリュームを回して調整するものが多いのですが、これはセレクタダイヤルを回して出力電圧を選ぶようになっています。
多用する電圧設定になっているので便利ですよ。電圧計の針と"にらめっこ"する必要がありません。

背面は
DK-911、背面
放熱器と右下にヒューズ。

安全装置はこのヒューズと基板上にバリスタが付いています。

出力できる容量は小さいのですが小型軽量。
小型軽量の直流安定化電源
じゃまにならずいい感じ。😊

自分で組み立てると愛着が湧きますね。壊れても修理して使い続けると思います。

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