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2019年1月

2019年1月31日 (木)

エアコン工事と登録電気工事業(裏事情)

登録電気業者登録証

たまに取り上げていますがエアコン工事などを請負うにあたり必要な電気工事業の登録の実態。
今回はちょっと深くいきます。

あるお客さんが家電量販店でエアコン工事を行う際の所有する資格を尋ねたそうです。その答えはなんと「国家資格のエアコン工事士」を持っているとのこと。
おそらく電気工事士と言いたかったのでしょうね。

そこでお客さんは「電気工事業の登録でしょう」と返したそうです。かなりお詳しいですね。

ルームエアコンの取り付け工事は条件がよければ電気工事士の資格がなくてもなんとかなる場合もあります。
でも実際はコンセントを交換したり電源線を引いたり、ちょっと応用を利かした工事をしようとするとどうしても資格がなければできない作業に出くわします。

そのため近頃は行政の指導もあり第二種電気工事士を取得するエアコン工事人が増えたのは事実です。
有資格者が工事!と謳っている販売店は大概この第二種電気工事士のことです。

それまでは野放し状態だったので無資格工事人が非常に多くいました。(なお現在でもいます。)

あるエアコン工事サイトを見ていたら業者が「第二種電気工事士を取得しました!」ってオイオイ。

では電気工事業の登録とはなんでしょう。

じつは第二種電気工事士の資格を取得してもそれだけでエアコン工事を請負うことはできません。

このことは多くのエアコン請負い工事業者が知らない事実です。知ったところで今さらどうにもならないでしょう。

これは“電気工事業の業務の適正化に関する法律”に明記されており、経済産業省から出された書面にも「業として設置工事をするときには電気工事業の登録が必要」と書かれています。

例えば家電量販店で販売されたエアコンを設置する場合、
販売店で売ったエアコンを取り付ける場合
このようになります。

販売店自身が施工するのであれば登録は必要ありません。
ここで注意しなければならないのはあくまでも“販売店自身が施工する場合”であることです。

神奈川県工業保安課のサイトには、「(注意)家電販売店が販売したエアコン等の家電製品に関する電気工事について軽微な工事を除き、家電販売店自身が行う場合には、電気工事士免状を有した電気工事士が行わなければなりません。また他業者に請け負わせる場合には、電気工事業者登録をし、且つ電気工事士免状を有した電気工事士が行わなければなりません。」となっています。

家電量販店で売られたエアコンはそのお店の社員が取り付け工事に行くわけでなく、ほぼ外注です。

引っ越しなどでその引越し業者、その他業者にエアコン工事を依頼する場合は
引っ越しやその他でエアコン工事する場合
このようになります。

いずれの場合も外注された工事を請負う場合は登録が必要となります。

早い話が第二種電気工事士の資格だけでは自宅の工事しかできません。

ならば電気工事業の登録をすればよいわけですが・・・
電気工事業の登録するには
主任電気工事士を選任して置かなければならないのです。

エアコン工事人はほとんど個人の業者です。そこで主任電気工事士は自身がなるしかありません。
名前を借りて・・・昔はこんな話を聞きましたが、そんな姑息な手段は許されません。審査でバレるのではないでしょうか。

主任電気工事士になるには
主任電気工事士になるには
このような条件があります。

では業者が第二種電気工事士の資格を取得して数年の実務経験を積めば主任電気工事士になれるのか・・・答えはバツ、Noです。

業者が第二種電気工事士の資格を取得して工事を請負った時点で法律違反となります。実務経験どころかお縄になります。

しかし昔の漫才に「赤信号みんなで渡ればこわくない!」というフレーズがあったように無登録業者が堂々と大手を振って違法行為をしているのが現実。

じゃ第一種電気工事士を取得すれば・・・残念。第一種電気工事士の試験は第二種より難しく、万一試験に合格したとしても免状の交付を受けるには第二種電気工事士取得後の正当な実務経験が5年以上必要なのでこれまた無理です。

先ほど「(登録が必要なことを)知ったところで今さらどうにもならない」と言ったのはこのためで順序がアベコベ。

電気は本来安全なものではありません。それを誰でも安全に使用できるように施工する難しさがこの厳しい規則になっています。

なぜここまで正規の登録を受けない業者が増えてしまったのかというと
無登録業者誕生の流れ
このような連鎖が続き、ねずみ算式とまではゆかずとも、とても多くの無登録業者を生み出しました。

今なお某量販店やその他で無登録業者へエアコン工事を請負わすことが行われています。
売り上げを伸ばすためには致し方ないのでしょう。でもそれがまた無登録業者を生み出します。

お得意のコンプライアンスはいずこへ・・・。

本来は
本来の登録電気工事業者誕生の流れ
このように主任電気工事士が置かれ電気工事業登録を受けた事業所に雇用されて実務経験を積んでから独立しなければなりません。

このエアコン業界の裏事情(業者としての生い立ち)を知ればなぜ手抜き工事が多いのか見えてくると思います。

会社に雇用されることもなくアルバイトで少し仕事を覚えたら簡単に独立してしまう安易な風潮をどこかで断ち切らないと事故も手抜きもなくならないのでは。

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2019年1月30日 (水)

チェーンブロックで室外機撤去

横浜市青葉区でエアコンの撤去を行いました。

取り外すのはこちら
取り外すエアコン
冷房専用なのでクーラーですね。

業界では“冷専”といいます。

30年程使用されたとのこと。三菱電機のCOSMODEMI(コスモデミ)シリーズ。
懐かしいです。当時はこの室内機の小ささに驚きました。

昔のエアコンは故障するところが少なくインバーターも付いていないので長持ちしました。

そしてこちらがリモコン?
エアコンのワイヤードリモコン
ワイヤードリモコンです。

いまの若い人にはこれをリモコンというのは違和感があるのではないでしょうか。

昔はこれでも画期的な装備でした。もっと昔は室内機からヒモが2本くらいぶら下がっていて引っ張ることで入り切りや強弱するいわゆる“ヒモコン”というのがありましたからねぇ。

現在ではワイヤードリモコンをヒモコンと表現する場合があります。

冷房試運転モードにしてポンプダウンのため室外機へ・・・
室外機は屋根の上
屋根の上に室外機が載っています。

別の工事の関係で足場が掛けられていて、お客さんの計らいで足場のあるうちに作業させていただきました。

ずいぶんと久しぶりに足場に登りますが
屋根の上の室外機
室外機はまるで屋根に直接置いたような感じになっています。

でもよく見ると下には木材が敷かれています。

元々は木材で水平になっていたのかもしれません。室外機は滑り止めに針金で止めてありました。

室外機をずらして
バルブ操作のために室外機をずらして
バルブ操作をしやすくするためにずらしました。

下の木材がボロボロです。

風雨にさらされるところに防腐剤も塗らずに木材を使用すればこうなるのは当然ですけどね。

普通は室外機用の屋根置き金具を使います。

ポンプダウン作業も終わり、配管類の縁切りがおわったら
小型チェーンブロック
小型のチェーンブロックを用意。名称ホイストマン

ホイストマンは久しぶりの登場です。買ってから20年位たちますが使用頻度が少ないため絶好調です。

本来の仕様は吊り上げチェーンが3.5mほどだったと記憶していますが注文して7mに伸ばしてもらいました。

150kgまで対応できるのでルームエアコンの室外機くらいでは軽々持ち上がります。

丁度いいところに足場パイプがあったので
足場パイプに付けたチェーンブロック
シャックルを使ってチェーンブロックをセットしました。

室外機を吊って降ろします。
チェーンブロックで室外機を降ろしているところ
周囲に接触しないか注意しながら下げます。

吊り下げフックが小さいのでスリングベルトとの間にもシャックルをいれてます。

無事着陸
室外機が無事着地
ナイスランディング

当方は力や勢いで作業することを好まないのでこのようなことをしてます。とは言ってもある程度は力が必要ですが・・・

古代人は今のようなクレーンなどの装置がなくても十トン以上もあるような石を頭を使って運んでいたんですから現代人が力と勢いだけではだめですよね。

古代の人のほうがそういった知恵は優れていたのかもしれません。

室内機やパイプを撤去して作業は完了。

一番大変だったのはボロボロに腐った木材の回収でした。

余談ですがパイプの通っていた壁の穴は
壁の貫通部にスリーブが入っていない
スリーブが入っていませんでした。

外壁が金属サイディングなので穴の切り口で電線が切れたりして漏電の可能性があります。

スリーブは空気の流通抑止やネズミによるかじり、虫の侵入を防止するほかに電気的絶縁の目的もあります。

ただの筒ではありません。しっかりと機能を持っています。

工事は一つ一つのことを頭を働かせ理解してすることが大切だと思います。

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2019年1月24日 (木)

たまにはこんなことも・・・セラムヒート

今回は自宅の電気ストーブの修理。

なお本業はヒートポンプエアコンなので仕事としてはやってません。

これはダイキンのセラムヒート
ダイキンのセラムヒート
遠赤外線で小さな部屋であれば暖かくなります。

画像の通り、3本あるヒーターのうち中央がつかなくなりました。

前回の冬あたりからのような気がしますが、もう十年くらい使っているので寿命ですね。セラムヒートの初期型かもしれません。

ダイキンさんのサイトで電気回路図を見ると中央のヒーターは電源オンで常時通電します。
取扱説明書にも中央は常時赤くなるとなっています。

回路からしてヒーターの断線と推定。

メーカーに問い合わせたら在庫有りで、部品代もそれほど高くないのでそれ以上調べずに発注。

部品が入荷しさっそくバラしていきます。
セラムヒートの分解開始。

ヒーターはさらに鉄板の下
ヒーターはさらに鉄板の下
遮熱のためチューブなどが付けてあります。

鉄板を外して
ヒーターの上部
ヒーターの上部が見えました。

内部はいくつかのパーツがネジを使わず鉄板をどうしを折り曲げて接続しています。
何度も同じ作業をすると金属疲労で折れてしまうでしょう。

上部のヒーターのロックを外し
ヒーターのロックを外して

本体下部のコネクタも抜きます。
本体下部のコネクタ
こちら側にはヒーターのロックなどはありませんでした。

これでヒーターが抜けてきます。
ヒーターを引き抜いて

じつは2、3年前に画像にあるタイマースイッチも壊れて交換しています。この部品は配線がはんだ付けで接続されているので交換はちょっと面倒でした。

取り外したヒーター
内部で断線したヒーター
テスターで測定したらやはり内部で断線しています。

スイッチオンで常時発熱するので寿命が短いんですね。

両サイドの2本は温度調節器に接続されていてオン、オフを繰り返し通電時間が短いので長持ちなのだと思います。

新しいヒーター
補修部品の純正ヒーター
もちろんダイキンさんの純正です。

ヒーターを差し込み
新しいヒーターを差し込み
穴にコネクタを差し込むのにちょっと手こずりましたがなんとか取り付け。

遮熱のチューブを戻して
遮熱チューブを元通りに戻して
インシュロックは耐候タイプしか手元になかったので黒色です。

下部のコネクタも元通り
本体下部のコネクタ類も元通りに

掃除機でホコリを取りながら組み立てました。

一応、漏電がないかチェックしてスイッチオン。
センターヒーターが赤くなりました。
中央のヒーターが赤く通電。

これでまたしばらく使えます。

でもこれ・・・もし修理をどこかへ依頼するなら使用年数的に買い替えたほうがいい金額になると思います。

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2019年1月22日 (火)

エアコンが効かないときは・・・

エアコン室内機

「なんか最近エアコンの効きが悪いんだけど・・・」という方いませんか?

その原因で一番多いのがフィルターの詰まり。

室内機の吸い込みグリルの内側には内部までホコリなどが入らないようにフィルターが付けられています。

そのフィルターは徐々にホコリで詰まっていくためなかなか気付かず、エアコンの効きが弱いと思ったときにはかなりひどい状態になっていることがあります。

“うちのはエアコンが自動で掃除してくれるから大丈夫”と思ったら残念ながらそれは間違いです。

自動フィルター掃除も完全ではなく、キッチンの近くでは油煙を含んだ空気を吸うためフィルターがベトついてしまいホコリが取れなくなっていたり、不具合で掃除できなくなっているのも散見します。

自動掃除機能が付いていても月に一度くらいはフィルターの状態を網の目までしっかり確認して汚れていたら自身で掃除しましょう。

効きが悪くなったと点検依頼を受け、たまにあるのが前日に「あしたエアコン点検来るからエアコンきれいにしておこう!」とグリルを開けたらフィルターがホコリでびっしり。掃除したら直ってしまい、あわてて点検キャンセルの連絡が入るといったこともあります。

フィルターを掃除しても直らない場合は点検しますので気軽にご依頼ください。

なおフィルターが詰まってくると吹き出す風の音でもわかるようになります。
普段は“サー”というような音と共に風が出ているものが、汚れてくると“サワサワッ、サワサワッ”と安定しない音と風になります。

もしフィルター掃除しても風が弱いときはファンに汚れが積もっている可能性があり、業者による洗浄などが必要になるかもしれません。

エアコンはメンテナンスフリーではありません。
取扱説明書を見てご自身で定期的な掃除が必要です。

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2019年1月20日 (日)

バルコニーのドレン排水を塩ビ管で

前回、室外機風向調整板の取り付けをアップしましたが、続けてバルコニーに排出されるドレン排水を塩ビ管で施工した様子です。

こちらのマンションのバルコニーにはエアコン排水用のレールなどがなく、そのまま放流すると意図しないほうへ川ができます。

だからといってドレンホースを排水溝まで伸ばすと長期経過後に詰まったり、持ち上がったりして室内側へ水漏れします。

お客さんと相談し塩ビ管で施工することになりました。

形を作成中の塩ビ管。
塩ビ管で形を作成中
シートの上で作ります。

塩ビ管は接着剤で接続するため、それを余計なところにたらさないようにシート上で行いました。

直管のカットには塩ビカッターを使用します。

塩ビ管を接続するうえで一番注意しなければならないことは“絶対に試し差しをしない”ことです。

試し差しは寸法や角度を見るために接着剤を付ける前にエルボ(曲がり)やチーズ(T形)などを事前に差して確認する行為ですが、これをする人はいつか必ず接着し忘れて水漏れを起こします。

当方は過去に業務用空調機の施工を主にしていた頃がありますが、複数人で施工を行うためその中には失敗を恐れて試し差しをする者が必ずいるんです。
業務用空調機のドレン排水の量はルームエアコンの比ではありません。しかも天井内等で複数台の室内機から合流するため太いメイン管を接着し忘れると、建物が仕上がってしばらくしてスポン!と抜け大量の水が天井から降り注ぎます。

接着忘れを防止するために色付きの接着剤もありますが固まるまでに時間がかかったり(接続後数分してから見るとゆっくり抜けてきているのがわかります)、見えるところでは使えません。

これらのことは上下水道を施工している設備屋さんのほうが知っています。建築現場では「試し差しすんなよ!」と設備の代理人が施工者に言っているのを何度か聞いたことがあります。
その道のプロの知恵を脇でさりげなく聞いて自分のモノにすることも大切ですね。

寸法を測り塩ビを切断したら迷うことなく接着剤を塗って一発で差し込む。もちろん角度も間違えないように。これしかありません。

長くなりましたが本題へ

一台目はこのようになりました。
塩ビ管によるドレン一台目
塩ビ管が2本見えますが手前側がエアコン用です。

室内機から来た排水は
室内機から塩ビ管へのドレン接続
今回お客さんのご要望で逆止弁も取り付けたためメンテナンス性を考慮して接続しました。

逆止弁はポコポコ音を防止する目的で取り付けるものですが、シーズン前の掃除(ユーザーご自身で)が必要なのでこのようにしました。

室外機裏側
室外機裏側のドレン塩ビ管
塩ビ管は室外機の台にサドル固定。

暖房時は室外機からドレン排水が出るので途中チーズで合流。

一台目が終わって向かい側の二段置き室外機側も施工します。

あらら・・・
塩ビ管と床の角度が合わず浮いている
二段置台に塩ビ管を固定するようにしましたが床と勾配が合わないので先端が浮いてます。

車からトーチを持ってきて
塩ビ管をバーナーであぶって曲げ
バーナーであぶって曲げました。

これでよし。

端末に45度エルボをつけて完了。
塩ビ管の端末に45度エルボを付けて完了

最後に各室内機、室外機に試験注水して排水状態と漏れの有無を確認して完了しました。

マンションのバルコニーなどの床は躯体コンクリートに左官で仕上げているだけなので変に傾いていたり、くぼみがあったりとレベルや勾配がきれいではありません。
そのためときには今回のような塩ビ管によるドレン施工が必要になるケースがあります。

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2019年1月18日 (金)

マンションで室外機風向調整板

室外機から出る風で困ったことはありませんか。

暖房をつけると室外機からは外気温より低い冷風が、逆に冷房時は外気温より高い熱風が出ます。

こちらのマンションではバルコニー両サイドに
バルコン―に設置した二段の室外機
この二段置きした室外機と

反対側には
200Vのリビング用室外機
200V仕様のリビング用の室外機がお互いに向き合って設置。

マンションの設計上このような配置になるのですが、3台同時に運転するとバルコニーは風が吹き荒れて洗濯物を干すにも不快な状況です。

そこで今回はお客さんのご希望で風向調整板(風向偏向板)の取り付け。
風向調整板の開梱
メーカー純正品を当店で納入しました。

200V用は室外機が大きいのですがメーカーに確認したところ3台とも同じものとのこと。

さっそく二段置きの小さい室外機から取り付け開始。
風向調整板を取り付け開始

この室外機へは割と簡単に取り付けられます。でも室外機にはネジ穴が開いていないので打つ場所を間違いないように取り付けます。

説明書には「ドリルでの下穴禁止」と書かれています。ドリルで下穴を開けると内部の部品に刺さってしまうため。

二台目取り付け
二段置き室外機への風向調整板取付完了

なんとなく通りで見かけるような業務用室外機の様相になりました。あれも通行人に直接風を当てないようにする配慮で設置されています。

そしてもう一台の200V用室外機は設置方法が異なるため
風向調整板の据付説明書
据付説明書を見て機種ごとの設置方法をみます。

こちらはグリルを外して
室外機の吹き出しグリルを外したところ

付属のシール材を貼り付けます。
風向調整板に付属のシール材を貼り付け
このシール材で右に風が抜けるのを防止するそうです。

またグリルを戻して
室外機のグリルを元通り取り付けて

風向調整板を取り付けます。
200V室外機の風向調整板を取り付け
これで完了。

こちらは室外機にネジ穴がありました。

室外機が大きい分なんだか風向調整板がちょっとアンバランスでしょうか?

右側に少し隙間があるため先ほどのシール材が必要だったんですね。

室外機ごとに調整板を製作していたら高額な部品になってしまうので、それを抑えるため流用できるように設計したのでしょう。

3台同時に室外機を運転しても直接あたる風がだいぶ緩和されました。これなら洗濯物が風でぶらぶらすることもほぼないと思われます。

お客さんと相談して風向きは上に向けていますが、今回取り付けた風向調整板は上向きのほか右および左のいずれか一方向に設置可能となっています。

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2019年1月14日 (月)

特殊な壁構造

エアコン工事をしていてたまに遭遇するのがハウスメーカー独自の構造。

それが売りなのですが設備関連業者にとっては悩ましいところ。

エアコンの配管を通すための穴を開けました。
エアコン配管用の穴を開けたところ

まるで構造の柱に穴を開けたようにも見えますね。

そんなことしたら建物の強度が弱くなって地震で倒壊してしまうかもしれません。

でもご安心を
壁の構造
柱のように見えるのは発砲断熱材です。

手前から石膏ボード、エアコン据付用補強合板、空間、構造用合板でサンドされた発砲断熱材、空間、外壁ALCとなっています。

多くの建物では柱などの部分を除き、壁の屋内側と屋外側に石膏ボードや合板などがあるだけで中間は空洞でグラスウールなどの断熱材です。

今回のように壁の内部に構造部を兼ねた材料が入っていると穴あけはちょっと大変。

開けてはいけないところがあるので、こればかりはハウスメーカーに聞くしかありません。

事前にお客さんからメーカーへ問い合わせていただき、「この部分は避けるように」との指示をいただきました。

それでも少しずつ内部を探りながら開けて貫通。構造用合板の間にも発砲断熱材に紛れてスタッドがあるので当たらないか確認しながら行いました。

普通の造りより壁も厚いので穴あけ用のコアが外壁まで届かないかと思いましたがぎりぎりでいけました。
まあ届かない場合は外から開ければいいんですが。

この工事で一番緊張するところを脱して一安心。

開けた穴にはスリーブを挿入して
開けた配管用穴にスリーブを挿入
外気や虫の侵入を抑制します。

今回のような場面では室内機の据え付け場所を決めたら先に配管用の穴あけを行います。
内部構造の関係で多少穴の位置がずれても室内機をその分調整できるようにするため。

しかし何年やっても不安や緊張がありますね。長くやればやるほど見えてきてしまう不安材料が出てくるものです。

こちらのお客さんはご自宅の構造を把握されており、事前に特殊構造であることを聞いていたので助かりました。

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2019年1月11日 (金)

11年前の自動掃除機能付きエアコン撤去

横浜市で11年前に当店で取り付けたエアコンの入れ替え工事に伺いました。

入れ替えの理由はエアコンが点滅して暖房が効かないとのことです。

撤去するのはこちら
撤去する壊れたエアコン
自動フィルター掃除機能付きです。

設置後10年を超えていることもあり、寿命と判断し修理するよりも買い替えを選択されたとのこと。

室内機を取り外して外へ運びだし見てみると
撤去後の室内機
フィルターが曲がってます。

右側の一枚が変形
フィルターが一枚変形
ずれています。

角度を変えて
フィルター変形で掃除ノズルが引っ掛かっている
フィルター掃除用のノズルが引っ掛かっています。

ランプが点滅していたのはこれが原因だったかもしれません。

自動掃除機能付きエアコン“あるある”ですね。

構造が複雑なためフィルターが変形して引っ掛かったり絡まったり。長持ちはしません。

エアコンの効きが弱くなったのもフィルターがホコリで詰まってしまったから。

機械任せで手間をかけずにフィルターをきれいにするのはやはり無理なんですよ。

背面は
室内機背面のホコリ
ホコリが詰まっています。

フィルターが目詰まりすると室内機のあらゆる隙間部分から吸気するようになってしまうため裏側までホコリが詰まってます。

ちなみにこのエアコンはホコリを自動で外へ排出する(それってどうなの?)タイプで、排出ホースの中は
ホコリ排出ホースの中
詰まりかかってます。

このまま使い続けるとホースの中が完全に詰まって、次に排出用のファン、掃除用ノズルまで全部塞がってしまい最後は高額修理が待っています。

私は各メーカーいまだに自動フィルター掃除機能を売りにしていることがどうも解せません。

ユーザーはフィルターが詰まっていることに気付かず使用していたり、エアコンの寿命を縮める原因にもなっています。

新しく取り付けたエアコンはフィルター自動掃除機能がなく、省エネ性能の高いものを選定され設置工事も無事完了しました。

シンプルで省エネなエアコンが一番いいと思います。

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2019年1月10日 (木)

またか・・・作業車のクラッチ

当店の使用している作業車は
作業車のシフトレバー
いまどきマニュアルトランスミッション(MT車)を使ってます。

近頃じゃ変人扱いされることもしばしば・・・

よく言われるのが「渋滞なんか大変でしょ?」

私は免許取得以来ずっとマニュアル車を運転していたため逆にAT車がストレスになってしまいだめなんです。

AT車をしばらく運転していると左手左足がだるくなってきます。またアクセルで思い通りにスピードをコントロールすることが難しいため少しの減速でもブレーキへ足を移動するので右足が疲れてしまいます。

MTは思うほど渋滞や坂道発進も大変ではありません。

とくに駐車などで段差を乗り越える場面ではあわててアクセルからブレーキに踏みかえる必要もありません。クラッチがあるので微妙な速度コントロールが可能です。
車のクラッチベダル
クラッチがわからない方は検索で調べてみてください。

またよく耳にするアクセルとブレーキの踏み間違い事故もこのクラッチである程度防止できると思います。

慣れていれば速度が遅いときにブレーキを踏むと無意識に左足がクラッチを踏んでエンジンの動力伝達を切ります。もしそのとき間違えてアクセルを思いっきり踏んでもエンジンがブゥゥゥン!とうなるだけで加速しません。

とは言っても乗用車でマニュアル車なんていまどきスポーツタイプで一部設定があるだけでほかはみんなATですね。

でも貨物車は燃費がよく(従来のトルコンATと比べて)、ブレーキパッドの減りも少ないMTのほうが経費節減になります。

ところが・・・

そのクラッチが先日からどうも切れが悪いようで停車するとギアが1速に入らなくなります。

エンジンやトランスミッションが冷えているときはとくに症状がひどく、2速にも入らない場面があり国道246号線の信号待ち先頭からのスタートでかなり焦りました。
何度かクラッチとギアを動かしているうちに入りなんとか発進。

その後も試しに停止から1速に入れようとクラッチを踏んでシンクロ(ギアをすんなり入れるために同調する機構)にあてても15秒位しないと入りません。

暖まると普通に入るようになるがそれでもなんかひっかかる

だめだこりゃ。ディーラーへ行ってみよう!
スズキの車
スズキのエブリイDA64V/6型(最終型)

実はこの症状はじめてではありません。

以前にも同じことがありました。そのときは走行距離47000kmでクラッチの摩耗が原因と診断されて「へっ?」いままでずっとMT車に乗ってきましたがこの程度の走行距離でダメにしたことは一度もありません。

スズキ車ではDA62V約10万キロ、DA64V/1型(初期型)約8万キロと乗り継ぎクラッチの不具合はありませんでした。

そのときクラッチ交換して取り外したものを見せてもらいましたが、サービスの方が「きれいですね」とひとこと。
私が見てもそれほど摩耗しているようには感じませんでした。

その後すぐに同じ症状が出てフライホイールではないかとこちらも交換。

それから約28000キロ、積算走行距離約75000kmでまたもや同じ症状が再発。

担当者さんの話ではどうもDA64Vはクラッチ関連が弱いとのこと。1型では問題なかったような気がしますが。

MT車の出荷台数が少ないため、不具合があっても放置されているかもしれません。

今回はとりあえずクラッチワイヤーを調整してもらい様子を見ることになりました。
(多分また近いうちに再発するんじゃないかなー)

お客さんのところへ向かう作業車なのでスズキさんにはそれなりに耐久性のある部品を出してもらいたいですね。

4ナンバーの貨物車は走行性能よりも耐久性。

クラッチ交換は安くありませんので。

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2019年1月 8日 (火)

室外機背面側ねじ固定

当店では地面に室外機を置く際、
室外機を地面に置く際に使用するブロック
この軽量ブロックをよく使用します。

もちろん室外機専用のコンクリート台も扱っていますが高価なことと、細い形状で地面に沈みやすく室外機が傾いてしまうことがあり、とくにお客さんの希望がなければ使用しません。

その点ブロックは安価で接地面積が広く安定性も申し分ないので昔から室外機の台として使用されてきました。

通常はブロックの上に室外機を載せるだけで固定までは必要ありませんが、室外機の形状や設置場所、そのお宅の家族構成等を考慮してネジ固定する場合があります。

ねじで固定した様子
室外機をブロックにネジで固定した様子

ブロックを地面に置くときは左右のレベルを合わせると同時に前後の水平を出し、その後室外機を載せます。

ここで問題が・・・

室外機を載せる段階でパイプの処理などは終わっているので背面側の足へのねじ固定は室外機と壁の間にパイプがあってドリルが入らずできません。

ブロックをずらしてしまうとせっかく出したレベルまでずれて傾いてしまいます。

あるときホームセンターで工具の売り場を見ていたらいいものがありました。

ドリルドライバーに付けた延長用のシャフト
ドリルドライバーに付けた延長用のシャフト

ある程度長いのは前から売ってましたが、これほど長いのは見たことがなかったのですぐに購入。

目的はもちろん画像のように使用するためだけです。
たぶんうちではほかに使い道ないだろうな~

長さは600mm
ロングホルダースクリュードライバービッツ600mm
名称はロングホルダースクリュードライバービッツというんですね。

おお、メイドインジャパン
MADE IN JAPAN
うれしい日本製。

隣国製だとなんかがっかりしますからね。

ブロックにネジを打つときは下穴を開けます。
ロングホルダーに付けた下穴用のドリルビット
ロングホルダーにドリルビットを付けて開けます。

いきなりネジを打つと途中でネジの頭が切れてしまったり、ブロックが割れてしまうこともあります。

そしてネジを打つときは
強力マグネットを付けたプラスビット
強力なマグネットを付けたプラスビットを使用します。

プラスビットだけでも多少の磁力があってネジを保持できますが、ちょっとどこかにあたると落っこちてしまいます。

そこで強力なマグネットを付けると
プラスビットに強力なマグネットを付けるとネジが落ちない
ためしに長いネジを付けてみましたが周囲にあたってもビクともしません。

シャフト部分は二重で外側はサヤのようになっているので手で支えたままでも回転できます。

できるだけ工具を増やさないようにしていますが当店としては珍しく買って正解だった工具。アイデア商品はハズレが多いので・・・
なおこちらのメーカーの回し者ではありません。

これで室外機背面側のねじ固定も楽にできるようになりました。

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2019年1月 1日 (火)

謹賀新年

謹賀新年、大田区城南島の初日の出
(平成31年大田区城南島の初日の出)

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

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