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2018年12月

2018年12月15日 (土)

8年前の工事。

横浜市都筑区でのエアコン工事です。

こちらのお客さんは15年程前より何度もお世話になってます。毎度ありがとうございます。

ここは賃貸住宅で8年前に当店で4台設置したのですが、そのうち一台がランプが点滅して動かなくなったため新品への入れ替え工事です。

まずは設置されている状況を室内機から見てまわり、最後に外から室外機とパイプを・・・
あれ?室内機の付いてる壁と外に出ているパイプの壁が離れてる。

室内に戻り、別の部屋のクローゼットを開けると
別の部屋のクローゼットを通るパイプ
こうだったっけ?

8年も経つと以前どういう工事をしたかなんて覚えてないですね。

テーピングで仕上げてありますが、普通のエアコンのパイプとは異なりきれいに見えませんか?

テープをはがすと
パイプの周囲に樹脂の筒
樹脂の筒を巻いてあります。

実は室内側と屋外側の穴の高さが同一で排水勾配が取れない設計になっているんです。
賃貸住宅なので勝手に穴を開け直すことはできません。

そこで少しでも勾配を確保して水漏れリスクを減らそうと筒を巻く方法をとったのです。
記憶はなくともここまでやるのは私で間違いありません。

室内側は穴の上のほうに、屋外側は穴の下のほうにパイプを配置して1/100程度の勾配をとっています。

また、この方法により物の出し入れの際にパイプにぶつかっても曲がって勾配がくずれることはありません。

室内機を撤去して
故障した室内機を撤去

窓のある壁に室内機が付いているので、てっきり穴の後ろは外だと思ってました。

― 取り付け ―

クローゼット内で銅管類を接続します。
クローゼット内で配管類の接続

なお、ここは2階で外部は地上から梯子をかけて作業しています。
(室外機は1階地面に設置)

樹脂の筒は曲がりもなく再利用してテーピングします。

配管完了して室内側
クローゼット内の室内側配管まわりパテ埋め
パテ埋め

屋外側
クローゼット内、屋外側配管まわりパテ埋め
同じくパテ埋め

正面から見て
パイプの仕上がりを正面から
以前と同様、室内側から屋外側へ排水勾配をとっています。

クローゼットの枠と比べると
クローゼットの枠とパイプを見比べて
勾配はだいたい1/100です。

ドレンテストも問題ありませんでした。

新しい室内機
室内機

8年前に4台取り付けた中でたまたま一番大変なところが故障とはなんとも・・・。

修理も可能だったとは思いますがお客さんから連絡をいただいたとき、すでにエアコンを購入されていたので点検などせず工事をおこないました。

今回もご依頼いただきありがとうございました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年12月10日 (月)

配管カバーになんとか収まった

川崎市内にてエアコン工事。こちらは当店で以前工事を行ったお客さんからのご紹介で依頼をいただきました。(有り難うございます。)

工事内容が難しいようなので見積もりを兼ねて下見に伺いました。
付けられたままの室内配管化粧カバー
どういうわけか配管カバーが残されたままです。

こちらはコンクリートの分譲マンションです。

はじめは前の居住者が壁にネジ穴が開いているため外さずに残したものだと思いました。

カバーがグラグラだったので取ってみると・・・
カバーを外すとパイプが通っていた
パイプが通っています。

あれ、パイプも残したまま?っと思ったら
先行配管
なんと先行配管。

別の部屋のエアコン用配管が通っています。

あちゃー😵。これはかなり無理がありますね。うまく配管カバーに収まらないかもしれません。
本来であればもう一つ別に穴を設けて配管するのが普通だと思いますが、どうしてこういう設計になったのでしょう。

今回取り付けるエアコンは冷房能力6.3kWで5.6kW以下のパイプと異なり冷媒管はφ12.7mm(4分管)仕様と太いので余計に収まりが悪い。
お客さんには最悪の場合、テープ仕上げになることも念のため伝えておきました。

― 取り付け工事 ―

取り付け前
室内機取り付け前
壁が補修されてきれいになっていました。

まずはダメになっていた配管カバーの部品を一部交換。
配管カバーの部品を一部交換。
元から付いていたものは変形して保持力がなくなっていたので交換。

これから施工する新しいパイプが少しでも通りやすいように天井面の開口を広げて既存のパイプを端に寄せました。

カバーも切り込みを入れましたが、以前より強度が残せるように加工しています。

銅管の加工
冷媒管をベンダー曲げ加工

4分の銅管を手曲げでカバーに収めるのはほとんど不可能なためベンダーを使用しました。

室内機との接続部がもう少しずれていればカバーに収めるのは不可能だったでしょう。
こればかりは運。

銅管を溶接してしまえば接続位置をある程度自由に、しかも細くできるので収めやすくなりますが、新品のエアコンなので本体の改造となり故障の際にメーカー保証が受けられなくなる可能性が高くなります。

カバーをかけていきます。
配管カバーをかける
ここまできたら安心。

ドレン勾配もすべて確保して排水に問題ありません。

過去ここにあったエアコンの配管結露による水漏れの跡が壁に残っていたので、カバー内のパイプには防湿テープを巻きました。
もちろん穴にはパテ埋めを施します。

そして完成
室内機と配管カバーの施工完了

マンション建築時の設備設計がしっかりと未来を見据えていないと後になって面倒なことになります。

先行配管などはその最たるもので、単にパイプが見えなくてカッコイイなどの理由で敷設すると居住者が痛い目を見ます。
また、どうしても先行配管を敷設する必要のある状況では、それなりの知識と経験をもった者が施工しないと一度きりしか使えないような配管をされてしまうことがあります。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年12月 7日 (金)

アンカーボルトが長過ぎる・・・

世田谷区にて15年程前に当方で取り付けたエアコンが故障したので新品へ入れ替え工事です。

撤去する前の写真は撮り忘れました。
室内機撤去後
室内機を取り外した後の状況です。

15年も経つと当時のことはほとんど覚えておらず、はて、こんなに柱(左)ギリギリに付けたかな?と思ったら耐震補強で柱を太くしたそうです。

建物は鉄筋コンクリート構造です。

壁から室内機を固定していたアンカーボルトが2本出ていますが、おそらく15年前に当方で打ち込んだものだと思います。

マンションなど集合住宅の居住者であればアンカーを打ち込むのは許可が下りず難しいのですが、こちらはお客さんが建物のオーナーなので問題ありません。

2本のアンカーは公団仕様の45㎝幅で打ってあるので、どのメーカーでも合うようになっています。

でも、壁から出ている配管とボルトの位置関係は機種によりまちまちで、同じメーカーでも合わないのが普通です。

今回は三菱重工(ビーバー)から三菱電機(霧ヶ峰)への交換ですが、同じ三菱でもまったく別物。

しかも、このアンカーの位置では左の柱にぶつかって室内機が付きません。

アンカーを打ち直すという方法もありますが、できれば躯体への穴を増やしたくありません。

そこで室内機を取り付ける据付板(鉄の板)に壁のアンカーの位置に合わせて穴を開けました。
据付板の公団ボルト穴を移動
数センチ左に移動したところに開けました。

これで配管穴ともうまく合います。

でも・・・
18120640
据付板に開けた穴のところは室内機背面が浅くなっていてアンカーボルトがあたります。

本来の位置であれば本体背面が深く加工してあるためあたりません。

このまま取り付けると据付板が曲がって室内機が手前にせり出したり、背面が凹んで割れてしまう可能性があります。

このアンカー
ピン打ち込み式アンカー
ボルトが取れるタイプではないので打った後では長さ調整できません。

ピン打ち込み式アンカーは施工も楽で安価ですがこういうとき不便ですね。

アンカーの打込んである壁の上半分は躯体コンクリートの梁でモルタル仕上げの上に珪藻土が塗られています。
そのため壁は石膏ボードと異なり硬くてナットでガッチリ固定できます。

ならば・・・据付板と壁の間にワッシャーを入れて5mm程度浮かして付けることにしました。
ワッシャーで調整
これで背面にあたりません。

据付板下部にも
据付板の下部にもワッシャーを入れて調整
ネジを打つ部分にワッシャーを入れました。

こうしないと室内機が手前におじぎしてしまいます。

アンカー付属のナットでは厚みがあって合わなかったのですが、お客さんが薄いナットをお持ちでしたので使わせていただきました。
室内機は軽量なタイプなので十分です。

パイプ類をつないで室内機取付完了
室内機取付完了

アンカーを打ち直しせずになんとかなりました。

入れ替え工事はこういうことがよくあるので気が抜けません。

それとパイプ、電線類はもちろん新品に取り替えてます。

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2018年12月 3日 (月)

防火区画貫通部は・・・

マンションによくあるこの部分
メーターボックス、パイプシャフト
メーターボックスとかパイプシャフトなどと呼ばれるところ。

今回はご覧の通り、この部分にエアコンのパイプが横切ります。
(まだ施工途中でパイプや電線をテープ巻きしていません)

ユニークな設計ですね。

画像の左上の穴が部屋へとつながっているのですが、この壁は防火区画になっています。

火事の際に延焼防止のため火炎が出ないように塞ぐ必要があるんです。

ここをエアコンのパテや耐火パテで塞いでも、パイプ類が燃えてしまえば穴が開いて延焼は防げません。

いざ火事になればこういう穴からは火炎放射器のように火が吹き出します。

そこで必要になるのがこれ
熱膨張パテ
ただの黒いパテではありません。

このパテは熱で膨張するようになっていて断熱材やドレン管などが燃えてなくなってしまっても穴が塞がるようになっています。

実際は穴の周りに付いているスリーブと共に認定品である必要があります。

他のマンションなどでは防火区画貫通処理材を自費で用意して取り付けるように注意書きがあるだけですが、こちらではなんと穴の中に処理材が準備されていました。スリーブも認定品と思います。
なんと親切な・・・

これも買うと結構なお値段しますからね。

付属の説明書に従ってパテ埋めしました。
いまはこういう処理材も施工が簡単です。昔はめんどうなのが多かったですから。

でも爆発的に燃えたらパテがすっ飛んでしまうような気がしますがどうなんでしょうね。

マンションでは通路側の壁なども防火区画の場合があるので建物の説明書に従って貫通部処理材が必要になることがあります。

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