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2018年10月

2018年10月19日 (金)

三連梯子(はしご)導入。

数年の間、戸建てなどの3階対応を見送ってきましたが梯子を新たに買い替えて再開することになりました。

三連はしご
三連はしごです。

三連はしごは3本の梯子がスライドして伸縮するようになっています。

いままで使っていたものは二連はしごで最大6mまでしか伸びませんでした。そのため2階までしか届きません。

当店の車両は軽バンなので車両長約3.4m。道交法でその1.1倍にあたる3.7mまでしか積載できないため二連では最大長(梯子を伸ばした時の長さ)6mのものが限界だったのです。

それ以前は三連を使っていたのですが重量が24kgと重く取り回しがたいへんなため断念し二連に変えたという経緯があります。
それに三連だからといって必ずしも使用できるとは限りません。それなりのスペースが必要です。

でも今回のは20kgと、以前の三連より4kg程度軽いものを見つけたので取り替えることにしました。3階建もどんどん増えてますしね。

アルインコのはしご

アルインコの梯子は初めてです。長さと重さをネットで調べてこのメーカーに決定。

一度、各ホームセンターを探しましたが台風の影響で売り切れとなっていました。こんなこともあるんですねえ。

アルインコさんに電話で在庫と取り扱い店を確認して近くのホームセンターで発注しました。

二日位で入荷したのですが翌々日損傷を発見。despair曲がっていました。まだ一度も使っておらず、おそらく輸送中に大きな力が加わったものだと思います。

お店の担当者に確認してもらい交換となりました。happy01

仕様
三連梯子の仕様

収納長さが3.48mで軽バンでも積載OK。

最小長さ3.84mというのは使用時の一番短い長さで収納長さとはことなります。

最大長さが8.33m。3階に設置するエアコンの穴の高さは約8mなのでこれだけの長さがあればほぼ問題ありません。
梯子の指示通り75度の角度でかけた場合で地面からの垂直高さは約8.05mです。

最大使用質量が100kg。特に問題ないですね。この数字がもっと大きいものだと梯子自体の質量も大きくなります。

この8.3mタイプにはSGマークがないみたいですね。これより短いタイプには付いているようですが特に必要ありません。

梯子の注意書き

指定の75度ですが日本の住宅は密集して建っているためこの角度でかけるのはほとんど不可能です。2階まででもほぼ無理でしょう。これが現実です。

最大長さ8.33mまで伸ばして75度の角度で梯子を掛けたとすると計算上その壁面から後方へ約2.16mと梯子の厚み分約0.2mの計2.36mものスペースが必要です。このような好条件はほぼありません。

そのため登ったとき、低いところにいるときほど後方へ倒れそうになるので重心移動に気を付けなければなりません。

そして二連よりも三連のほうが一段分厚みがあるのでより急角度になります。

以上のように3階まで梯子が届けば作業できるということではなく、近所と隣接している場合はムリなことも多々あります。

3階まで地上から梯子を伸ばす工事は事前に下見を行うことがあります。以前もそうしていました。

あとは実際に現場で使用してみて使えるかどうかですね。

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2018年10月17日 (水)

長期間電源プラグを抜いていた場合は・・・

エアコンコンセントとプラグ

 皆さんはエアコンを長期間使用しない場合にコンセントから電源プラグを抜いていますか?

 ご存知と思いますがプラグを差したままだと待機電力を消費します。
 常時、内部のマイコンなどが働いてリモコンからの操作などを待っているのです。

 春や秋のエアコンを使用しない期間などはコンセントからプラグを抜いたほうが余計な電気を消費せずに済みます。
 ご家庭によっては夏しかエアコンを使用しないところもありますので、その場合はなおさらです。

 また待機中、基板上には熱を発しているところがあり、暖かいのでゴキブリが好んで住処にしたり卵を産み付けたりします。
 そのためエアコンを取り外すとフンや卵がぱらぱらと降ってくることがよくあります。

 これらの虫によって基板が壊れる場合も・・・

 やはり長期間使用しないときはコンセントからプラグを抜くべきですが、その場合再度使用するときに注意することがあります。

― そのままプラグを差して使用すると ―

 長期間プラグを抜いていたエアコンは、そのまま差し込んで使用するとコンセントとプラグが発熱しやすくなります。

 なぜ熱が発生するかといえば電気抵抗が大きくなっているためです。電気が流れるとそこに熱を発することは当然ですが特に抵抗の大きい部分は発熱量も多くなります。

 エアコンはコンプレッサーやファン、その他補器類で電気を消費し冷暖房する機械なので、それ以外で発熱量の多い部分は無駄な電力消費となります。

 とくにエアコンは長時間、比較的大きな電流が流れるので他の家電製品と比べて発熱量(電力消費)も増します。

 条件によってはエアコンに加わる電圧が不足して停止する場合があります。

 抵抗を増大させる原因はコンセントからプラグを抜いていたことにより、電気接続する金属部分に空気が触れて酸化被膜のようなものが付くためです。

― 長期間プラグを抜いて再使用するときは ―

 久しぶりにエアコンを使用する場合はプラグを差し込む前にエアコン専用コンセントのブレーカーを切って電気を止め、電源プラグをコンセントに数回抜き差しを繰り返します。
 ブレーカーが入ったまま行うとアーク(火花)が出て逆効果です。

 これである程度被膜が削り取られて接触がよくなります。

 コンセントやプラグに以前使用していたときの熱による変色、変形がないかよく見て問題なければ差し込んで、ブレーカーを入れて使用します。

 抜き差ししたときにゆるい(軽く抜き差しできる)と感じた時はコンセントがヘタっていますので交換したほうが安全です。

 冷暖房が効き始めたらプラグが異常に熱くないか確認しましょう。

 なお、年中差しっぱなしも安全ではありません。ときどき点検しましょう。

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2018年10月15日 (月)

室内機から水が垂れる症状、ところが・・・

今年8月頃より室内機から水が漏れるので点検をと依頼をいただきました。(東京都大田区、他店施工)

ところが修理には至らず、エアコンを買い替えていただくことになりました。その理由は・・・

室内機がこちら
水漏れを起こしている室内機
前面のグリルを開いてありますが、自動フィルター掃除機能の付いたエアコンです。

フィルターは外して掃除されているそうできれいですね。

水漏れは
水漏れ箇所
室内機の左下からです。

ドレンが詰まったりして漏れるような感じではなく、お客さんの話では数分に一滴落ちるとのこと。

これはやっかいな漏れ方。despair
ガスでも水でも漏れるときはどんどん出たほうがわかりやすい。

まずは裏にあるドレンプラグを鏡でみます。
ドレンプラグ
ここは左からドレンホースをつなぐための口で、使用しないためゴム栓がはめられています。

ここの漏れはなし。

周囲を見てもどこから水が出ているのかわかりません。

室内機のパネルを外してしばらく見ていると、ポタッと一滴落ちました。
水が漏れ流れている
吹き出し口の内側、ファンの付け根あたりから水がしみ出してきます。

拡大して
水漏れ箇所画像拡大
うっすら水が流れているところが確認できます。

周囲を見回すと熱交換器やその周辺にホコリがかなり詰まっています。
熱交換器のホコリ付着
自動フィルター掃除機能が付いていても内部は汚れます。

かなりの効率低下になっているので本来の省エネ性能、能力は出ません。

製造から9年経過していることもあり、そろそろ買い替えも視野に・・・などと話をしながら点検していたのですが、以前熱交換器のガス漏れで交換修理したことがあるとのこと。

なんとなく到着したときに冷風がいまいち弱い感じもしていたので熱交換器をよく見てみると
熱交換器に油っぽいものが付着
油っぽいところがあります。

周囲のホコリは乾いているのにここだけ湿ったようになっています。これはあやしい。

さっそくリークディテクタ(ガス漏れ検知器)でチェックしてみました。

リークディテクタでガス漏れチェック
ピピピピピ・・・・・ 高らかにガス漏れ反応。

誤反応もあり得るのでもう一度・・・ ピピピピピ・・・・・。
お客さんも立ち合いで見ていたので同じところで反応が出たことに気付かれていました。

この先だんだんとガスが減って冷暖房とも効かなくなっていきます。

この修理は費用が高額になるので水漏れ点検もここで中止、エアコン買い替えとなりました。

代替フロンになってからエアコンの寿命は短くなったと思います。

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2018年10月13日 (土)

意味不明な据付説明書

分電盤内の配線用遮断器
(分電盤の中に付けられている配線用遮断器)

エアコンを新品で購入すると必ず据付説明書が同梱されています。

 その中におかしなことが書いてあるのですが、今回はコンセントとブレーカーに関することに触れてみます。

 あるメーカーの説明書の内容に定格15Aのエアコンには15Aのエアコン専用コンセントとそれを保護する15Aの配線用遮断器(ブレーカーのことです)を設置するように指示があります。

 一見、もっともなことを書いてあるように思えますがちょっとおかしい・・・

 電気の配線や器具(総じて電気工作物)の設置方法は内線規程という書に従って行うことになっています。
 そこには15Aのコンセントは15Aもしくは20Aの配線用遮断器で保護する旨の記載があります。

 これが配線用遮断器ではなく昔のヒューズであれば15Aヒューズで保護しなければなりません。
 なぜヒューズでは15Aでなければならず配線用遮断器は20Aでもよいのか・・・
 配線用遮断器は感度がよく、ヒューズの15Aと配線用遮断器の20Aの動作特性が同じではありませんが近いためです。

 現在、どこのお宅でも15Aのブレーカーが付いてるところは稀でしょう。上の写真のようにほとんど20Aが設置されています。
 もちろんもっと大きな電気器具を使っているところでは配線も太くなって30Aのブレーカーが付いている場合もあります。

 説明書はどうして15Aブレーカー指定なのか気になったのでメーカーさんへ他の見解(規定)があるのか確認してみました。

― 以下のやりとりは要約しています。 ―

当方「貴社製造の定格15Aのエアコンには15Aのブレーカーでなければだめですか?」
メーカー「20Aでは過負荷保護になりません。」
当方「過負荷保護???、内線規程と異なりますね。おかしくないですか?」
メーカー「詳しい部署に確認して折り返します。」

数日後

メーカー「ブレーカーは15Aでも20AでもOKです。」

 20Aでも問題なしとのこと。
 説明書には一例を載せているからと言っていましたが、私にはそのように見えません。

 はじめ問い合わせたときに過負荷保護(エアコンの)という言葉が出ていましたが、工場などのモーター直結の単独回路では過負荷保護を兼ねてブレーカーを選定、設置しますが、家庭用エアコンでブレーカーにそこまで期待するのは無理があります。
 あくまでも短絡(ショート)や過電流から電気工作物(配線)を保護する目的と捉えるべきでしょう。

 例えば消費電力の小さな扇風機の過負荷保護がブレーカーでできるかと言えばNOです。また機器内で保護できなければ製品として販売することはできないと思います。

 エアコンの過負荷保護もその機器内の安全装置や回路で考えるのが普通ですし、現にそのようになっています。

 もしこれが15Aのブレーカー限定となった場合、ほとんどのお宅(新築でも)でブレーカー交換が必要になります。我々工事屋は儲かっていいですけどね。

 また見方をかえて、もし15Aコンセントは15Aブレーカーでなければならないとしたら、一般に流通、設置されている15A20A兼用コンセントの存在を否定することになってしまいます。(詳しい説明は省きます)

 どのメーカーも据付説明書の電気に関する記載は不明確なところがあり、室内外機の連絡線の選定にしても内線規程などに従う部分ですがメーカーごとに見解が異なります。

 エアコンの配線工事は本来、電気工事士が行うべき部分なので混乱をまねくような中途半端な説明書きは不要! と言いたいところですが電気の知識もなく工事を請け負ってしまう人がいるのも事実で難しいところなんでしょうかねえ。

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2018年10月12日 (金)

パイプ補修と思ったら大事に(2)

前回に引き続き修理を行っていきます。

パイプが2ヶ所折れている部分を切断撤去し、新しい銅管を用いて曲げ加工。
銅管をベンダー加工
手曲げでは大変なのでパイプベンダーを使用しました。

とくに雨樋をかわす部分は手曲げでは確実に折れます。

寸法や曲げ方向を間違えないように他のパイプとの並びを頭でイメージしながら行います。
失敗すると再加工できないため高価な材料が無駄になっちゃいます。

使用したベンダーは
使用したパイプベンダー
先日購入したばかりの新品です。

このベンダーはこちらで紹介しました。

加工したパイプを溶接接続します。
銅管を溶接接続
配管化粧カバーは下にずらしました。排水勾配が不十分で逆勾配のところがあったのでそれを直すため。

壁の塗装のはがれているところはシール材を塗布しました。もうすぐ建物の塗装をするそうなので見た目は問題ありません。

溶接作業はすぐに終わるのですが準備に時間がかかります。可燃性ガス(ブタンガス)、支燃性ガス(酸素)、窒素、各種ホース類、各種レギュレーター、拡管器(スウェージング)、水バケツ等。

そして溶接の温度が高いので管には冷めていく段階でススが付きます。
外側は問題ありませんが管の内側はできるだけきれいな状態に保つため窒素置換しました。
今回窒素を使ったのはこのためです。

ススは管内を窒素で満たせば防ぐことができます。(窒素ブローとも言います)

写真撮影は忘れてました。coldsweats01

たいへんだったのはこっち
銅管溶接
お隣との間隔が少なく外部から梯子でアクセスできません。

お隣に許可をとっていただき梯子をかけて右足だけのせて、ベランダの手すりに腰かけ身を乗り出す態勢で溶接しました。

ムリな姿勢で溶接し始めたら股関節が痛くなって途中で中断。bearing 一度下りて足を伸ばしてから再開し今度は完了。
運動不足です。coldsweats01

溶接時パイプの裏側は見えず勘で付けてるので
鏡で裏側の溶接を確認
ロウののり具合を鏡で確認。

バッチリです。good

溶接の時は火炎で周囲を焼いたり断熱材を溶かしたりしないように濡れ雑巾で養生して作業しています。

断熱材をかけてテーピング。
断熱材をかけてテーピングしたところ
ドレンホースも耐候性のものに取り替えました。

取り付けられている配管化粧カバーは紫外線に弱いようで劣化がかなり進んでいます。ジャバラのカバーを交換してもまたすぐ劣化するので今回はテープ仕上げにしました。

このほうが劣化してもテープなので補修が簡単です。

外したカバーをかけて
配管補修完了
補修完了です。

右側面も
補修完了、右側面
こうなりました。

カバーの端末はパテ埋めしました。

地上から見ると
地上から見上げたパイプ
こんな感じの仕上がりです。

真空引きなど諸々の作業が終わり試運転。

修理前の温度測定は吸い込み22℃→吹き出し13℃=9℃差。
修理後は吸い込み24℃→吹き出し12℃=12℃差。

同じ設定温度、風量で測定していますので能力が向上しました。

立ち上がりも速くなって潰れていた銅管からの“シュー”という冷媒通過音も消えました。

配管化粧カバーに隠された施工不良。
はじめは断熱材やドレンホースを補修すればOKと思っていたものがとんでもないことになってしまいました。

冷媒管の潰れはエアコンの能力を低下させるだけでなく、コンプレッサーが過熱運転になったりオイルの劣化を早めたりと本体の寿命を縮める恐れもあります。

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2018年10月10日 (水)

パイプ補修と思ったら大事に(1)

川崎市多摩区でパイプのカバーや断熱材がボロボロになって水が途中から垂れているので直してほしいとの依頼をいただきました。(他業者施工)

まずは点検して修理方法や費用を検討します。

状況は、
エアコンのパイプ類が劣化している

けっこう劣化が進んでますね。

エアコンが設置されたときはここに配管化粧カバーのジャバラ部材が被せてあったのですが日光の紫外線で崩れてほとんどありません。

銅管の断熱材も伸縮性がなくなりボソボソ。手で触ると粉になって飛んでいきます。

ドレンホースも耐候性のない部材が使用されていたので切れています。
ここは2階のベランダで階下に水が垂れるため切れたホースをビニールひもでしばってありました。

右側面も
パイプの劣化具合
同じように紫外線で劣化しています。

このような状態になっても電線だけはVVFケーブルのためほとんど劣化しません。

雨樋をかわすためにこの部分を自由に曲げることができるジャバラの配管化粧カバーが使用されていました。

その雨樋のところを見ると
銅管が座屈している
なんと銅管が座屈していますdown

簡単に言えば折れて潰れています。

これでは冷媒ガスの流量が減って圧力も落ちます。

このエアコンは冷房能力が7.1kWありますが、ヒートポンプサイクルのバランスが崩れ設置からいままで能力が出きらない状態が続いていたと推測できます。

それでも運転できていたのは現代のエアコンはインバーター制御や膨張弁による冷媒の流量制御などで許容範囲が広くなっていることもひとつの理由と思います。

この時点では施工した人がジャバラの配管化粧カバーをかぶせた後にパイプを曲げたことにより銅管が折れたことに気付かなかったのだろうと思っていました。

パイプをテープなどでまとめた後で曲げることは折れやすいので普通はしません。

特に今回のような7.1kWクラスになると銅管も太く少しでも無理に曲げようとすると折れてしまいます。

ルームエアコンの冷房能力6.3kW以上と5.6kW以下のガス管側銅管サイズ
銅管サイズの比較

銅管が太くなるほど曲げ半径を大きくしないと折れてしまいます。そのためφ12.7mmでの手曲げは注意が必要で場合によって工具を使ったベンダー曲げをすることがあります。
これより太いφ15.88mmからは手では曲げ半径が大きくなりすぎるのでベンダー曲げが基本です。

さすがに細い管(φ6.35mm)を手曲げで折ってしまうマヌケな工事人はそうそういません。

とにかくこのままでは冷暖房能力も落ちますし、エアコン本体にも負担がかかりよくありません。

見積もりを出してお客さんより修理の依頼をいただきました。

― 後日 ―

台風や雨が続いて延期などもありましたが修理開始です。

ドレンの勾配不足もあったので配管化粧カバーの設置位置を調整しようと開けたところ、
配管化粧カバーを開けたところ
ここも折れてるdown

見ればすぐに折れているとわかります。

これ工事した人だいじょうぶなんでしょうか?折れたことに気付いていて知らんぷりとか・・・

大手量販店で購入されたそうですが、それでも工事に来るのは結局個人の請負業者ですからね。bomb

断熱材を開けると
銅管が折れている
はいこのとおり。

まあこの部分も銅管を取り替えるつもりだったので問題ありませんが。

この部分を切り取ったものがこちら
粒r他銅管を切り取ったもの
付いていた時とは裏返しですねcoldsweats01

折れるとこのように潰れて管内の断面積が小さくなります。

続きは次回。

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2018年10月 7日 (日)

台風24号で室外機破損

横浜市中区にて台風typhoonのあとエアコンの室内機ランプが点滅して作動しないとの点検依頼をいただきました。

お客さんからは、屋上に室外機があるので風でどうかなっているかもしれないと事前に情報をいただいていました。

リモコンのエラーコードを見ると室外機ファン異常です。

屋上に上がります。
屋上へ上がる点検口
こちらの建物は通路の天井にある点検口を開けて梯子を登り、さらに鍵の付いた点検口を開けて屋上にあがります。coldsweats01

何台もある室外機の中でそれらしいものを探していると・・・

ありました。
ファングリルが破損している室外機
ファンのグリルが破損しています。

室外機は3室マルチ(室内機が3台付いている)タイプで普通のルームエアコンより大きいものです。

グリル部分はほぼ全周にわたり切れていて
室外機内部
手で引くとファンが直接見えます。eye

ファンの状態は
室外機ファンが割れている
かなり破損してますね。

別角度も
室外機ファン割れ
3翅とも割れています。

ファン全体が傾いているためモーター固定部分を見ると
固定部分が破断している
台風の風で破断したようです。

風圧に耐えられなかったのでしょう。

ここが破断することにより回転中にファンが傾きグリルを切断しながらプロペラが割れてしまったと思われます。

熱交換器の内側フィンもかなり潰れているところがありました。

このあとまた台風がくる可能性があるので、とれかかっているグリルや割れたプロペラが飛んで事故などにならないように撤去しました。
割れたグリルとファンを撤去
モーターは落ちないように電線でしばり固定しました。

これで台風がきてもひとまず安心
グリルとファン撤去後の室外機
もちろん使用できないので電源ブレーカーを切っていただきました。

割れたプロペラファン
割れたプロペラファン

こんどは補修用部品があるか確認します。

えーっと型式は、
型式がよく見えない
屋上で古くなった室外機でよくある型式不明。

これでも指でこすったりして見えるようになったほうです。(逆にこするとさらに消えてしまうこともあります)

なんとか読み取れたのでメーカーへ確認。こちらのメーカーさん社内の再編中のようであちらこちらにたらい回し。

やっと問い合わせできましたが在庫が3個程度しかなく今日にも無くなるかもしれないとのこと。しかも破断したモーターを支える金具は在庫がなく適当に作ってほしいということでした。

お客さんと相談して今後のことも考慮しエアコンを入れ替えていただくことになりました。

3室マルチで入れ替え費用もかさみますが、ここでお金をかけて修理しても近いうちに別のところが故障し部品がなく修理不能で無駄になることを考えると賢明なご判断と思います。

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2018年10月 2日 (火)

パイプベンダーを追加

エアコンの室内機と室外機を接続してガスを循環させている冷媒管。

それは銅で出来ています。

ルームエアコンに使用される銅管のサイズは直径6.35mm(2分)、9.52mm(3分)、12.7mm(4分)。

パイプ類をテープ巻きで仕上げる場合、これらのサイズであれば手で銅管を曲げて加工します。

しかし配管化粧カバー内の加工など半径の小さな曲げがあると条件によってパイプが折れてしまうこともあります。

そこで使用されるのがパイプベンダー。
ラチェット式パイプベンダーセット
これは以前から使用しているベンダーです。

サイズは6.35mmから22.22mm(7分)まで曲げられるようにシューとガイドがセットになっています。

このベンダーを購入した頃はこのようにコンパクトタイプでシューが金属製なのは珍しいものでした。
樹脂製のものは曲げた後シューに銅管がはまり込んでなかなか取れず不便です。

余談ですがエアコンの銅管サイズはインチ径で、例えば2分管であれば1インチ=25.4mmを8で割って2(この2を分呼びしている)を掛けた6.35mmです。(2/8インチ=1/4インチ)

3分管であれば3/8インチ。

普段、我々業者は直径ではなく2分(ニブ)、3分(サンブ)などと呼んでいます。
例えば直径31.75mm(1・1/4)では“インチ2分”といいます。

ハンドルに4分用(1/2インチ)のシューとガイドを付けたところ
ベンダーハンドルに4分用のシューとガイドを付けたところ
ハンドルがラチェット式で繰り返し握ることで軽い力で曲げられます。

このベンダーで4分管を曲げてみます。
4分管を90度に曲げたところ
とりあえず90度。

難なくまがります。

しかしラチェット式ベンダーの欠点は
90度を越えて更に曲げたところ
これ以上進みません。

ベンダーを外して
ラチェット式ベンダーの限界
これで限界です。

そもそも90度位までを想定して設計されているためです。

でも修理などをしているともっと曲げたい時があるんですね。

そこで安くていいベンダーはないかと探したところ・・・

見つけました
3サイズベンダー
2、3、4分の3サイズが曲げられます。

これはレバーベンダーの種類に属すると思います。一般の方は聞き馴染みがないかもしれませんが昔から有名なインペリアル製です。

従来の1サイズしか曲げられないものは各メーカーから出ていますが、一通りのサイズをそろえると結構なお値段。

また3サイズタイプも以前からありましたが造りがイマイチで使う気になれませんでした。

では4分の銅管を曲げてみます。
ベンダーを銅管にかけて
まずはベンダーをかけて

グイっと90度
まずは90度曲げ
ふつうに曲がります。

さらにエイっと
さらに180度曲げ
180度に曲がりました。

ここがこの手のベンダーの優れたところ。

ベンダーを外してみます。
ベンダーを外して計測
スケールであたると約78mm前後。

半径39mmくらいでしょうか。使用しているラチェット式ベンダーより小さく曲げられます。
もちろん2分や3分はより小さな曲げ半径となります。

管の表面も一点に力が集中しないため滑らか。

使えそうです。

ただしこれらのベンダーでは“なまし管”(記号O=なまし)と言って銅管が新品時にコイル状に巻かれた軟らかい銅管のみ対応しています。直管(H=硬管、1/2H=半なまし)などはそのままでは曲げられません。

また一度ベンダーで曲げた銅管は手曲げよりも硬化が進み再加工できないので不要なところでは使用しないことです。

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