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2018年9月

2018年9月27日 (木)

キッチンにエアコン取り付け

横浜市港南区でキッチンにエアコンを設置したいとの依頼をいただき工事しました。

こちらのお宅は12年程前、新築時に別の部屋を当店で施工しています。

リビング・ダイニングにそれなりの容量のエアコンを付けてあるのですがキッチンまではなかなか効きません。
特に夏は火を使ったりと熱源の多いところなのでなおさらです。

なおキッチンにはエアコンを取り付ける設備(エアコン専用コンセントなど)がないので事前に現地で下見を行っています。

据付板の取り付け
室内機据付板の取り付け
配管用の穴を開けられる位置を確認しながら設置場所を決めます。

専用回路(専用コンセント)の増設もあるのでお風呂場(ユニットバス)の点検口から天井内を確認しましたが筋交い等、穴あけの障害になるものはありません。

配管用の穴を開けて養生管を入れます。
配管用の穴を開けて養生管挿入

据え付け準備が終わったら室内機を引っかけます。
室内機を引っかけたところ
室内機はどのメーカーも据付板に引っかけて取り付けるようになっています。

外壁の配管は
配管化粧カバーで施工
基礎上まで配管化粧カバーで施工。

将来、給湯器交換時にサイズ変更などでパイプが邪魔にならないように、余裕をもって高めのところで左に振りました。

室外機設置完了。
室外機設置完了
この日は雨が心配でしたが影響ない程度で、取り付け終わったら本降りになりました。(セーフcoldsweats01

続いて電源工事。
ボックスを付けて通線したところ
壁にノコギリ(引廻し鋸)で穴を開けてボックスを付けました。

配線は分電盤(ブレーカーのところ)から直接天井裏を通しました。

コンセントを取り付け
コンセント取り付け
100V用20A/15A兼用、アースターミナル付き。

エアコン本体は15A(普通の家電製品と同じ形状)なので20Aは必要ありませんが、このほうが丈夫で安心感があります。

接地抵抗値、その他も調べて規定内の数値で問題ありませんでした。

*ご注意* この手の工事は電気工事士の資格はもちろん、電気工事業の登録も受けていなければエアコン工事も含めお客さんから(元請けからも)請け負うことは許されていません。

工事完了。
すべての工事が完了
試運転は問題なく終了。

キッチンにエアコンを付ける場合はレンジフードのすぐそばなど熱や油煙の影響を受けやすいところは避けたほうがよいでしょう。

お家が山(?)の中腹で階段を使って道具や材料の搬入搬出を行いましたが、今回お客さんが手を貸してくださりたいへん助かりました。
その他諸々のご配慮をいただき有り難うございました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年9月25日 (火)

水漏れの原因・・・

横浜市港北区で急に水が漏れるようになったと点検依頼をいただきました。

水漏れ位置と量をお聞きしてほぼ排水管の詰まりと判断。

前面グリルの部分はすでにはずしてありますが
水漏れしている室内機
こちらが水漏れしている室内機。

まあふつうに付いていますね。

ドレンパンに水を注入したところ外へ流れ出ないので水位が上がってきました。

やはり詰まりですね。

屋外のドレン出口は
屋外のドレン排水出口
水が出ていません。

左手前にあるパイプは3階に設置された別のエアコンのものです。

さっそく吸引器でドレンホースを吸ったところ汚れと一緒に水が排水されました。

その後、再度ドレンパンに注水して排水されるか確認します。
注水した水が排水されるか確認
地面に置いた受け皿に水が出ていることを確認しました。

今回の場合、虫などではなく汚れが詰まった症状なのでドレン勾配に問題がありそうです。

室内機右側面のカバーを外してパイプを見ると
室内機裏の配管の様子
壁の穴がどこにあるのか見えません。

ここは一戸建てですがパイプ類はドレン出口の真後ろ辺り(画像で見える部分)に穴を開けて勾配を確保するのが普通です。

ドレン排水は重力で自然に排出されるので下り勾配で配管しなければなりません。

よく見ると穴は
穴の位置が中央にある
室内機の中央寄りに開けてあります。

これは水漏れを起こしやすい配管法で、室内機裏をドレンホースが横引きされ穴の中へと曲がって通すことでホースが持ち上がったりよじれたりして逆勾配になります。

実際に見ていないので確定はできませんが、この逆勾配部分に汚れがたまって詰まりを起こしたことが考えられます。

なぜこのような位置に穴が開けられたかというと、今回の水漏れしたエアコンは2階に設置されています。

3階のパイプが写っている写真がありましたが、このパイプの配管化粧カバーが丁度2階のエアコンの本来穴を開ける位置に通っているためです。

3階のエアコンを先にストレートに配管した後に2階を設置したためこのようにしてしまったと思われます。

一戸建てで上下階同じ位置に室内機を設置する場合は下階から施工しないとこうなることがあります。

ある一台のみに囚われて全体が見えないとこのようなことになるので注意しなければなりませんね。

配管のルートを考慮してどの部屋から設置していくか考えるのも施工者としては必要です。

こちらのお宅の造りはツーバイフォーとのことでしたので他にも方法があったと思います。

穴を開ける位置に3階のパイプが通っている(または通してしまった)ことで冷静さを失い焦って中央に穴を開けてしまったかもしれません。
このようなことは初心者では特に陥りやすい精神状態です。

次回エアコンを付け替えるときは穴を開けなおすか、室内機の設置位置をずらすかして機能面を第一に施工するようお勧めして完了としました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年9月24日 (月)

室内機から水が漏れる。

水漏れ点検で伺いました。(横浜市都筑区)

事前にメールでお問い合わせをいただいた際、水漏れ状況の動画アドレスを添付くださいまして確認したところ、ドレンホースの詰まりであろうと判断しました。

室内機が非常に高いところに設置されているためお客さんから高さ1.8mの脚立をお借りしました。
室内機が非常に高い位置に設置してある
それでも脚立の天板に立ってようやく室内機と顔の高さが同じくらいになる程度です。

本当は脚立の天板は立ってはいけないことになっています。建設現場では見つかると注意されます。

暖房は使われていないようですが、この高さでは温風は床まで下りてこないのでおそらく効きません。

冷房も天井付近の熱気を吸い込むため効率は落ちることがあります。

とりあえずドレンパンに水を注ぎます。
ドレンパンに水を注ぐ
しばらく入れていくとパン内の水位が上がってきました。

満水近くまで入りました。ドレン管が詰まっています。

屋外のドレン排出部分を見に行きます。
屋外のドレン排出部分
どういうわけかドレンホースにポコポコ音防止の逆止弁が付けられています。

ここは一戸建てですが逆止弁が付けられているのは珍しい。マンションのような高気密では必要になることがありますが・・・

お客さんも知らなかったようです。

途中にドレン勾配がとれていないところがあって心配で取り付けたものなのか、他に理由があったのか当事者でなければわかりません。

逆止弁のところには水がにじむ程度しか出てないので詰まりはもっと室内機よりです。

逆止弁を一旦外します。
逆止弁を一旦外して
するとその先につながれているドレンホースの長いこと。

ドレンホースは下が土などの場合、地面に付く少し上で切るのがふつう。
長くする目的がわかりません。水漏れリスクが高くなるだけです。

それはさておき、ここで室内機側のドレンホースを吸引器(注射器の大きいようなもの)を使って吸引しました。

一瞬の負荷の後、手ごたえが軽くなって吸引器を外します。すると数秒後に先ほどドレンパンに注いだ水が一気に出てきました。

これで詰まりは解消されて水漏れはとまります。

虫などは入ってないので汚れが詰まったと考えられます。
汚れで詰まる原因として多いのはドレンが逆勾配になっているところがある。ということが挙げられます。

逆勾配があると新しいうちは流れるのですが年々汚れが沈殿して固まり、数年後に詰まってしまうことがあります。

水漏れが今後再発するようであればドレン勾配を調べる必要があるでしょう。
高所なのでなかなか難しいですし大掛かりになることも。

付いていた逆止弁をお客さんに洗っていただきました。
洗っていただいた逆止弁
これもシーズン毎に洗う必要があります。

施工する人が逆止弁を洗うようお客さんに説明していないですね。

これを詰まらせて水漏れしているお宅もありますので。

逆止弁をもとに戻してドレンホースは適正な長さに切り、ドレンテスト
ドレン排水テスト
地面に受け皿を置いて水の出を確認。

問題ありません。

今回はこれで終了としました。

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2018年9月21日 (金)

真空ポンプ使い勝手向上。

今年6月に新調したTASCOの真空ポンプ。
6月に新調した真空ポンプ

使い始めてすぐに吸入ポートキャップの紛失防止部品が取れてしまいました。
紛失防止部品がとれた
キャップの頭の部分が折れてしまっています。

これがついていないと取り外したときにキャップがどこかへ転がって紛失します。

真空ポンプにゴミなどが入ってシリンダやベーンなどにキズが入ると真空度が落ちることも考えられるのでキャップは必需品です。

ポートが横に飛び出した部分で、工場出荷時の梱包材が強くあたるようになっていたため輸送時に破損したのかもしれません。

さっそく取寄せました。
取寄せた新しいキャップ
メーカーはAsadaです。

前回使用していたAsadaの真空ポンプでキャップの耐久性を知っていたのでこちらを選定。

純正はねじ込みの手ごたえがイマイチなので破損していないほうも交換することにしました。

2つのポートの太さは1/4インチと5/16インチで異なります。1/4インチは昔のR22(オゾン層破壊フロン)用のチャージングホースがつながり、5/16インチは現行のR32やR410Aのホースがつながります。(ルームエアコンを対象に書いています)

当店では1/4インチのポートにホースをつなぐことはほぼないので真空ゲージに使用しています。

交換しました。
ポートのキャップを交換
これで一安心。

しかしこのポンプ、1/4ポートが斜め下向きに付いているので真空ゲージを付けると
真空ゲージが斜めに
見づらい。

また振動も大きいポンプなので真空計の指針が手で押さえないとブレるときがある。

そこで銅管(1/4インチ)を使って改良しました。
銅管を接続して改良
10年位前にも他の真空ポンプでやっていた方法です。

実際の真空引きの様子
真空引きの様子
真空ゲージが垂直で見やすくなりました。

ポンプの振動も銅管で吸収されて指針がブレなくなりました。

どうも使いにくいポンプだなと思っていましたがこれで扱いやすくなります。

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2018年9月20日 (木)

量販店でも専用回路が必要に

エアコン専用コンセント

近頃多い問い合わせに「量販店でエアコンを買ったけれどエアコン用のコンセントがないので工事を断られた。」というのがあります。

エアコン用コンセントは一つの専用のブレーカーから分けることなく単独で配線され一口の受口(コンセントなど)のものを指し“専用回路”といいます。

当店では開業当初よりエアコン用コンセントがなければエアコンを設置しないことにしています。
(エアコンの設置工事と共に専用回路を増設する場合は問題ありません。)
当時は頭の固い変な工事屋と思われたこともあったでしょう。

以前の某有名賃貸住宅では専用回路擬き(エアコン用に設置されたコンセントなのに専用回路ではない)のコンセントが設置されていて、建設および管理側に電話で問い合わせても「法律には書いてない。容量15Aのエアコンなら問題ない」と認めなかったためどうしようもなく例外として一部エアコンを設置したことはあります。

それでも最近は改めて少しずつ専用回路に直し始めているようです。大量に住宅を管理しているので一挙には無理でしょうね。

内線規程等にはエアコンのような大形電気機械器具には専用回路を設置するように記載があります。
私が学生時代に使用した電気工事士教科書(昭和59年版)を見ても同じ内容を示す当時の内線規程の抜粋が出ています。

知る限り30年以上前からエアコンの据付説明書にも「電源は専用回路を使用すること」になっています。

30年前といえば日本は異常なほど好景気でエアコンが各家庭、各部屋へ普及していく時代。

夏ともなれば家電量販店は大量にエアコンを売り、下請け工事人は大忙しで1日に5~7台設置するのが当たり前。

そんな中で容量15Aのエアコン(普通のコンセントの形状)は専用回路がなくても延長コードを使ったりして最寄りのコンセントからつないでもOK。というエアコン工事業界(元請け会社筆頭に)の都合のいい常識みたいなものがありました。

当時の建物はエアコン用のコンセントが設置されている住宅は少なく、いちいち専用回路を増設していると仕事にならないという判断です。

また下請け業者は電気工事業の登録はおろか電気工事士の資格さえない者が9割以上の時代。
畑違いの人がエアコン下請け業者になり、中には公務員をやめてエアコン工事屋になった人もいました。

元請け会社は電気工事業未登録の者に平気でエアコン工事や電気工事を請け負わすことをしていました。
(現在でもこれは・・・)

このような状況下でまともな工事ができるはずがありません。専用回路を使用しないことによる発火、火災が増えていきます。

一日にこなす台数が減っても長らくその悪しき風習が受け継がれてきました。

さすがにこれでは危険と量販店などに御上から通達が来たのでしょう。

いまではどこの量販店もコンプライアンスと称して専用回路がなければエアコンを取り付けてくれません。
いままで遵法精神を感じさせない施工を散々してきたのにいきなりコンプライアンスと言ったと聞いたときは思わず吹き出しました。

まあそれが本来あるべき形で今までが“エアコン業界村”だっただけです。

ご自宅でいままで床上のコンセントからエアコン電源を取っていたから新規に入れ替える際もそれで・・・というのは現在では通りません。専用回路を増設することになります。

でもこのコンプライアンスという言葉は度を過ぎると安全を通り越してただのバカ正直なってしまう懸念もあります。
難しいですね。

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2018年9月19日 (水)

アパートへエアコン設置(屋外)

前回の続きで屋外側の設置状況です。

右側が当店で設置したものです。
室外機設置状況
左は他社さんで既(去年?)に取り付けてあったもの。

途中まである配管化粧カバーも以前から付けられていた既設のものを一部を除きそのまま使用しました。

ここに古いエアコンが付いていたときはドレンホース(排水管)が一緒にカバーの中を横引きされていてドロドロのものが溜まって詰まりかけていました。
そこで今回は横引きになる手前でカバーに穴を開けてドレンホースだけ垂直に落としました。
見えづらいかもしれませんがホースを単独で降ろしてコンクリート壁(基礎)にバンドで固定してあります。

他社さん設置のものと施工方法のことなるところは・・・

左の他社さんで付けた室外機の配管の仕方は
配管の仕方が・・・
パイプがほぼピッタリの長さでつないであります。

これをみて無駄がなくてよいという考え方もあります。
しかしなかには材料費を極力抑えるためにピッタリにつなぐ人もいます。

一方、当店は
室外機裏でパイプをたるませる
このように室外機の裏でパイプをたるませます。

こうすることで将来起こりうる室外機の脱着などでもパイプや電線の長さに余裕ができます。

また地面がコンクリートといっても建物と一体ではなく、地盤が下がって室外機がパイプで吊られたり、逆に押されたりという問題もありません。

できる限り先々を考えて施工することが必要です。

既設の配管化粧カバーが細い
既設の配管化粧カバーが細い

材料費節減のためかやたら細い配管化粧カバーが使われています。(イナバSD66)
これが使われる一番の理由は材料費が安いから。

中のパイプに余裕の空間がなくパンパン。

現在ではもっと安いカバーがあるので皆さんそちらへ流れています。(でもデザインがねぇ・・・しかもパーツの種類が少ない)

なお当店は定番ロングセラーのSD77を使用しています。

壁の配管穴が大きく、既設の出口カバーではおさまりが悪いので
配管化粧カバーの部品を交換
カバーを一部交換しました。

SWM-77(出口カバー)とSDI-77-66(異径アダプタ)という部品を組み合わせて使用。

これで雨仕舞もよくなります。

SD66のほうはかなり年月が経っているので退色して白っぽくなっていますが同じアイボリー色です。

他にもちょこちょことした細かな作業や豪雨で中断もありましたがこれで作業完了。

試運転結果も問題なく終了しました。

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2018年9月17日 (月)

アパートへエアコン設置(室内機)

いつもご依頼いただいているお客さんから世田谷区のアパートオーナーさんへご紹介いただき工事に伺いました。
(有り難うございます。)

居住者がいる場合は対応が難しいことも多いのですが今回は空室です。

近年は賃貸住宅にエアコンが標準装備されていて引っ越しのエアコン移設は減りました。

取り付けるエアコンは三菱電機の新品です。

さっそく据付板を取り付けます。
室内機据付板の取り付け

据付板の設置は慎重に落下などの事故がないように本体質量と形状、壁の強度をみてネジやボードアンカーの本数を決め取り付けます。

配管用の穴は以前にエアコンが設置されていたので開いています。
壁紙(クロス)はきれいに張り替えられていました。

配管穴に養生管(スリーブ)をいれます。
配管穴に養生管を入れたところ

ここは穴が左にあるので配管施工にちょっと手間がかかります。

室内外の渡り電線を接続したら本体のパイプ(補助配管)にコーテープと防湿テープを巻いて補強。
室内機据付前の準備

室内機を引っかける前に下でパイプをつないでから取り付ける(このほうが速くて楽)工事人もいますが施工が雑になる、パイプが折れる、ドレンが逆勾配になる、本体に無理な力が加わる、メンテナンス性の低下、等の理由で当店では極力しません。

施工は速さより質です。

引っかけたら銅管をつないで
冷媒管をつないで

保温材をかぶせてビニルテープで巻き
保温材をビニルテープ巻きして
保温材に隙間ができないように巻きます。

上からコーテープを巻きます。
コーテープ巻き
キャンバステープともいいますがこのテープは粘着性のないタイプです。

更にその上に防湿テープ。
防湿テープで仕上げ
これで巻きおわりです。

穴が左にある場合、室内機の裏の冷媒管は冷えて結露が起きやすいため付属の防湿テープを巻きます。

この一連の作業はいつも手が痛くなります。coldsweats01

メーカーによって防湿テープの付属していないところもあり、日立だけは他と異なる断熱補強材が付いています。これを付けずに持ち帰って捨ててしまう業者の多いこと。

本体付属のドレン管を穴に通して
穴にドレン管を通して
排水管なので外に向かって下り勾配。

この辺は三菱電機の施工性の良さです。機種によって勾配が見られないものもあります。

最近は三菱電機のエアコンの人気が高いみたいですが、施工者としてはこのようなスタンダートタイプでも筐体がしっかりした造りでたわみがほとんどないところが好印象。

ということで室内機設置完了。
室内機設置完了
穴は左後ろ位置なのでパイプは見えずすっきりしています。

若い工事人は知らないかもしれませんが、昔は本体のドレン管が右端左端で差し替えできず右のみだったので左配管するのは経験とコツが必要でした。
特に穴が左後ろとなるとそれはもう逆勾配(数年後に水漏れ)覚悟で設置するしかなく、工事を断ることもありました。

現在のように左後ろ出し配管が容易なのはドレン管の差し替えができるようになったからです。

差し替えできる仕様になってしばらくはそうとは知らずに本体裏にドレン管を収めようと懸命に施工している工事人がいたのが懐かしい。

リモコンもお客さんのご希望で固定しました。

といっても近頃のエアコンにはリモコンホルダーは付属していないのがほとんど。
壁掛け時計のようにネジで引っかけるだけです。

次回は屋外の作業です。

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2018年9月13日 (木)

天井カセット型エアコン水位異常

毎年何件か依頼のある天井カセット型エアコンの水位異常。

今回は川崎市中原区での作業です。

これが天井カセット型エアコン(通称 天カセ)です。
天井カセット型エアコン室内機
本体は天井の中に収まっているのですっきりした形状です。

では水位異常とは何か・・・

普通の壁掛け型エアコンは除湿した水を受け皿(ドレンパン)からホースで重力を利用して自然排水しています。

しかし天カセタイプでは自然排水だと天井内の排水管下り勾配が難しくなってしまうためドレンパンから一旦ポンプを使ってある程度の高さまで汲み上げる仕組みになっています。
(旧型のエアコンに一部ドレンポンプのない機種もあります。)

このポンプが故障したり、排水管が詰まったりした場合に水がドレンパンから溢れ出るのを防止するためオーバーフローセンサーが付いていて、それが反応するとエアコンは停止して水位異常のエラーを出すようになっています。

確認のため冷房運転をすると微かにドレンポンプの作動音が聞こえています。

ポンプ自体は動いています。

パネルを外します。
天井カセットエアコンのパネルを外したところ
本体が見えました。

ドレンパンに水抜き栓があったのですがなかなか取れないのでそのままドレンパンを外すことにします。

水をこぼさないようにそっと降ろすと
外したドレンパンの内側
白いゴミなのか、何か繁殖してできたものなのか・・・

ちょうどドレンポンプの吸い込み口付近にあってこれが詰まっていたようです。

ドレンポンプは水を吸い上げていることを確認しました。

屋外でドレンパンとドレンポンプのケースを洗います。
ドレンパンとポンプのケースを洗います。
きれいになりました。

よく見えませんがアップで
ドレンパン内
ぬめりもなくなりさっぱりしました。

ポンプの羽根の汚れも拭き取って
ドレンポンプ周辺
ドレンポンプの右隣りにある円柱状のものがオーバーフローセンサーのフロート。

水かさが上がると浮き上がってマグネットスイッチが働き水位異常を出します。

ポンプのケースを付けて排水管をつなぎます。
ポンプを元通りに戻して

途中、気になったのがこれ
雑な施工
“雑”

語りだすときりがないのでやめます。

ではドレンパンを戻して
ドレンパンを取り付けて

パネルも戻します。
パネルの取り付け

冷房運転を入れてドレンパンへ注水してテストします。
注水して排水確認
排水されて問題ありません。

水位異常は出なくなりました。

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2018年9月11日 (火)

熱交換器ガス漏れ、オイルで判明。

今年の夏はこんな事例がありました。

3年程前に当店で取付けたエアコンの冷房が弱くなったと点検依頼をいただきました。

室内機
室内機

エアコンの効きが悪くなった場合はガス漏れというケースが多いのですが、まだ購入から5年以内なのでメーカー保証を受けらる部分(冷凍サイクル)が残っています。

冷房運転で動かすと風が弱々しいのでフィルターを確認します。
フィルターが詰まっている
詰まってますね。

フィルター自動掃除が機能していなかったようです。

フィルターを掃除していただきこれで解決かと安心したのも束の間。
フィルターを外すと冷房温度が出なくなってしまいました。

詰まって風の通りが悪い間は室内機の熱交換量が減るのでなんとか冷房サイクルのバランスを保っていたようです。

ガス漏れの可能性が高くなりました。

室外機を見ます。
室外機
ガス圧を調べるとやはり減っています。

この後、漏れ箇所を探すため高感度のリークディテクタ(ガス検知器)を使い室内機、室外機を調べましたが反応ありません。

パイプの接続箇所も反応なく、漏れた形跡(オイル付着)もなし。

これはやっかいなリークかも・・・。と見ているうちに
ドレン排水が虹色に反射している
室内機から流れ出ているドレン排水が太陽光にあたって虹色に反射しています。

おっ!これはもしかして・・・

室内機の熱交換器に穴が開いてガス漏れしている可能性が非常に高い状況です。

エアコンの冷媒ガスはコンプレッサーオイルと混じって循環するため、ガス漏れ箇所からはそのオイルが一緒に出てきます。
熱交換器から漏れたオイルは結露した水と一緒にドレン管から排出。

ではなぜリークディテクタでは反応しなかったか・・・。
考えられる原因として漏れ穴はとても小さいためオイルがその部分にあると、オイルの通過に時間がかかりガスが一時出なくなることや、漏れ量が少なすぎて反応しないことなどが挙げられます。

熱交換器ならまだ保証期間内。さっそくメーカーへ依頼をしていただきました。

メーカーが来て熱交換器交換(無償修理)となったそうです。

でも繁忙期なので修理まではかなり日があったようです。

当店で点検の時に仮にガス補充をしたのでその間は問題なく冷房できたようですが。

今回の場合、ドレン排水がコンクリートの上に出ていたので発見できましたが地面では難しいでしょう。

しかし室内機熱交換器のガス漏れは近年多く発生しているのですが、なんとかならないもんですかねぇ。

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2018年9月 7日 (金)

14年使用したエアコン入れ替え

14年前、新築時に当店で取り付けたエアコンを2台入れ替えました。

とくに壊れているわけではなく、古くなったので買い替えることにしたそうです。

前回工事の時は30代のとき・・・

まずは一台目
14年前に設置したエアコン1台目
だいぶ色が変わったような気がします。

室内に配管化粧カバーを付けています。
室内に取り付けた配管化粧カバー
このエアコンはダイキンの“うるるとさらら”

“うるる”は加湿機能で室外機で屋外の湿気を集めてホースで室内へ送り込みます。

冷媒管、ドレンホースのほかに加湿ホースが入っていたため化粧カバーの中はパンパン。

カバーのフタが外れてしまうためネジで固定してありました。(14年前に自分でしたのですが)

この加湿ホースは掃除機のホース位の太さがあるのでパイプが倍近く太くなります。

撤去する室外機は
撤去するうるるとさららの室外機
加湿ユニットが付いているので室外機が普通のものより高くなっています。

1台目設置完了。
1台目室内機設置完了
配管化粧カバーはまだ使えるのでそのまま再利用しました。

室外機も
1台目室外機設置完了
取り付けました。

地面に置くので室外機の台は安定性の高いブロックを選定しました。

新しいエアコンはスタンダードタイプ。前回のようにいろいろな機能は付いていません。

最上位機種を使用された方の多くは次にスタンダードタイプを選ぶ傾向があります。
最上位機種は機能が多いのですが実際は必要ないことが多く、導入コストも高くつくためです。

今回も加湿機能はほとんど使ったことがないとのことでした。

設置後数日たってお客さんの話ではスタンダードタイプでも14年前のものと比べて温度ムラ(温度が上がったり下がったり)が少なく、寝ているとき寒くなったり暑くなったりしないので夜中に目が覚めず快適とのことです。

2台目。
撤去する室内機2台目
こちらも“うるるとさらら”を撤去します。

1台目の工事のとき、お昼の休憩にこのエアコンの冷房で休ませていただきました。暑い日でしたがまだ十分冷えていて少しもったいない気もしますが室外機の音がうるさくなったとこのと。

室外機はこちら
撤去する室外機2台目

ポンプダウン(冷媒ガスを室外機に戻す)して外します。
ポンプダウン作業中

室外機から室内機へ送る加湿ホースを切ってみました。
加湿ホースの内側
黒いものが点々と・・・

湿度の高い空気を送るためでしょうか、カビが付いています。

このあと新しいエアコンを設置して試運転して完了しました。

スタンダードタイプのエアコンは室内機が軽く壁への負担が少ないため地震の際も落下する確率を下げることができます。
固定のネジ穴も少なくできます。

フィルター自動掃除機能もないのでエアコンクリーニングが高価になったり、断られたりすることもありません。

余計な付加機能で高く売るというのは日本メーカーの良くないところですが、こういった機種を選んではいけないという意味ではありません。
省エネ性能が高いのは値段も高い上位機種に多い傾向があります。

またどんなに高級機でも同じ設計寿命10年であることも考慮して機種選定しましょう。

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2018年9月 3日 (月)

家を買ったら図面をもらいましょう。

新築の戸建てを購入したらエアコンを設置してから引っ越すという方が増えています。

しかしほとんどの場合、マンションとは異なり壁にパイプを通す穴がありません。

エアコンを工事する者がドリルで穴を開けます。

当店では穴を開ける前に図面があれば見せてもらっています。
建物の図面
これを見るとどこに筋交いが入っているのかわかります。

これは2階だなとわかれば図面が読めて建物の構造がわかる人です。

木造軸組工法の筋交いは大切な構造物なので穴を開けることができません。

壁掛け型ルームエアコンの穴あけ位置は筋交いのあたるところにくることが多く、またそこへ黙って開けてエアコンを付けていってしまう工事人もいます。
(エアコンを取り外したときに判明します)

本来、エアコンは室内機の背面右下に穴を開ける構造になっていますが、先ほどの図面ではそこに丁度筋交いが入っていて左側に開けることになりました。
筋交いをよけて左側に穴あけ
左でも配管できますが冷媒管が本体裏を通り結露が起きやすくなるため可能であれば右が基本。

穴を開けたらスリーブ(養生管)を入れます。
穴に養生管を入れたところ
穴はエアコンから出る排水を流れやすくするため外に向かって下り勾配にします。

このように図面があると安心です。

筋交いは柱のように壁を叩いたり針を刺したりしても簡単にはわかりません。もしそれで発見できたとするとタスキ(右左両方、ダブル)に入っている可能性が高く、エアコンの設置位置をずらすことになります。

近頃の建売住宅などではお客さんの持っている図面が間取り図のような簡素なもので、とても図面とは言えないようなものであったり、そもそも図面を1枚も渡されていないというお宅もあります。

いまは図面も手書きではなくCADなどで作成するので紙に印刷するのも手間であったり経費節減でしないのかもしれません。

青焼き(青色)の図面などは古いお宅でしか見なくなりました。

今回のお宅も図面をもらっていないとのことでエアコン設置前に住宅販売業者から入手していただきました。

それでも平面図のコピー2、3枚だけです。

エアコン設置にはこの程度でも十分なので構いませんが、将来建物の内装、間取りをいじったりする場合は本来の詳細な図面があったほうがよいのでは。

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