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2018年6月

2018年6月15日 (金)

点検 エアコンが動かない。

川崎市幸区(今回初めてのお客様)でエアコンが動かなくなったとの点検依頼があり、たまたま近隣にいて時間があったので即刻訪問しました。

急にエアコンが動かなくなってリモコン不良かと汎用のエアコンリモコンを購入しても動作せず、本体の応急運転スイッチも反応しないとのこと。

まだ購入して5年ほどであまり使わないのに動かなくなってがっかりされています。

今回のエアコンはコンセントを差し直すとフラップ(ルーバー)が動くはずですが何の反応もありません。

(もしかして・・・)

基本の電源チェック。テスターでコンセントの電圧を測ります。
コンセントの電圧測定0V
ほぼ0Vで電気が来ていないのがわかりました。

(やっぱり?)

念のためエアコンの絶縁抵抗を測定し漏電などしていないか確認します。
絶縁抵抗測定
測定中は両手がふさがり撮影できません。

漏電はなく正常でした。

そしてブレーカーを見に行きます。

ブレーカーが落ちていれば、その原因を探さなければなりません。また落ちてなければ断線箇所を探すことになります。

結果、ブレーカーが落ちていました。

(やっぱり。)

一旦ブレーカーを上げてコンセントの電圧を測ります。
コンセントの電圧測定 約104V
約104Vで問題なし。

エアコンのプラグを差すとルーバーが動きました。

リモコンでスイッチオン、運転が始まります。しばらくして室外機が動き出して冷房が効いてきました。

ブレーカーは落ちません。

こちらのお宅は分電盤のブレーカーレバー部分にカバーがないタイプのため、物を置いた際に触れてエアコン回路が落ちてしまったようです。

それには心当たりがあるようでエアコンは壊れておらずお客さまもひと安心。

これにて一件落着。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2018年6月11日 (月)

200V用ブレーカーに交換。

リビングに200Vエアコンを設置してコンセントも200V用に交換しました。
エアコン200V用コンセント

これだけではエアコンのプラグを差し込んでも動きません。電圧はまだ100Vです。

稀にお客さんが勝手にコンセントを交換していて電圧が100Vのままということがあります。
コンセント交換も電気工事士でないとやってはいけませんよ。いまはホームセンターで簡単に入手できるので便利ですが無資格者に販売するのはどうかと・・・。

ブレーカーのところ(分電盤)へ行って電圧を切り替えます。
分電盤を開けたところ

しかしブレーカーが100V用でした。

ブレーカーも200V用に交換しなければなりません。
100V200V兼用のブレーカー
100Vと200Vのどちらでも使用できるブレーカーです。

100V用のブレーカーに200Vを印加しても壊れるということではなく、遮断器を作動させる素子の数に決まりがあります。

100V用のブレーカーでそのまま200Vを使用すると危険で、電気設備技術基準や内線規程に反することになります。

そのほか遮断電流も配線の太さ、コンセントなどにより選定する必要があります。
ブレーカーが落ちにくいように容量の大きなものを選んでは保護装置になりません。

100V用ブレーカーを外して
取り外した100V用ブレーカー
黄色いものは目印に付けたテープです。

箱から出した200V用ブレーカーを付けます。
新しい200V用ブレーカー
これも中国製か・・・

交換と電圧切替が完了。
ブレーカー交換と電圧切替が完了

回路の絶縁抵抗測定や電圧測定、施工記録をとって完了です。

無許可の業者と異なり、電気工事業を登録している者は、どこで、いつ、どんな施工をしたか、主任電気工事士と施工者の名前、試験結果はどうだったかなどを記録保存する義務があります。
めんどーですけど・・・“電気工事業の業務の適正化に関する法律”の条文にあるのでしかたない。coldsweats01

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2018年6月 8日 (金)

整えられた室外機置場

いつも当店をご指名いただいているお客さまのお宅へエアコン工事へ伺いました。

今回は戸建ての一階部分に設置するとのことで室外機の置台にブロックを用意して現地へ・・・

「室外機はここへ」と案内されたところは
整地された室外機置場
なんときれいに整地されています。

設置するスペースが限られているため花壇になっているところにブロックを埋め込み周囲には石が敷かれています。

これはすごい。

ブロックで室外機の荷重による沈み込みを抑えています。間隔も室外機の足幅に合わせてあります。

周りに敷かれた石は見た目もよいですが、泥跳ねを防止でき水はけがよく本体の寿命を延ばすことにつながります。

役所などのエアコン工事では室外機の周りに石をまくことが普通に行われています。

室外機の設置準備が完了。
室外機設置準備完了。

配管がおわって室外機を設置します。

室外機設置完了。
プラベース(樹脂製の置台)を使用してそのまま設置できました。

作業性もよくすんなりと。安定性も問題ありません。good

試運転も正常で完了です。

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2018年6月 6日 (水)

電気、接触不良が危険な理由

先日こちらで延長コードを使用していて発火の危険性などについて書きました。

ではなぜそれが危険なのか・・・

各家庭には分電盤(ぶんでんばん)という電気を各部屋へ分けているところがあります。
分電盤
ブレーカーのあるところと言ったほうが早いですね。

この写真では左から電力会社の電流制限器(リミッター)、漏電遮断器、各部屋へ分岐している小ブレーカー(過電流遮断器)となっています。
(電力会社との契約により付いているものが異なる場合があります。)

電流制限器は電気の契約容量に応じて使用できる電流の上限を制限するもので、全体の使用量が制限を超えると自動で落ちるようになっています。
これは保護というよりも電気の使用を制限する目的のほうがメインで電力会社の財物です。

その右にある漏電遮断器は電線や機器で“漏電”といって電気が漏れた際に遮断する装置です。
電気は本来、往きと帰りが同じ量のはずですが途中で漏れるとそこに差ができます。それを感知して作動します。

右にいくつもある小ブレーカーは各部屋のコンセントや電灯への配線類を保護しています。
電線がショート(短絡)したり、電気を使い過ぎて危険な場合は作動して電気を止めます。

このように分電盤は電気の安全を確保するため重要な役割を担っています。

しかしこれらの各遮断器で保護できないものがあり、それが接触不良です。

電気的に抵抗が大きくなった接続箇所を接触不良(接続不良)といいます。その抵抗により発熱、電圧降下が大きくなり発火します。

容量の小さな細い電線(延長コードなど)に多くの電流を流しても同じようなことが起きます。

これらの場合過電流は起きません。もちろん漏電でもありません。
分電盤の保護装置では感知できないのです。

発熱した電線類やコンセント、プラグなどは電線は溶けずとも絶縁物が次第に焼けて炭化(カーボン化)しそこに今度は電気が流れはじめます。
そのうちプスプスとくすぶり発火します。

エアコンのように長時間電気をたくさん使う機器は特に気を付けなければなりません。
(電子レンジやドライヤーなども電気をたくさん使いますが短時間のため危険性は低くなります。)

いまも危険な状態で気付かず使用されている発火予備軍のようなお宅を多く見かけます。

近頃の建物はエアコン用に専用コンセントが設置されていますが、そうでない建物で工事費用を安価にしたいがために専用回路を設けずエアコンを設置する、またはそれを工事人に強要することは危険な行為なのでやめましょう。
工事屋さんが自らそうした行為をした場合は論外ですが。

電気は安全ではありません。安全に使用することが重要です。

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2018年6月 5日 (火)

真空ポンプを新調!

エアコン工事といえば真空引きというほど一般にも知られるようになりました。

目に見えてよくわかる作業なのでメインイベントのように感じる方もいるようです。
でもエアコン施工、修理業者としての真空引きは作業の一部でしかありません。

当店では開業当時からエアコン設置後は必ず電動ツーステージ真空ポンプを用いた真空引きを行っています。

ところが使っていた真空ポンプの音が少しおかしい気が・・・。

オイルを交換しても直りません。

真空が引けなくなる前に買い替えを決断sign01

いままでアサダのポンプでしたが今回はタスコ(タコスじゃないですTASCO)にすることにしました。
タスコも古くからあるエアコン工具メーカーです。

エアコン資材店へ問い合わせましたが在庫はなく取り寄せになるとのこと。

こういう時はアマゾン。
アマゾンで真空ポンプ購入。
朝に注文してその日のうちに到着しました。

タスコのTA150RB。ツーステージです。

資材店ではセール中で安くなっていると言ってましたがそれでもアマゾンのほうが安い。
こういうメーカー製品は工事と違って安くても販売ルートが違うだけで同じ物。“安かろう悪かろう”ということはありません。

実は以前数年前にこの機種を一時期使っていました。取っ手が滑りやすくコンクリート面に落として壊した痛い経験があります。

アサダのポンプのほうが持ちやすく同じものでもよかったのですが本体の入手性が悪く断念。

開梱。
真空ポンプの箱を開けます。
もちろん新品です。

ポンプ本体
真空ポンプ本体
いまだにこのポンプは人気があるようですね。

通算したら真空ポンプはこれで7台目でした。はっきり言って消耗品ですね。
昔は10万円程度したので修理に出すことも考えましたが今は修理に出すより買い替えたほうがいい価格です。

でも以前買ったULVAC(日本メーカーの純国産)の真空ポンプは大切にとってあります。カタログを見ても似たポンプはありますが同じものはないので受注してからエアコン用にセッティングして出荷しているのかもしれません。なぜ使用しないかというと純正オイルが非常に高価で頻繁な交換ができないため。真空度はズバ抜けて(エアコンでは不要なほど)高くさすが真空機工(現在はアルバック機工)という真空ポンプの専門会社だけあります。
いざというときだけ出動させます。

往年の名機“ロビブラック”と呼ばれた機種はもう見かけませんね。これは2台買ったことがあります。
(当時は他にあまりいいのがなかった。)

ポンプの付属品は
真空ポンプの付属品
真空オイル、キャップ(排気マフラー)、電源コード

この純正オイルはサラサラで粘度が低く水のようです。少しオーバーですが。

電源コードが脱着できる方式です。前はこれがよく接触不良をおこしましたが今度は大丈夫でしょうか。

このキャップをとって
真空ポンプに付いている保護キャップ
ここから真空オイルを注入します。

レベルを見ながら入れます。
油面を見ながら真空オイルを注入
油面を中央レベルに合わせて。

排気マフラーをつけて、いざスイッチオン!

音がうるさい!アサダのほうが静かでよかったかも・・・。
そういえば前もこの機種うるさかったのをいまさら思い出しました。

真空計で問題もなく準備完了。

あれ? 前は日本で組み立てていると宣伝していたような気が・・・
メイドイン中国
毎度イン中国。

ま、いまの日本製が良いかというとそうでもない感じです。

これからはこのポンプで修理と工事に伺います。

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2018年6月 2日 (土)

エアコンを延長コードで使うと・・・

川崎区でエアコン点検を行いました。

症状は室内機が点滅して動かないそうです。

さっそく冷房運転、設定温度は最低の16℃にしました。

しばらくたっても室外機が動きません。
室外機の基板を見るとエラーらしきLEDが一つ点滅しています。

何のエラーだろうと外板を開けようとしたところ室外機が動き出しLEDの点滅も消灯しました。

室外機液管バルブの温度
室外機液管側バルブの温度は8.5℃
8.5℃

ガス管バルブの温度
室外機ガス管側バルブの温度3.5℃
3.5℃

いやー、絶好調じゃないですか。good

かなり古い機種ですがここまで調子いいのは使用頻度が少ないのかもしれません。
なお使用頻度が少ないからといって長持ちすることはありません。使用頻度が少ないほうがいい部分と逆に使い続けたほうがいい部分とがあります。

この状態で圧力を測るという無意味なことは致しません。

もしやフィルターが詰まっているのでは? と室内機を見ましたがほとんど汚れていませんでした。

室内機の吸い込み温度
室内機吸い込み温度20.5℃
20.5℃

吹き出し温度
室内機吹き出し温度7.5℃
7.5℃

まったく問題ないですね。

暖房運転も正常。

お客さまと話をしながらいろいろと見ていると・・・

あれ、専用コンセントがない。down
エアコンの電源を延長コードで使用していた
室内機から出ているのは延長コード。

本体の裏でつないで延ばし床上付近のコンセントに差してありました。

コンセントに差してあるプラグの温度を測ると40℃以上。
明らかに異常な温度です。このとき金属の刃の部分は触れないくらい熱くなっています。

温度が高いということは電気の接触抵抗も高く、ここでの電圧降下が大きくなります。

しかも延長コードも電圧降下が大きくなる原因なので、これらにより室外機のコンプレッサーを回すための電圧が不足して起動不良に陥った可能性が高くなりました。

点検時はたまたまうまく運転できただけかもしれません。

エアコンを止めてプラグを抜くと
プラグの焼け、変色、変形
刃の根元付近は焼けと変色。

片方の刃は傾いています。

一方、コンセントは
コンセントの焼け
エアコンの差してあった下側が特に焼けてます。

拡大して
コンセントの焼け拡大
左側は特に大きく変形していますね。

火を噴く寸前です。bomb

今回のようにプラグを差した状態では焼けているのは気が付きません。
いきなり発火して大騒ぎになります。

このコンセントのすぐそばにはカーテンがかかるようになっているので発火したらそのまま燃え移って火事になってしまうことも容易に想像できます。

昔からエアコンで火事になる典型的な例ですね。

万一、出火して消防を呼ぶようなことになれば警察もきて工事をした会社、担当者も出頭命令がくると思います。
電気工事士が行ったか、電気工事業を登録しているか、責任者は誰か・・・いろいろ調べ上げられて施工者の責任として賠償を含む大変なペナルティを課せられるでしょう。

安易にこのような工事をすると痛い目をみます。“知らなかった”や“お客さんの指示で”は通用しません。

なぜエアコン工事に電気工事士の資格電気工事業の登録の両方が必要なのかお分かりいただけると思います。

Katoairconservice_mark160
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