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2018年2月 8日 (木)

お客さまで取り外したエアコンの設置

川崎市高津区でお引っ越しの際、お客さまご自身で取り外されたエアコンの設置です。

一般の方がネット上での知識で取り外すと問題が多く発生します。しかしこちらのお客さまは施工経験者とのことで重要なポイントはご存知で問題ありませんでした。

取り付けもご自身でされる予定で新品のパイプセットなどを購入してありましたが、穴の開いている場所が施工上難しいところであったためご依頼いただきました。有り難うございます。

室内の状況は、
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このように穴が本体の左後ろに隠れる位置で開いています。

この場所には古いエアコンが設置してあったのですが、すでにお客さまで取り外されていました。

まずパッとみて気になるのが、
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このスリーブのツバの厚みです。

これだけ厚みがあると室内機本体が接触して壁から手前に持ち上がってしまい、本体の歪みによる異音発生やドレンパンの逆勾配を起こします。

取り替えました。
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これなら問題ありません。

室内の壁はエアコン設置用のためか合板が貼られています。この場合木ネジなどで固定できますが、より強固にするため間柱にネジを打つことにします。

間柱の正確な位置は、「寸法を測る」、「たたいて音で調べる」、「マグネットを使ってネジを探す」、「針でさす」などいろいろな方法がありますが今回は久しぶりに
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気分的にこれを使ってみました。

わりとハイテクな感じで正確な位置を出せるように思えますが、エアコンのように外壁に面した壁で使用しても断熱材が入っているため確実ではありません。そのため登場する機会が少ないのですが今回は珍しくピッタリでました。

柱の位置を探しているというよりもこの探知機の性能を調べている感じです。柱の位置は目見当でもわかりますので。

エアコン専用コンセントの近辺は「裏に電線があるよ!」とランプが赤と黄色で点滅して知らせていますが、おおざっぱ過ぎて使えません。

ということで、
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間柱に50mmの木ネジで固定。

他の必要箇所も短いタッピングネジで固定して
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据付板が付きました。

室内機の取り付け準備に入ります。
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室内機本体のパイプ接続部はラップが巻いてあり保護されていました。

これは重要なことで、中にホコリやゴミ、虫などが入り冷媒回路が詰まって故障することを防止します。また接続面の傷つき防止になりガス漏れリスクを軽減します。

業者などでビニルテープを巻いて保護する方がいますが、この場合一時的には問題ありませんが長時間そのままにしているとテープの接着剤の成分が冷凍機油と混ざって変化し接続面に固着してしまうことがあります。

室内機の配管方向が以前(右配管)と異なり左後ろ配管なので、
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このように180度パイプを回転させます。

180度ねじるわけですから、根元の銅管はストレスを受けて折れてしまうことがあります。特に移設回数の多いエアコンでは繰り返しの曲げで銅管が硬化していて折れやすくなっています。

それをできる限り防ぐために
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スプリングを差し込みます。

この太さのスプリングはエアコン工具としてはないため、ある工具を流用して使用しています。

左向きになりました。
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スプリングはすんなりと抜けてツブレもありません。

使用するパイプはお客さまが準備していた新品のパイプセット
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室内、室外機間の電線はVVF1.6mmが使用されていたため、損失改善のためVVF2.0mmをお勧めし交換しました。
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準備が整ったら室内機を引っかけて
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施工しやすいように全面グリルを外して本体下側を浮かせています。

室内機を下に置いたままパイプを接続して引っかける方法もありますが、それは難点があるので今回は使いません。

次は配管の準備に入ります。
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パイプセットはすでにフレア加工がされています。

キャップをとると
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きれいにフレア加工されています。

でも切断。
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少しフレアが小さいことと、肉厚が薄いと感じました。

工場の機械でフレアを加工しているためだと思います。

また、細いパイプと太いパイプの長さが同じでは室内機で接続する際に合わないため切断して長さを本体側と合わせます。

フレア加工が終わりました。
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あとは曲げ加工して接続します。

ここからは写真を撮らずに施工に没頭して取付完了。
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いきなり終わりです。

試運転ではガス量も問題ないようで正常な温度が出ていました。

最後にお客さまから使用しなかったコーテープ(パイプを巻くテープ)をいただきました。
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有り難うございました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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